#author("2021-02-04T06:13:31+09:00","","") *《&ruby(エターナル・ガード){魂と記憶の盾};》 [#y64340ff] |魂と記憶の盾 VR 光/水文明 (3)| |呪文| |進化ではないクリーチャーを1体選び、裏向きにして、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに置く。| [[DM-11]]で登場した[[光]]/[[水]]の[[エターナル呪文]]。 [[サイクル]]中、屈指の[[汎用性]]と強さを誇る[[カード]]で、[[バトルゾーン]]にある[[進化]]ではない[[クリーチャー]]を1体選び、[[シールド送り]]にする。 相手[[クリーチャー]]に唱えれば[[除去]]となり、自分の[[クリーチャー]]に唱えれば[[シールド追加]]、[[S・トリガー]][[クリーチャー]]の再利用にもなる。 相手に使うと[[シールド]]を1枚与えてしまうことを考慮されてこの[[コスト]]設定がなされたのだろうが、[[光]]と[[水]]が得意な[[コントロール]]では、[[バトルゾーン]]を[[制圧]]してから最後にまとめて[[シールド]]を[[ブレイク]]するのが普通であるため、大した[[デメリット]]にはならなかった。 [[ライブラリアウト]]系の[[【除去コントロール】]]に至ってはそもそも[[シールド]]は完全に無視されるため、相手の[[シールド]]が何枚増えようが全く関係なかった。むしろ[[シールド]]に埋められると[[墓地]]以上に[[回収]]手段が限られるため、逆に安心感すらあるといえた。 自分に対しては、主に[[S・トリガー]]獣を仕込むのが効果的。積極的に狙えるものではないが、シールドが0の時にスーパー・S・トリガー獣を仕込むのもいい。 **ルール [#a0121e99] -[[進化クリーチャー]]は対象に取れない。自分の[[進化クリーチャー]]に使って[[シールド]]を2枚増やすのを防ぐためだろうが、それ以上に[[進化クリーチャー]]まで[[除去]]できるのでは強力すぎるからだろう。 **他のカードとの関係 [#ifc4c7b7] -[[DM-39]]で全く同様の[[能力]]を持つ[[《超次元ガード・ホール》]]が登場している。7マナとはいえ同時に10[[コスト]]の[[サイキック・クリーチャー]]を出せるので、そちらもかなり凶悪な[[スペック]]である。 -[[《魔光王機デ・バウラ伯》]]などの[[呪文]][[回収]][[クリーチャー]]で《魂と記憶の盾》を[[回収]]して、その[[クリーチャー]]を[[シールド]]に埋めて時間稼ぎ、というテクニックがある。残り[[シールド]]1枚前後の接戦で有効なテクニック。 -[[DM-22]]で類似[[効果]]の[[《セレスティアル・アーク》]]が登場したが、6[[コスト]]と重くほとんど使われなかった。その後、[[DMR-05]]では[[S・トリガー]]付きの[[《パニック・ルーム》]]が登場。相手の[[非進化]][[クリーチャー]]にしか使えないが、こちらは[[城]]を剥がすことができる。 **環境において [#b6217e2a] [[DM-11]]でこのカードが現れるまで[[青]]・[[白]]に使いやすい除去呪文が少なく、たった3[[コスト]]で除去を行えることから当時全盛を誇った[[《アクアン》]]系デッキでの活躍を期待された。 直後に[[《アクアン》]]は殿堂入りしてしまうが、このカードと[[《宣凶師ベリックス》]]を搭載した[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]が成立するとそちらで主力を担い、強力な[[墓地回収]][[能力]]を持つ[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]や[[マナ]]から展開を行う[[《母なる大地》]]の[[メタカード>メタゲーム]]としても活躍した。 [[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]が環境に進出すると、そちらが現役だった当時では[[《インフェルノ・ゲート》]]や[[《母なる大地》]]がよく使われたため、それらへの[[メタカード>メタゲーム]]として[[【除去サファイア】]]が[[転生編環境]]から[[不死鳥編環境]]のトップメタに立つ。 [[極神編環境]]では[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]をベースにした[[【除去ガーディアン】]]や[[【ボルメテウスコントロール】]]での活躍が目覚ましく、相変わらず軽量[[ハンデス]]と共に[[【除去コントロール】]]の強靭な基盤を支えていた。 「[[進化クリーチャー]]以外なら苦労して出したものも3[[マナ]]ですぐ消されるのでゲームの幅が狭まる」、「[[光]]と[[水]]に実質的に[[闇]]より強い[[確定除去]]があるのはおかしい」などの批判がなされていた。その強さから2008年4月15日から[[殿堂入り]]した。 [[殿堂入り]]から程無い[[DM-30]]では疑似的な[[シールド回収]]手段として[[《ハッスル・キャッスル》]]や[[《福腹人形コダマンマ》]]が登場。また[[神化編]]では[[進化クリーチャー]]が[[メタゲーム]]の主流になったため、[[除去]]したい相手を選べない場面が増えた。 以降は[[色]]の合う[[デッキ]]の軽量除去として使われていたが、[[革命編環境]]では進化を多用する[[【レッドゾーン】]]がトップメタに躍り出たうえ、[[革命ファイナル環境]]から[[新章デュエル・マスターズ環境]]にかけて[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]で[[シールド回収]]ができる[[【ロージアミラダンテ】]]が環境上位に名前を見せ、環境的に[[除去]]としての抜け道が多くなったことが露呈された。 そんな中、[[DMRP-05]]で[[《ヘブン・デ・エンドレーサ》>《龍装の悟り 天命/ヘブン・デ・エンドレーサ》]]が登場。《ヘブン・デ・エンドレーサ》はこちらより[[コスト]]が1重く、相手の[[クリーチャー]]しか選べないが、[[進化]]も選べる上に[[ツインパクト]]であることに軍配が上がる。 だからといって一線を退いたわけではなく、[[双極篇環境]]では[[《天使と悪魔の墳墓》]]に寄せて[[殿堂入り]][[カード]]を増やした[[グッドスタッフ]]型の[[【ドロマー超次元】]]で使われるケースが一定数あった。[[【ウーニループ】]]においても望まぬタイミングで捲れた[[《貝獣 ウーニ》]]を再度[[シールドゾーン]]に装填するための隠し味として使われることがあった。 [[超天篇環境]]では[[【ナウ・オア・ネバーループ】]]における色の合う除去札として投入されるケースもあった。 その後、[[除去]]の[[インフレ]]、[[十王篇]]での[[シールド回収]]関連の強化を受けて2020年7月1日付で[[殿堂解除]]された。 **その他 [#zf7dec02] -[[フレーバーテキスト]]にある「神秘のオーロラ」だが、[[カードイラスト]]で「神秘のオーロラ」に包み込まれている[[クリーチャー]]は、守られているのか封じられているのか判然としない。[[カード名]]から考えるに、自分の[[クリーチャー]]を[[シールド]]化して守りを固めることを想定されていたのだろう。もちろん現実には逆の結果となってしまったが。 --また、神秘のオーロラの後[[《逆転のオーロラ》]]に包まれると、クリーチャーは更にマナゾーンに送り込まれる。 -[[カードイラスト]]を注視すると、右下に[[《アクア・エージェント》]]の姿がある。 -[[《調和と繁栄の罠》]]と共に初めて[[ウルトラゴールデンカード]]で[[再録]]された[[ベリーレア]]である。 -アニメ「デュエル・マスターズ キング」9話では[[キラ]]と[[メガネ]]のデュエマで[[ウルトラゴールデンカード]]のこの呪文によって[[メガネ]]の[[《「陰陽」の鬼 ヨミノ晴明》]]を[[メガネ]]の3枚目のシールドとして追加させた。 -漫画「FE」では[[S(シズカ)]]がスペインでの[[黒城 凶死郎]]戦で使用。[[《従獄の凶獣ドルベロス》]]を[[シールド送り]]にした。この時ハンデと称していたが、Sの[[デッキ]]は[[コントロール]]に分類される[[【アドミラルロック】]]だったので大した利敵行為にはなっていない。他には[[白凰]]が[[Y(イエスマン)]]戦で使用している。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#l14a40f1] |魂と記憶の盾 VR 光/水文明 (4)| |呪文| |相手の進化でないクリーチャー1体を持ち主のシールドゾーンに加える。そのクリーチャーのコストが3以下なら、カードを1枚引く。| コストが4に増加。 自分のクリーチャーを選べないようになり、シールド送りしたクリーチャーのコストが3以下ならカードを1枚引く効果が追加された。 進化クリーチャーを除去できないのが痛手になることはあるが、コスト4でパワーに制限のない確定除去でここまで範囲が広ければ十分だろう。確定除去の弱点とも言える「ウィニーを除去してしまっては相手へのダメージが少ない」点もキャントリップで補っている。 [[pig]]持ちなど破壊に反応するクリーチャー、[[墓地利用]]するカードは多い一方で、[[シールド送り]]に反応するクリーチャー、[[シールド回収]]ができるカードは少ない。文明さえ合えば多くのコントロールデッキで使えると言える。 公開ゾーンであるバトルゾーンから[[シールド送り]]するため、お互いのプレイヤーはそのシールドが何のクリーチャーだったか見ることができるようになっている。>[[TCG版との差異点(デュエル・マスターズ プレイス)]] -TCG版では、除去の得意な[[闇]]文明以上のコストパフォーマンスだったため[[殿堂入り]]していたカードである。コストが4([[《デス・スモーク》]]や[[《死の宣告》]]などといった、パワー指定のない相手1体の除去の一般的なコスト)と同じになるのはやむなしだろう。 --[[シールド送り]]という回収しづらい除去を4マナで使えるという点は依然として強力であり、色の合うコントロールデッキにはよく採用されている。なお、《デス・スモーク》は《魂と記憶の盾》の優秀さには勝てず使用率は雲泥の差がある。 -また、自分の[[S・トリガー]]クリーチャーを使い回すことができなくなった。[[バウンス]]で自分のクリーチャーが選べなくなっているのと同じく、試合の遅延を抑止するためかもしれない。 -コストが増えてしまった代わりに条件付き[[キャントリップ]]が追加された。コスト3以下の多い速攻相手には単体除去も1ドローも効果が薄いが、ビートダウンやコントロール対面でコスト3以下のシステムクリーチャー([[《コッコ・ルピア》]]など)を除去できればおいしい。 -[[DMPP-05]]までの呪文ロックは[[《聖霊王アルカディアス》]]と[[《ガイアクラッシュ・クロウラー》]]の2枚があるが、その両方の影響を受けず唱えることができる。 --全ての呪文が対象の[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]や[[《封魔ゴーゴンシャック》]]の影響は受ける。 -[[DMPP-07]]までの[[カードプール]]で、能動的に[[シールド回収]]ができるカードは以下の2枚。 --[[《マーシャル・クイーン》]] --[[《ヤット・パウル》]] -[[DMPP-07]]までの[[カードプール]]で、ランダムまたは間接的に[[シールド回収]]ができるカードは以下の4枚。 --[[《黒神龍ブライゼナーガ》]](3枚をランダムに回収) --[[《黒神龍ガルバロス》]](6つの効果の中からシールド回収が選ばれたときのみ) --自分に[[シールド焼却]]を使い、その後[[墓地回収]] ---[[《ボルカニック・アロー》]] ---[[《灼熱波》]] 相手がこれらのカードをデッキに入れていない場合、相手がシールド送りにされたクリーチャーを使う機会はまずない。 ただ、[[墓地]]や[[マナ]]に送られたカードの回収には[[探索]]があるのに対し、シールドを対象とする場合は[[探索]]がなく自由に選べることを考えると、[[シールド送り]]は相対的にやや弱体化している。 **[[サイクル]] [#oe1bb301] [[DM-11]]と[[DMPP-05]]の[[エターナル呪文]][[サイクル]] -''《魂と記憶の盾》'' -[[《英知と追撃の宝剣》]] -[[《憎悪と怒りの獄門》]] -[[《破壊と誕生の神殿》]] -[[《調和と繁栄の罠》]] **関連カード [#o61940b1] -[[《セレスティアル・アーク》]] -[[《エターナル・スパーク》]] -[[《スーパー・エターナル・スパーク》]] -[[《超次元ガード・ホール》]] -[[《パニック・ルーム》]] -[[《邪眼と魔銃の盾》]] -[[《記憶の精霊龍 ソウルガルド》]] **[[フレーバーテキスト]] [#m951d2c7] -[[DM-11]] '''神秘のオーロラがすべてを包み込む!''' -[[DMX-01]] '''神秘のオーロラは、肉体から分離した魂を使い記憶の彫像を作り上げる。''' -[[DMX-12]] '''多くの魂が記憶されている。''' -[[DMD-24]] '''相手を[[盾に追い詰め>シールド送り]]、そして[[焼き尽くす>シールド焼却]]!''' -[[DMX-24]] '''デュエデミー賞受賞会場には、候補者をはじめとして、多くのデュエマ界の著名人が集結した!彼らの安全のため、最高級のセキュリティとしてエターナル・ガードが用意された。''' -[[DMPP-05]] '''その盾は、あらゆる敵を神秘のオーロラで[[封じ込める>シールド送り]]。''' **収録セット [#v2478ef1] ***[[デュエル・マスターズ]] [#wcd59d43] -illus.[[Sansyu]] --[[DM-11 「聖拳編 第2弾 無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)」>DM-11]] --[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」>DMX-01]] --[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]] --[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」>DMD-24]] --[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」>DMX-24]]([[フルフレーム]]) --[[DMRP-10 「超天篇 第2弾 青きC.A.P.と漆黒の大卍罪」>DMRP-10]]([[ウルトラゴールデンカード]]) -illus.[[Mikio Masuda]] --[[DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」>DMC-57]] ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#ma58a77c] -illus.[[Sansyu]] --[[DMPP-05 第5弾 「永遠の戦渦 -VORTEX OVERLOAD-」>DMPP-05]] **参考 [#yfafafd1] -[[タップイン]] -[[バトルゾーン]] -[[非進化]] -[[クリーチャー]] -[[シールド送り]] -[[シールド追加]] -[[埋まる]] -[[殿堂入り]]→[[殿堂解除]] -[[エターナル呪文]] &tag(呪文,光文明,水文明,多色,コスト3,非進化,シールド送り,殿堂解除,・,VR,ベリーレア,Sansyu,Mikio Masuda);