#author("2020-05-05T09:31:03+09:00","","")
*《&ruby(ようえん){陽炎};の&ruby(しゅごしゃ){守護者};ブルー・メルキス》 [#db6fde6a]

|陽炎の守護者ブルー・メルキス SR 光/水文明 (6)|
|クリーチャー:ガーディアン 8500|
|このクリーチャーが相手のシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに見せる。その中の「S・トリガー」を持つ呪文をすべて、自分がコストを支払わずに唱え、その後持ち主の墓地に置く。それ以外のカードを、持ち主の手札に加える。|
|W・ブレイカー|

[[DM-10]]で登場した[[光]]/[[水]]の[[ガーディアン]]。  

[[ブレイク]]する[[シールド]]を[[置換効果>ブレイク置換効果]]で[[表向き]]にし、それが[[S・トリガー]]の[[呪文]]ならば自分が使用できる[[能力]]を持つ。相手の[[S・トリガー]][[呪文]]を逆利用しつつ、それが[[手札]]に加えられることも防げる。初の[[呪文横取り]][[能力]]を持ったクリーチャーである。

強力な[[S・トリガー]][[呪文]]には[[《地獄門デス・ゲート》]][[《デーモン・ハンド》]][[《ドンドン吸い込むナウ》]][[《グローバル・ナビゲーション》]]、各種[[スパーク]]などがあり、それらを横取りして使用を封じつつ、[[アドバンテージ]]を得ることができる。

使い勝手は[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]や[[《真実の名 ボルメテウス・ゼロ・ドラゴン》]]に近い。[[シールド焼却]]に比べて相手に[[手札]]を与えてしまうのはネックだが、そちらには無い[[メリット]]もあると言える。それらよりも[[マナコスト]]が若干[[軽い]]のも嬉しい。

欠点は[[呪文]]以外の[[S・トリガー]]には無力なこと。使用率の高い[[《アクア・サーファー》]]や[[《終末の時計 ザ・クロック》]]は普通に使用されてしまう。また、[[呪文]]の[[S・トリガー]]ならば[[強制]]で使用しなければならないため、[[《アポカリプス・デイ》]]を踏んで[[クリーチャー]]が全滅してしまう場合もある。

また、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]同様に[[召喚酔い]]するため、相手の[[ブロッカー]]や[[除去]]はしっかり対策しておくべき。

[[【ガーディアン】]]の[[フィニッシャー]]というよりは、[[【ボルメテウスコントロール】]]のような[[デッキ]]で使っていくのがいいだろう。

**ルール [#a8527aa2]
-相手の呪文を唱える処理については、[[呪文横取り]]を参照。

-[[《アクア・サーファー》]][[《アクテリオン・フォース》]]などの呪文でない[[S・トリガー]]が出た場合、相手はそれを使用することができる。以前は、[[ブレイク]]ではないため相手は[[S・トリガー]]を使えないことになっていたが、裁定変更により[[ブレイク]]でなくても[[S・トリガー]]を使えるようになった。(→[[エラッタ]])

-[[ブレイク置換効果]]なので、[[《無敵城 シルヴァー・グローリー》]]などの[[置換効果]]を持った[[城]]でも剥がすことが可能であり、[[ブレイク]]時に誘発する[[能力]]はトリガーしない。

-「相手はそのシールドを手札に加えるかわりに見せる。」までが[[置換効果]]。「それ以外のカードを、持ち主の手札に加える。」は置換効果ではないため、表向きの[[シールド・ゴー]]を持ったクリーチャーは自身の置換効果で墓地に送られる。

-[[《星龍パーフェクト・アース》]][[《天雷龍姫エリザベス》]][[《星龍の記憶》]][[《「俺」の頂 ライオネル》]]などは、全て「自分の[[手札]]に加えられる」[[シールド]]のみに[[効果]]を及ぼす。よって、それらの[[能力]]が有効であっても、元々[[S・トリガー]]を持っていない[[呪文]]は唱えられない。

-バトルゾーンに相手の[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]などがいると唱えられなくなる。ただし、できることは全て行われるため、たとえ唱えなかったとしても、「その後持ち主の[[墓地]]に置く」の[[テキスト]]に従って[[呪文]]は持ち主の[[墓地]]に置かれる。

-[[《神人類 ヨミ》]]の[[能力]]で[[ブレイク]]が封じられている場合、そもそも[[ブレイク置換効果]]が発生しないため、[[シールド]]が[[表向き]]になることもない。

-「唱えても良い」ではなく「[[唱える]]」なので、[[S・トリガー]]であれば[[《アポカリプス・デイ》]]など自分に被害が加わる[[呪文]]であっても必ず唱えなければならない。

**その他 [#z73115c1]
-[[《パクリオ》]]で相手の[[S・トリガー]][[呪文]]を[[シールド]]に埋め込み、それをこの[[カード]]でプレイするという荒業も。

-呪文を墓地に置く効果は置換効果ではないため、[[チャージャー]]は墓地に置くかわりに持ち主の[[マナゾーン]]に置かれる。呪文を墓地に置く部分を含め置換効果である[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]とは挙動が異なる。
--TCG版では[[《龍素記号Cg ダイシャリン》]]ぐらいでしかチャージャーと《ブルー・メルキス》の踏み倒しを両立する方法がない。しかし効果が変更されたデュエプレ版ではチャージャーと《ブルー・メルキス》の踏み倒しが両立する機会が容易に発生する。これに伴い[[FAQ>https://dmps.takaratomy.co.jp/faq-cardrule/no-0026]]にも回答が書かれることになった。

-[[ツインパクト]]の登場によって呪文面を逆利用できるケースが増えた。

-[[《超銀河剣 THE FINAL》]]を[[クロス]]すれば、相手と自分の[[S・トリガー]][[呪文]]をすべて唱えられる。[[オーバーキル]]すぎて実用性は皆無だが。

-「陽炎」は一般的に「かげろう」と読まれるが、この[[カード]]では「ようえん」と読む。

-相手のカードを扱うため取り扱いには気をつけなければいけない。カードの扱いのトラブルには気を付けよう。

-水文明に相当する種族を持っていない。

-漫画「デュエル・マスターズ」では[[勝舞>切札 勝舞]]戦でヤカンマンが使用。先に[[《電脳聖者エストール》]]で勝舞の[[シールド]]を確認し、[[S・トリガー]]の[[《幻竜砲》]]で[[《沈黙するバックラー・ホーン》]]を焼いた。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、能力で横取りできる呪文に制限がなくなった。なお、ブレイクして複数呪文があった場合はその順番をプレイヤーが選ぶことができる(唱えないという選択はできない)。
また、「コストを支払わずに」という記述が抜け落ちており、本来ならコストを支払う必要があるように見えるが、本家同様コストを支払わずに唱えられる。
--[[《サウザンド・スピア》]]などで自滅の可能性も生まれてしまったが、大体の場合でメリットとして働くだろう。
//-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では「コストを支払わずに」という記述が無いので本来ならコストを支払う必要があるが、コストを支払わずに唱えられてしまう不具合が存在する。
//上記の挙動は不具合の可能性有り_現時点では仕様ということで保留//
--TCG版とは違い、このカードの攻撃がブロックされずにシールドを減らした場合でも、シールドをブレイクした扱いとなり、[[ターボラッシュ]]等の能力が誘発する。これはブレイクするシールド全てが呪文で、実際に手札に加わるカードがない場合でも同様。

**関連カード [#qc8053b9]
-[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]
-[[《天革の騎皇士 ミラクルスター》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#x3a116c6]
-[[DMPP-03]]
'''[[光]][[文明]]と[[水]][[文明]]の技術の叡智の結晶。[[反撃>S・トリガー]]を許さない究極の兵器。'''

**収録セット [#vf508ad2]
***[[デュエル・マスターズ]] [#pf329d71]
-illus.[[Tsuu]]
--[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]
--[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」]]
***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#g53be743]
-illus.[[Tsuu]]
--[[DMPP-03 第3弾「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」>DMPP-03]]

**参考 [#p365a470]
-[[ガーディアン]]
-[[タップイン]]
-[[シールド]]
-[[ブレイク]]
-[[手札]]
-[[置換効果]]
-[[呪文横取り]]
-[[見せる]]
-[[S・トリガー]]
-[[呪文]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[唱える]]
-[[W・ブレイカー]]

&tag(クリーチャー,光文明,水文明,多色,コスト6,ガーディアン,パワー8500,W・ブレイカー,ブレイク時,呪文横取り,・,スーパーレア,Tsuu);