#author("2022-07-25T18:19:52+09:00","","")
#author("2024-03-07T23:20:51+09:00","","")
*《&ruby(しんかせっけいず){進化設計図};》 [#f11f9876]

|進化設計図 R 自然文明 (2)|
|呪文|
|''S・トリガー''|
|自分の山札の上から6枚を表向きにする。その中から進化クリーチャーをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを好きな順で自分の山札の一番下に戻す。|
|''S・トリガー''(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)|
|自分の山札の上から6枚を表向きにする。その中から進化クリーチャーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。|

[[DM-14]]で登場した[[自然]]の[[S・トリガー]][[呪文]]。

自然文明の「○○設計図」呪文の元祖である。この呪文では複数の[[進化クリーチャー]]を[[手札]]に加えられる。

[[進化クリーチャー]]は構造上、単体ではバトルゾーンに出ることができないので、必然的にデッキに入れる枚数が少なくなりやすい。その都合から「設計図」呪文でも見る枚数がかなり多い。
登場当時の[[進化クリーチャー]]は、バトルゾーンに進化元となるクリーチャーを必要とするものしかなかったため、必然的にデッキに入れる枚数が少なくなりやすかった。その都合から「設計図」呪文でも見る枚数がかなり多い。
[[コスト]]的に1枚引ければまずまず。2枚以上を手札に加えることができれば、[[《エナジー・ライト》]]などの基本的な[[ドローソース]]を上回るコストパフォーマンスとなる。

驚異的な最大[[手札補充]]枚数にもかかわらず[[S・トリガー]]が付いているが、当時の進化の在り方を巡る感覚では[[S・トリガー]]が付いていなければ2コストですら弱いという公式側の見方があったと思われる。

[[戦国編]]の[[マナ進化]]、[[神化編]]の[[墓地進化]]・[[手札進化]]・[[デッキ進化]]、[[革命編]]の[[侵略]]、[[王来MAX]]の[[S-MAX進化]]と、進化の在り方がどんどん変化していき、進化クリーチャーの割合を増やしたデッキを構築することが可能になっていった。それに伴い安定して得られるハンドアドバンテージもどんどん強化されている。
しかし、バトルゾーンに進化元を用意する必要がない[[戦国編]]の[[マナ進化]]、[[神化編]]の[[墓地進化]]・[[手札進化]]・[[デッキ進化]]、ついに進化元すら必要ない[[王来MAX]]の[[S-MAX進化]]と、進化の在り方がどんどん変化していき、進化クリーチャーの割合を増やしたデッキを構築することが可能になっていった。それに伴い安定して得られるハンドアドバンテージもどんどん強化されている。

また、この呪文を「召喚するクリーチャーを得るため」ではなく「出す以外の目的で使う手札を集めるため」に使う運用もできる。>[[【強欲ユニバース】]]
[[王来篇]]では[[《巨大設計図》]]を「墓地に置くための手札を集めるため」に採用した[[【グルメ墓地ソース】]]が流行したため、《進化設計図》も同様に手札の枚数の観点で使われる可能性を秘めている。

**環境において [#zcd6d936]
当初は「大量手札補充できるほど進化クリーチャーをデッキに投入できるはずがない」という理由で酷評が大半であった。既に[[《アストラル・リーフ》]]が[[殿堂入り]]に指定され、[[【リキッド・ピープル】]]などの[[【青単速攻】]]が盛りを過ぎ、進化クリーチャーを重用するデッキが衰えていたのも大きい。

その後、[[戦国編環境]]で[[マナ進化]]を重用する[[【赤緑速攻】]]が台頭すると、「進化先だけ補充しても動けない」というデメリットが幾分か目立たなくなり、そちらにおける初動として利用価値が生まれたことでようやくまともな評価を受けるようになった。
登場当初は、バトルゾーンに進化元を必要とする進化クリーチャーしかなかったため、手札に進化クリーチャーばかり引き込んでも無駄であり、それどころか《進化設計図》のためにデッキに進化クリーチャーばかり詰め込むという[[デッキビルディング]]自体が本末転倒であった。
使うとすれば、2ターン目《進化設計図》→3ターン目[[《コッコ・ルピア》]]→4ターン目適当なドラゴン→5ターン目[[《超竜バジュラ》]]の流れを作る[[サーチ]]札だったと思われる。

[[不死鳥編]]で[[進化]][[フェニックス]]の種類が増えて[[《強欲の開拓》]]との[[コンボ]]が成立したが、安定性の低さが目立ち、[[環境]]に影響を与えるまでには至らなかった。

その後、[[戦国編環境]]で[[マナ進化]]を重用する[[【赤緑速攻】]]が台頭すると、「進化先だけ補充しても動けない」というデメリットが幾分か目立たなくなり、そちらにおける初動として利用価値が生まれた。

[[革命編環境]]では[[【緑単ベアフガン】]]を中心として[[自然]]系の[[侵略]][[デッキ]]で活躍。

その後永らく活躍らしい活躍は無かったが、[[DMRP-20]]発売を機に[[【モモキングJO】]]が成立すると、その初動として採用されるようになる。
その後、永らく活躍らしい活躍は無かったが、[[DMRP-20]]発売を機に[[【JO退化】]]が成立すると、その初動として一気に脚光を浴びる。この[[デッキ]]は[[手札]]の[[進化]][[モモキング]]の枚数が[[デッキ]]の出力に直結するため、大量の[[手札補充]]ができるこのカードと非常に相性がよかった。コンボの核である[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]も進化クリーチャーなので《進化設計図》で拾うことができた。
[[《無双龍騎 ボルバル・モモキング》]]から[[暴発]]することで詰めにも利用でき、必須級のカードとして活躍するに至った。

[[【モモキングJO】]]の活躍に隠れがちだが、[[【赤緑タマシードアポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】#v411d9ae]]の安定ルートにおけるパーツとしても知られる。
[[【赤緑タマシードアポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】#v411d9ae]]の安定ルートにおけるパーツとしても使われ、いよいよ[[殿堂カード]]化が濃厚になった。

2コストの[[手札補充]]手段としてあまりに大量の[[ハンドアドバンテージ]]を得ることができ、さらにそれが環境に大きな影響を与えるようになったことから、2022年夏の[[殿堂レギュレーション]]改訂における[[殿堂入り]]候補に大本命として名前が挙がるようになった。このまま無制限であれば今後[[S-MAX進化]]などの新たな進化の開発の障害になるのも大きい。
しかし、2024年3月11日付けの[[殿堂レギュレーション]]改訂では[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]が[[殿堂入り]]に指定され、結果的にこのカードは殿堂カード指定は免れた。
既に[[【JO退化】]]でも運用例があり、危険なカードなのは間違いないこれが生き残る采配がされたのは少なくないプレイヤーにとってはまさかの結果だった。

//《アポロヌス・ドラゲリオン》を盾にして逃げ切ったと見る者が多い。
//『いきなりつよい速攻』の魅力上げのため、《アポロ》本体が公式に疎まれた説も出ている。

**比較対象 [#a269e374]
-比較対象はやはり[[《エボリューション・エッグ》]]。こちらは一度に複数枚手札に加えられる爆発力が売りだが、狙いのカードが来ないばかりか不発に終わる可能性もあるという不安定さが欠点となる。
いずれにせよ、[[自然]]で[[進化クリーチャー]]メインになるならばどちらかは候補に挙がってくる。
-比較対象はやはり[[《エボリューション・エッグ》]]。こちらは一度に複数枚手札に加えられる爆発力が売りだが、狙いのカードを引き込みにくいばかりか、デッキ構築しだいでは不発に終わる可能性もあるという不安定さが欠点となる。

-この[[カード]]と[[《強欲の開拓》]]によって[[フェニックス]]など[[進化クリーチャー]]で[[種族]]の条件が同じカードを多く[[マナ]]に置く事ができる。専用の[[デッキ]]を組む必要があるがこのカードが活躍するデッキではよく見かけるコンボの一つ。3[[ターン]]目に多くのマナがそろうので、決まれば有利な対戦に運べる。しかしデッキの構造上どちらか1枚でも[[手札]]に来ない場合動けないので、必然的にギャンブル性の高い[[ファンデッキ]]となる。

**カードイラストについて [#q2e49350]
-[[DM-14]]にて[[《無垢の宝剣》]]が描く設計図は[[《聖霊王アルカディアス》]]、[[《超竜バハム》]]、[[《悪魔神バロム》]]となかなか豪華な顔ぶれがそろっている。&br;また、[[DM-32]]で[[再録]]されたこのカードでは、[[《無垢なる刃ビャッコ》]]が、[[《超聖竜シデン・ギャラクシー》]]を描いている。しかし、ビャッコ一体では超聖竜には進化できない。
[[DMR-18]]では[[《獣軍隊 ベアッサー》]]が[[《超獣軍隊 ベアフガン》]]を描いている。これまでと異なり[[デザイナーズコンボ]]が描かれている。

**再録について [#w99e77d5]
-[[DM-32]]で[[再録]]された。同[[エキスパンション]]で様々な[[進化]]方法が登場したことにより、デッキのほとんどを進化クリーチャーで構成する事も可能となった。そのため、構築次第ではこの[[カード]]は凄まじく高性能な[[ドロースペル]]になる可能性がある。
[[DMR-18]]にて再び[[再録]]。[[《獣軍隊 ベアッサー》]]と[[《超獣軍隊 ベアフガン》]]のコンボにより注目されていたカードである為、絶妙なタイミングでの再録となった。
[[DMSD-17]]で三度[[再録]]。[[スター進化]]登場に合わせ、[[自然]]の[[手札補充]]として収録されたと思われる。
--[[革命編]]時点で通常拡張パック内でしか再録経験のない珍しいカードであったが、[[DMSD-17]]の再録でその記録は途絶えた。

**その他 [#v53d08cc]
-このカードにちなんでか、「デッキの上数枚から条件に合ったカードを任意の枚数[[手札]]に加える」[[能力]]を持った呪文は「~設計図」というカード名になっているものが多い。
ただし、初の派生カードである[[《未来設計図》]]のみ手札に加える枚数が1枚で固定となっている。
また、「図」からの連想なのか「マップ」というカード名を持つ[[サーチ]][[呪文]]もいくつか存在する。([[《トレジャー・マップ》]]など)
派生カードでも、すべて手札に加えることができてしまうと凶悪すぎる場合は、最大枚数が固定となる。[[DMRP-20]]時点で[[《未来設計図》]][[《蒼狼設計図》]][[《凸凹設計図》]]が存在する。

-[[神化編]]、[[革命編]]、[[王来篇]]と[[再録]]されたシリーズの次のシリーズが終わると主人公が交代するジンクスを持つ。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#k0da5858]
|進化設計図 UC 自然文明 (2)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分の山札の上から6枚を表向きにする。その中から進化クリーチャーをすべて自分の手札に加え、それ以外をランダムな順番で自分の山札の一番下に置く。|

[[DMPP-12]]で実装。[[レアリティ]]が[[アンコモン]]に変更され、山札に戻す順番が選べないようになった。

TCG版では[[【グルメ墓地ソース】]]や[[【モモキングJO】]]といったデッキが開拓されていた時期であり、デュエプレに実装された際も2枚以上加える前提のデッキが考察されていた。
TCG版では[[【グルメ墓地ソース】]]や[[【JO退化】]]といったデッキが開拓されていた時期であり、デュエプレに実装された際も2枚以上加える前提のデッキが考察されていた。

[[DMPP-12]]期には[[マナ進化]]、[[デッキ進化]]、[[手札進化]]ばかりで構成された[[青赤緑]]のデッキが第一に考えられたが、個々のカードパワーが低く環境に進出はできなかった。
また、この弾には[[墓地進化]]に[[《大邪眼B・ロマノフ》]]、[[《暗黒の悪魔神ヴァーズ・ロマノフ》]]、[[《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》]]の3種が登場していたが、まだ《進化設計図》入り[[【大邪眼B・ロマノフ】>【大邪眼B・ロマノフ】 (デュエプレ)]]はほとんど見られなかった。

[[DMPP-13]]期には[[墓地進化]]に[[《死神術士デスマーチ》]]が追加される。
第7回[[BATTLE ARENA]]終了後に、参加者たちが実績を残したデッキレシピを自主公開する動きが見られ、[[《死神術士デスマーチ》]]と《進化設計図》を入れたタイプの[[【大邪眼B・ロマノフ】>【大邪眼B・ロマノフ】 (デュエプレ)]]が広く知られる形となった。

[[DMPP-15]]期には進化獣を10~12枚入れた[[【スノーフェアリー】>【ダイヤモンド・カスケード】 (デュエプレ)]]に採用された。

**関連カード [#q1c94368]
-[[《エボリューション・エッグ》]]

-「設計図」呪文
--[[《未来設計図》]]
--[[《巨大設計図》]]
---[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]
--[[《純白設計図》]]
--[[《野生設計図》]]
--[[《蒼狼設計図》]]
--[[《凸凹設計図》]]
-[[《未来設計図》]]
-[[《巨大設計図》]]
-[[《純白設計図》]]
-[[《野生設計図》]]
-[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]
-[[《蒼狼設計図》]]
-[[《凸凹設計図》]]
-[[《無法設計図》]]
-[[《氷打の妖精/巨打設計図》]]

-[[《ジャンボ・ラパダイス》]]
-[[《弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!!》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#y188bfc9]
-[[DMSD-17]]&br;'''この[[カード]]を使えばめくれただけ[[スター進化クリーチャー]]を[[手札]]に加えられるぞ! [[手札]]がたくさん増えれば、その分[[スター進化]]しまくれるぞ!!'''
-[[DMPP-12]]&br;'''衛星ラムーンから注がれた力は[[進化]]に[[新たな可能性>究極進化]]をもたらした。'''
-[[DMPP-12]]&br;'''[[衛星ラムーン>《惑星生命体 ラムーン》]]から注がれた力は[[進化]]に[[新たな可能性>究極進化]]をもたらした。'''
-[[プライズ]]&br;'''「世界を知りたい!」 ――[[無垢の宝剣>《無垢の宝剣》]]'''

**収録セット [#nc739dc1]
***[[デュエル・マスターズ]] [#v798724d]
-illus.[[Syuichi Obata]]
--[[DM-14 「転生編(ジェネレート・ギア) 第1弾」>DM-14]](40/110)
--[[DMSD-17 「キングマスタースタートデッキ ジョーのスター進化」>DMSD-17]](9/14)
--[[DM23-EX2 「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」>DM23-EX2]](超22/超38)
--[[プロモーション・カード]](P6/Y4)([[アルトアート]])
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」>DM-32]](40/110)
-illus.[[Tutui Misa]]
--[[DMR-18 「革命編 第2章 時よ止まれミラダンテ!!」>DMR-18]](25/71)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#j9bc662c]
-illus.[[Syuichi Obata]]
--[[DMPP-12 「太陽の神歌 -NEXT EVOLUTION-」>DMPP-12]]
--[[プライズ]]([[アルトアート]])

**参考 [#g348c34e]
-[[S・トリガー]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[手札補充]]
-[[山札の下]]
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公式Q&A
>Q.''《進化設計図》''を使って、スター進化クリーチャーを手札に加えられますか?
A.はい、手札に加えられます。スター進化クリーチャーは進化クリーチャーです。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39559]]

>Q.''《進化設計図》''を使って、NEOクリーチャーを手札に加えられますか?
A.いいえ、手札に加えられません。バトルゾーン以外のゾーンにあるNEOクリーチャーは、進化クリーチャーではありません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39558]]

&tag(呪文,自然文明,緑単,単色,コスト2,S・トリガー,進化クリーチャーサポート,サーチ,R,レア,Syuichi Obata,Toshiaki Takayama,Tutui Misa,呪文 (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),緑単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト2 (デュエプレ),S・トリガー (デュエプレ),進化クリーチャーサポート (デュエプレ),サーチ (デュエプレ),ランダム (デュエプレ),UC (デュエプレ),アンコモン (デュエプレ),PR (デュエプレ),プライズ (デュエプレ),Syuichi Obata (デュエプレ));