#author("2020-08-02T07:17:23+09:00","","")
#author("2020-08-04T23:46:15+09:00","","")
*《&ruby(ちょうりゅう){超竜};バジュラ》 [#z1cf8a16]

|超竜バジュラ SR 火文明 (7)|
|進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン 13000|
|進化−自分のドラゴン1体の上に置く。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選んでもよい。相手はそれを自身の墓地に置く。|
|T・ブレイカー|
|''※殿堂入り''|

[[DM-08]]で登場した[[進化]][[アーマード・ドラゴン]]。

相手に2枚の[[ランデス]]を行う強力無比な[[アタックトリガー]]能力を持つ。

非常にシンプルだが強烈な効果を持ち、通常の[[チャージ]]を超える速度で[[マナ]]を奪っていくことができる。早期に[[除去]]できなければ、[[手札]]の除去札を使うマナすらなくなってしまう。単体で相手を完封しつつ殴りきってしまう可能性を秘めた、凶悪な[[フィニッシャー]]である。

[[進化クリーチャー]]のため[[召喚酔い]]が無くアタックトリガーを即使用できるのが強さの理由だろう。場に出した[[ターン]]に2[[マナ]]は[[ランデス]]できるので、仮に返しの[[ターン]]や[[S・トリガー]]で[[除去]]されても最低限の[[テンポアドバンテージ]]は稼げる。
次のターンまで生き残れば4枚[[ランデス]]である。ここまでくると[[除去]]されたところでそうそう巻き返されないほどの差がついてしまう。

ランデスするカードはこちらが選択できるため、多色デッキに対しては容易に[[色事故]]を誘発できる。2色デッキなら1回は耐え凌げるかもしれないが、3色以上のデッキでは特定の[[文明]]のマナが2枚以下という状況が頻発するため、特に効果的だろう。数の少ないマナを墓地送りにすることで、その後の行動を大きく縛ることができる。

[[進化元]]が[[ドラゴン]]限定かつ7[[コスト]]とやや重めだが、ランデス能力に加えパワー13000と登場した時期から考えれば破格の[[スペック]]である。

[[【ドラゴンランデス】]]や[[【ターボバジュラ】]]、[[【連ドラ】]]などでフィニッシャーを務め[[環境]]で活躍したが、[[極神編]]終盤の2008年4月15日に[[《インフィニティ・ドラゴン》]]や[[《魂と記憶の盾》]]など、[[不死鳥編]]から続く[[メタデッキ]]のエース達と共に[[殿堂入り]]となった。

殿堂入り後は[[《闘龍鬼ジャック・ライドウ》]]でサーチし高速召喚を狙う[[【闘龍鬼ジャック・ライドウ】]]や、重さをカバーしつつ進化元となって[[ロマネキャンセル]]も狙える[[《龍仙ロマネスク》]]との相性を買われ[[【ターボロマネスク】]]や[[【ロマネスクリアニメイト】]]で採用されていた。

[[サイキック・クリーチャー]]等でメイン[[デッキ]]外から進化元を用意することもできるなど、場に出す難易度自体は大幅に下がったが、
カードパワーの上昇・デュエルの高速化などから環境で採用される機会は無くなった。

[[ランデス]]と強力な[[進化]][[ドラゴン]]の象徴として、[[ドラゴン]]の人気を集め支えてきた[[カード]]には違いはなく、デュエルマスターズの歴史を語る上では偉大な[[カード]]の1枚といえるだろう。

**環境において [#v243153c]

[[DM-08]]にて登場。効果の凶悪さは一目瞭然であったが、登場当初は進化元や環境に恵まれず活躍するまでには時間がかかった。

[[闘魂編]]~[[転生編]]期までは優秀なドラゴンが少なく、特に相性の良い進化元が殆ど存在しなかった。その為主要なビートダウンやコントロールに優位性を持てず、[[《アクアン》]]らを擁する[[【除去コントロール】]]や環境を席巻した[[《無双竜機ボルバルザーク》]]デッキ等に太刀打ちできなかった。
だが[[転生編]]にて[[クロスギア]]として転生した[[《バジュラズ・ソウル》]]が登場し、これが[[《無双竜機ボルバルザーク》]]デッキに投入され[[【除去バジュラズ】]]としてランデスデッキの火付け役となっている。

[[不死鳥編]]期に[[《緑神龍ミルドガルムス》]]の登場により[[【ドラゴンランデス】]]が成立、そのフィニッシャー枠としてようやく環境入り。当時環境トップであった[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]と枠を争ったが、あちらは1年足らずで[[プレミアム殿堂入り]]を果たし、以降は[[【連ドラ】]]や[[【ターボロマネスク】]]などの強力なドラゴンを活用するデッキでフィニッシャーを務めることが多くなった。

[[極神編]]においても[[《龍仙ロマネスク》]][[《母なる紋章》]][[《龍神メタル》]]等の強力な進化元・サポートを手に入れ、そのカードパワーを遺憾なく発揮していた。

その為2008年4月15日、晴れて殿堂入り。同時に[[《インフィニティ・ドラゴン》]]や[[《母なる大地》]]などのパワーカードも殿堂入りし、このカードをメインに据えた構築は困難となった。ドラゴンデッキは環境の一線から退き、ランデスデッキも[[ヘヴィ・デス・メタル]]軸の[[【黒ランデス】]]が主流となったことで、それらでも不採用となる機会も出てきた。
[[DM-30]]にて[[《闘龍鬼ジャック・ライドウ》]]が登場すると、それを軸にした[[【闘龍鬼ジャック・ライドウ】]]が誕生。1枚しか積めなくなった《超竜バジュラ》を[[サーチ]]し、確実に早出しする流れは非常に強力。

[[神化編]]に入ると[[《エンペラー・キリコ》]]の登場により[[【星域キリコドラゴン】]]が成立し、猛威を振るう。しかし上位種の[[《超竜バジュラズテラ》]]等にフィニッシャー枠を奪われ、このカードの採用機会は激減。その後は[[《龍仙ロマネスク》]]や[[《龍神ヘヴィ》]]等優秀な進化元が[[殿堂入り]]し環境から身を退いた。フィニッシャーが多様化していく中で、コストと[[進化元]]指定のハンデが重く響いている。

[[双極篇]]期の2019年3月のCSでこのカードを投入した[[【5色フェアリー・ミラクル】]]がCS4位入賞を果たしたことをWotC日本支部代表の真木孝一郎氏が伝えている([[参考>https://twitter.com/tcg_maki/status/1104333358870421504]])。このことから、用途が非常にピンポイントになっており、このカードを使って結果を残すことが稀になったことが分かる。


**その他 [#i56b6b97]
-[[《無限掌》]]等の複数回の攻撃を可能とするカードと組み合わせると、1ターンで大量のランデスを狙うことができる。[[《チッタ・ペロル》]]等の[[アンタップキラー]]と組み合わせれられればなお良い。[[オーバーキル]]気味ではあるが、決まれば相手はまさに何もできなくなる。

-弱点は[[《光波の守護者テルス・ルース》]]等のランデス対策や[[《恵みの大地ババン・バン・バン》]]等の過剰[[マナブースト]]である。前者は[[《フレイムバーン・ドラゴン》]]等での除去、後者は先出ししてそもそも使わせない、等で対処したい。

-相手のマナゾーン以外に(殴り返しを除いて)一切干渉できず、その為単純な[[ステロイド]]系のデッキに投入しても活躍し辛い(これが黎明期及びプレイス環境での立場の低さに繋がっている)。弱点の盤面処理やスピード、手札枯渇を周りのカードでカバーすることで、このカードを十二分に活躍させられるのだ。

-人気が高く、イラストや小学生にも分かりやすくシンプルで強力な効果も相まって非常に高額なカードであった。[[殿堂入り]]や複数回の再録によって価格はある程度落ち着いている。
--[[DMPP-02]]で収録されて注目を集めた影響で[[DM-08]]版の買取価格が1万円を超える事例が報告されて話題となった。

-派生カードも多く存在し、クロスギア化した[[《バジュラズ・ソウル》]]の他、[[《超竜バジュラズテラ》]]や[[《超竜バジュラ・セカンド》]]、[[《バジュラ・ザ・スター》]]が登場している。うち[[《バジュラズ・ソウル》]]は本家同様、後に殿堂入りしている。

-[[DM-08]]では「選ぶ」と書いてあったが、[[再録]]された際、「選んでもよい」に変更された。ただし、元の[[テキスト]]でも「2枚まで」なので任意であり、枚数も選べる(0枚を選ぶ=選ばないことも可能)。

-[[DMX-01]]のフレーバーテキストは[[デュエル・マスターズ]]が10周年の節目を迎えたことを記念したたもの。

-「バジュラ(ヴァジュラ)」とは、[[バラモン>《マントラ教皇 バラモン》]]教の神[[インドラ>《黒神ダーク・インドラ》]]が持つ武器の名前である。

-[[背景ストーリー]]では1大陸を支配するほどの強力なクリーチャーだったが、なんと[[《英霊王スターマン》]]に一撃で倒されている。《スターマン》に対してパワーが4000も勝っているはずの《バジュラ》が一体どのようにして倒されたのか、などと野暮な議論をされることが多い。
-[[背景ストーリー]]では1大陸を支配するほどの強力なクリーチャーだったが、なんと[[《英霊王スターマン》]]に一撃で倒されている。《スターマン》に対してパワーが4000も勝っているはずの《バジュラ》が一体どのようにして倒されたのか、などと野暮な議論をされることが多い。後にデュエルマスターズプレイスにてバジュラの疲弊が原因であることが判明。

-アニメ「チャージ」では[[勝舞>切札 勝舞]]が謎の車掌さん戦で使用。[[《コッコ・ルピア》]]2体によるコスト軽減で[[《紅神龍ガルドス》]]と[[《ボルスレッド・ファイアー・ドラゴン》]]を進化させ、そのデュエルでの[[フィニッシャー]]となった。「チャージ」と「クロス」では、[[難波 金太郎]]の切り札でもある。

-月刊[[コロコロコミック]]の「[[DM超獣博士DM]]」で取り上げられた際の処方は「強すぎ注意」。その後バジュラはその強さで[[殿堂入り]]してしまった。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#g73501a2]
[[DMPP-02]]にて登場。ランデスできるカードが[[ランダム]]指定になった。特定の文明のカードを除去してその文明のカードを封じることは難しくなったものの、それ以外の弱体化部分がなく、依然として2枚ランデスできることに変わりはない。

登場時点では進化元のドラゴンがそこそこ重く、[[ブロッカー]]持ちも[[《黒神龍ゾルヴェール》]]しかいないため、速攻相手だと出す前に負けてしまうことが多く、出しても既に手遅れだったり、[[S・トリガー]]を踏んで返しのターンに負けてしまうという事態も目立っている。

-黎明期の環境を踏襲している[[デュエル・マスターズ プレイス]]の環境で、2020年時点でも殿堂入りしているこのクリーチャーの参戦は大きな反響を呼び、2020年2月21日には「バジュラ」がTwitterでトレンド入りした。発表当初は前述の通り当時《バジュラ》が本家[[デュエル・マスターズ]]において殿堂入りのままだったこともあり、ゲームバランスの崩壊を危惧する声も見られた。しかし、[[上述のように>#v243153c]]TCG版では登場した当初は活躍できておらず、プレイスの方でも同様の結果となった。
とはいえ、あくまで[[地雷]]止まりなだけで出せれば強力な事には変わりない。もし十分にマナが貯まっておらず満足に除去もできない状況で出されたら、返しの[[S・トリガー]]で対応できなければ敗北を覚悟する必要もある。

-[[DMPP-03]]環境では大幅に強化されたドラゴンデッキのサブフィニッシャーとして採用されている。相手のマナを増加させてしまう[[《無双竜機ドルザーク》]]と共存している場合もあり、マナ破壊の凶悪さと如何に進化獣にとって進化元の扱いやすさが重要かがわかる。

-ゲーム内でこのカードのアタックトリガーを使用する際には、相手のマナゾーンを鎖で縛り付けるような演出が見られる。

-[[DMPP-03]]発売時点では唯一のランデスが出来るカード。
-[[DMPP-04]]発売時点では唯一のランデスが出来るカード。

-また、イラスト違いのシークレットカードが存在する。

**[[サイクル]] [#g8e790f0]
[[DM-08]]の進化・ドラゴン
-[[《超神龍アブゾ・ドルバ》]]
-''《超竜バジュラ》''
-[[《超神龍バイラス・ゲイル》]]

[[DMPP-02]]の進化・ドラゴン
-[[《超神龍アブゾ・ドルバ》]]
-''《超竜バジュラ》''
-[[《超神龍バイラス・テンペスト》]]

**関連カード [#x6ba3c21]
-[[《バジュラズ・ソウル》]]
-[[《超竜バジュラズテラ》]]
-[[《超竜バジュラ・セカンド》]]
-[[《バジュラ・ザ・スター》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#c2e602e3]
-[[DMX-01]]
'''10年の歳月を経て、未だ頂点に在り。是、歓喜の極みなり。'''
-[[DMX-19]]
'''[[撃滅>ゲキ&メツ]]の原点にして、頂点。'''
-[[DMPP-02]]
'''破壊の化身が、世界を変える。'''
-[[DMPP-02]](シークレット)
'''混迷する戦況に突如として現れた破壊の化身。あらゆるものを焼き尽くす炎が解き放たれる。'''

**収録セット [#h3afd471]
***[[デュエル・マスターズ]] [#m3976cb3]
-illus.[[Seki]]
--[[DM-08 「闘魂編 第3弾 超神龍の復活(インビンシブル・レジェンド)」>DM-08]]
--[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」>DMC-66]]
--[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」>DMX-01]]
--[[DMX-19 「スーパーレア100%パック」>DMX-19]]
-illus.[[NINNIN]]
--[[DMC-34 「コロコロ・ドリーム・パック2(エターナル・レガシー)」>DMC-34]]

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#q3037b11]
-illus.[[Seki]]
--[[DMPP-02 第2弾「伝説の再誕 -RETURN OF LEGENDS-」>DMPP-02]]
--[[DMPD-03「超竜の咆哮」>DMPD-03]]

**参考 [#iab0be27]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[ドラゴン]]
-[[アタックトリガー]]
-[[ランデス]]
-[[T・ブレイカー]]

-[[殿堂入り]]

-[[【ターボバジュラ】]]
-[[【ドラゴンランデス】]]
-[[【黒赤緑ドラゴン】(デュエル・マスターズ プレイス)]]

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