#author("2020-01-21T22:27:07+09:00","","")
#author("2020-01-24T13:31:15+09:00","","")
*《&ruby(ちょうしんせい){超神星};ペテルギウス・ファイナルキャノン》 [#t43bfcdb]

|超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン SR 水文明 (6)|
|進化クリーチャー:フェニックス 15000|
|進化GV−自分のグレートメカオー、グランド・デビル、ポセイディア・ドラゴンのいずれか3体を重ねた上に置く。|
|自分の他のクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにこのクリーチャーの下に置いてもよい。|
|メガメテオバーン6:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを6枚、墓地に置いてもよい。そうした場合、相手はバトルゾーンにある自身のクリーチャーすべてと自身のマナゾーンにあるカードすべてを手札に戻す。|
|T・ブレイカー|

[[DM-22]]で登場した[[水]]の[[進化GV]][[フェニックス]]。

特殊な[[メテオバーン]]である[[メガメテオバーン6]]により、相手の[[クリーチャー]]および[[マナゾーン]]の全[[バウンス]]ができる。

当然ながら2つの[[ゾーン]]に全[[バウンス]]を放つのは非常に強力。[[バトルゾーン]]の戦力を奪われた上、[[マナ]]も満足に出せなくなるのでほぼ何もできない状態となる。[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]や[[《超神星ネプチューン・シュトローム》]]と違って[[ニンジャ・ストライク]]をほぼ完封でき、返しの[[ターン]]がきても相手が[[カード]]を[[プレイ]]すること自体がほぼ不可能になる。一度[[能力]]が発動しさえすれば、それだけでゲームエンドに持ち込む事も難しくない。

普通に出しただけでは[[メガメテオバーン6]]が使えないため、残り3枚の[[進化元]]を別に補充する必要がある。味方[[クリーチャー]]が[[破壊]]される時、かわりに[[進化元]]に出来る[[置換効果]]を持つので、この能力を使った補充が主になるだろう。
この[[クリーチャー]]自身は[[除去]]への耐性を一切持たないため、可能ならば出した[[ターン]]中に下の6枚を揃えたいところ。
-[[《影武者 ソウル・ブリンガー》]]を[[クロス]]して他の[[クリーチャー]]を身代わりにしても、それは[[置換効果]]による[[除去]]と見做されるため[[進化元]]の補充はできないので注意。

単純な戦法では、小型[[ブロッカー]]を並べて守りを固め、相手が大型で殴って来た[[ターン]]の返しにこの[[クリーチャー]]に[[進化]]させるのが有効。[[タップ]]された相手の[[クリーチャー]]に向かって小型で[[自爆特攻]]することで[[進化元]]を補充できれば手っ取り早い。[[進化元]]である[[グランド・デビル]]と[[グレートメカオー]]にとっては比較的狙いやすい戦法でもある。

だが、より安定して味方[[クリーチャー]]を[[破壊]]したいならば、他の[[スーサイド]]系の[[カード]]と組み合わせた方が良いだろう。
登場当時から相性が良かったのは[[《トラップ・コミューン》]]。即時[[メガメテオバーン6]]を狙うには10[[マナ]]も必要となってしまうが、[[デッキ]]のバランスを考える場合、この[[クリーチャー]]が出なくても十分活躍できるそちらを採用する手もあり。
[[《トラップ・コミューン》]]の代わりに[[《邪魂転生》]]を使った場合は9[[マナ]]で済むが、強制的に6枚も[[ドロー]]する事になるため[[ライブラリアウト]]の危険性が高く、一長一短といったところか。
他には展開するクリーチャーを調整しつつ、[[全体除去]]でまとめて破壊してしまうという手もある。例えば事前にパワーが1000以下のクリーチャーを3体並べてから[[《鬼奥義 ザコダケ・イッソー》]]を打てば7[[マナ]]で済む。
//[[破壊]]する[[クリーチャー]]が揃っている場合、最も[[コスト]]がかからないのは[[《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》]]である。[[召喚]][[コスト]]を味方3体の[[破壊]]に置き換える事で、[[マナ]]を消費せずにこの[[クリーチャー]]の[[進化元]]をちょうど6体揃えられる。
//置換効果の連鎖に当たるので不可

ただでさえ[[オーバーキル]]な[[進化GV]]である上に、[[メテオバーン]]のための準備も必要であることから、使いこなすのは非常に難しい。しかし、[[能力]]が決まった時の破壊力と爽快感も全カード中トップクラスである。

[[デッキビルディング]]に自信がある[[プレイヤー]]にはぜひ手に取ってもらいたい[[カード]]と言える。

専用デッキについては「[[【ペテルギウス・ファイナルキャノン】]]」を参照のこと。

-[[メテオバーン]]未使用の[[進化クリーチャー]]から[[進化]]できれば、それだけ[[破壊]]する[[クリーチャー]]を減らせる。
--[[グランド・デビル]]および[[グレートメカオー]]は軽量〜中量級の[[進化クリーチャー]]が揃っているため、3体用意して即座に条件を満たす事も狙える。
--あらかじめ別の[[進化クリーチャー]]を用意しておいて、そこに[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]で[[カード]]を追加し、その[[進化クリーチャー]]からこの[[カード]]へと[[進化]]させる方法も、[[破壊]]の手間がかからず強力。
--他には軽量[[オリジン]]3体を[[進化元]]にした[[《無限龍ファタル・スパイラル》]]から[[進化]]させるという手もある。

-用意した[[進化クリーチャー]]が[[破壊]]されてしまっては元も子もないため、[[進化元]]に[[《ペトリアル・フレーム》]]を[[クロス]]して[[アンタッチャブル]]のまま[[進化]]を進めたり、横に[[《白騎士の黙聖セパ》]]等の[[セイバー]]を立てると良いだろう。&br;これらの対策は同時に、即時[[メガメテオバーン6]]を発動させられない場合の《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》を守る手段にもなる。
//-[[《緊急再誕》]]と[[《冥将ダムド》]]の[[コンボ]]、小型[[クリーチャー]]を並べてこの[[カード]]が対象から外れる[[全体除去]]を撃つ、[[《ファントム・ベール》]]使用後に敵[[クリーチャー]]に小型で特攻など、即時[[メガメテオバーン6]]を狙うパターンは他にも多数存在する。

-[[オーバーキル]]感もあるが、次の[[ターン]]に[[《ロスト・ソウル》]]を撃ち込むか、この[[クリーチャー]]の[[メガメテオバーン6]]の後に[[《ギガクローズ》]]の[[ターボラッシュ]]を同時に誘発させるなどすれば、もはや相手は何もすることができなくなる。

-[[メガメテオバーン6]]を使った後は[[進化元]]が空になる。そのため[[《究極銀河ユニバース》]]に[[進化]]させて[[攻撃]]すれば、[[メテオバーン]]でそのまま[[エクストラウィン]]を得られる。最も[[メガメテオバーン6]]によって場とマナを吹き飛ばした後の話になるためオーバーキルであり、わざわざここから[[エクストラウィン]]を狙う意義は薄い。

-[[グレートメカオー]]や[[グランド・デビル]]の[[進化GV]]先としては、確実な強さを持つ[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]がいる。しかし、破壊力はこちらの方が段違いに上なので、安定さと柔軟性を求めて[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]を使うか、完全な専用[[デッキ]]にしてこちらを使うか、自分の好みに合わせて選択するべきである。

-[[グランド・デビル]]としての[[進化]]先ならば、[[《超神星ネプチューン・シュトローム》]]も存在する。[[グランド・デビル]][[デッキ]]なら、即効性と確実性があり、かつ[[制圧]]力も高いネプチューンの方が多く使われる。[[ポセイディア・ドラゴン]]としての[[進化]]としても弱く、やはり使うなら[[グレートメカオー]]としての進化だろう。上記の通り、[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]と大幅に[[シナジー]]する。

**表記について [#c02a4df6]

[[カード名]]は「ペ(pe)テルギウス」になっているが、後述の元ネタからして本来は「ベ(be)テルギウス」が正しいと思われる([[エラッタ]]は出ていないのでこのままの[[カード名]]として扱う)。また、公式HPでは《超神星''ヘ''テルギウス・ファイナルキャノン》になっていた。こちらは既に修正されたので、ミスだろう。

テキストにも小さなミスがあり、「グランド・デビル」から中点が抜けて「グランドデビル」になっている。

[[イラストレーター]]名が「Yuri SSin」になっているが、正しくは[[Yuri Shinjuro]]である。

-上記3つを踏まえると、恐らく、一つの[[カード]]で最も誤植の多い[[カード]]の一つであろう。

また、些細な点だが、通常[[メテオバーン]]の表記の後は「―(ハイフン)」だが、[[メガメテオバーン6]]の表記の後は「:(コロン)」になっている。この[[能力]]が通常の[[メテオバーン]]とは異なることを示唆しての表現だろう。

**その他 [#x1fe6e54]
-『ベテルギウス(Betelgeuse)』とは、オリオン座の赤色超巨星(オリオン座α星)のこと。太陽のおよそ1000倍の直径を持つとされ、惑星型フェニックスのモチーフとしては宇宙そのものである[[ユニバース>《究極銀河ユニバース》]]の次に巨大である。

-派手なフォイルと相まって、イラストの構図か分かりにくいクリーチャーである。虫眼鏡を使ってよく見ると、水色をベースとしたゴスロリ姿の女性が三人いて、巨大な鎌状の武器を両手に持ち、スカートの下や襟元から龍の頭のついた触手を伸ばしつつ、[[フェニックス]]の特徴である惑星上の物体を触手で絡めとったような姿となっている。
--中心の女性の背中にはスペード状のパーツが12個、円を描いて備え付けられている。このイラストに描かれている女性達は腕が機械状になっていて、いかにも[[グレートメカオー]]らしい。また、何本も伸びている龍の頭付きの触手は[[ポセイディア・ドラゴン]]を意識されており、この女性自体が[[グランド・デビル]]の進化形に描かれる女神像と似て描かれている。その額には青く「M」の字が描かれており、沢山のリボンを纏い、何重にも着飾った姿は貴族の女性の様である。また、胸部は大きく書かれており、[[スプラッシュ・クイーン]]にも負けていない。
--見れば見るほど美しいクリーチャーだが、初登場時は触手とシェルエットから「大王イカ」呼ばわりされていた時期もあった。


-[[DM-38>DM-38 「覚醒編 第3弾 超竜VS悪魔(エンジェリック・ウォーズ)」]]で[[《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》]]の21文字(スペースを除く)に抜かれるまでは、この[[カード]]の19文字が最長の[[カード名]]だった。

-[[《ザ・ユニバース・ゲート》]]に描かれている影は、この[[クリーチャー]]。[[エクストラターン]]にくわえてこの[[カード]]が出せれば、相手は[[S・トリガー]]が出るのを待つばかり。夢の[[コンボ]]ではあるが。

-[[エピソード2]]を経て、[[グレートメカオー]]がフィーチャーされたことで展開しやすい[[進化元]]が増え、使いやすくなった。そして、[[DMX-12>DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]]にて[[トラッキング アツシ]]の[[ヒーローズ・カード]]として、満を持しての[[再録]]。ちなみに[[イラストレーター]]名は修正された一方で、[[グランド・デビル]]は「グランドデビル」のままとなっている。また、余談だが、[[DMX-12>DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]]で再録された[[フェニックス]]は全て[[グレートメカオー]]が進化元になれる。

#fold(){{{{
**収録セット [#s535094d]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Yuri Shinjuro]]
--[[DM-22 「不死鳥編 第4弾 超神龍雷撃(ザ・ドラゴニック・ノヴァ)」>DM-22]]
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」]]

**参考 [#k2ee7d6e]
-[[フェニックス]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[進化GV]]
-[[グレートメカオー]]
-[[グランド・デビル]]
-[[ポセイディア・ドラゴン]]
-[[クリーチャー]]
-[[破壊置換効果]]
-[[進化クリーチャーの下]]
-[[メガメテオバーン6]]
-[[アタックトリガー]]
-[[バウンス]]
-[[ランデス]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[ヒーローズ・カード]]
-[[【ペテルギウス・ファイナルキャノン】]]

}}}}