#author("2021-12-27T15:50:44+09:00","","")
*《&ruby(サバイバル・スター){赤い稲妻}; テスタ・ロッサ》 [#p11d9a5b]

|赤い稲妻 テスタ・ロッサ C 火文明 (2)|
|クリーチャー:アウトレイジ 2000+|
|バトル中、このクリーチャーのパワーを+2000する。|
|相手のターン中に、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。|

[[DMRP-18]]で登場した[[火]]の[[アウトレイジ]]。

[[コスト]]2でありながら[[着地置換効果]]で[[墓地送り]]にする[[コスト踏み倒しメタ]][[能力]]を持つ。[[火]]の[[コスト踏み倒しメタ]]としてはそれまで最軽量だった[[《撃速 ザ・グナム》]]の[[コスト]]を下回った。
文明が違うため単純比較できないが、[[《マタドール・マルクーゼ》]]の[[上位互換]]のような能力となっている。

召喚以外のクリーチャーの着地を許さないカードには[[《洗脳センノー》]]がいたが、それよりさらに1コスト軽くなっている。
//ただ、[[《洗脳センノー》]]よりあらゆる点が優秀かと言えばそうではなく、[[出せない]]状態にするあちらと違って[[侵略]]や[[革命チェンジ]]の[[使用宣言]]は許してしまう。
//そのため、相手の[[攻撃クリーチャー]]の[[アタックトリガー]]でこのクリーチャーを除去されてしまうと、そのまま侵略や革命チェンジをされてしまうといった[[《洗脳センノー》]]にはなかった抜け道がある。
//「出せない」能力下でも侵略や革命チェンジの宣言は可能

[[コスト]]が1低く[[G・ストライク]]を持ち[[GR召喚]]も[[メタ]]れる万能選手である[[《とこしえの超人》]]と比べると流石に苦しい点もあるが、相手の[[マナ]]を増やさない点と[[手札]]からの[[コスト踏み倒し]]も対象である点で勝る。


登場時の環境なら[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]による[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]を始めとした[[踏み倒し]]や[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]を筆頭とした[[革命チェンジ]]、[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]の[[踏み倒し]]など、環境でもよく使われるデッキを[[着地置換効果]]で妨害することで完封できるのは評価できる。

基礎パワーは2000と低めだが、バトル中パワーを+2000するので、[[タップキル]]や[[マッハファイター]]などの[[殴り返し]]にはある程度は強い。[[マッハファイター]]はパワー5000以上のクリーチャーが増えていっているため安心はできないが、この[[コスト]]帯としては十分な[[パンプアップ]]量だろう。[[《麗泳者 マツバメモノ》]]ぐらいなら一方的に殴り返しできる。
流石に[[《異端流し オニカマス》]]のような[[耐性]]は持たず、[[火力]]にも弱いため、序盤の足止め程度の役割とおさえておくべきである。

コストが軽いのを生かして、[[《無重力 ナイン》]]を使った[[アウトレイジ]]を軸にした[[【赤単ブランド】]]などに採用するのもいいだろう。もっとも[[アウトレイジ]]を考慮しなくても、[[火]]の[[コスト踏み倒しメタ]]の中ではかなり優秀な部類なので、単純に従来の[[【赤単速攻】]]、[[【赤緑速攻】]]、[[【赤黒速攻】]]などに投入しておくだけでも活躍は十分期待できる。

**環境において [#u1a0c755]
登場弾の[[DMRP-18]]発売直後、[[【我我我ブランド】]]や[[白青赤]]構築の[[【鬼羅.Star】]]で活躍。[[【ドギラゴン閃】]]系列などこれが立っていると大きく速度が下がるデッキに対しては有利であり、たとえ[[ワンショット]]のための[[打点]]が足りなくてもこのカードの能力に任せて[[ごり押し]]して何とかなることがままある。ただ、当時の[[【我我我ブランド】]]では[[コスト踏み倒しメタ]]より速度の方が大切であり、[[【我我我ブランド】]]相手にはこのクリーチャーのメタ能力はほぼ意味をなさないことから、使用率はマチマチであった。

[[DMEX-16]]期になると[[【ドギラゴン閃】]]系列や[[【モモキングRX】]]系列などの攻撃重視のデッキにも広く入るようになり、[[赤]]系の[[ビートダウン]]全体でよく見かけるカードとなった。[[【我我我ブランド】]]でも確定レベルで投入されるようになった。ただし、この頃になると[[【5色コントロール】]]が既に[[《希望のジョー星》]]対策の[[《メッチャ映えタタキ》]]をよく採用するようになっており、[[《希望のジョー星》]]対策で搭載したそちらについでのように除去される恐れがあるので、過信は禁物。

ただ、召喚扱いのコスト踏み倒しに対して[[腐る]]のが重く、そのことから[[DMRP-20]]期辺りになると[[【白青赤鬼羅.Star】>【鬼羅.Star】#c3]]でも[[《天翼 クリティブ-1》]]と総入れ替えするケースが目立っていった。
**その他 [#b6a28e2b]

-[[コスト]]2で[[レアリティ]]が[[コモン]]の[[コスト踏み倒しメタ]]は史上初。

-[[テスタ・ロッサ]]の中で一番[[コスト]]が軽い。そのため[[《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》]]の[[灼熱ドロン・ゴー]]の[[トリガー]]として優秀である。

-[[王来篇背景ストーリー]]では[[《不死帝の黒玉 ジェット》]]により復活し、[[ドラゴン・オーブ]]の支配下から外れて暴走状態となった[[《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》]]を倒した。しかし、彼以外にもかつての[[盟>《暴剣王邪 ハリケーン》]][[友>《侵入する電脳者 アリス》]]や[[強敵>《策士のイザナイ ゾロスター》]]たちが[[ディスペクター]]や[[ディスタス]]にされているのを目の当たりにすることになる。

-イラストでは[[《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》]]で右腕につけていた武器が彼の周囲に落ちている。

-従来の[[テスタ・ロッサ]]よりも[[フレーバーテキスト]]での言葉遣いが硬くなっている。近い時期に登場した[[《灼熱の闘志 テスタ・ロッサ》]]は従来と変わらないため、[[エピソード3]]から[[王来篇]]までに長い時間が経過し、テスタも成長したのだろうか。実際、テスタはこれまで少年として描かれていたが、このカードのイラストでは青年のような体躯になっている。

-名前の「赤い稲妻」の由来はラッパーの「MCニガリ a.k.a. 赤い稲妻」より。

-[[フレーバーテキスト]]では世界が再び[[オラクル]]に支配されたらしいことが分かる。[[DMRP-19]]時点で直接的な描写は無いが、恐らく[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の能力で[[《師団の先導者 ツラトゥストラ》]]の[[フレーバーテキスト]]に語られる「[[オラクル]]が[[アウトレイジ]]を鎮圧した世界」が具現化したものと思われる。

**関連カード [#d8ce87a0]
-[[《異端流し オニカマス》]]
-[[《マタドール・マルクーゼ》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《覇王への道》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#k05d3371]
-[[DMRP-18]]&br;'''なぜ、世界が再び[[オラクル]]に支配されているのだ! そしてあれは……[[カツキング>《武闘将軍 カツキング》]]!? ……なんだ、あの[[強欲>《電融秘伝グリードソレノイド》]]に支配されたかのような[[禍々しい姿>《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》]]は……。誰よりも[[自由を愛した>アウトレイジ]]あの男が[[何か>ドラゴン・オーブ]]に支配されるようなことはあってはならないのだ!! ― 赤い稲妻 テスタ・ロッサ'''

**収録セット [#qc6e4388]
-illus.[[Morechand]]
--[[DMRP-18 「王来篇 第2弾 禁時王の凶来」>DMRP-18]](83/95)

**参考 [#z1127f63]
-[[アウトレイジ]]
-[[バトル]]
-[[パンプアップ]]
-[[置換効果]]
-[[コスト踏み倒しメタ]]
-[[墓地送り]]

-[[テスタ・ロッサ]]

&tag(クリーチャー,火文明,赤単,単色,コスト2,アウトレイジ,パワー2000+,パワー2000,バトル中,パンプアップ,パンプアップ+2000,コスト踏み倒しメタ,着地置換効果,置換効果,墓地送り,・,テスタ・ロッサ,C,コモン,Morechand);