#author("2021-12-10T16:26:50+09:00","","")
*《&ruby(かくせいれんけつ){覚醒連結}; &ruby(ダブルクロス){XX};&ruby(ディーディー){DD};&ruby(ゼータ){Z};》 [#kd328e9d]

|覚醒連結 XXDDZ VR 光/闇/火文明 (7)|
|クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/ワールド・コマンド 8000|
|''EXライフ''(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)|
|''W・ブレイカー''|
|自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を与える。|
|このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの「EXライフ」シールドを墓地に置いてもよい。そうしたら、次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。|

[[DMRP-20]]で登場した[[光]]/[[闇]]/[[火]]の[[ディスペクター]]/[[アーマード・ドラゴン]]/[[ワールド・コマンド]]。

7[[コスト]][[パワー]]8000、[[EXライフ]]と[[W・ブレイカー]]という、[[ディスペクター]]としては比較的小ぶりな基礎スペックの[[クリーチャー]]。
[[常在型能力]]で味方全体に[[スピードアタッカー]]と[[スレイヤー]]を[[付与]]し、さらに[[EXライフ]]を犠牲に次の自分[[ターン開始時>ターン開始ステップ]]まで相手の[[呪文]]を[[封じる>呪文ロック]][[アタックトリガー]]を持つ。

基礎スペックそのものは[[3色]]7[[コスト]]ながら貧弱だが、自身の[[常在>常在型能力]]全体[[付与]][[能力]]により[[スピードアタッカー]]の[[スレイヤー]]としても扱うことが出来る。
味方全体への無条件[[付与]]であり、同等の[[能力]]を持つ[[ドラゴン]]/[[コマンド]]としては7[[コスト]]は軽い方である。[[文明]]も[[光]]/[[闇]]/[[火]]と所持する[[種族]]との噛み合わせが良好な[[3色]]なので、様々な[[軽減>コスト軽減]]・[[踏み倒し>コスト踏み倒し]][[カード]]に対応している。

[[アタックトリガー]]で[[EXライフ]][[シールド]]を[[墓地]]に置くことで、次の自分[[ターン開始時>ターン開始ステップ]]まで相手の[[呪文]]を[[封じる>呪文ロック]]ことができる。
発動条件の都合上1回切りの[[能力]]なので、基本的には一気に[[ダイレクトアタック]]へ向かいたい時の封殺要因としての使用になるだろう。
基礎スペックが[[革命チェンジ]]向きなため、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]などの強力な[[フィニッシャー]]に繋ぎつつ相手の反撃の目を潰すことが出来る。

前述の通り、[[《ドラゴンズ・サイン》]]などの幅広い[[コスト踏み倒し]][[カード]]や[[コスト軽減]]に対応している。
しかし、[[S・トリガー]]で相手[[ターン]]に出ても有効に働く[[能力]]が[[スレイヤー]][[付与]]しかなく、また万が一出た[[ターン]]に[[除去]]を受けて[[EXライフ]]を失うと、最大の強みである[[アタックトリガー]]による[[呪文ロック]]が行えなくなるという難点を持っている。
[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]対応の強みはあくまで「[[コスト]]を抑えてこの[[クリーチャー]]を出す手段が豊富」と割り切り、相手[[ターン]]に[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]対象は別の[[クリーチャー]]に譲ろう。
[[常在>常在型能力]][[付与]][[能力]]・[[アタックトリガー]]共に他の味方[[クリーチャー]]がいる場面で最大の力を発揮するので、この[[クリーチャー]]を使うのであればこうした[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]・[[軽減>コスト軽減]]適性の高さを全力で活かすようにしたい。

3ターン目に[[《天災 デドダム》]]を先置きし、4ターン目にコスト踏み倒し呪文から[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]を連鎖して2体出し、締めにこのクリーチャーを出せば、4ターン目に[[EXライフ]][[シールド]]が残ったクリーチャー2体を含めた即死打点と完全な[[呪文ロック]]による[[ワンショット]]ができる。[[【5色コントロール】]]の汎用性を下げずにこのような勝ち筋を盛り込めるのは優秀で、これは自身がスピードアタッカーを持たない[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》>《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]では真似できない強み。

-[[光]]/[[闇]]/[[火]]の[[コスト]]5以上の[[ドラゴン]]/[[コマンド]]なので[[一>《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]][[部>《森夢のイザナイ メイ様》]]を除く全ての[[革命チェンジ]]に対応する上、[[スピードアタッカー]]でもあるためチェンジ元としての適性が高い。
通常の[[ディスペクター]]は、[[EXライフ]]の[[耐性]]によるチェンジ不発という難点を抱えているため[[革命チェンジ]]との相性が悪かったが、この[[クリーチャー]]は自力で[[EXライフ]]を消費できるため、[[革命チェンジ]]を[[使用宣言]]してから[[アタックトリガー]]を先に処理することで問題なく[[チェンジ>入れ替える]]することが出来る。
--他の『連結』[[3色]][[ディスペクター]]でも[[《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》]]を併用することで同様の動きが出来るが、2枚[[カード]]が必要な代わりに[[S・トリガー]][[付与]]によるさらなる展開が期待できるそれらに対し、「チェンジ元になる」「[[呪文ロック]]を行う」という2つの要素を単体で満たせるのがこの[[クリーチャー]]の強みと言える。
--このカード自体を《ロストパラダイスワルツ》と合わせる場合でも、呪文ロックによって《ロストパラダイスワルツ》による相手への[[ブレイク]]からの[[S・トリガー]]のリスクを減らせるため相性が良い。

-7[[コスト]]『連結』[[3色]][[ディスペクター]]/[[ドラゴン]]/[[コマンド]]ということで[[《熱核連結 ガイアトム・シックス》]]と[[《滅印連結 ヴァルハルザーク》]]が強力なライバルとなる。
単身での突破力や盤面処理力に長けるあちらに対し、こちらは全体への能力[[付与]]と[[呪文ロック]]による押し込み力、および[[革命チェンジ]]適性の高さで差別化できる。

-『連結』[[3色]][[ディスペクター]]だが、[[EXライフ]]が離れた時の[[能力]]を持たず、むしろ自ら[[EXライフ]]を消費する[[能力]]となっている。

-その他のデッキでは[[【7軸ガチロボ】]]の全体[[スピードアタッカー]]付与として採用が検討できる。同じスピードアタッカー付与の[[《轟改速X ワイルド・マックス》]]と比べ、ワンショットキルを確実なものとする[[呪文ロック]]を持っているのが強み。

-《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》が登場して日が浅い時に登場した、[[トリガー]][[能力]]による完全な[[呪文ロック]]を持つクリーチャーである。《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》にも[[腐る]]対面がそれなりにあるということから登場を許された面もあるだろうが、[[王来篇]]期にはこれくらいの呪文ロックは飛び抜けたスペックのデザインではないという開発陣の考えが汲み取れる。

**その他 [#nb3c6799]
[[''覚醒''編>覚醒編]]で最終決戦を繰り広げた、[[《超''覚醒''ラスト・ストーム ''XX''》>《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]と[[《最凶の''覚醒''者''デビル・ディアボロス Z''》>《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》]]の『連結』[[ディスペクター]]。
#region2(合成元との関係){{
-《ラスト・ストーム》の体に《デビル・ディアボロス》が取り込まれるようなフォルムで合成されている。
--胴体に本体上半身及び背後の巨大な口、両肩と両脇に竜頭、背中に3対の翼が接合されており、《デビル・ディアボロス》の全体のシルエットを崩さないまま合成されているのがわかる。しかし、《デビル・ディアボロス》の腕と脚は《ラスト・ストーム》の胸と連結されたことでなくなっており、さながら磔刑のようになっている。
また、《ラスト・ストーム》の大剣に巻かれていた鎖がなくなっている他、体の随所に描かれていた[[XX]]の文字も消されている。
--大量展開[[能力]]を持つ《ラスト・ストーム》と大量[[除去]][[能力]]を持つ《デビル・ディアボロス》の合成であるが、[[クリーチャー]]を増減させる類の[[能力]]は一切持っていない。また、合成元はそれぞれ[[アンタッチャブル]]と[[解除]]による[[耐性]]を持っていたが、こちらは自ら[[耐性]]を捨てる[[能力]]となっている。さらに、単体でも強力な[[フィニッシャー]]として成立していた合成元に対し、こちらは味方との連携頼りな[[能力]]構成になっているという点で「ディスペクト」になっていると言える。
---[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]の[[覚醒]]方法は[[バトルゾーン]]・[[マナゾーン]]から3枚分の[[スーサイド]]だったが、自身の[[EXライフ]]を消費するこの[[クリーチャー]]の[[アタックトリガー]]は、他者を犠牲に何度でも[[覚醒]]していた《デビル・ディアボロス》から、己の[[半身>EXライフ]]を犠牲に一度だけ全力を出すという形で「ディスペクト」となっている。
---なお、[[スピードアタッカー]]はそれぞれの[[超無限進化]]や[[覚醒]]による[[召喚酔い]]解除が元と取れるが、[[スレイヤー]]については全く縁のない[[能力]]である。
---名目コストについても、《ラスト・ストーム》は40マナ、《デビル・ディアボロス》は20マナとフィニッシャーにしても途方もない数字だったのに対し、《XXDDZ》は7マナと、全体強化系のクリーチャーでもかなり軽い数値になっている。
--[[カード名]]について、冠詞の「覚醒」とは各合成元の冠詞であると同時に収録シリーズである「[[''覚醒''編>覚醒編]]」が由来だろう。
「DDΖ」とは《デビル・ディアボロス Z》の略称「''&ruby(デビル・){D};&ruby(ディアボロス){D}; Z''」のことか。
---なお、これまで《デビル・ディアボロス》の派生[[カード]]はいずれも「ディアボロス」の方を[[カード名]]として継承しており、略称である「DDΖ」が[[カード名]]として用いられたのはこれが初。より「悪魔的」なのは《デビル・ディアボロス》をも合成素材として駒に用いる[[黒>ディスペクター]][[幕>ドラゴン・オーブ]]ということだろうか。
-《デビル・ディアボロス》が[[5色]]の[[クリーチャー]]なので、『連結』[[3色]]に合わせるため[[水]]/[[自然]]が削除されている。
合成という視点では、《ラスト・ストーム》の[[火]]と《デビル・ディアボロス》の[[光]]/[[闇]]を継承していることになるか。
[[種族]]面では《ラスト・ストーム》の[[フレイム・コマンド]]/[[サムライ]]が削除されている。なお、初の[[5色]]でも[[無色]]でもない[[ワールド・コマンド]]である。
--[[5色]][[クリーチャー]]である《デビル・ディアボロス》を合成元としているため、理論上は同じ組み合わせでも『[[混成>白青赤]]』『[[電融>青赤緑]]』[[ディスペクター]]としても成立する。
特に『混成』については、《デビル・ディアボロス》は[[《超次元バイス・ホール》]]とセットで[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]に指定されるなど[[呪文]]との縁が深いため十分成立し得る。その上で[[光]]/[[闇]]を継承して『連結』[[3色]]としたのは、[[覚醒編]][[背景ストーリー]]において[[Ζ]]一族が[[光]]・[[闇]]軍を連合軍として支配していたことに対する「リスペクト」だろうか。
}}
**[[サイクル]] [#s04d4217]

[[DMRP-20]]の、過去のシリーズのラスボスとそのライバルを合体させた[[ディスペクター]]サイクル。

-[[闘魂編]]:[[《闘魂?? エンペラー・アクターシャ》]]
-[[不死鳥編]]:[[《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》]]
-[[戦国編]]:[[《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》]]
-[[覚醒編]]:''《覚醒連結 XXDDZ》''

**関連カード [#q4af78c5]
-[[《超時空ストーム G・XX》]]/[[《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]
-[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]/[[《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#p3485a36]
-[[DMRP-20]]&br;'''超越した覚醒。その先にあるのは、[[最凶の悪魔>《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》]]か、[[最後の嵐>《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]か。'''

**収録セット [#p2c8fa0c]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMRP-20 「王来篇 第4弾 終末王龍大戦」>DMRP-20]](9/95)

**参考 [#j71f46d9]
-[[ディスペクター]]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[ワールド・コマンド]]
-[[EXライフ]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[付与]]
-[[スレイヤー]]
-[[シールド]]
-[[墓地送り]]
-[[スーサイド]]
-[[呪文メタ]]
-[[アタックトリガー]]
-[[ロック]]

-[[XX]]
-[[Ζ]]

&tag(クリーチャー,光文明,闇文明,火文明,白黒赤,3色,多色,コスト7,ディスペクター,連結,アーマード・ドラゴン,ドラゴン,ワールド・コマンド,コマンド,パワー8000,EXライフ,W・ブレイカー,スピードアタッカー付与,スレイヤー付与,アタックトリガー,自己シールド焼却,呪文メタ,唱えられない,ロック,XX,Ζ,VR,ベリーレア,MATSUMOTO EIGHT);