#author("2020-01-29T23:40:50+09:00","","")
*《&ruby(はんなりようせい){葉鳴妖精};ハキリ》 [#seac078c]

|葉鳴妖精ハキリ VR 自然文明 (2)|
|クリーチャー:スノーフェアリー 2000+|
|相手のターン中、このクリーチャーのパワーを+4000する。|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、コストを支払わずに自分の手札から召喚してもよい。|

[[DMRP-11]]で登場した[[スノーフェアリー]]。

相手[[ターン]]中限定でパワーが6000まで上昇する[[パンプアップ]]を持ち、[[アタックトリガー]]で[[手札]]から自分の[[マナゾーン]]枚数以下の[[コスト]]の[[クリーチャー]]1体を[[召喚]]扱いで[[コスト踏み倒し]]する。

6000というパワーにより、後攻を取ったとしても、3ターン目でよくある[[マッハファイター]]、[[効果バトル]]、[[パワー低下]]等の範囲から逃れやすく除去されづらい。先攻であればなおのこと。
ただ、[[バウンス]]、[[コスト火力]]、[[デメリット]]有り[[除去]]等にはパワーが無関係(あるいはパワーが除去圏内)であり、[[《SSS級天災 デッドダムド》]]のような高速高性能除去にも耐性がないので過信はできない。登場時の環境で[[ウィニー]]や[[軽量級]][[非クリーチャー]][[カード]]が[[《種デスティニー》>《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》]]で露骨に対策されているため、そう考えると良調整である。

[[アタックトリガー]]は[[召喚]]扱いで制限可変の[[コスト踏み倒し]]を行う。
実質[[マナゾーン]]の[[カード]]をフルに使いきった後に、''一度だけ[[タップ]]されたマナからマナを生み出している''ようなもの。1ターンに使用できる[[マナ]]が擬似的に2倍となると考えることもできる。
踏み倒しのタイミングが攻撃時というのがミソであり、[[マナブースト]]でマナを使いきった直後に、その効力を遺憾なく発揮できる。
[[コスト踏み倒し]]にありがちな非[[進化]]の制限もなく、[[ゼニス]]や[[《正体不明》]]のような[[召喚]]時限定[[cip]]も問題なく使えてしまう。

出せる[[文明]]に制限がないため、そのままでは文明の支払いができないクリーチャーを出せる点も強力。

[[召喚]]扱いであるため[[《異端流し オニカマス》]]や[[《洗脳センノー》]]の影響を受けずに[[コスト踏み倒し]]が出来る。
反面、通常の[[コスト踏み倒し]]と違って[[《暴走龍 5000GT》]]や[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]に引っかかってしまう点には注意が必要。
また、[[コスト]]を支払っていないため[[《ポクチンちん》]]や[[《デスマッチ・ビートル》]]といったタイプの[[コスト踏み倒しメタ]]にも引っかかってしまう。

**他のカード、デッキとの組み合わせ [#v6ddcb3a]

大きく分けて、普通に2ターン目からバトルゾーンに出し、次のターンから通常の倍の展開力で[[ビートダウン]]する運用と、[[マナ加速]]を絡めて大型を狙う運用が考えられる。

前者なら2ターン目《ハキリ》通常召喚、3ターン目[[メインステップ]]に[[《フェアリー・ライフ》]]や[[《超GR・チャージャー》]]、[[《エナジー・ライト》>《叡智の聖騎士 スクアーロ/エナジー・ライト》]]等でアドを稼ぎつつ、[[アタックステップ]]で[[クリーチャー]]を手札から召喚というシンプルにして効果的な流れが狙える。
[[パンプアップ]]により[[殴り返し]]にも強く、序盤から積極的に攻めに回しても問題ない[[スペック]]だからこそである。

後者も同様に[[メインステップ]]に準備を行い、[[アタックステップ]]で[[フィニッシャー]]を出すという動きが基本だが、大型を出せる[[マナ]]があるならその自由度はとても高い。
難しいギミックを使わずとも、[[《クリスタル・メモリー》>《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]でサーチしてから同じターンに[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]で[[ごり押し]]するプランができる。
《鬼丸「覇」》を出せる10マナもあれば、[[《キリモミ・ヤマアラシ》]]→《ハキリ》→[[《クリスタル・メモリー》>《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]をしても、まだ4マナ残っている状態で《鬼丸「覇」》が出せてしまう。

-[[【5色フェアリー・ミラクル】]]
[[【5色フェアリー・ミラクル】]]の難点であった「マナが伸びていてもクリーチャーが早期に並ばないため[[1ショットキル]]までが遅れる」という難点を解決することができる。色の関係上難しいが、2ターン目にこのクリーチャーを召喚し、3ターン目に[[《フェアリー・ミラクル》]]を唱えて、[[アタックトリガー]]で5コストのクリーチャーを出すということも狙える。しかし、このカードは単色であることが、【5色フェアリー・ミラクル】において難点となる。
コスト踏み倒しを行うタイミングが[[アタックトリガー]]であるため、さらに単色が増えることになるが、[[《ドルツヴァイ・アステリオ》]]と一緒に投入するのもいいかもしれない。《ドルツヴァイ・アステリオ》の能力で大量マナブーストしたターン中に、10コスト以上のクリーチャーを踏み倒すことができる。完全に[[オーバーキル]]だが、理論上は2ターン目にこのクリーチャー、3ターン目に[[《フェアリー・ミラクル》]]、4ターン目に《ドルツヴァイ・アステリオ》と繋げて[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]や[[《完全不明》]]などを出すということもできる。

-[[《ディメンジョン・ゲート》]]
[[山札]]から[[手札]]へ踏み倒したいクリーチャーを持ってこれる。
[[マナカーブ]]的にも綺麗に繋がり、その場合は擬似3コスト以下[[リクルート]]になるが、3コスト以下では強力な[[cip]]を持つクリーチャーは少ない点は難点。[[《ダンディ・ナスオ》]]、[[《天災 デドダム》]]程度。
[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]で4マナあるなら[[殿堂入り]]の[[《予言者マリエル》]]を最速3ターン目に出せるようになり、[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]のようなパワー3000以上の[[マッハファイター]]に依存している[[デッキ]]に刺さるだろう。

-[[《「大当たり!もう一本!!」》>《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]
これを唱えた後に、[[アタックトリガー]]で踏み倒したクリーチャーの[[cip]]を2回発動。相手に[[除去]][[耐性]]がいない場合、一手で[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]のエクストラウィンが達成される。

-[[《海底鬼面城》]]
1→2の[[マナカーブ]]で繋がる[[ドローソース]]。相手の手札が増えても相手だけがそれらを使いきれないなら[[デメリット]]にならない。
[[【青緑ビートダウン】]]なら[[《アクア・ティーチャー》]]([[【バニラビート】]])でも1→2で繋がる。

-[[【チェイングラスパーループ】]]
[[マナ]]さえあれば[[アタックトリガー]]で[[コスト]]を問わずに[[コスト踏み倒し]]できる上にこのカードのコストが偶数なので採用を検討できる。ただ、[[《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》]]で連鎖的に[[踏み倒し]]で出すことが考慮される都合上、4[[コスト]]とコストが小さい分[[カードパワー]]が低いカードもやや多めに採用する必要が生まれる。

-[[【カイザー「刃鬼」】]]
フィニッシュの際に[[手札]]に[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]さえあれば始動できるため、手札の枯渇という問題に悩まされにくい。[[マナ回収]]にマナを使っても、マナ枚数の要件さえ満たせば問題なくコスト踏み倒しが可能。【カイザー「刃鬼」】にマナ回収が多いことを考えれば、このクリーチャーが場にあるだけで実質的に「[[今引き]]が[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]」という状況を作りやすい。
ただ、これを[[【カイザー「刃鬼」】]]に[[4枚積み]]するとその分[[ガチンコ・ジャッジ]]に勝ちにくくなる。[[《フェアリー・ライフ》]]の枠を[[《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》]]に替えるといった工夫が求められる。

-[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]等
全体[[SA>スピードアタッカー]]化で《ハキリ》&踏み倒されたクリーチャーの[[召喚酔い]]を消せる。
同様の[[常在型能力]]持ちには[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]、[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]、[[《一面 エニク=アーク》]](条件付き)、[[《チキチキ・JET・サーキット》]]などがある。
なお、[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]]等のそのターン[[付与]]では[[解決]]後に出たクリーチャーが対象外なので不適である。

-[[【赤緑サンマックス】>【サンマックス】#nc32f384]]
1.2ターン目に《ハキリ》召喚
2.3ターン目に[[《風の1号 ハムカツマン》]]召喚
3.[[《葉鳴妖精ハキリ》]]で攻撃しながら[[《ゴリガン砕車 ゴルドーザ》>《ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー》]]を[[踏み倒し]]
4.[[《風の1号 ハムカツマン》]]で[[《S級原始 サンマックス》]]に侵略して[[T・ブレイク>T・ブレイカー]]
5.《ゴリガン砕車 ゴルドーザ》で[[ダイレクトアタック]]
の流れで3ターンキルが可能。
単に[[速攻]]を仕掛けるだけではなく、[[《獣軍隊 ヤドック》]]でカウンター獣に対処するのもアリ。
「召喚以外に反応する[[コスト踏み倒しメタ]]」を警戒するなら、敢えて[[《S級原始 サンマックス》]]を侵略ではなく《ハキリ》を使って召喚扱いの踏み倒しで出すのも1つの手。こうした[[【速攻】]]の場合、終盤に多い[[確定除去]]クラスの[[除去]]をあまり警戒しないで済む。

-[[【成長ミラダンテ】]]
++1ターン目に1コストクリーチャーを召喚
++2ターン目にこのクリーチャーを召喚しつつ1コストクリーチャーで[[《二族 ンババ》]]か[[《一族 ミア・ダママ》]]に[[革命チェンジ]]
++3ターン目に[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]か[[《若き日の族長 ヘンザ》]]に[[革命チェンジ]]しつつ、このクリーチャーで[[《正義の煌き オーリリア》]]を[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]
 
先攻で尚且つ[[《一族 ミア・ダママ》]]でマナブーストした場合は3ターン目に手札が足りなくて[[《正義の煌き オーリリア》]]を踏み倒すところまで実現できないため、その時はマナチャージなしで動いて呼び出し先を[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]に代えよう。
''[[《百族の長 プチョヘンザ》]]に[[革命チェンジ]]するとこのクリーチャーがマナ送りになってしまうため、《プチョヘンザ》にチェンジするとコンボが破綻する点には要注意。''

**その他 [#wa7f17ce]

-2コストらしからぬスペックであり、[[インフレ]]を感じる1枚である。[[《最強虫 ナゾまる》]]が活躍ができなかったことから、デザインされ直されたのかもしれない。

-タイミング上、[[パンプアップ]]適応外となる相手の[[ブロック]]には負けやすい。

-大型のクリーチャーを踏み倒したくなる能力だが、その分のマナは用意しなければならないのでこのカードと[[マナブースト]]に多くの[[スペース]]を取る必要がある点には注意。踏み倒ししか役割が無いので、ただでさえデッキスペースを空けるのに難儀する[[ビッグマナ]]系のデッキでは逆にデッキ全体のパワーを下げてしまう。
また、実戦で考えると当然このカードの召喚に手札とマナを消費するので、その分マナブーストに遅れがでたり手札切れが早まったりして、後が続かないといった状況にもなりやすい。

-「はんなり」は関西地方で使われる言葉であり、上品で華やかなものを指す。特に京都の舞妓を指すときに用いられることが多い。

-近年の[[スノーフェアリー]]に言える事ではあるが、可愛らしい[[イラスト]]が特徴的。[[アウトレイジ]]や[[オラクル]]ではないので目が描かれていないが、その風貌はデュエマというよりは同じ[[タカラトミー]]から展開されているウィクロスに近いものがある。最近の[[スノーフェアリー]]の[[カードパワー]]は[[インフレ]]に合わせて上がってきており、[[【スノーフェアリー】]]の[[種族デッキ]]を組んでも一定のデッキパワーがある。

**関連カード [#s27857fe]
-[[《烈司の剛腕》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#rf1baea5]
-[[DMRP-11]]&br;'''[[マナ]]たっぷりのお茶、飲みはります? ― 葉鳴妖精ハキリ'''


**収録セット [#l818d154]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[kawasumi]]
--[[DMRP-11 「超天篇 第3弾 零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!」>DMRP-11]](9/102)

**参考 [#o895adab]
-[[スノーフェアリー]]
-[[パンプアップ]]
-[[アタックトリガー]]
-[[マナゾーン]]
-[[手札]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[召喚]]

&tag(〇〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇,,,,);