#author("2021-02-27T23:27:29+09:00","","")
*《&ruby(エターナル・ソード){英知と追撃の宝剣};》 [#z7a6bf08]

|英知と追撃の宝剣 SR 水/闇文明 (7)|
|呪文|
|相手のクリーチャーを2体選ぶ。相手はその中から1体選んで自身の手札に加え、もう1体を破壊する。その後、自分は相手のマナゾーンからカードを2枚選ぶ。相手はその中から1枚選んで自身の手札に戻し、もう1枚を墓地に置く。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DM-11]]で登場した[[水]]/[[闇]]の[[エターナル呪文]]。

1枚で4枚もの相手[[カード]]に干渉できる、[[アドバンテージ]]の塊のようなカード。
使いどころを間違えなければ非常に強力な[[除去]]兼[[ランデス]]になる。
1体は[[バウンス]]なので再び出し直されてしまうという欠点を、ランデスにより出しにくくしているという点が大きい。
強力な効果ではあるが、[[バトルゾーン]]の[[カード]]も[[マナゾーン]]の[[カード]]もどちらか1枚は相手の[[手札]]に残るため、[[コントロール]][[デッキ]]同士でバトルゾーンが膠着した状態で使っても[[効果]]が薄い場合が多い。
また、相手に擬似的な[[マナ回収]]の機会を与えてしまったり、[[cip]]の再利用を許してしまうこともあるため、決して何も考えずに使っていい呪文とは言い難い。使うにしても[[カード]]の選択には注意を要する。
よって、[[水]]の[[バウンス]]特有のタイム・アドバンテージを上手く使えるような[[デッキ]]でこそさらに輝く[[呪文]]と言える。

[[マナブースト]]から早い段階で[[唱える]]ことができれば、相手の展開を一気にくじくことができ効果的である。[[ランデス]]を行いつつ、これに繋げることができたなら勝利は近い。

[[青黒]]ベースの[[デッキ]]の[[フィニッシャー]]として用いられる。タイムアドバンテージを稼ぐため、[[ビートダウン]]系[[デッキ]]へ投入されたこともある。

**環境において [#f8bf0edd]

今では強力な呪文として知られるこのカードは、登場当時の評価は低かった。というのも、当時環境で活躍していた[[水]]や[[闇]]を使うデッキは[[速攻]]が多く、7コストが重く見られていたからである。しかし、カードプールの増加により、水と闇にも[[コントロール]]系のカードが増えていったため、このカードの評価は一気に上がっていく。

[[極神編]]に入ると、[[多色]]であることが利点になることが多かったため、このカードの使用率は一気に上がる。特に、当時では数少ない[[除去]][[能力]]を持った[[多色]]カードであることから、[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]にも対処できるカードとして評価に拍車がかかった。

そして、どんなデッキでもこのカードを連続で打たれるとほぼ逆転は不可能になることが問題視され、2009年4月15日[[殿堂入り]]。これにより、[[エターナル呪文]][[サイクル]]内だけで2枚も[[殿堂入り]]することになった(もう1枚は[[《魂と記憶の盾》]])。しかし、2020年7月1日付で、[[《魂と記憶の盾》]]が[[殿堂解除]]された為、エターナル呪文サイクルの中での殿堂入りはこの一枚だけとなった。

殿堂入り後は、1発だけなら体勢を立て直されることが多く、決定力に欠けるため、デッキに投入されないことが増えた。

しかし、[[ドラゴン・サーガ]]にて、同じコスト7以下の呪文を3回撃てるようにする[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]が登場。当然コスト7のこの呪文も連発できるようになることから、使用率は激増した。

[[革命編]]、[[革命ファイナル]]に入ると[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]、[[《目的不明の作戦》]]などといったこのカードを[[踏み倒せる>コスト踏み倒し]]カードが増えたことにより、さらに使用率が増加。

[[双極篇]]になるとこれを安定して手札に持って行きたいがために[[《クリスタル・メモリー》]]を1枚挿しておくケースがざらになった。

**その他 [#k33f64fb]

-[[バトルゾーン]]または[[マナゾーン]]に相手の[[カード]]が1枚しか無い状態で使用した場合、相手は先に「[[手札]]に戻す方を選ぶ」必要があるため、[[墓地]]に置くことはなく、''COLOR(blue){必ず手札に戻すことになる}''。

-また、こちらが選んだの2枚の内、どちらを[[手札]]に戻して、どちらを[[墓地]]に置くかを選ぶのは相手である。しかも、こちらが2枚を選ぶのは[[強制]]であるため、バトルゾーンの厄介な相手の[[cip]]を持ったクリーチャーを手札に戻したり、[[pig]]を持ったクリーチャーを破壊したりしかねない。また、相手に手札を2枚与えることになるので、場合によっては利敵行為になる可能性も否定できない。このような融通の利きにくさが、このカードの弱点であると言える。それでも、強力な能力であることは間違いないので、きちんと使いどころを考えれば、大きな戦果を残してくれるだろう。

-他の[[ランデス]]系[[カード]]とは違って[[《光波の守護者テルス・ルース》]]がいたとしても[[ランデス]]し易い。これは先に[[クリーチャー]]を[[手札]]に戻すか[[墓地]]に置くので、[[マナゾーン]]に干渉するよりも先に[[バトルゾーン]]の[[《光波の守護者テルス・ルース》]]を[[除去]]してしまえるためである。&br;なお、[[バトルゾーン]]に相手の[[《光波の守護者テルス・ルース》]]を残したまま[[ランデス]]側の[[効果]]を使用するとき、2枚選ばれたうちの片方は[[マナゾーン]]にとどまり、もう片方は[[手札]]に戻される。

-[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]の対策としても有効。[[除去]]をした上で、再度[[召喚]]するための[[マナ]]も削ることができる。

-[[殿堂入り]]後は連打したり必要な時に握ることが難しくなった。しかし、[[DMR-13]]で[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]の登場により、[[手打ち]]→[[回収]]→[[手打ち]]の3連射が可能になる。1枚制限故に安定はしないが、決まれば大抵勝ててしまうだろう。[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]のカウンター札としても非常に優秀である。さらに[[DMRP-05]]に登場した[[《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》]]の能力使えば、1度にバトルゾーンのクリーチャー4体と[[マナ]]を4枚削る驚異のアドバンテージを得ることができるようになった。
かつての凶悪[[カード]]がもはや完全に立場を失って[[殿堂解除]]されていく中で、このカードは未だに活躍を続けている。それでも[[プレミアム殿堂]]になるほど[[環境]]で活躍しているわけではなく、かといって比肩する[[カード]]がそれほど多いわけでもない為、[[殿堂入り]]が妥当な調整という事だろう。

-[[構築済みデッキ]]での[[再録]]が多かったが、[[DMX-01]]で[[再録]]され少し入手しやすくなった。

-[[殿堂入り]]するほど強力な[[呪文]]だが、[[エピソード1]]で登場した[[クリーチャー]]である[[《ケロディス・三郎》]]はこの剣をなんと3本も振り回している。あちらの世界では単純に武器のような扱いなのだろうか。ちなみに[[《ケロディス・三郎》]]は同[[サイクル]]で同じく[[殿堂入り]]している[[《魂と記憶の盾》]]をバンダナとして装備している。また[[ドラゴン・サーガ]]では[[《龍素知新》]]のイラストにこの剣が描かれていたり、[[水]][[単色]]版として[[《龍素の宝剣》]]が登場したりと、長い時が経ってもこの[[呪文]]の存在は未だ大きいことが分かる。

-漫画「SX」では、[[龍牙>天地 龍牙]]VS[[サドネス]]でサドネスが使用。[[《維新の超人》]]を破壊しようとしたが、[[バトルゾーン]]を離れるときの[[置換効果]]に防がれた。

-漫画「ビクトリー」では[[ドラゴン龍]]が[[勝太>切札 勝太]]戦で使用した。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#l14a40f1]

|英知と追撃の宝剣 VR 水/闇文明 (8)|
|呪文|
|相手のクリーチャーを2体選び、その中からランダムに1体破壊し、もう1体を手札に戻す。その後、相手のマナゾーンからランダムなカードを1枚墓地に置き、もう1枚を手札に戻す。|

他の[[エターナル呪文]]に合わせるためか[[レアリティ]]が[[ベリーレア]]に降格。

1:4交換はTCG版と同じだが、コストが1上がり、[[バウンス]]と[[墓地送り]]の仕方が変わっている。

クリーチャー除去に関しては、TCG版より若干強化されている。自分が選んだ2体のうち、どちらをバウンス・破壊するかを相手の選択式から、ランダムに変更されたことで、自分の破壊したいクリーチャーを破壊できる確率が上がった。[[ランデス]]の方は弱体化しており、2枚のカードを選ぶことすらなくなったため、[[色事故]]を狙いにくくなった。

TCG版では[[バウンス]]後[[破壊]]だったが、こちらは[[破壊]]後[[バウンス]]になっている。相手のクリーチャーが1体しかない場合に唱えれば''COLOR(blue){必ず破壊されることになる}''。

コストが1重くなってもやはりその強さは健在で、[[DMPP-05]]期は、[[マナブースト]]ができる多くの[[コントロール]]デッキに採用されている。

-[[デュエプレ]]では[[《超竜バジュラ》]]に続く2枚目の[[ランデス]]ができるカードである。

**[[サイクル]] [#qb652afc]
[[DM-11]]と[[DMPP-05]]の[[エターナル呪文]][[サイクル]]
-[[《魂と記憶の盾》]]
-''《英知と追撃の宝剣》''
-[[《憎悪と怒りの獄門》]]
-[[《破壊と誕生の神殿》]]
-[[《調和と繁栄の罠》]]

**関連カード [#m47975b0]
-[[《龍素の宝剣》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#s254e756]
-[[DMPP-05]]
'''その剣は、物体を切り裂き、理すらも断つ。'''

**収録セット [#u38b503a]
***[[デュエル・マスターズ]] [#y26d6729]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DM-11 「聖拳編 第2弾 無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)」>DM-11]]
--[[DMC-38 「キャッスル・オブ・デーモン」>DMC-38]]
--[[DMC-63 「ルナティック・ゴッド」>DMC-63]]
--[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」>DMX-01]]
--[[DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」>DMX-21]]
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」>DMX-24]]([[フルフレーム]])
--[[DMRP-11 「超天篇 第3弾 零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!」>DMRP-11]]([[ウルトラゴールデンカード]])

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#te88d3bd]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DMPP-05 第5弾 「永遠の戦渦 -VORTEX OVERLOAD-」>DMPP-05]]

**参考 [#k28c1685]
-[[タップイン]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[バウンス]]
-[[除去]]
-[[ランデス]]
-[[殿堂入り]]
-[[エターナル呪文]]

&tag(呪文,水文明,闇文明,多色,コスト7,バウンス,破壊,ランデス,殿堂入り,スーパーレア,Toshiaki Takayama,エターナル呪文,・);