#author("2023-02-16T11:23:51+09:00","","")
#author("2024-03-01T12:10:06+09:00","","")
*《&ruby(ぜつぼうしん){絶望神};サガ》 [#top]

|絶望神サガ R 水/闇文明 (3)|
|クリーチャー:ゴッド/オリジン 3000|
|このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、カードを1枚引き、自分の手札を1枚捨てる。その後、自分の墓地にクリーチャーが3体以上あれば、コスト5以下のゴッドまたはコスト5以下のオリジンを1体、自分の墓地から出してもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DM22-EX2]]で登場した[[水]]/[[闇]]の[[ゴッド]]/[[オリジン]]。

[[cip]]もしくはターン開始時に[[手札交換]]し、[[墓地]]に[[クリーチャー]]が3体以上あれば[[コスト]]5以下の[[ゴッド]]か[[オリジン]]を[[リアニメイト]]しつつ、その場合には[[自壊]]の[[デメリット]]が発生する。
[[出た時]]と[[ターン開始ステップ]]に[[強制]][[手札交換]]する。その後[[墓地]]に[[クリーチャー]]が3体以上あれば[[任意]]で[[コスト]]5以下の[[ゴッド]]か[[オリジン]]を[[リアニメイト]]できるが、リアニメイトすると[[自壊]]する。「サガ」の名を冠するカードだが、[[クリエイター]]ではない。

リアニメイトは任意だが、手札交換が強制である点には注意。
[[G・リンク]]持ちの[[ゴッド]]の多くはコスト5以下であり、このカードを使って[[名目コスト]]より軽く場に出すことが狙える。相手ターンをまたいでこのカードを生き残らせることで、自分のターンで即座に[[G・リンク]]を完成させられる。

[[G・リンク]]持ちの[[ゴッド]]の多くはコスト5以下であり、このカードと併用することで名目コストより軽く場に出すことが狙える。
相手ターンをまたいでこのカードを生き残らせることで、自分のターンで即座に[[G・リンク]]を完成させることもできる。
[[《ヨミとイズモの計画》]]の[[シンパシー]]に貢献できる[[墓地肥やし]]カードというのも特長。手札でダブつきがちな[[ゴッド]]を[[墓地]]に捨てられ、必要な時に3マナで引っ張り出せるという[[汎用性]]もある。

また、手札でダブつきがちな[[ゴッド]]を[[墓地]]に捨てられ、必要な時に3マナで引っ張り出せるという汎用性もある。
-このように本来は[[種族サポート]]カードとして設計されたと思われるが、どちらかというと後述の無限墓地肥やしができるという点の方に注目が集まっている。

このように本来は[[G・リンク]]のサポートカードとして作られたと思われるが、下記のようにこのカード2枚で[[無限ループ]]が可能。
毎ターン手札交換する[[システムクリーチャー]]としても癖が少ない。タイミングが異なるが、[[cip]]で1回発動できることを考えると、[[《バイケンの海幻》]]より1ターン早く出せる置物として勘定できる。
後述する通り[[cip]]で開始する無限[[墓地肥やし]]が要対策戦術なうえ、そこに気を取られて[[墓地リセット]]や[[墓地利用メタ]]に一任してバトルゾーンの《絶望神サガ》を放置していてもコンボの布石として使えてしまう。
デッキカラーの都合、コンボ始動が4ターン目になる[[【青黒退化】]]が3ターン目に[[手札交換]]と[[墓地肥やし]]に召喚するクリーチャーとしても使える。

コスト3以下のクリーチャーなので[[《キユリのASMラジオ》]]軸のデッキに入れておいても役立つだろう。[[《天災 デドダム》]]などと同時に出し、即座に無限墓地肥やしに入ることも可能。

**無限[[墓地肥やし]] [#loop1]
《絶望神サガ》自身が、「コスト5以下のゴッドまたはコスト5以下のオリジン」という[[リアニメイト]]対象に含まれているため、「自分の墓地にクリーチャーが3体以上あれば」を満たしていれば、2枚の《絶望神サガ》で簡単に早期無限[[墓地肥やし]]ができる。

「《絶望神サガ》以外の」という指定がなく、[[殿堂入り]]でもないため、「自分の墓地にクリーチャーが3体以上あれば」を満たしていれば、簡単に早期無限[[墓地肥やし]]ができる。
※以下の動きは[[殿堂入り]]前
+バトルゾーンにある《絶望神サガ》(A)が、[[出た時>cip]]または[[自分のターンのはじめ>ターン開始ステップ]]で誘発した[[手札交換]]の効果を発動。墓地に《絶望神サガ》(B)がないなら《絶望神サガ》(B)を、あるなら適当なカードを捨てる。
+墓地にある《絶望神サガ》(B)をバトルゾーンに出し、《サガ》(A)が[[自壊]]する。
+《サガ》(B)の[[cip]]で1・2と同じことをする。

+バトルゾーンにある《絶望神サガ》(A)が、[[出た時>cip]]または[[自分のターンのはじめ>ターン開始ステップ]]で誘発した[[手札交換]]の効果を使い、墓地に他の《絶望神サガ》がないなら《絶望神サガ》を、あるなら適当なカードを捨てる。
+墓地にある《絶望神サガ》(B)をバトルゾーンに出し、そうしたら《サガ(A)》が[[自壊]]する。
+《サガ(B)》の[[cip]]で1.と同じことをする
リアニメイトした後に自壊する能力なので、[[殿堂入り]]した現在では《絶望神サガ》が2枚ないので正攻法ではループが成立しない。しかし、《サガ》の[[cip]]を解決する前に出した《絶望神サガ》を破壊できれば、《サガ》1枚でもループを成立させられる。

ちなみに1枚しかなくても、[[《生命と大地と轟破の決断》]]などで[[《百発人形マグナム》]]と《絶望神サガ》を同時に出してもループは成立する。
以下は、[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]などで[[《百発人形マグナム》]]と《絶望神サガ》を同時に出した場合の手順。

+ 《絶望神サガ》 →[[《百発人形マグナム》]]の順番で出すと、《サガ》の[[cip]]と[[《百発人形マグナム》]]のペナルティが1ずつ[[待機]]される。
+ [[《百発人形マグナム》]]のストックを0にして《絶望神サガ》を破壊する。
+ 《絶望神サガ》のストックを0にして墓地にいる《絶望神サガ》自身を出す。[[自壊]]のデメリットは、破壊を受ける対象がバトルゾーンにいないので破棄される。
+ [[《百発人形マグナム》]]→《絶望神サガ》の順番で出すと、《サガ》の[[cip]]と[[《百発人形マグナム》]]の破壊効果が1ずつ[[待機]]される。
+ [[《百発人形マグナム》]]の効果を解決し《絶望神サガ》を破壊する。
+ 《絶望神サガ》の効果を解決し墓地にいる《絶望神サガ》自身を出す。[[自壊]]のデメリットは、破壊を受ける対象がバトルゾーンに残っていない(別個体となっている)ので実行せず終わる。
+ 《絶望神サガ》が踏み倒しで出たことでストック状況が1.に戻る。

***3ターンキル [#kill_3T]
文明を問わない[[《アーテル・ゴルギーニ》]]なら[[《百発人形マグナム》]]を[[《早撃人形マグナム》]]でも代用可。その場合《絶望神サガ》が破壊されるよう出す順番を調整すること。

3ターンキルも可能。
[[プレミアム殿堂]]しているが[[《生命と大地と轟破の決断》]]ならさらに[[《キャタピラ親方》]]もパーツに使える。

+2ターン目までに[[《戦略のD・H アツト》]]や[[《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》]]などで[[墓地]]にクリーチャーを2体落とす。
+上のループを、3ターン目に召喚した《絶望神サガ》の[[cip]]で開始する。
+[[手札交換]]で、手札に[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]、墓地に[[《黙示賢者ソルハバキ》]]を確保しつつ、山札を残り1枚になるまで削る。《ソルハバキ》で回収できるので《DOOM》はマナゾーンでも可。
+ 《絶望神サガ》の効果で《ソルハバキ》を出し、アンタップマナを生成、1マナで《DOOM》を召喚。
+[[メテオバーン]]で[[《一なる部隊 イワシン》]]を墓地に置いて[[《水上第九院 シャコガイル》]]を出す。《イワシン》解決時に《シャコガイル》が誘発。
//3ターンキルは【絶望神サガループ】のほうに移動

一見要求値は高いが、サガループさえ決まれば残りのパーツは無限手札交換でほぼ確実に回収可能。
**環境において [#a2872eb0]
このカードの登場によって組まれた[[【絶望神サガループ】]]こと「サガループ」デッキにて活躍。

アンタップマナの生成は、山札残り2枚(※)で止めて[[《蒼狼の大王 イザナギテラス》]]を踏み倒し、残り山札のうち1枚を手札に加えてから闇単色[[チャージャー]]か[[《セイレーン・コンチェルト》]]を唱える方法でも良い。
最速3ターン目には勝利が決まるという余りにも凶悪なデッキタイプだった為、2023年8月11日を持って[[殿堂入り]]が決定。
登場から殿堂入りまでに所要した''174日''は、1発プレミアム殿堂を含めても[[ジョークカード>《緊急プレミアム殿堂》]]や[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]を除けば、これまでの最短記録保持者だった[[《ヨミジ 丁-二式》]]の194日(1発プレミアム殿堂)を20日更新したスピード記録。

※:[[《終断γ ドルブロ/ボーンおどり・チャージャー》]]使用時は山札残り4枚
//今後は[[1枚積み]]でもできるループコンボか、単純な置きドローとして使用されることだろう。

**対策 [#memetaxa]
この手の初動は[[再現性]]が重要なため、軽量カードの[[《エメラル》]]同様、[[殿堂入り]]後は相性が良いデッキでも見ることはだいぶ少なくなった。
//[[【青黒退化】]]が3ターン目に設置できる上振れ[[墓地肥やし]]と勘定して採用するなどだろう。ただし
//退化に使われてるの見たことないが
例えば、3ターン目設置4ターンキルで試合が終わる場面は1体で2ドロー2ディスカード換算となり[[《フェイト・カーペンター》]]クラスしかなく、5ターン目以降まで[[墓地肥やし]]を続けないとアドバンテージにはならない。

1ターン目に[[《ロスト・ウォーターゲイト》]]か[[《ゴッド・シグナル》]]、2ターン目に[[《戦略のD・H アツト》]]互換と、[[サーチ]]や[[手札交換]]が充実しているため、3ターン目にこのカードを2枚揃えてループを開始することもかなり現実的である。
無限墓地肥やしは最速で先攻3ターン目に実現可能で、それに対しては1〜2ターン目に対策を打たなければならない。
[[【アーテルマトリクスループ】>【絶望神サガループ】]]では手札交換をしながら[[《蒼狼の大王 イザナギテラス》]]に繋がる上振れ枠として搭載される事もあったが、《絶望神サガ》は主軸のコンボに絡まないため0枚積みの構築も結果を残している。

***非クリーチャー [#s67095c1]
[[《「敬虔なる警官」》]]でも[[《爆撃男》]]でも除去されない。

-[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]でループの回数を3回までに制限する。
-[[《空間型無限収納ストラトバッグ》]]で[[自壊]]を[[マナ送り]]に置き換えループを不成立にさせる。

***メタクリーチャー(パワー2000超) [#h0390f15]
1体のみのコスト2以下なら[[《「敬虔なる警官」》]]の[[バウンス]]&[[召喚ロック]]で悠々と突破されてしまう。
したがって、場に2体以上散らしておき、単体[[バウンス]]を食らってもメタが残る状況に持ち込まなければならない。
ただ、[[ギャラクシールド]]水(2)に手番を割いてくれるので、相手自身の墓地にクリーチャーが3体以上の達成が遅れ、コスト3のメタカードを使う余裕が生まれる。

-コスト1の[[《とこしえの超人》]]。[[リアニメイト]]を[[マナ送り]]に置き換えつつ、場に2体確保の布石に使える。
-コスト1の[[《ベイB セガーレ》]]。[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]を[[着地置換効果]]で[[マナ送り]]。進化元ごと送ることになるので、手札から2体目の召喚に注意。
-[[《若き大長老 アプル》]]による[[墓地利用メタ]]
-[[《リツイーギョ #桜 #満開》]]でループの回数を2回までに制限

***メタクリーチャー(パワー2000以下) [#g5e82b3b]
[[《爆撃男》]]1枚の[[ディスカード]]でマナを消費せず倒されてしまうが、レシピによっては採用されていない場合もある。
ループを封じるクリーチャーなら、3ターン目に出た1体目の《サガ》による[[ディスカード]]からループを開始することは防げる((《絶望神サガ》が出た時、1枚引いて[[《爆撃男》]]を捨てる。そして[[リアニメイト]]ができずに《サガ》の能力処理が終了する。それが終わってから[[《爆撃男》]]の[[誘発型能力]]を[[解決]]するので、メタクリーチャーは[[パワー低下]]で破壊はされるが、そのターンのループは防げたことになるという意味。この場合でも、次のターンに「自分のターンのはじめに」のほうで始動できるのでバトルゾーンの《絶望神サガ》の除去は必須となる。))。

-[[cip]]も発動できないタイプの[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]や[[《検問の守り 輝羅》]]といった[[コスト踏み倒しメタ]]

***[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]の[[メテオバーン]]を止める [#l75b51ad]
《DOOM》の[[メテオバーン]]は[[アタックトリガー]]なので、攻撃を封じれば[[《水上第九院 シャコガイル》]]にもつながらない。

ただし、今後[[《闇王ゼーロ》]]+[[《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》]]のような[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]以外の[[フィニッシャー]]を採用したり、3ターン目のコンボ開始を切り捨て、[[《大魔王 ウラギリダムス》]]で露払いを行う型などが主流になると以下の対策は意味がなくなる。

-出たターンに[[攻撃できない]]を付与するカード([[《レク・シディア》]]など)を出しておく。

-[[《チッタ・ペロルの冠》]]の「コストを支払わずに出た時」の能力で、対処できるクリーチャーを出す。この際、ループが終わり、非[[ターン・プレイヤー]]の効果が[[解決]]できるようになったタイミングで発動でき、相手の[[《爆撃男》]]や[[《疾封怒闘 キューブリック》]]による妨害を掻い潜れられる。
--出すクリーチャーの例としては、《DOOM》の着地を許さない[[《マグナム・ルピア》>《マグナム・ルピア/クリムゾン・チャージャー》]]等、《DOOM》の[[攻撃]]を阻止する[[《その子供、凶暴につき》]],[[《こたつむり》]]等がある。相手の残り山札が1枚の状態でそれらを出せれば、次の相手の[[ドローステップ]]で[[ライブラリアウト]]で自滅する。
ピンポイントメタ要素の強い変わり種だと、マナを使い切った後で《サガ》やフィニッシャーを退かせられる[[《コッコ・武・ルピア》]]、[[ライブラリアウト]]を狙える[[《爺モン&婆ファンクル》]]等も手。

***墓地リセット系統のカード [#e8a17f81]
[[《堕呪 ブラッドゥ》>《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》]]や[[《埋め立てロボ・コンクリオン》]]の墓地リセットで「墓地にクリーチャーが3体」の妨害も可能ではあるが、相手が5マナ溜まった時点で2マナ手札交換+3マナ《絶望神サガ》で始動できてしまうため対策としての効力は薄い。

また、《絶望神サガ》は墓地が0枚でも3ターン目に召喚した[[cip]]で[[《一なる部隊 イワシン》]]を捨てた場合には墓地にクリーチャーが2体確保でき、さらにその次の[[ターン開始ステップ]]でクリーチャーを1体捨てれば3体達成となりループが開始できる。

自分が[[《堕呪 ブラッドゥ》>《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》]]や[[《埋め立てロボ・コンクリオン》]]といった2マナで手番を使って1ターン凌ぎ、それが勝利に利用できるなら話は別だが、根本的にループをロックできないとジリ貧で負ける可能性は高い。

[[《コッコ・武・ルピア》]]は[[タイタントリガー]]で相手の墓地をリセットできる。攻撃時、シールドブレイクで[[《エマージェンシー・タイフーン》>《氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン》]]などを踏まない前提なら2ターン程度は相手の墓地獣を3体未満にできる。前述の通り相手が5マナ溜めれば2マナ手札交換+3マナ《絶望神サガ》で時間稼ぎは終了する。ただし、2マナ手札交換+《絶望神サガ》二枚を集めつつ5マナ貯めるというのは実際相当至難なので大体3ターン程度は稼げると思ってよい。((《絶望神サガ》をあらかじめ墓地にお置かれた場合はデッキに戻せる))

このように墓地リセットカード、特に[[《コッコ・武・ルピア》]]は《絶望神サガ》を使う側にたいしてループの要求値をかなり引き上げることが可能。上記のメタクリーチャーを一緒に使うとより効果的。[[《「敬虔なる警官」》]]を一緒に使わせるなら7マナ必要になり、ここまで行ってしまえば、《絶望神サガ》側が勝つのは非常に難しい。採用されがちな[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]によるビートダウン戦術もまとめてメタれる点も魅力。

***対策にならないもの [#qbb2a7c1]

[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]の[[アタックトリガー]]による-9000に耐えられないもの。なんとかコスト3の[[《ジャッジCREWニー》]]を出し、[[《水上第九院 シャコガイル》]]の[[置換効果]]を上書きできる[[敗北回避能力]]を着地させても、バトルゾーンに残らないので無駄。

また、《サガ》側が[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]などの[[山札回復]]を採用していると[[《爆撃男》]]の再利用が可能になる。その場合、[[コスト踏み倒し]]を直接咎めるカードか[[破壊]]に耐性を持つカードでないと相手の引き次第では乗り越えられてしまう。

**ルール [#l89b0a99]
能力で蘇生先に選んだクリーチャーが[[置換効果]]または[[離れない]]効果によって実際には[[バトルゾーン]]に出なかった場合も、このクリーチャーは[[自壊]]する。[[根拠1>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39986]][[根拠2>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39848]]
蘇生先に選んだクリーチャーが[[出せない]]効果によって墓地にとどまった場合にこのクリーチャーが[[自壊]]するかどうかは''不明''。

というのも、「[[出せない]]」という[[常在型能力]]や[[継続的効果]]が働いていても、[[侵略]]や[[革命チェンジ]]といった「(カードやクリーチャーを)出す」能力の[[使用宣言]]はいつでも可能という裁定があるためである。もちろん、[[使用宣言]]から[[解決]]開始前に原因を排除できていなければ出すという行為は不発に終わる。

他の「唱えられない」などは、それに対応する[[キーワード処理]]が試みることすらできないという違いがある。[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]で「呪文を1枚(中略)唱えてもよい。そうしなければ、カードを1枚引く」は、[[呪文ロック]]時は必ず1ドローが行われる。

-同様のテキストを持つ例として[[《時空の司令 コンボイ・トレーラー》]]がある。

-ここで、総合ルール101.3aにより「出せない」ものでも試みたことには変わらないと解釈すれば、このクリーチャーは自壊すると考えることもできてしまう。もしそうであるとすると、[[灼熱ドロン・ゴー]]の挙動がかなり不自然になる。((場に自分の[[《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》]]が既にいる状況で手札の《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》の[[灼熱ドロン・ゴー]]を[[解決]]すると《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》は手札にとどまったまま[[墓地肥やし]]と[[コスト踏み倒し]]を実行できることになる。))
--試みただけではだめな例には、結果的に「[[無月の門]]」能力が使用できずに終わった場合の[[ムーゲッツ]]や、1回のイベントに1度しか使えない[[ニンジャ・ストライク]]を複数枚使用宣言した場合の[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]などがある。

**その他 [#others]
-単純かつ凶悪なテキストから、情報公開時は「無限墓地肥やしは開発の想定外の挙動なのではないか」と話題になった。
発売前にエラッタが為されるのではないかという予想もあったが、[[カードテキスト変更の予定はございません>https://dm.takaratomy.co.jp/oshirase0210/]]と発売前に明言される異例の事態となった。
-単純かつ凶悪なテキストから、また同弾のカードに誤植が多かったことから、一時「無限墓地肥やしは開発の想定外の挙動なのではないか」という噂が拡散されたが、最終的にカードテキスト変更の予定はない旨が公式に告知された。[[公式サイト>https://dm.takaratomy.co.jp/oshirase0210/]]

--情報公開時にループコンボが考案され、発売前にその内容に関する声明が出されたカードとしては[[《♪面白き こともなき墓地を 面白く》]]という前例がある。
//--同弾には[[《堕∞魔 ヴォゲンム》]]も収録されており、これらの事を考えると公式としては[[墓地肥やし]]を[[インフレ]]させたいものと見られる。
//公式の思惑についての記述は確実性に欠ける

//-同名カードだけで[[無限ループ]]に近しい挙動を起こせるカードは史上初。
//一応《メタルコックのタイマー》が無限アンタップしたり、自分と相手の《コーライル》で千日手があるので、探せば初ではなさそう
//1枚で自己完結したループを起こせる《弐天炎明 ガンリュウ・ムサシ》というカードがありまして
-[[オリジン]]に祀り上げられた「偽りの神」であるためか、異なる2柱で[[G・リンク]]することで完全となる通常の[[ゴッド]]に対し、[[G・リンク]]を持たず神を呼び出すと自らは[[自壊]]して2柱が並び立つことはない対照的なデザインになっている。

//-異なる2柱で[[G・リンク]]することで完全となる通常の[[ゴッド]]に対し、自分自身2体で完結する皮肉めいたデザインとなっている。

-『サガ』の名を持つカードの4枚目だが、[[種族]]に[[クリエイター]]は持っておらず、[[ゴッド]]/[[オリジン]]である。
また2色の組み合わせが、元となった[[ゴッド]]1体([[《究極神アク》]])と完全に被っているのは『サガ』としては初。
--元からいた2体の『サガ』の名前が「創造神」と「破壊神」で対になっている事から、「絶望神」と対になる《希望神サガ》も存在するのではないかと予想されている。

-[[神化編]][[背景ストーリー]]では何故か[[ゼン&アク]]が復活し五文明と交戦していた(=[[オリジン]]側に付いていた)が、長らくその理由は不明だった。
このカードの[[フレーバーテキスト]]により、[[《創造神サガ》]]が[[オリジン]]のルーツであったことが明かされ、上記の行動の理由が判明した。
--異なる2柱で[[G・リンク]]することで完全となる通常の[[ゴッド]]に対し、神を呼び出すと自らは[[自壊]]して2柱が並び立つことはないと対照的で皮肉めいたデザインとなっている。これも[[オリジン]]に生み出された「偽りの神」である故なのだろうか。

**関連カード [#card]
-[[《創造神サガ》]]
-[[《破壊神サガ》]]
-[[《ミノガミ <サガ.Star>》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM22-EX2]]&br;'''[[オリジン]]が塗り替えた歴史において、[[五龍神]]同様に厄介な存在は[[ゴッド]]であった。彼らは自分たちのルーツでもある「[[サガ>《創造神サガ》]]」を[[ゴッド]]とすることで、かろうじて自分たちが世界創世の正統な後継者であるように偽っていたのだった。&br;[[ミスティ>《サファイア・ミスティ》]]・レポート 第七章『偽りの神について』より'''
-[[DM22-EX2]]&br;'''[[オリジン]]が塗り替えた歴史において、[[五龍神]]同様に厄介な存在は[[ゴッド]]であった。彼らは自分たちのルーツでもある「[[サガ>《創造神サガ》]]」を[[ゴッド]]とすることで、かろうじて自分たちが世界創世の正統な後継者であるように偽っていたのだった。&br;[[ミスティ・レポート]] 第七章『偽りの神について』より'''

**収録セット [#pack]
-illus.[[Kotakan]]
--[[DM22-EX2 「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」>DM22-EX2]](21/75)

**参考 [#reference]
-[[青黒]]
-[[ゴッド]]
-[[オリジン]]
-[[cip]]
-[[ターン開始ステップ]]
-[[手札交換]]
-[[リアニメイト]]
-[[自壊]]
-[[殿堂入り]]

&tag(クリーチャー,水文明,闇文明,青黒,2色,多色,コスト3,ゴッド,オリジン,パワー3000,cip,ターン開始時,出た時または自分のターンのはじめ,手札交換,3体以上,コスト5以下,ゴッドサポート,オリジンサポート,リアニメイト,自壊,R,レア,Kotakan);
-[[【絶望神サガループ】]]

----
[[公式Q&A]]

-能力について

>Q.相手の [[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]がいる状況で自分は''《絶望神サガ》''Aを出し、「出た時」の能力でカードを1枚引き、手札を1枚捨てました。その後、墓地にある''《絶望神サガ》''Bを出そうとした際、[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]の置換効果によってかわりに墓地に残ったのですが、この場合でも''《絶望神サガ》''Aは破壊されますか?
A.はい、破壊されます。出そうとしたクリーチャーが結果的に出なかった場合でも、「そうしたら」以降の効果は解決されます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42847]](2023.3.17)

>Q.相手が[[《キャンベロ <レッゾ.Star>》]]を出した次の自分のターンに、自分は''《絶望神サガ》''Aを出し、「出た時」の能力でカードを1枚引き、手札を1枚捨てました。その後、墓地にある''《絶望神サガ》''Bを出そうとすることはできますか?&br;また、できる場合、結果的に墓地から''《絶望神サガ》''Bは出ませんが、''《絶望神サガ》''Aは破壊されますか?
A.はい、''《絶望神サガ》''Bを墓地から出そうとすることができます。また、出そうとした場合、結果的に''《絶望神サガ》''Bは出ませんが、バトルゾーンの''《絶望神サガ》''Aは破壊されます。&br;クリーチャーを出せない状況でも、出そうとすることはできます。そのため、《絶望神サガ》の能力を使った際、墓地にコスト5以下のゴッドかオリジンがいれば、結果的にそのクリーチャーを出せない状況だったとしても「そうしたら」以降の効果を解決できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42848]](2023.3.17)

&tag(クリーチャー,水文明,闇文明,青黒,2色,多色,コスト3,ゴッド,オリジン,パワー3000,cip,ターン開始時,出た時または自分のターンのはじめ,手札交換,3体以上,コスト5以下,ゴッドサポート,オリジンサポート,リアニメイト,自壊,殿堂入り,R,レア,Kotakan);