#author("2022-06-23T09:03:51+09:00","","")
*《&ruby(しゅうえん){終焉};の&ruby(きんだん){禁断}; ドルマゲドン&ruby(エックス){X};》 [#o95107ef]

|終焉の禁断 ドルマゲドンX FFLC 闇/火文明 (999)|
|最終禁断クリーチャー:(種族なし) 999999|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが禁断爆発した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印を1つ付ける。(クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)|
|相手は自身のクリーチャーに付いている封印を墓地に置けない。|
|このクリーチャーに封印を付けることはできない。|
|このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの禁断コアを2枚、このカードの下に置いてもよい。そうしたら、自分のシールドを1つ墓地に置く。|
|このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、クリーチャーをすべて破壊し、自分はゲームに負ける。|
|BGCOLOR(white):禁断爆発前⇒[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※2022年7月1日付けで殿堂解除((ただし、これまで通り1つのデッキに投入できるのはいずれか1セットまでとなる))''|
※[[カード名]]の「エックス」の表記は、実際のカードでは特殊文字、公式カードリストでは「X」

|DORMAGEDDONX FFLC Darkness/Fire (999)|
|Final KNDN Creature 999999|
|ΩTB|
|ΩWhen this creature gets KNDN BGBGed, your opponent puts a seal on each of his creatures.|
|ΩYour opponent can't put seals from creatures into his GY.|
|ΩThis creature can't be sealed.|
|ΩWhenever this creature would leave the BZ, you may put 2 of its KNDN Core cards under this card instead. If you do, put one of your shields into your GY.|
|ΩIf this card is anywhere other than the BZ, destroy all the creatures then you lose the game.|

|BGCOLOR(white):&br;&br;|BGCOLOR(#FF9999):&br;禁断コア&br;KNDN&br;Core&br;|BGCOLOR(white):&br;&br;|
|BGCOLOR(#FF9999):&br;禁断コア&br;KNDN&br;Core&br;|~|BGCOLOR(#FF9999):&br;禁断コア&br;KNDN&br;Core&br;|
|~|BGCOLOR(#CCFF99):最終禁断&br;クリーチャー&br;Final&br;KNDN&br;Creature|~|
|BGCOLOR(white):|~|BGCOLOR(white):|
|~|BGCOLOR(#FF9999):&br;禁断コア&br;KNDN&br;Core&br;|~|
注釈:[[禁断爆発]]後のイメージ

[[DMR-23]]で登場した[[最終禁断クリーチャー]]。

[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]が[[禁断爆発]]した後の姿であり、規格外の[[コスト]]・[[パワー]]を持ち、登場と同時に強力な[[全体除去]]を放つ。それに加え、[[封印]]解除の妨害と自身に対する[[封印]]の無効化、[[置換効果]]で[[合体]]させていた禁断コアを2枚下に送ることによる最大2回の[[除去]]耐性を持つ。

持つ[[能力]]は全体的に[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を彷彿とさせ、制圧力、耐性等はそちらに比べ大幅に強化されている。

[[禁断爆発]]によってこの面へと裏返ると、まず相手の[[クリーチャー]]全体に対し[[封印]]1つを付けさせる。
ここまでは[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]にも出来ることだが、その次の[[能力]]によって、相手は[[封印]]を[[墓地]]に置くことができなくなる。
これにより、相手は正規の手段での[[封印]]解除ができなくなり、[[《龍脈術 落城の計》]]等の[[封印]]を[[墓地]]以外へ送る[[カード指定除去]]を搭載していない限り、[[クリーチャー]]を棒立ち状態で放置させることができる。

[[除去]]耐性も持ち合わせ、[[バトルゾーン]]を離れる際に、自身を形成する[[禁断コア]]([[サイキック・セル]]の《ドルマゲドンX》版のようなもの)を2枚下に置くことで[[除去]]の回避が可能。その後で[[シールド]]を1枚[[墓地]]に置くことになる。
初期状態で[[禁断コア]]は4枚あるため、最大2回は自ら身を守ることができる。イメージとしては、[[《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》]]の[[メテオバーン]]が近いだろう。

そして《ドルマゲドンX》自身への[[封印]]の付加を一切遮断する。
相手の[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]等から守ることができるのは強みだが、[[除去]]を[[封印]]に変換する強力な[[D2フィールド]][[《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]と([[表の面>《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]共々)絶望的に相性が悪いのが泣き所。
ただし、これがなければ《ドキンダムエリア》と併用することで[[除去]]不可能な無敵の[[クリーチャー]]と化してしまうため、それを回避するための処置かもしれない。

これらの[[除去]]耐性をもってしても[[バトルゾーン]]を離れてしまうと、場の[[クリーチャー]]をすべて[[破壊]]し[[ゲームに敗北>特殊敗北]]する。
[[継続的効果]]タイプなので、何らかの方法で[[敗北回避能力]]させてもふたたび「[[バトルゾーン]]以外にいる」という状況になった時点で敗北が確定する。
また[[バトルゾーン]]を離れた時点で全[[クリーチャー]]を道連れにしてしまうため、自身の特異性による[[デッキ]]構築難度の高さから見ても、[[敗北回避能力]]を作動させつつの再召喚は[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]よりもはるかに難しい。

2回までの[[除去]]耐性はそれなりに頑丈であるが、1回[[除去]]を受けるたびに[[シールド]]が減ってしまう。それを利用して攻め込まれ、特殊敗北抜きに敗北する可能性もあることに注意して、[[禁断爆発]]したら速やかな勝利を目指したい。
また、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の時とは違って、[[コマンド]]を出せば出した数だけ味方の[[封印]]は外せるし、クリーチャーの攻撃制限も一切無くなるので忘れないように。

**ルール [#uc3660b8]
***[[合体]]について [#cae4acc3]
-《ドルマゲドンX》として存在している状態で、禁断コアを継ぎ足す手段はない。合体するには、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]で[[禁断爆発]]を使う必要がある。

-禁断コアと合体した状態で進化した場合、禁断コアも《ドルマゲドンX》と共に進化クリーチャーの下のカードになる。決して、進化クリーチャーと禁断コアが合体している状態にはならない。

-さらに禁断コアと合体した状態で進化した場合、その禁断コアと合体した状態は保存されない。そのため、その進化クリーチャーを[[退化]]させた場合、[[再構築]]後に禁断コアは全て《ドルマゲドンX》の下に置かれたままとなる。

-禁断コアと合体した《ドルマゲドンX》がバトルゾーンを離れた場合、禁断コアも《ドルマゲドンX》と同じゾーンに置かれる。

-合体している状態は、リンクではないため、禁断コアと合体している《ドルマゲドンX》に[[ゴッド]][[種族]]を与えた状態で、相手の[[《最終章 カツエンド》]]が出ても《ドルマゲドンX》と禁断コアの合体状態が解かれることはない。

----

-自分の《ドルマゲドンX》がバトルゾーンを離れたときの破壊処理を行う際に、相手の《ドルマゲドン》および《ドキンダムX》を破壊しても解決中の自分の《ドルマゲドンX》の敗北が先に処理される。これは[[ターン・プレイヤー]]がどちらであっても同じ。

-以下の効果を受けると''《ドルマゲドンX》は一瞬で解体され、敗北してしまう''。
--[[《神羅スカル・ムーン》]]や[[《天才のビッグアンサー》]]等の[[置換効果]]による[[除去]]の対象にされる
--[[《恐気の覚醒者ランブル・レクター》]]、[[《剛勇傀儡ガシガシ》]]、[[《決着のリュウセイ・ジ・エンド》]]等に[[バトル]]を挑まれる
---《ドルマゲドンX》の[[除去]]への耐性は例によって[[置換効果]]であり、これらの効果を受けると''置換効果は連鎖しないルールにより即解体となる''。特に《ランブル・レクター》は[[《目的不明の作戦》]]+[[超次元]][[呪文]]、《ガシガシ》は[[《蒼龍の大地》]]からのカウンターでワンパンチの可能性がある。

--[[《あたりポンの助》]]や[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]などで名称指定されて能力を無視される
---除去耐性が無視される上に、能力が無視されるのは[[バトルゾーン]]にある間のみであるためバトルゾーンを離れた瞬間に敗北能力が誘発してしまう。その上禁断爆発前に能力が無視される状態になると、相手クリーチャーを封印することすらできなくなる。

--[[《凶槍乱舞 デスメタル・パンク》]]によって[[パワー]]を[[無限]]に下げられる、あるいは[[《零》]]などによってパワーを0にされる
---パワーを0にされると除去耐性をもってしても生き残ることができず、実質無効化されてしまうため要注意。ただし《デスメタル・パンク》に対しては[[ドロン・ゴー]]元を[[封印]]することで対策しやすい。

--[[《連龍毒》]]や[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]の[[マスター・W・ブレイカー]]等、「選んで[[破壊]]」を1回ずつ行う[[除去]]の的にされる
---この効果では耐性回数をガンガン減らされてしまうのでこれも天敵と言える。[[召喚]]されたターンに[[すべてのバトルに勝ち>すべてのバトルに勝つ]]かつそのたびに[[アンタップ]]される[[《「勝利」の頂 バトル・ザ・クライマックス》]]にも、同じ事が言える。

-上記のカード群はいずれも[[環境]]ではほとんど(あるいは全く)見られない[[カード]]群だが、対策としての有用性はともかく警戒しておくに越したことはない。

-[[《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]と併用して無敵の除去耐性を得られないのは、「置換先が実行できなければ置換することはできない」という[[置換効果]]の大原則に基づく。たとえば、[[墓地]]の[[カード]]が3枚以下の時、[[破壊]]を受けた[[《絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ》]]はできる限り4枚[[山札の下]]に送ることで[[破壊]]を免れることができない。理屈としてはこれと同じ。
--そもそもの話、このルールが無ければ《ドルマゲドンX》自身も禁断コアを0枚下に置くことで完全な除去耐性を得ることになる。
--誤解されやすいが、[[破壊されない]][[離れない]]は例外。これらは[[破壊]][[離れる]]の処理自体は実行に移されている。実行されてはいるが、それが不発に終わっているだけなのである。最初から「封印が不可能であること」と「破壊の対象たりえるが、不発に終わること」を混同しないように気をつけられたし。

-[[封印]]はできないが[[進化]]はできる。一度[[進化]]してしまえば[[《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]による[[封印]]も可能となる。&br;なお、上に乗せた[[クリーチャー]]がいくら強力な[[除去]][[耐性]]を持っていても、[[封印]]されていなければ、下にあるこの[[クリーチャー]]を[[カード指定除去]]で飛ばされ即死する可能性があるので注意。

-[[禁断コア]]自体は、[[セル]]や[[封印]]同様に、[[バトルゾーン]]に存在するコストを持たないただのカードである。[[カード]]の能力によって[[コスト]]を参照される場合は他と同様にコスト0だと見なされる。したがって、例えば[[《テック団の波壊Go!》]]によって「コスト5以下のカード」として丸裸状態の《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を作り出せる。
--当然、[[禁断爆発]]後の話である。[[最終禁断フィールド]]としてはどうあがいても離せないので注意。

-[[《三界 ブッディ》]]と同様、[[カード指定除去]]で本体を直接選ばれた場合でも[[置換効果]]は使える。また、[[《オールデリート》]]等で[[禁断コア]]ごと[[除去]]される場合でも、先にこのクリーチャー本体への効果を置換することで生き残れる。その場合句読点で区切られている都合上[[シールド]]の墓地送りは[[置換効果]]ではないため[[《オールデリート》]]解決後の処理になり、結果として墓地に置かれる[[シールド]]は存在しない。

-[[《オールデリート》]]を受けてこのクリーチャーの[[置換効果]]を発動しても[[禁断コア]]の[[ゾーン]]移動が無効化されるわけではないので、[[置換効果]]処理後に禁断コアは[[山札送り]]になる(2019/2/14正式回答)。

-このクリーチャーの下に行った[[禁断コア]]は[[進化クリーチャーの下]]に位置する[[進化元]]とほぼ同じ扱いを受ける。[[禁断コア]]という[[カードタイプ]]を失い、[[カード指定除去]]で対象になりうる。さらに言えば、《ドルマゲドンX》が[[進化]]すれば[[メテオバーン]]の素材にも使える。
--従来は[[非進化]][[クリーチャー]]の下に[[進化元]]を残すことはできなった(例:他の[[サイキック・クリーチャー]]が出たことによって[[覚醒]]が誘発した状態の[[サイキック・クリーチャー]]の上に[[《超時空ストーム G・XX》]]が乗っかると再現可能)が、《ドルマゲドンX》の[[禁断コア]]の例や[[NEOクリーチャー]]等の例が登場したことで、2017年4月17日以降は[[進化元]]が残るようになった。結果的に黎明期の裁定に戻った形となる。

-[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]の[[メガメテオバーン]]10でこのクリーチャーを墓地に送った時、[[メガメテオバーン]]10の[[エクストラウィン]]とこのクリーチャーの敗北能力が同時に誘発されるが、[[デュエル・マスターズ]]において勝利と敗北が同時に訪れる場合、勝利が優先されるため、この場合は自分がゲームに勝利することになる。
--このため、[[禁断コア]]と併せて5枚のカードで構成されているこのクリーチャーは、メガメテオバーン10の達成条件の半分を満たしてくれるため、《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》の進化元の候補に入るかもしれない。

-''[[特殊敗北]]効果は[[常在型能力]]''である。そのため、お互いのプレイヤーが《ドルマゲドンX》をバトルゾーンに出していて、それらが同時に離れたことになった場合、[[ターン・プレイヤー]]が敗北する。
--一時期、[[特殊敗北]]は[[状況起因処理]]として扱うものとされ、このケースでは[[両者敗北]]となる裁定だったことがあった。

-[[敗北回避能力]]等によって特殊敗北を避けることができる状況を作り出せても、[[バトルゾーン]]にある[[クリーチャー]]は[[破壊]]される。また、クリーチャーの[[破壊]]も[[常在型能力]]であるため、何かしらの[[継続的>継続的効果]]に[[敗北回避効果>敗北回避能力]]が発生し続けている状況の場合、バトルゾーンのクリーチャーは無限に破壊され続けることになる。
--この時、[[《インフィニティ・ドラゴン》]]がバトルゾーンにいれば、「パワー0になった時」よろしく[[ドラゴン]]以外のカードが捲れるまで山札が削られることになる。
--無論、[[《不死身のブーストグレンオー》]]のような[[破壊]]耐性のあるクリーチャーは生き残る。

***[[暫定回答なし]] [#re8755ac]
-バトルゾーンに自分の《終焉の禁断 ドルマゲドンX》と相手の[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]がいる状態で、《ドルマゲドンX》がバトルゾーンを離れた時、勝敗はどうなるか。《ドルマゲドンX》の破壊効果で《ドキンダムX》が破壊されてそれによって相手が敗北、または引き分けか、それか《ドルマゲドンX》の敗北効果が先に発生して自分が負けるか、開発の確認待ち。

-バトルゾーンに自分の《終焉の禁断 ドルマゲドンX》と相手の[[《インフィニティ・ドラゴン》]]がおり、相手の山札のカードがすべてドラゴンの状態で、《ドルマゲドンX》がバトルゾーンを離れた場合、勝敗はどうなるか。先に《ドルマゲドンX》の破壊効果と《インフィニティ・ドラゴン》の山札削り置換効果で相手が[[ライブラリアウト]]を起こして相手が負けるか、それか《ドルマゲドンX》の敗北効果が先に発生して自分が負けるか、開発の確認待ち。

**環境において [#sde79adf]

ここでは、このカードの表面である[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]についても解説する。

《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の封印を外す条件が「コスト5以上」「1ターンに1度」という2つの制約が重く見られ、環境の[[高速化]]が進みきった[[革命ファイナル環境]]では、[[封印]]を外す前にゲームが終わってしまうと多くのプレイヤーから考えられ、[[DMR-23]]発売前の事前評価はイマイチだった。

しかし、発売後は同弾で登場した[[《終断δ ドルハカバ》]]を始めとする相性のいい周辺パーツが豊富だったため、[[黒赤]]で構成された[[【ドルマゲドンX】]]が確立した。この【ドルマゲドンX】は発売直後の[[CS>チャンピオンシップ]]でも準優勝し、発売前よりこのカードの評価は上がった。

また、[[【モルト NEXT】]]や[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]が投入されたデッキでも採用された。これまで、この2つのデッキは[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が採用されていたが、[[《テック団の波壊Go!》]]の登場によって[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が望まぬタイミングで禁断解放される危険性が高まったため、こちらが採用されることが多くなった。また、《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の[[スレイヤー]]を[[付与]]する能力は[[【モルト NEXT】]]に投入されている[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]と相性が良かった。《時空の支配者ディアボロス Z》も、何度も無償で[[覚醒]]させてもらえるため相性が良かった。

ただの[[フィニッシャー]]ではなく、《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の方で特定のカードをサポートするために使われたり、[[禁断爆発]]はあくまでサブプランと考えて使われることも多く、入るデッキは意外と多かった。

[[超天篇]]中期の[[DMRP-11]]期になると環境の高速化や[[ループ]]の台頭により、[[【黒緑ドルマゲドン】]]や[[【モルト NEXT】]]といったコスト5以上の[[闇]]や[[火]]の[[コマンド]]をメインに据えるデッキの多くが環境から退いてしまい、[[【5色ジョリー】]]を最後に、環境で見る機会が激減することとなる。

転機が訪れたのは[[十王篇]]末期から[[王来篇]]初期で、[[殿堂入り]]や強力な[[メタ]][[カード]]の登場により環境が低速化すると、[[禁断爆発]]の制圧力に注目した[[コントロール]][[デッキ]]、[[【5色ドルマゲドン】>【5色グレンモルト】]]の研究が進められ、[[DMRP-17]]にて[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]等の良質な[[闇]]、[[火]]の重量級[[コマンド]]を獲得すると、堂々の環境復帰を果たした。

そんな中、2022年7月1日にこのカードがまさかの[[殿堂解除]]。
ルール整備によりそもそも1セットしか展開できなくなったが故の、[[殿堂解除]]と言える。

**背景ストーリーにおいて [#aef1c926]


[[革命ファイナル>革命ファイナル背景ストーリー]]のラスボスと言うべき存在。

実は[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]も、[[ドラゴン・サーガ>ドラゴン・サーガ背景ストーリー]]の黒幕の[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]も、[[革命編>革命編背景ストーリー]]の[[ランド大陸]]に争いを招いた元凶とされる[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]さえも《ドルマゲドンX》に利用されていた。

初めて世界に飛来した《ドキンダムX》が世界に悪意をばら撒くことによって、[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]は力に溺れ、[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]は才能に溺れたが、それも《ドルマゲドンX》がそう仕向けたものだった。


禁断の力を吸収し、《レッドゾーン》からパワーアップした《ブラックアウト》によって目覚め、《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》をいともたやすく倒し、《ドギラゴン剣》のファイナル革命の力さえも、圧倒的なパワーを有する《ドルマゲドンX》にはまるで歯が立たなかった。

しかし、ドレミ団とダママ団、そしてテック団によって、力が集められた《ドギラゴン剣》は[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]へと変貌し再び挑んだものの、[[極限ファイナル革命]]で《ドルマゲドンX》の禁断コアを切り離すだけで決定打とはならなかった。

しかし、[[カレーパンとなった《ハムカツマン》>《宇宙一のカレーパン》]]を食べ、強大な力を手に入れた《ドギラゴールデン》の最後の猛攻によってついに敗れる。

ふたつの巨大なエネルギーのぶつかり合いは世界を完全に作り変えてしまい。世界から[[ドラゴン]]はいなくなった。

**その他 [#i5d73f21]
-「ドキンダム」の名を持たないため、[[《禁断C マーモ》]]では[[ウルトラ・セイバー]]することができない点には注意。

-除去に耐える回数を増やしたいなら、[[コスト]]は重いが同じ弾の[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]がおすすめ。色が合い、[[禁断爆発]]のために出した[[クリーチャー]]に[[セイバー]]させることができる。

-[[置換効果]]を使うと[[シールド]]が減ることから、宿敵である[[革命軍]]とは皮肉にも相性が良い(今に始まったことではないが)。特に[[《燃える革命 ドギラゴン》]]の[[革命]]2を発動させれば、少なくともその[[ターン]]中はこの[[クリーチャー]]の[[特殊敗北]]を避けておくことができる([[破壊されない]]アタッカーは必要だが)。

-99万9999という途方もない[[パワー]]を誇るが、[[ワールド・ブレイカー]]を持たない。[[Q・ブレイカー]]ですらない点から鑑みるに、登場後に完全に丸裸になった相手に対し、逆転の可能性すら与えず蹂躙するのは流石にオーバーキルと判断されたのかもしれない。

-同じ弾の[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]を出されると、2回の[[除去]]を食らった上で[[攻撃]]できなくなる。しかし、[[攻撃できない]]の[[付与]]のタイミングは非常にシビアで、相手が''先に''[[極限ファイナル革命]]を使用してから[[禁断爆発]]させた場合は''このクリーチャーで攻撃できる''。また、あちらのロック範囲とのパワー差は1しかないため、+2以上の[[パンプアップ]](実際に存在する[[パンプアップ]]の最低値はもっと大きいが)を与えていればやすやすと対象範囲から抜けられる。このクリーチャーへのメタとしては機能しにくい。
--実際にアニメでも、《ドギラゴールデン》の2回除去に耐えきった後、[[パンプアップ]]で《ドギラゴールデン》の攻撃制限をかいくぐってしまっている。

-[[《百万超邪 クロスファイア》]]によってギリギリ1発分の戦闘破壊が可能なパワーラインである。ほぼ確実にバトルに勝つという意味では飾り同然だった[[《百万超邪 クロスファイア》]]の[[パワーアタッカー]]が、それなりに有意義に機能する結果となった。ちなみに[[《業火の禁断エリア》]]の存在下ではバトル中の[[パワー]]が100万9998となり、[[《百万超邪 クロスファイア》]]の攻撃時のパワー100万7000を現実的な方法で乗り越え、純粋なパワー比べでクロスファイアを破壊できるようになった。
--当然、[[∞パワーアタッカー]]や[[すべてのバトルに勝つ]]であれば問答無用で1発分の戦闘破壊が可能。他の除去と組み合わせて3発分の除去を可能にする難易度を低下させてくれる。

-[[【黒緑ドルマゲドン】]]同士の[[ミラーマッチ]]ではなるべく[[打点]]の足りない状況で突っ張らない方が良い。というのも、[[S・トリガー]]の[[《デーモン・ハンド》>《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》]]、[[《オリオティス・ジャッジ》]]、相手が持つこのカードによる[[殴り返し]]で倒されてしまうことが現実的に起こり得るためである。

-[[禁断爆発]]した際のこの[[クリーチャー]]の[[カード]]配置は''十字架型''になる。腕に相当する左右の[[禁断コア]]は本体のカードの真横よりもやや上に位置する。
また、中央のカードはドルマゲドンXの顔が上部にあり、それに伴ってコストやカード名などの表記がテキスト欄のすぐ上まで下りている。漫画「VS」最終話において、丸裸にされた中央部分は「ドルマゲドン・ヘッド」と表現された。

-このクリーチャーのカード名の『X』は『※』のような形をしており、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]などの[[禁断文字]]Xとは異なる字である。[[最終禁断レジェンド>最終禁断レジェンドカード]]の印や[[イニシャルズX]]の[[種族]]名にも使われている。

-名前の由来は、世界の最終戦争が行われる地もしくはその戦争のこと、あるいは世界の終焉そのものを指す「ハルマゲドン(Ἁρμαγεδών)」だろう。全くの余談だが[[Magic:The Gathering]]にもハルマゲドンという名の[[リセット]][[カード]]が存在しており、このカードに関する逸話として伝わる「俺はハルマゲドンは撃たれない」という名言を残したのが、グランプリや日本一決定戦の実況でデッドマン共々馴染み深い真木孝一郎氏である。

-デザインは[[松本しげのぶ>Shigenobu Matsumoto]]氏によって担当されている。ちなみにデザイン段階では「ボスンダム」という仮名称で呼ばれていた。

-[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]同様に、[[禁断文字]]版の[[シークレットカード]]が存在する。いわゆる金シク仕様である。ちなみに、テキストの文頭がギリシャ文字の最後の文字で「終焉」を意味する「Ω」で始まっている。終わりの始まりという意味だろうか。

-即[[殿堂入り]]を果たしたり、[[最終]]という[[特殊タイプ]]や[[コア]]というカードタイプが登場したにもかかわらず、それらに関する公式HPのQ&Aが発売後数日間存在しなかった上、2016年9月以降[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]や[[デュエル・マスターズ競技イベント運営ルール]]の更新がない。そのため同年の全国大会エリア代表戦は多くの暫定回答を抱えたまま実施された。
--翌年2月に第3回[[認定ジャッジ検定]]試験の実施が予告されているため、それまでには更新されることが望まれる。
--2017年4月6日の総合ルール改定によって[[コア]]についての詳細な定義がなされた。

-デッキにも超次元ゾーンにも含まれないため、2016年12月現在公式デッキシートには《ドルマゲドンX》を記入する欄が存在しない。欄外に記入することでなんとか対応しているのが実情である。
--2017年9月22日にようやく専用記入欄が追加された公式デッキシートが発行された。

-収録は通常の[[エキスパンション]]だが、この[[カード]]が当たる場合のみ''パックの5枚がすべて構成カード''で出てくるという非常に特殊な収録形態となっている。このおかげで[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]等のように1枚ずつ集める手間がなくすぐに使いやすい。このような措置を取ったのは、中央以外の[[カード]]がカード単体としての性能を裏表とも一切持たないため、単体で当たっても[[プレイ]]できない点を改善するためと考えられる。[[DMX-22]]版[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]での反省もあったのだろう。
--クリエイターズ・レター Vol.15では「右脚だけ出ないんだよなー」みたいな悩みとは無縁、と書かれていたが脚を構成するカードは1枚で両脚が揃っている。おそらく遊戯王OCGの《封印されし者の右足》の事だと思われる。
--ちなみにこのカードが出てくるパックには[[デュ円]]等のおまけカードは付属されない。
--パックからは揃って出るが、[[シングルカード]]ではバラ売りする業者も実在するため注意が必要。特にネット通販の場合は商品の特性をよくよく確認すべき。
--アニメ「VSRF」では[[バサラ]]の最後の切り札として登場。第30話ではシルエットのみで登場しており、第34話で本格的に全体像を現した。

-2021年10月にデュエチューブに公開された動画で読み上げられた[[Deadman]]のコメントによると、「一番苦労したのは敗北テキスト」とのことであり、バトルゾーン以外にある時に働く[[常在型能力]]で[[全体除去]]を放つ能力はどの道[[特殊敗北]]するということでゲーム上ではほぼ意味がないため、背景ストーリーの再現の意味しかないこの能力を付けるかどうかで開発段階において議論となったという。
**関連カード [#q46a2506]
-[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]
-[[《禁断〜封印されしX〜》]]/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]
-[[《ドルマゲドン・ビッグバン》]]

-[[《龍の極限 ドギラゴールデン》]]

***背景ストーリーのラスボス [#o7e0d74c]
-''Prev'':[[革命編>革命編背景ストーリー]]
--[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]

-''Next'':[[新章デュエル・マスターズ>新章デュエル・マスターズ背景ストーリー]]
--[[《煌龍 サッヴァーク》]]


**収録セット [#u477cb8e]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」>DMR-23]](FFL1/FFL5)

**参考 [#nb31cd3a]
-[[最終禁断クリーチャー]]
-[[禁断クリーチャー]]
-[[最終]]
-[[禁断]]
-[[クリーチャー]]
-[[禁断コア]]
-[[最終禁断レジェンドカード]]
-[[無種族]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[封印]]
-[[置換効果]]
-[[特殊敗北]]
-[[裏返す]]

-[[禁断文字]]

-[[【ドルマゲドンX】]]
-[[【黒緑ドルマゲドン】]]
//-[[【ザガマゲドン】]]
----
公式Q&A
>Q.[[《魔龍バベルギヌス》]]の効果で''《終焉の禁断 ドルマゲドンX》''や[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を破壊した時、負ける効果と[[《魔龍バベルギヌス》]]で墓地からバトルゾーンにクリーチャーを出す効果は同時に発生していることになりますか?
A.[[《魔龍バベルギヌス》]]の効果の途中ですが、勝敗の決定は優先して行われます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32411]]

>Q.[[《魔龍バベルギヌス》]]の効果で''《終焉の禁断 ドルマゲドンX》''や[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を破壊した時、墓地から[[《ペイント・フラッペ》]]を出し、バトルゾーンに[[《サイバー・J・イレブン》]]と光と闇と水のクリーチャーが合計で11体以上いるとどうなりますか?
A.[[《魔龍バベルギヌス》]]が[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]をバトルゾーンに出す前に状況起因処理で負けます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32413]]

&tag(最終禁断クリーチャー,最終禁断,最終,禁断クリーチャー,クリーチャー,闇文明,火文明,黒赤,2色,多色,コスト999,種族なし,パワー999999,T・ブレイカー,禁断爆発した時,除去,全体除去,確定除去,封印,全体封印,離れる時,置換効果,除去置換効果,自己シールド焼却,禁断コア,破壊,全体破壊,特殊敗北,殿堂入り,《禁断》,FFLC,最終禁断レジェンドカード,禁断レジェンドカード,レジェンドカード,背景ストーリー:ラスボス,MITSUAKI MATSUMOTO);