#author("2019-11-18T19:53:50+09:00","","")
*《&ruby(ラスト・ニンジャ){終の怒流牙}; ドルゲユキムラ》 [#d3b8751b]

|終の怒流牙 ドルゲユキムラ P 水/自然文明 (8)|
|進化クリーチャー:ジャイアント/アースイーター/シノビ 17000|
|G・ゼロ:バトルゾーンに自分のジャイアントが4体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。|
|進化:自分のジャイアント1体の上に置く。|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを3体まで、自分のマナゾーンから手札に戻す。その後、自分の手札を3枚まで、タップしてマナゾーンに置く。|

[[DMBD-02>DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」]]で登場した[[水]]/[[自然]]の[[進化]][[ジャイアント]]/[[アースイーター]]/[[シノビ]]。

[[G・ゼロ]]で[[T・ブレイカー]]と十分な攻撃力を持ち、3枚もの[[マナ回収]]およびマナ入れ替えが行える[[進化クリーチャー]]。
[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]は大量[[手札補充]]と高い[[パワー]]でその強さを発揮していたが、時代が進むにつれてパワー9000では心もとなくなってきていた。このカードはその弱点を17000もの[[パワー]]で克服しており、環境にいるパワー12000〜15000クラスに[[《威牙の幻ハンゾウ》]]抜きで立ち向かえるようになった。
[[G・ゼロ]]の条件は[[ジャイアント]]4体と多いように見えるが、[[ジャイアント・インセクト]]も対象に入っているので、[[《デスマッチ・ビートル》]]等の軽[[コスト]]クリーチャーでも条件にカウントされるのがうれしいところ。同弾には2[[コスト]][[ジャイアント・インセクト]]の[[《電脳鎧冑アナリス》]]もおり、8[[コスト]]ではあるものの、早期の召喚も見込める。

[[【シノビドルゲーザ】]]で[[《二角の超人》]]が担当していた[[マナ回収]]を一手に引き受ける。序盤で泣く泣くマナに埋めてしまった[[シノビ]]を回収して、間接的に防御面を強化できる。
マナの数を減らさず[[マナ回収]]・マナの入れ替えができるので、マナ回収しすぎて[[ニンジャ・ストライク]]に必要な[[マナ]]が足りない、なんてことを防げる。
「[[G・ゼロ]]」「攻撃力」「(間接的な)防御力」の3本柱のシナジーがうまく取れた、非常にバランスの良いクリーチャーといえる。

もともと[[【シノビドルゲーザ】]]は、安定感のある[[ドローソース]]と[[シノビ]]による防御性能を備えたデッキタイプであったが、この[[カード]]によって奇襲性・打点・更なる柔軟性を手に入れたことになる。
デッキの前提として、如何に早い段階から[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]等を出し[[ジャイアント]]を展開できるかに懸かっているため、序盤に[[シノビ]]が[[マナ]]に埋まってしまう事例はよく発生する。それが[[殿堂入り]][[シノビ]]であれば尚更である。このカードは、そういった不安要素を[[マナ回収]]により解消し[[ジャイアント]]の展開を安心して行わせてくれるという精神的な強みを与えてくれる。

[[G・ゼロ]]で出せたなら、自分の[[バトルゾーン]]には、この[[クリーチャー]]以外に[[《西南の超人》]]や[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]等々のジャイアントが並んでいるはずなので、それらで一斉攻撃してそのまま[[ダイレクトアタック]]に持ち込むことができる。仮に[[S・トリガー]]で妨害を受けて一斉攻撃に失敗したとしても、[[マナ回収]]によって手札に蓄えた[[シノビ]]の[[ニンジャ・ストライク]]によって返しのターンを凌げる可能性を大いに残している。

また、[[ニンジャ・ストライク]]持ちの[[シノビ]]を回収する以外にも、マナに埋まったドルゲユキムラを回収していく動きも相当に強い。
序盤で守りに専念した[[《デスマッチ・ビートル》]]や、このターン中に出した[[《スナイプ・モスキート》]]等の[[ジャイアント・インセクト]]もこの[[クリーチャー]]の進化元にでき、場合によっては進化速攻も可能となる。1体目のこの[[クリーチャー]]からドルゲユキムラが次々に増えていくその様は、正に影分身の術。残念ながら[[ニンジャ・ストライク]]は有していないものの、こちらはこちらで真っ当に[[シノビ]]らしい[[クリーチャー]]と言えるだろう。

総じて優秀な[[クリーチャー]]であり、旧来の[[【シノビドルゲーザ】]]の救世主たりうるカードといえよう。

-初めての[[進化]][[シノビ]]だが、二体目の進化[[アースイーター]]でもある。[[ジャイアント]]の面ばかり目立つ為、殆ど目立たないが。

-[[環境]]でよく使われる[[《異端流し オニカマス》]]や[[《洗脳センノー》]]をすり抜ける[[G・ゼロ]]である点がこのカードの評価を高めている。[[《デスマッチ・ビートル》]]相手にも[[パワー]]で勝るので基本的には問題にならない。[[《ドンドン吸い込むナウ》]]の[[バウンス]]に対応しているので、[[《制御の翼 オリオティス》]]や[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]らを相手にしても、1体までなら対処しきれるケースがある。

-なお元となった[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]と違い、[[進化元]]及び[[G・ゼロ]]条件に[[アースイーター]]は含まれないので注意。新たに追加された[[シノビ]]も[[能力]]には関係しない。

-[[シノビ]]としては[[《土隠雲の超人》]]と非常に相性が良く、擬似的な[[リクルート]]になる。そちらが[[ジャイアント]]も持つため、[[G・ゼロ]]条件達成要員兼[[進化元]]である点も大きい。&br;他には、[[ニンジャ・ストライク]]を使った[[シノビ]]や、[[除去]]された別の《ドルゲユキムラ》などをこの[[クリーチャー]]で回収できるようにする[[《土隠妖精ユウナギ》]]と組み合わせてもいい。

-[[マナ回収]]能力の[[cip]]発動は[[強制]]だが、その枚数が[[任意]]なので、「0枚回収」と宣言すれば[[マナ回収]]をしないようにすることもできる。&br;同様に、先述の[[能力]]の後に発生する[[マナ]]の設置も、「0枚設置」と宣言すれば、[[手札]]の[[カード]]を[[マナ]]に置かずに済む。

-[[《味頭領ドン・グリル》]]や[[《聖霊王アルファリオン》]]と同様、出しても[[G・ゼロ]]の条件を損なわないため、複数枚あれば同時に展開することができる。前述の通り、この[[クリーチャー]]は[[マナ回収]]を持つため特に展開しやすい。

-[[G・ゼロ]]持ちが[[マナ回収]]する例はこの[[クリーチャー]]が初。もっとも、条件が条件なので、デッキを選ぶことにはなるが。

-[[G・ゼロ]]でマナが劇的に増える可能性があることから、[[タップイン]]で安易な[[ループ]]や[[チェイン・コンボ]]を未然に防いでいる。しかし[[【ドルゲユキムラループ】]]は登場直後に成立している。
--尤も、ループデッキ化するとコンボのためにデッキスペースを食うので様々な戦略が取れるという[[【シノビドルゲーザ】]]の旨味は失われてしまう。そのため、[[【ドルゲユキムラループ】]]はそれほど主流化してはいない。

-[[クリーチャー]]のみしか[[マナ回収]]できないが、[[《ハリケーン・クロウラー》]]や[[《ベイB ジャック》]]を回収できることに目をつけ、[[【フォーミュラエクストラウィン】]]を達成するコンボデッキが[[DMBD-02>DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」]]発売直後では使用することが出来た。

-[[G・ゼロ]]による[[進化]]で、[[バトルゾーン]]にいる[[ジャイアント]]が突如《ドルゲユキムラ》へと変わっていく姿は、「変装し潜入した[[シノビ]]が、突如として正体を現わす」、[[マナ回収]]能力は「突如現れたシノビの存在により[[更なる伏兵>ニンジャ・ストライク]]を示唆し、相手を疑心暗鬼に陥らせ混乱させる」とまさに上述の通りシノビらしい秀逸なフレーバー性を秘めたカードデザインと言えるだろう。同じ「忍者が他のクリーチャーに変装して近づき、警戒をすり抜けたところで突然正体を現す様子を表現した能力」を表す能力である[[Magic:The Gathering]]の「忍術」を参考にしたのであろうか。

-[[G・ゼロ]]が強力だが、[[【カイザー「刃鬼」】]]など[[ビッグマナ]]では素出しを前提として投入されることがある。投入される理由としては、[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]より場に出すためのコストが重いが、ただ単に1度に回収できる枚数が多い上に即効性があるという点が該当する。

-名前の由来となっている『真田幸村』こと『真田信繁』は、「真田十勇士」と呼ばれる忍者集団を率いて戦ったという伝承で有名な戦国武将である。ただし、この伝承はあくまでフィクションである。そして幸村本人は忍ではない。
--また、二つ名である「ラスト・ニンジャ」は、映画『ラスト・サムライ』のパロディであると思われる。あるいは、手裏剣戦隊ニンニンジャーに登場する人物『ラストニンジャ』が元ネタか。

-イラストも、[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]を踏襲している。そこに上半身が忍者の格好を、下半身がカエルに似た姿となっている。

-ちなみにだが、同じく真田幸村を元ネタにしたと思われる[[クリーチャー]]には[[《安土の超人》]]がいる。種族は同じ[[ジャイアント]]だが、こちらは[[シノビ]]ではなく[[サムライ]]。

-[[背景ストーリー]]では、[[シノビ]]たちから忍びの心を受けて育った怒流牙(どるげ)のシノビ達を率いる者。[[戦国武闘会>戦国編背景ストーリー]]決勝戦において[[ナイト]]陣営の筆頭、[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]が放った[[《超銀河弾 HELL》]]による世界崩壊の危機の中、世界を滅ぼす力を持つ[[《超銀河剣 THE FINAL》]]を用いることを躊躇う[[《超聖竜シデン・ギャラクシー》]]に「世界を守る」と約束して超銀河剣を使うよう告げ、後に「怒流牙十勇士」と呼ばれる怒流牙の[[シノビ]]をはじめとする数多くのシノビ達と共に超銀河弾と超銀河剣の激突からその身を犠牲に世界を守り、人知れず散っていった。
--ちなみに、超銀河弾による世界崩壊の危機を終結させる鍵となった[[《超聖竜シデン・ギャラクシー》]]([[光]]/[[火]]文明)、彼の用いた[[《超銀河剣 THE FINAL》]]([[闇]]文明)、《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》([[水]]/[[自然]])を合わせると奇しくも五つの[[文明]]全てが揃い、文字通り''「世界全ての力を合わせ、世界崩壊の危機を防いだ」''という符合が見受けられる。

//↓長かったので上記の通りに圧縮
//-[[背景ストーリー]]では、[[サムライ]]から立身し、[[シノビ]]たちから忍びの心を受けて育った怒流牙(どるげ)のシノビ達を率いる者([[DMBD-02>DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」]]版[[《威牙の幻ハンゾウ》]]の[[フレーバーテキスト]]参照)。[[戦国武闘会>戦国編背景ストーリー]]決勝戦において[[ナイト]]陣営の筆頭、[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]が放った[[《超銀河弾 HELL》]]による世界崩壊の危機の中、世界を滅ぼす力を持つ[[《超銀河剣 THE FINAL》]]を用いることを躊躇う[[《超聖竜シデン・ギャラクシー》]]に「世界を守る」と約束して超銀河剣を使うよう告げ、([[DMBD-02>DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」]]版[[《怒流牙 佐助の超人》]]の[[フレーバーテキスト]]参照)後に「怒流牙十勇士」と呼ばれる怒流牙のシノビをはじめとする数多くのシノビ達と共に超銀河弾と超銀河剣の激突からその身を犠牲に世界を守り、人知れず散っていった([[DMBD-02>DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」]]版[[《西南の超人》]]、[[《霞み妖精ジャスミン》]]の[[フレーバーテキスト]]参照)。
//↓と内容が重複、説明が煩雑なためコメントアウト
//-DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」収録カードのフレーバーテキストにより、[[戦国武闘会>戦国編背景ストーリー]]決勝戦における[[《超銀河弾 HELL》]]による世界崩壊の危機を防いだ立役者は、[[《超聖竜シデン・ギャラクシー》]]、[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]の二名であることが明らかとなった。《超聖竜シデン・ギャラクシー》([[光]]/[[火]]文明)、彼の用いた[[《超銀河剣 THE FINAL》]]([[闇]]文明)、《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》([[水]]/[[自然]]文明)と、超銀河弾による世界崩壊の危機を終結させる鍵となった者達を合わせると奇しくも五つの[[文明]]全てが揃い、文字通り「世界全ての力を合わせ、世界崩壊の危機を防いだ」という符合が見受けられる。

**関連カード [#cbca553e]
-[[《味頭領ドン・グリル》]]
-[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]
-[[《二角の超人》]]
-[[《聖霊王アルファリオン》]]
-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]

**収録セット [#ud40404d]
-illus.[[Sansyu]]
--[[DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」]]

**参考 [#o597b5c9]
-[[【シノビドルゲーザ】]]
-[[【ドルゲユキムラループ】]]
-[[マナ回収]]
-[[戦国編背景ストーリー]]
-[[背景ストーリー]]