#author("2022-08-05T19:38:51+09:00","","")
*《&ruby(りゅうましんおう){竜魔神王};バルカディア・&ruby(ネックス){NEX};》 [#r6465672]

|竜魔神王バルカディア・NEX P(SR) 光/闇/火文明 (15)|
|進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン 25000|
|''進化GV'':エンジェル・コマンド、デーモン・コマンド、アーマード・ドラゴンのいずれか3体を重ねた上に置く。|
|''ワールド・ブレイカー''(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)|
|相手は呪文を唱えることができない。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札を見る。その中からドラゴンまたはコマンドを1体選び、出してもよい。その後、山札をシャッフルする。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※8月15日付で殿堂入り''|

[[DMX-12]]で登場した[[進化GV]][[エンジェル・コマンド]]/[[デーモン・コマンド]]/[[アーマード・ドラゴン]]。

[[《悪魔神王バルカディアス》]]と[[《ボルシャック・NEX》]]が合体したような[[クリーチャー]]。
《バルカディアス》の[[呪文]]封殺能力に、[[アタックトリガー]]での[[確定除去]]と[[コスト踏み倒し]]能力を併せ持つ。

邪魔な[[ブロッカー]]を蹴散らし、[[ワールド・ブレイカー]]で[[シールド]]を叩き割り、[[コスト踏み倒し]]で呼び出した追加打点により即ゲームエンドに持ち込める。[[S・トリガー]][[呪文]]も容赦なく封殺するので安心して[[ブレイク]]できる。
また、相手のクリーチャーを[[破壊]]してから踏み倒しを行うため、[[新章>新章デュエル・マスターズ]]から増えた[[コスト踏み倒しメタ]]にも強い。

[[パワー]]25000というのも、一度着地すれば生半可な[[殴り返し]]要員は通さない水準。そのため、[[《百族の長 プチョヘンザ》]]のような[[タップイン]]系にも強気に出られる。

[[フィニッシャー]]として有力だが、その分召喚の難易度は非常に高い。[[マナコスト]]が15と凄まじく[[重い]]上に、[[進化元]]に指定されている[[種族]]も[[重量級]]が多くそれらを3体並べた上に[[進化]]しなくてはならない。

正攻法で出す場合[[《「謎」の頂 Z-ファイル》]][[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]によって、進化元を比較的楽に用意した上でこの[[クリーチャー]]を重ねられる。

[[コスト踏み倒し]]で出す[[クリーチャー]]としては[[《悪魔神バロム・クエイク》]]が挙げられる。共に並べることで相手のカウンターを一切封じ込められる。 《轟破天》で出した場合《バロム・クエイク》の[[cip]]は発動しないが、このクリーチャーの[[アタックトリガー]]で踏み倒すことでcipによる全体除去を放てる。

[[ドラゴン]]では[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]][[《地封龍 ギャイア》]]もこのカードで踏み倒す候補になる。このクリーチャーではノータッチなクリーチャーによるカウンター封じができる。[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]は[[EXライフ]]こそ適用されないが[[ジャストダイバー]]によって選ばれないので安全に[[ダイレクトアタック]]を決めやすい。

[[光]]入りの[[退化]]では[[《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》]]を[[進化元]]に[[《聖霊王アルファディオス GS》]]を出すことができる。[[フィニッシャー]]と受け札を兼ねることができる点はありがたい。

2021年2月26日に[[再構築]]の[[ルール変更>2021年3月16日ルール改訂]]が発表されたことによって評価が急上昇した。[[進化元]]なしで[[進化クリーチャー]]を退化先として残すことができるようになり、[[【青黒退化】]]のフィニッシャーとして採用されるようになった。

-[[コスト踏み倒し]]は全ての[[ドラゴン]]と[[コマンド]]を出せるが、[[進化元]]は[[エンジェル・コマンド]]/[[デーモン・コマンド]]/[[アーマード・ドラゴン]]に指定されている。正規召喚を視野に入れる場合は進化元の指定に注意したい。

**環境において [#o69c03bd]
[[エピソード2]]の[[DMX-12]]で登場するも、[[マナコスト]]と[[進化元]]の重さがいかんともしがたく[[ファンデッキ]]でもなかなかお目にかかれないようなロマンカードであった。この時点では[[《「謎」の頂 Z-ファイル》]]や[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]が活用されていた。

[[王来篇]]の直前、[[2021年3月16日ルール改訂]]によって[[進化元]]がなくても[[進化クリーチャー]]を[[退化]]させられるようになり評価が一変した。
[[王来篇環境 (オリジナル)]]では[[【青黒退化】]]のメインフィニッシャーとして活躍し、そちらのデッキは環境のトップメタの一角に立った。シリーズ終期には[[【青黒緑退化】]]でも活躍。同シリーズにおいて、アドバンスでも一定の活躍を収めている。また[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]という相棒を手に入れ、このクリーチャーでワールド・ブレイク→[[ジャストダイバー]]で選ばれず6000[[火力]]を飛ばしながら[[ダイレクトアタック]]という強烈なワンショットプランが可能となった。

[[王来MAX]]に入ると[[【白青赤退化】]]のパーツとしても台頭。
一方で[[タマシード]]での[[除去]]はケアできないことから安全に殴り切ることが難しい対面も増え、相対的な強さを若干落とした。

[[DMEX-17]]でわざわざ再録された辺り、このカードの活躍は[[2021年3月16日ルール改訂]]に際する想定の範囲内であったであろうが、[[退化]]デッキの多様性は公式もプレイヤー達も想定外であったとされる。この多様性という想定外の出来事から、2022年6月には次期[[殿堂レギュレーション]]改訂における[[殿堂入り]]筆頭候補の1つとなった。その後、大方のかねてからの予想通り、2022年8月15日付で殿堂入り。[[進化GV]]の殿堂入りは史上初。退化元の[[《死神術士デスマーチ》]]ではなくこちらが殿堂入りしたあたりからも、このカードが頭一つ抜けた強力なフィニッシャーであったことが伺えるだろう。
//「《鬼丸「覇」》のように、いかにも切札のようなカードなので殿堂入りという称号が相応しい」という意見も見られる。
**他のカード・デッキとの相性 [#ld600774]
-[[《「謎」の頂 Z-ファイル》]]とは好相性で、1枚で[[進化元]]の調達とこのカード自身の[[コスト踏み倒し]]ができる。大型[[デーモン・コマンド]]には[[除去]][[能力]]を持つものが多いため、[[1ショットキル]]のお膳立てにもなるだろう。
--また、[[《暗黒導師ブラックルシファー》]]や[[《墓標の悪魔龍 グレイブモット》]]、[[《不死 デッド》]]は[[墓地肥やし]]しつつ[[進化元]]になれるので都合がいい。詳しくは[[【Z-ファイル】]]を参照。

-[[能力]]で[[リクルート]]する[[ドラゴン]]または[[コマンド]]は、[[《偽りの名 バザガジー・ラゴン》]]や[[《爆竜 GENJI・XX》]]のような[[スピードアタッカー]]や[[《暗黒の悪魔神ヴァーズ・ロマノフ》]]のような[[進化クリーチャー]]を選ぶと[[1ショットキル]]に持ち込みやすい。
--[[《「謎」の頂 Z-ファイル》]]で出す場合、バトルゾーンを一度リセットすることから、[[スピードアタッカー]]持ちの[[ドラゴン]]はこの[[リクルート]]でないと出せない。《Z-ファイル》で[[リアニメイト]]もできる[[進化]][[デーモン・コマンド]]の方が良いだろう。
--[[《悪魔神バロム・クエイク》]]をこの能力で出すことによってクリーチャーまたは呪文のカウンター札を封殺することができ、[[ブロッカー]]が残らない限り安全にダイレクトアタックを決められる。

-[[光]]/[[闇]]/[[火]]の[[コスト]]5以上の[[コマンド]]・[[ドラゴン]]なので、実はほとんどの[[革命チェンジ]]のチェンジ元となれる。その種としては[[コスト]]も条件も不釣り合いに重すぎるが。

-[[山札]]をすべて見て決められた[[クリーチャー]]を[[コスト踏み倒し]]する[[能力]]なので、[[ディスペクター]]を出しても[[EXライフ]]は処理されない。

**カードイラストについて [#u0965b65]
-[[Toshiaki Takayama]]氏のデザインでは、頭部や肩に[[《悪魔神バロム》]]、胸部と足腰に[[《聖霊王アルカディアス》]]、顔と腕、背中のアーマーに[[《ボルシャック・NEX》]]の面影が見える。おそらく、この3体が融合した設定なのだろう。

-一方、[[松本しげのぶ>Shigenobu Matsumoto]]氏版では成長した[[切札 勝舞]]、[[白凰]]、[[黒城 凶死郎]]の3人と、背景に[[火]]の[[ドラゴン]]が描かれている。

**その他 [#g949fd82]
-[[フルフレームフォイル]]の限定[[カード]]であるためか、[[《真実の神羅 プレミアム・キリコ・ムーン》]]と並んで非常に封入率が低い。2種類あるが他の[[BBP]]限定[[カード]]と比べても集めるのは至難の技である。

-長らく、封入率の低い[[DMX-12]]版しか存在せず[[絶版]]状態だったため、[[王来篇]]にて環境入りを果たした際にはシングルカード価格が極めて高額となった。
その約半年後、[[DMEX-17]]にて[[再録]]されたことにより、価格はある程度落ち着いた。

-ルール改訂以降[[退化]]で出すことが大半なため、[[進化元]]の指定はほぼ意味のないものになっている。

**関連カード [#k4fc96ce]
-[[《悪魔神王バルカディアス》]]
-[[《ボルシャック・NEX》]]

**収録セット [#f0bcf96c]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Shigenobu Matsumoto]]
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]](b26/???)
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]](b27/???)
--[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](22/138)

**参考 [#s9eb0d37]
-[[白黒赤]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[デーモン・コマンド]]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[タップイン]]
-[[進化GV]]
-[[呪文]]
-[[唱える]]
-[[ロック]]
-[[アタックトリガー]]
-[[確定除去]]
-[[山札]]
-[[見る]]
-[[ドラゴン]]
-[[コマンド]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[シャッフル]]
-[[ワールド・ブレイカー]]

-[[切札 勝舞]]
-[[白凰]]
-[[黒城 凶死郎]]

-[[NEX]]

-[[【Z-ファイル】]]

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[[公式Q&A]]

>Q.''《竜魔神王バルカディア・NEX》''の「攻撃する時」の能力で、進化コマンドまたは進化ドラゴンをバトルゾーンに出すことはできますか?
A.はい、進化元となるクリーチャーがバトルゾーンにあれば出せます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40440]](2021.10.22)

>Q.''《竜魔神王バルカディア・NEX》''の「攻撃する時」の能力で、山札を見て、そこから[[《ボルシャック・NEX》]]を出す場合、「出た時」の能力はどうなりますか?
A.山札のカードをすべて見て、その中から«ルピア»を1枚出すことができます。「出た時」の能力は、''《竜魔神王バルカディア・NEX》''の効果処理が終わった後で解決されるためです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40490]](2021.10.22)

>Q. ''《竜魔神王バルカディア・NEX》''の「攻撃する時」の能力で、山札を見て、そこから[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]を出す場合、「EXライフ」の処理はどうなりますか?
A. 山札をシールド化できないので、[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]は「EXライフ」シールドを持たずにバトルゾーンに出ます。''《竜魔神王バルカディア・NEX》''の能力で山札のカードすべてを見ているので、見ているそれらのカードは他の効果の影響を受けないためです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40493]](2021.10.22)

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