#author("2021-06-25T20:34:17+09:00","","")
*《&ruby(きんじこんせいおう){禁時混成王}; ドキンダンテ&ruby(トゥエンティツー){XXII};》 [#idf2612e]

|禁時混成王 ドキンダンテXXII KGM 光/水/火文明 (9)|
|クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド・ドラゴン/禁断 99999|
|EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーの能力をすべて無視する。|
|相手のターン中、相手がコスト9以下のクリーチャーを召喚した時またはコスト9以下の呪文を唱えた時、自分はカードを1枚引いてもよい。その後、コスト9以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。|

[[DMRP-18]]で登場した[[光]]/[[水]]/[[火]]の[[ディスペクター]]/[[エンジェル・コマンド・ドラゴン]]/[[禁断]]の[[クリーチャー]]。

[[cip]]で次の自分の[[ターン開始ステップ]]まで相手[[クリーチャー]]すべての[[能力]]を[[無視]]できる。[[《伝説の禁断 ドキンダムX GS》]]の時と違い、返しの相手のターンにも効果が及ぶ。
相手のすべてのクリーチャーを実質的な[[バニラ]]にしてしまえるなどメリットはあるが、相手の[[攻撃できない]][[能力]]も消してしまうことに注意。

相変わらず後から出てきたクリーチャーには効果はなく、[[cip]]や[[スピードアタッカー]]には無力だが、相手が[[コスト]]9以下の[[クリーチャー]]か[[呪文]]を使ってくるものなら、後述の能力で対応できる。

また、[[引き継ぎ]]はされるため、既存のバトルゾーンのクリーチャーから[[進化]]したクリーチャーに効果がある点も強い。例えば[[《SSS級天災 デッドダムド》]]のような、[[除去]]能力を持った[[侵略]]クリーチャーを、能力が無視されているクリーチャーの上に乗せても、その能力は無視される。

さらに、相手のターン中、相手がコスト9以下の、クリーチャーを召喚、もしくは呪文を唱えた時、自分は1[[ドロー]]と[[コスト]]9以下の[[呪文]]を、手札から踏み倒すことができる。
主に[[cip]]の効果範囲外となるクリーチャーへの対処に使われるが、クリーチャーや呪文を使って来ようものなら呪文で反撃できるし、何も使ってこないのであればそれはそれで[[ロック]]として機能したことになる。最悪手札に唱えられる呪文がなかったとしても、[[ブラフ]]にはなる。

相手としては厄介な[[クリーチャー]]なので早期に片付けたいところだが、自身の莫大な[[パワー]]と[[EXライフ]]も相まってかなり粘り強く場に居座り続けることができる。
[[多色]][[クリーチャー]]であるため、除去札として採用されることの多い[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]による除去も通じない。

相手の動きが消極的になるのなら、返す[[ターン]]でこちらがしっかりと[[アドバンテージ]]を稼いでいけば、[[ゲーム]]の流れをこちら側に一気に引き込むことができるだろう。実質[[追加ターン]]を得ているようなものである。

もちろんそういったテクニカルな動きをせずとも、相手が[[カード]]を使えばほぼ1枚の[[ドロー]]が約束されているようなものなので、[[置きドロー]]で[[ドローソース]]としての役割を任せるだけでも充分に強力。
場持ちが非常に良いので継続的に[[アドバンテージ]]を稼いでくれるだろう。[[ドロー]]は[[任意]]なので[[ライブラリアウト]]の心配もない。

弱点としては、[[コスト]]10以上の[[クリーチャー]]、[[呪文]]には効果を発揮できない点。もっとも、コスト10以上のクリーチャー、呪文を採用するデッキはかなり稀だが。また、[[コスト]]9以下の[[クリーチャー]]であっても、''[[召喚]]ではない方法で[[バトルゾーン]]に出した場合は反応しない''。
当然ではあるが、[[フィールド]]、[[クロスギア]]、[[城]]、すでにいる[[GRクリーチャー]]に[[オレガ・オーラ]]を重ねる場合など、[[クリーチャー]]と[[呪文]]以外のカードには反応しない。

[[ゲーム]]を一気に終わらせる[[フィニッシャー]]ではないが、ゲームを[[コントロール]]するという役割に秀でた[[クリーチャー]]であると言える。
もちろん、合わせる[[クリーチャー]]や唱える[[呪文]]によっては[[フィニッシャー]]も十分に務められるだろう。

**ゲームにおいて [#h52354f3]

-[[cip]]の能力無視は効果が[[待機]]する[[誘発型能力]]のため、[[《異端流し オニカマス》]]のような[[コスト踏み倒しメタ]]能力の誘発を防ぐことはできない。[[常在型能力]]である[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]と混同しないよう注意。
もっとも、踏み倒しメタ能力が誘発しても、[[EXライフ]]によって[[バトルゾーン]]に留まりそのまま能力を無効化してしまえるため、踏み倒しメタにもある程度強いと言える。

-能力を無視するので、相手の[[《零龍》]]を除去することも可能。

-[[スター進化]]の除去耐性は無視できない([[ソース>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39833/]])。
--これは、[[NEOクリーチャー]]が能力が無視されていても、バトルゾーンでは[[NEO進化クリーチャー]]として扱える裁定に基づく。

-[[光]]で[[コスト9]]のため[[《極まる侵略 G.O.D.》]]や[[《God of Dream》>《God of Dream/Grenade of D-moll》]]の踏み倒し対象となる。それらで[[《偽りの王 ナンバーナイン》>《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》]]と共に並べることで、[[呪文]]と[[クリーチャー]]の[[能力]]を共に封じた切り返し困難な布陣を組むことも可能。

-[[ドラゴン]]なので[[《超竜バジュラズテラ》]]の[[進化元]]にも適している。相手[[ターン]]中に[[《母なる星域》]]を[[唱えて>唱える]]《超竜バジュラズテラ》に[[進化]]するのもアリ。


-相性の良い呪文として[[《蒼龍の大地》]]が挙げられる。自身を[[踏み倒し]]すれば高パワーを活かせる上に、自身の[[能力]]での[[コスト踏み倒し]]対象となる。
また、[[《ルシファー》]]は自分のターンに唱えることでこのクリーチャーを踏み倒すことができ、このクリーチャーの[[能力]]で相手のターンに唱えると[[ターンの残りをとばす]]ことができる。
その他、火の[[コマンド]]であるため[[《ドルマゲドン・ビッグバン》]]にも対応している。[[リアニメイト]]と[[スピードアタッカー]]付与と全体[[封印]]を同時に行うことが可能。
--そして皮肉にも[[《ルシファー》]]は《ミラダンテ》側、[[《ドルマゲドン・ビッグバン》]]は《ドキンダム》側にそれぞれ繋がり深いカードでもある。
相性の良いカードがどちらも合体元に関係しているというのも何とも言えない話である。

-コスト踏み倒し対象となる[[呪文]]の例としては、[[《唸る鉄腕 ギリガザミ》]]や[[《傾奇黙劇 アルレキヰノ》]]を参照。

-相手がカードを使った後に[[手札補充]]する為、[[ハンデス]]にも強め。[[《ロスト・ソウル》]]を喰らっても[[手札]]1枚は残せる。

-[[《追憶人形ラビリピト》]]や[[《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》]]では「''誰が''○○した時」とは書いてないため指定ターンにどちらのプレイヤーがそれを行ってもトリガーするが、このカードでは「''相手が''○○した時または○○した時」と書いてあるため自分で悪用はできない。(参考:[[《ガンリキ・インディゴ・カイザー》]]、[[《サファイア・ウィズダム》]]を使っていて、自分が呪文を唱えても能力はトリガーしない。)

-[[《希望のジョー星》]]存在下で[[《ウェディング・ゲート》]]によって[[コスト踏み倒し]]が可能。返しのターンで相手があがいてクリーチャーを召喚したのに反応して2枚目以降の《ウェディング・ゲート》をこのクリーチャーの能力で[[唱える]]ことができ、同じく踏み倒し対象の[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]の[[全体除去]]で相手の後続にも干渉できる。

**[[背景ストーリー]]では [#o7efe63e]
[[ディスペクター]]五大勢力の一つである「混成」派閥の[[王>キングマスター]]。

その力は圧倒的で、ミラクルD2フィールドの力で攻撃を寄せ付けない。
[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]が倒された直後に[[《ディスペネ・ユグラシル》]]へ時計のような石柱の状態で飛来。
石柱状態で針が進むごとに

-I
 [[フィオナの森]]が突如として300%焼失(300%とは、1回燃えた後さらにもう2回燃えたという意味)
-II
 [[《ザ・ユニバース・ゲート》]]から突如現れた[[《超神星ブラックホール・サナトス》]]と[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]が対消滅、その余波で覚醒した[[サバイバー]]が増殖を開始
-III
 脈絡なく時空の裂け目から[[ゼニス]]が降臨、空から無数の[[三角錐>トライストーン]]が降り注ぎ、[[ワールド・ウォー・ゼニス>《天頂開戦ゼニス》]]が勃発
-IV
 使い手のいない[[超銀河弾>《超銀河弾 HELL》]]がいきなり虚空から発射され、9000個もの次元の穴が空き、それぞれが[[超次元>超次元ゾーン]]と繋がる
-V
 地中深くに眠っていたはずの5つの[[進化クロスギア]]が暴走、[[ディスペクター]]へと力を与えつつ、すべての[[クロスギア]]が融合し活動を開始(ミロクにも予想外の出来事だったらしい)
-VI
 5体の[[バラギアラ>天地命動 バラギアラ]]が次元の狭間から降臨した[[ゼニス]]と共鳴し[[ゼロ文明]]の力を吸収、ゼロと[[レインボー>多色]]の矛盾によってゼニス化。《「色災」の頂 カラーレス・レインボー》が生み出され、相反する2つの力を抱えたバラギアラたちは再び暴走を開始
-VII
 [[闇文明]]で[[円卓>《零王の円卓》]]を媒介として[[オリジナル・ハート>《黒月の古城 オリジナル・ハート》]]が再生。消滅したはずの[[七王>闇の七王]]が復活し新たな[[ゴッド]]として[[リンク>G・リンク]]し始め、新たな闇の王が誕生
-VIII
 オリジナル・ハートによって円卓に強大な力が流れ込んだ結果、[[業王 ディガロ>《業王の破戒》]]と[[幻王 ザイン>《九番目の旧王》]]の二王が甦りさらにリンク。しかし[[《覇王ブラックモナーク》]]の復活とイデア・フェニックスが顕現した衝撃で一瞬で消し飛ばされた
-IX
 [[禁断の星>《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]を呼び寄せて[[禁断爆発]]させたことにより、[[アチーチ・タウン>《灼熱の町 アチーチ・タウン》]]周辺半径2万kmが消し飛ぶ([[ついでにフィオナの森も燃えた(8分ぶり4回目)>《ジャリ <デスマ.Star>》]])
-X
 [[水文明]]の禁断の12プログラムの同時起動を行うことで[[水文明]]中のコンピュータが熱暴走し、[[リキッド・ピープル]]が[[蒸発する>《ガルザウルス》]]
-XI
 世界が不思議なオーロラに覆われて突然の大爆発を起こす


など禁断の力を悪用した11の「世界滅亡のシナリオ」を引き起こした。
そして最後のXIIの針で石柱の中から姿を表すと、『宣言した通りの未来を起こす力』と『概念に干渉する力』で過去改変を行い、「今までの[[背景ストーリー]]がバッドエンドに終わった可能性の世界」を出現させ超獣世界の滅亡を進める。
さらには[[《禁時王秘伝エンドオブランド》]]で「時」という概念を消し飛ばして変化を否定し、世界滅亡を止める事を不可能にした。
一度はその圧倒的な力で[[モモキング]]を倒すも、[[《アルカディアス・モモキング》]]の[[絶対の秩序>呪文ロック]]で滅亡の運命を上書きされ、ミラクルD2フィールドの守りも破られる。

-[[《聖霊王アルカディアス》]]の力が無ければ対処できずそのまま世界滅亡に陥っていた強敵であるが、これでもディスペクターの五大勢力のなかで2番目に登場した王であり、まだ3体の王が控えているのである。シリーズの第2弾の時点で、[[背景ストーリー]]のラスボス格クラス以上の事を成し遂げた事は、多くのユーザーに衝撃を与えた。
--混成元となった[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]は[[ラスボス>《伝説の正体 ギュウジン丸》]]を出落ちにした挙句[[革命軍]]を軒並み封印して[[革命編背景ストーリー]]を一時バッドエンドに終わらせた強敵であり、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]も[[前段階>《時の革命 ミラダンテ》]]の時点で[[S級侵略者]]2体と[[《極まる侵略 G.O.D.》]]を同時に相手にして勝つ程の強豪だったため、この2人が合わさった《ドキンダンテ》はこれ程までに強力な存在となったのだろう。
**その他 [#d4b39408]

-名前のXXIIは元になった[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]または[[《伝説の禁断 ドキンダムX GS》]]の''X''と[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]の''XII''を組み合わせたものだろう((アルファベットの「エックス」がローマ数字の「10」に読み換えられている))。
また、偶然なのか名前も「ド''キンダン''テ」である。

-[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]同様、[[背景ストーリー]]で敵対していた者同士の[[ディスペクター]]となっており、《ミラダンテXII》、《ドキンダムX》双方にとって屈辱的な混成と言える。

-見た目は従来の混成[[ディスペクター]]とは異なり、《ドキンダムX》の手足が《ミラダンテXII》色のモザイクへと変化して消失し、大量の禁断文字が描かれた、馬の脚を模した4本の支柱を備える巨大な石柱に磔にされる様に融合させられている。
さらに《ドキンダムX》の背中に描かれていた門のような部分が《ミラダンテXII》の時計に変化し、《ドキンダムX》の槍が時計の針に使われている。
そして石柱から《ミラダンテXII》の翼が直接生え、《ドキンダムX》の腹の下に《ミラダンテXII》の兜がある……といった具合に元のクリーチャーの、特に《ミラダンテXII》の四肢をとどめていない異様な姿をしている。
--合体元となった《ミラダンテXII》と《ドキンダムX》はサイズ差が違いすぎるため、双方の特徴が残るようにこのようなデザインになっているものと思われる。

**関連カード [#idb2ab44]
-[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]
-[[《伝説の禁断 ドキンダムX GS》]]
-[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《禁時王秘伝エンドオブランド》]]
--[[《混成秘伝デュアルスタック》]](プロモーション・カード)
//1Bサンキュー版。画質悪いためカード番号の判別不能。判明し次第追記お願いします

//**[[フレーバーテキスト]] [#a4d422fa]
//-[[]]

**収録セット [#g2cb4cf6]
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DMRP-18 「王来篇 第2弾 禁時王の凶来」>DMRP-18]](KM3/KM3)、(3S/20) 、(3B/20)

**参考 [#wed9d834]
-[[白青赤]]
-[[ディスペクター]]
-[[エンジェル・コマンド・ドラゴン]]
-[[禁断]]
-[[EXライフ]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[無視]]
-[[召喚]]
-[[詠唱]]
-[[ドロー]]
-[[手札]]
-[[呪文]]
-[[コスト踏み倒し]]
//-[[青黒赤]]
//どういうことですか

&tag(クリーチャー,光文明,水文明,火文明,白青赤,多色,コスト9,ディスペクター,混成,混成王,エンジェル・コマンド・ドラゴン,エンジェル・コマンド,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,禁断(種族),パワー99999,EXライフ,T・ブレイカー,cip,無視,コスト9以下,召喚した時,唱えた時,ドロー,コスト踏み倒し,呪文サポート,ミラダンテ,KGM,キングマスターカード,RUI MARUYAMA);