#author("2021-11-14T16:26:01+09:00","","")
#author("2021-11-16T19:28:14+09:00","","")
*《&ruby(しんか){神歌};と&ruby(りょうらん){繚嵐};の&ruby(とびら){扉};》 [#pc7b250c]

|神歌と繚乱の扉 P 水/自然文明 (8)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分の山札の上から4枚を表向きにし、その中からクリーチャーを1体、相手に選ばせる。そのクリーチャーを出し、残りを好きな順序で山札の下に置く。このターンの終わりに、そのクリーチャーを山札の下に置く。|
|自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選んでもよい。その2体をバトルさせる。|

[[DMBD-18]]で登場した[[水]]/[[自然]]の[[呪文]]。[[《ミラクルとミステリーの扉》]]のリメイクカードである。

呼び出す[[クリーチャー]]はオリジナルと同じく無制限だが、[[コスト]]が3増加し、唱えたターンの終わりにこの効果で出たクリーチャーは山札の一番下に戻ってしまう。
しかも「コスト8」という値は[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]や[[《龍風混成 ザーディクリカ》]][[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]などのメジャーな呪文踏み倒しの対象外という点が痛い。
能動的に唱えるなら[[《Disアイ・チョイス》]]からアクセスするのが1つの手。

一方で[[《ミラクルとミステリーの扉》]]にはなかった任意の[[効果バトル]]が追加されている。万が一この呪文を唱えて誰も出せなかったとしても、[[《「はいちゃダメ💢」》>《ピー・タンパン/「はいちゃダメ」》]]と同等の[[防御札]]としての役割はこなせる。
とはいえ、デッキの大半をこの呪文の踏み倒しで出したい大型クリーチャーで固めたのなら、バトルゾーンに自分のクリーチャーがいない状態で[[S・トリガー]]のカウンターになる場面も少なくないだろう。その場合はパワーの参照先が相手依存で、対象が単体となった[[《偶発と弾幕の要塞》]]のパワー参照[[火力]]に似ている。

[[S・トリガー]]として[[《ホーガン・ブラスター》]]や[[《ミステリー・キューブ》]]以上に踏み倒された[[クリーチャー]]を活かしたいなら、[[cip]]を持つクリーチャーや[[EXライフ]]持ちなどの[[耐性]]を持つ[[クリーチャー]]が捲れるようなデッキにすることが必須となる。
自分のターンに唱える場合は[[スピードアタッカー]]・[[マッハファイター]]を持つクリーチャーも山札に戻る前に仕事ができる。
[[進化クリーチャー]]を用いる場合は[[バトルゾーン]]に[[進化元]]が必要ない[[マナ進化]]や[[墓地進化]]にするとよい。

[[バトル]]に関する効果を有するクリーチャーを相手に選ばせ、そこから[[効果バトル]]で能力の起動を狙うのもいいだろう。

[[進化クリーチャー]]も出せるため爆発力は高い。しかし[[進化元]]がいない状態で[[進化クリーチャー]]を選ばれてしまうと、効果が不発に終わるという欠点にもなる((総合ルール801.1a 適正な進化元がなければ進化クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできません。))。そのためリメイク元と違って[[《エンペラー・キリコ》]]などとの相性は良くない。

[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]との相性は最高の一言。このカードの[[デメリット]]が発動しても[[EXライフ]]で場に残れる上に、あちらは素で墓地回収を持っており、EXライフ[[シールド]]が[[離れた時]][[能力]]で墓地回収したこの呪文を1回唱えることができる。

-[[コスト]]が3増えたことにより手打ちが難しくなっている上、[[環境]]的にも[[《ミラクルとミステリーの扉》]]の全盛期より遥かに[[メタ]][[カード]]が充実しているので、[[【ミラクルとミステリーの扉】]]のようなこのカードに依存した専用のデッキ構築をするのは難しい。
--とはいえ、コスト8の重さで不確実な効果の呪文を自分のターンに唱えることは少ないだろう。相手ターン中に[[S・トリガー]]で唱えた場合は、主流な「相手のターン中に」指定の[[コスト踏み倒しメタ]]の影響は受けないので、ある意味被害は軽微だといえる。[[効果バトル]]により、[[S・トリガー]]による防御力自体は上がっており、その部分を生かしていくことになるだろう。

-そのターンが終わるまでに[[ループ]]で無限回唱えれば、理論上山札にあるクリーチャーをすべて出すことができる。

-「ターンの終わりに」の能力が誘発するタイミングは、[[ターン終了ステップ]]の開始地点である((511. ターン終了ステップ&br;511.1. 「ターンの終わりに」という誘発条件を持つ誘発型能力が誘発します。それぞれの誘発およびその使用は以下の手順で行われます。&br;511.1a 使用宣言が必要ない誘発型能力がすべて誘発します。))。
よって、何らかの方法で[[ターン終了ステップ]]中に《神歌と繚嵐の扉》を唱えた場合、踏み倒したクリーチャーを山札の下に置く効果は発動しない。

-[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などで[[ターンの残りを飛ばした>ターンの残りをとばす]]場合、[[ターン終了ステップ]]も飛ばされるため踏み倒したクリーチャーは残り続ける。

**関連カード [#te574ef2]
-[[《ミラクルとミステリーの扉》]]
-[[《ドンド・ラフーイ/ネオン・ジオング》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]

**収録セット [#tb240491]
-illus.[[Ishibashi Yosuke]]
--[[DMBD-18 「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」>DMBD-18]](5/14)
-illus.[[Ishibashi Yosuke]]/[[otumami]]
--[[DMBD-18 「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」>DMBD-18]](BE4/BE10)

**参考 [#e9ef9dff]
-[[S・トリガー]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[クリーチャー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[ターン終了ステップ]]
-[[山札送り]]
-[[効果バトル]]

&tag(呪文,水文明,自然文明,青緑,多色,コスト8,S・トリガー,コスト踏み倒し,ターン終了時,自己山札送り,効果バトル,P,レアリティなし,Ishibashi Yosuke);