#author("2021-06-01T13:04:23+09:00","","")
#author("2021-06-03T02:42:27+09:00","","")
*《&ruby(ゴッド){神};の&ruby(しれん){試練};》 [#pa20c791]

|神の試練 VR 水文明 (5)|
|呪文|
|コストが同じカードが2枚出るまで、自分の山札の上からカードを表向きにする。|
|こうして自分の山札をすべて表向きにした場合、このターンの後に自分のターンを追加し、残りのゲーム中、自分の山札のカードが1枚もなくても、自分はゲームに負けない。|
|表向きにしたカードをすべて手札に加える。|

[[DMEX-15]]で登場した[[水]]の[[呪文]]。

普通に唱えた場合は、最低2枚は山札が表向きにされ、それを手札に加える[[ドローソース]]となる。
[[《ラトリエ・ロブション》]]と同様、あえてコストがバラバラな専用デッキを使えば、かなりの枚数を手札に加えることができるだろう。
そこまで極端に特化させずとも3〜6枚の[[ドロー]]は期待できる。[[ツインパクト]]が多めなデッキなら、より[[ドロー]]できる枚数の期待値が上がる。

このカード最大の特徴は、この呪文で山札を空にできれば、''1回の[[追加ターン]]を獲得し、永続で[[ライブラリアウト]]負けを無効化する''ことだろう。
この[[継続的効果]]は、プレイヤーを対象にした[[プラチナ・ドライブ]]とでも言うべきか。

-この呪文はコスト5である。したがって、「コスト5以下の呪文の効果」を無視する[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]が出ている間は[[ライブラリアウト]]で敗北しない[[継続的効果]]は適応されなくなるが、効果が消滅した訳ではないため、《ゲンムエンペラー》を除去すれば再び適応される。

-山札をすべて表向きにできなければ、追加ターンも敗北回避も発生しない。対戦相手からの[[ライブラリアウト]]メタになる[[ドローソース]]としては使えない。
--自分がゲームに負けない状態で自分の山札が0枚になり、そこで《神の試練》を唱えると''1枚も表向きにできず、「すべて表向きにした」を実行したことにはならないため、追加ターンは発生しない''。[[《超音速 ターボ3》]]などとは感覚が異なるので注意。

-この呪文で負けなくなっている状態で[[山札回復]]した場合、「自分の山札の最後の1枚を引く時、ゲームに負けるかわりに勝つ」というテキストの[[《水上第九院 シャコガイル》]]で[[エクストラウィン]]できない。ライブラリアウトで負けない状態のため「かわりに勝つ」ことができない。

-お互いがこの呪文で負けなくなっている状態のみに起こりうる[[両者敗北]]が考えられる。山札が0枚だと必然的に[[ドローステップ]]が何度訪れようとも自分の手札が入れ替わらなくなる。お互いが[[ドローゴー]](ドローもしないが)しか自身のターンにできなくなった瞬間、そのゲームは決着がつかなくなってしまう。

**自分の山札をすべて表向きにする工夫 [#b1b0c0dd]
:極限までコストをばらけさせたデッキを作る|
いわゆる[[ハイランダー]]である。[[《伝説の禁断 ドキンダムX GS》]]や[[《戦武帝 ジャッキー BEAT》]]、[[《夢幻の無》]]に[[《神帝ルナティック・ゴッド GS》]]といった超大型のカードも駆使し、一発でカードを引き切る。
2021年現在でこの際に捲れる最大数は25枚になる(山札内に搭載できるカードのコストは0~17、20、21、25、71、99、∞の24種とコスト被りのいずれか1種である為)。
また非常に高難易度かつ実用性が無いが、敗北回避の状況でドルマゲドンXを山札に加えた場合は26枚となっている。
ゲーム開始時に[[山札]]に入る事の無い[[《禁断〜封印されしX〜》]]や[[《禁断〜目醒めの刻〜》]]もコスト被りが生じにくくなるので有用。
しかし、デッキの基礎となるカードが殆ど積めず、序盤の動きが安定しないのは明らか。構築難度は高い。
一応[[《天使と悪魔の墳墓》]]と同じく、このカード自体は2枚積みまでならコスト被りの影響は出ない。

:自分の山札が2枚または1枚の状態で唱える|
こうすれば、山札にあるカードのコストがなんであろうと、必ず条件を満たせる。

:[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]|
[[山札固定>山札操作]]と[[山札圧縮]]で《神の試練》サポートができる。[[《お清めシャラップ》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]などの[[墓地利用メタ]]には注意。

:[[《オールサンライズ》]]|
《エザワ》よりは不確実だが、こちらも大規模な山札圧縮ができる。

:[[《インビンシブル・テクノロジー》]]|
容易に山札を2枚以下にできるが、コスト13が問題となる。

:[[【ナウ・オア・ネバーループ】]]|
[[コンボ]]が決まれば無限[[ドロー]]ができる。そこから無限[[エクストラターン]]を得るのも容易である。
[[コンボ]]が決まれば無限[[ドロー]]ができる。そこから山札回復を絡めつつこの呪文を唱えるループにより無限[[エクストラターン]]を得ることが可能。詳しいルートはリンク先に記載。

**その他 [#r046d194]

-能力テキストの書き方が、従来と比べてかなり特殊。
--まず、これまでの[[追加ターン]]のテキストは、「このターンの後にもう一度自分のターンを行う」だったが、「このターンの後に自分のターンを追加」という表現に変わっている。
--「残りのゲーム中」というのは初の表現。
//「このゲーム中」でも良かったはずである。
//一応、「このゲーム中」は「効果を解決する前の状況を参照する」ときのみ使われていたテンプレートである


-「表向きにする」と「表向きにしたカードを手札に加える」が別の能力になっている。下手に1つの能力にまとめてしまうと、敗北回避が有効になる前に[[状況起因処理]]が割り込んでゲームに負けることになりかねないからだろう。
--余談だが、自身の別の能力を参照しないと意味がない能力を持つカードは、他に[[《あたりポンの助》]]などがある。

//--[[自己置換効果]]が発生するわけでもないのに、密接な一連の処理が、3つの能力に分けられている。
//こうして分離させた理由としては、これらのテキストを繋げてしまうと、山札のカードをすべて表向きにできなかった場合、追加ターンと敗北回避効果を得られないだけでなく、表向きにしたカードを手札に加えることもできなくなるからだろう。

**関連カード [#b071ad65]
-[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]
-[[《ファビュラス一番ドリップ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#n82a496b]
-[[DMEX-15]]&br;'''[[原初の決闘者、アダム>《原初の決闘者 アダム》]]を蘇らせるべくアダムの玉座に向かったハプニング大佐。そこで彼の頭に無限のカードの情報が流れ込む……これこそ神の試練。 ― 『デュエル・マスターズSX』4巻より'''

**収録セット [#o47e8f7f]
-illus.[[Shigenobu Matsumoto]]
--[[DMEX-15 「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」>DMEX-15]](14/100)

**参考 [#r1840e8d]
-[[表向き]]
-[[追加ターン]]
-[[敗北回避能力]]
-[[サーチ]]

&tag(能力,水文明,単色,コスト5,同じコスト,山札公開,追加ターン,残りのゲーム中,ライブラリアウトメタ,敗北回避能力,サーチ,終音「ん」,VR,ベリーレア,Shigenobu Matsumoto);