#author("2023-08-04T11:13:12+09:00","","")
*《&ruby(しんそうでんゆう){真槍電融}; ソウル・ヴァイラックス》 [#top] 

|真槍電融 ソウル・ヴァイラックス SR 水/火/自然文明 (7)|
|クリーチャー:ディスペクター/リキッド・ピープル/フェニックス 13000|
|このクリーチャーを召喚する時、自分のクリーチャーを1体手札に戻してもよい。そうしたら、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。|
|''EXライフ''|
|''スピードアタッカー''|
|''マッハファイター''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーは、出たターンの間、ブロックされない。|

[[DM23-BD1]]で登場した[[水]]/[[火]]/[[自然]]の[[ディスペクター]]/[[リキッド・ピープル]]/[[フェニックス]]。

自分の[[クリーチャー]]を[[バウンス]]すると2[[コスト軽減]]して[[召喚]]できる[[スピードアタッカー]][[マッハファイター]]。さらに[[《Volzeos-Balamord》]]に続き2枚目となる、出た[[ターン]]の間[[ブロックされない]][[能力]]を持つ。

高[[パワー]]のマッハファイターかつブロックされないため、相手のクリーチャーをほぼ確実に[[破壊]]できる。コスト軽減で自分のクリーチャーをバウンスする必要があるので[[打点]]の伸びだけを考えると控えめだが、[[cip]]を使い回せることに注目したい。相手のクリーチャーを減らしながら自分だけ息切れを防止し[[アドバンテージ]]を拡大できる。

[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]や[[《猛菌 キューティ-2》]]を[[S・トリガー]]で踏ませれば返しのターンに低コストで召喚でき、攻撃してきた相手クリーチャーを高パワーを活かして[[殴り返せ>殴り返し]]る。[[スピードアタッカー]]を持つ[[ディスペクター]]なら何でも可能な動きではあるが、ブロックされない、コスト軽減持ちという点で[[カウンター]]として特に完成度が高い。

[[ワンショット]]とコスト軽減の両立も不可能ではない。例えば[[EXライフ]]を持つ[[ディスペクター]]をバウンス対象に選べば[[打点]]の損失はなくなる。[[S・トリガー]]に弱くなるリスクもそのディスペクターから[[攻撃]]させれば問題ない。

[[EXライフ]]+ブロックされないという[[耐性]]は[[《Volzeos-Balamord》]]と同等のものであり、あちら同様[[ダイレクトアタック]]要員に向いている。[[オールハンデス]]がないことで[[《一王二命三眼槍》]]による防御を許してしまう分信頼度では一段劣るが、手軽に呼び出せることが[[差別化]]点になる。

総じて高性能な[[アタッカー]]であり、派手さはないが[[コストパフォーマンス]]が良好。[[EXライフ]]でシールド追加しながら相手のクリーチャーを減らせる堅実なディスペクターである。

**裁定不明 [#t412cdc8]
-《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》を召喚する時、自分の「[[ササゲール]]」能力持ちを手札に戻しながら、[[ササゲール]]の[[コスト軽減]]を使用できるか。
また、使用できる場合は[[ササゲール]]を使用したクリーチャーは[[墓地]]か[[手札]]のどちらのゾーンに移動するのか。
--1体のクリーチャーが[[ササゲール]]を複数持っている場合、両方を使ったことにして合算することができるという裁定がある([[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42648/]])。ただし、「召喚する時」で1つのカードが複数の移動先を指定される例に関しては明確な前例がない。とはいえ、除去耐性があり2つ以上の[[ササゲール]]使用時は1回ずつ回数分[[破壊]]される裁定([[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42647/]])を考えると、プレイヤーが先に《真槍電融 ソウル・ヴァイラックス》の[[コスト軽減]]を使用するか先に[[ササゲール]]を使用するかに依存するのではないかと推測できる。

-ディスタスで[[ササゲール]]を使いながらそのディスタスを手札に戻す動きができる場合は[[《妖精 アジサイ-2》]]などのササゲール2持ちと相性が良い。できない場合は[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]のササゲール4と相性が良い。
ただし、できなかった場合でもササゲール2と相性が悪いとは限らない。他のクリーチャーを用意していればそちらを戻すことでやはり最低コストまで軽減できる。
なお、どちらの場合でも《霊宝 ヒャクメ-4》とのコンボは確定で可能。

**他のカード・デッキとの相性 [#rcf3ef91]
-[[非進化]][[フェニックス]]かつ[[ササゲール]]と自身の[[能力]]で二重にコスト軽減でき、持ち前の高パワーと[[EXライフ]]で[[除去]]にも強いという[[《究極銀河ユニバース》]]の[[進化元]]になるために生まれてきたかのようなカード。[[色]]が合わない点はネックだが[[《フェアリー・ミラクル》]]を採用できるという[[メリット]]にも転じる。

-6[[マナ]]ある状態で[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]を[[召喚]]し、次のターンに[[ササゲール]]を使ってこのクリーチャー→[[《究極銀河ユニバース》]]と繋げばタイムラグなく[[エクストラウィン]]できる。
--[[裁定]]不明だが[[《妖精 アジサイ-2》]]も同様の挙動ができる可能性がある。同じく6マナある状態で召喚し、次のターンに《アジサイ-2》を手札に戻しながら[[ササゲール]]2を使うことで《ソウル・ヴァイラックス》を3マナまで軽減、残り5マナを確保できる。
--これも裁定不明だが[[《腐頼 ルマウス-2》]]も同様の挙動ができる可能性がある。「破壊された時〜」というテキストは実際にクリーチャーが墓地に置かれることを参照するため、ササゲールとバウンスを同時に使えるかに加えて《ルマウス-2》を墓地に置けるかが争点になると思われる。

-[[《ネイチャー・グレンニャー》]]は自分の[[フェニックス]]があれば[[G・ゼロ]]で召喚できるため、このクリーチャーを召喚する時にバウンスしても即座に出し直せる。[[文明]]も一致し、[[素出し>手打ち]]した場合は[[マナカーブ]]も繋がるなど噛み合っている。

-[[《龍仙ロマネスク》]]をバウンスすれば[[ロマネキャンセル]]が可能。[[【5色ディスペクター】]]の構築の幅が広がった。

-[[《アイアンラビットンボ》]]と8枚体制にすれば[[《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》]]を安定して早期に唱えられる。そこから[[《炎渦双奏 タイダル&バーン》]]などを出して[[ワンショット]]も可能。また、5[[マナ]]で召喚できるディスペクター自体《アイアンラビットンボ》を除けば他に[[《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》]]しかいない。

-[[リキッド・ピープル]]なので[[《大集結!アクア・ブラザーズ》]]で無料[[召喚]]できる。[[シールド追加]]と[[マッハファイター]]付きの[[ファッティ]]が無料で出てくるだけでも脅威だが、それだけでなく3ターン目《アクア・ブラザーズ》召喚→4ターン目[[《進化設計図》]]などで[[手札補充]]→5ターン目《ソウル・ヴァイラックス》を踏み倒して[[《究極銀河ユニバース》]]に進化、エクストラウィンといった挙動ができる。

**その他 [#m5099234]
-[[《太陽王''ソウル''・フェニ''ックス''》>《太陽王ソウル・フェニックス》]]と[[《クリスタル・ツ''ヴァイラ''ンサー》>《クリスタル・ツヴァイランサー》]]の『電融』ディスペクター。
#region2(合成元との関係){{
-[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]の両足が掴んでいる太い棒の両端に取り付けられた双剣が外され、かわりに、[[《クリスタル・ツヴァイランサー》]]2体が、下半身に当たる馬の胴体部と後ろ足が取り外された状態で繋ぎ合わされている。
--また、2体の《ツヴァイランサー》も槍が腕ごと《ソウル・フェニックス》の剣に置き換えられている。
二本の槍を携えていた《ツヴァイランサー》自身の体が2体分に複製され、かつ肝心の槍も同じく四本に複製された剣に差し替えられるという、《ツヴァイランサー》に対してのディスペクトが強い。
--なお、《ソウル・フェニックス》本体には、ディスペクター特有の改造痕は見られないが、自身が保有する武器が何の関わりを持たないクリーチャーの一部にされるというのは、違う意味で「ディスペクト」しているように思える。
-能力は、《ソウル・フェニックス》の、離れる時に進化元を残す効果が[[EXライフ]]として、《アンブロッカブル》は《ツヴァイランサー》から継承されており、パワーも両者ともに同じであることを含めれば、双方の特徴を強く残しているのが分かる。
ただ、[[EXライフ]]を消費させて自身を生き残らせるという点に対しては、自身が離れても進化元を残す《ソウル・フェニックス》に対する意趣返しとも取れる。
--ちなみに、召喚コストの軽減は双方ともにTCG版では持たないが、[[デュエプレ>デュエル・マスターズ プレイス]]版では《ツヴァイランサー》が[[G・ゼロ]]を有していることから、これが元ネタと思われる。
バトルゾーンにクリーチャーが一定数存在することで、コスト0で召喚できたのに対し、こちらはバトルゾーンのクリーチャーを消費して、召喚コストをただ減らすだけという「ディスペクト」となっている。
-『電融』[[ディスペクター]]は[[殿堂>殿堂入り]][[入り>プレミアム殿堂]]と縁のある[[カード]]を合成元とすることが多いが、《ツヴァイランサー》は[[デュエプレ>デュエル・マスターズ プレイス]]で一時期[[DP殿堂]]に指定されていた[[《ストリーミング・ビジョン》]]や今も[[DP殿堂]]に指定されている[[《インビンシブル・テクノロジー》]]と共に使われていたカードである。
-文明構成は[[火]]/[[自然]]の《ソウル・フェニックス》と[[水]][[単色]]の《ツヴァイランサー》から過不足なく継承。種族も両者単種族であるため全て継承している。
-[[冠詞]]の「真槍」だが、《ソウル・フェニックス》を表すと思われる「真」が何から来ているのか不明。
--太陽は非常に真球度が高い事で知られているが、真球度の「真」が由来なのかは定かではない。
--字面だけ見れば[[《''偽槍''縫合 ヴィルジャベリン》>《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》]]と対になる冠詞ともとれる。進化[[リキッド・ピープル]]の[[ディスペクター]]である点が共通する。
}}

-[[DM23-BD1]]の新規[[ディスペクター]]の中で唯一、このクリーチャーだけが[[ロック]]や[[コスト加重]]に関連する能力を持たない。

//-[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]や[[《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》]]などに続く5体目の非[[進化]][[フェニックス]]。また、[[《双寄電融 キリン・レガマン》]]、[[《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》]]に続く3体目の[[ディスペクター]]/[[フェニックス]]。
//2体目以降は書く必要ない

-これで《ソウル・フェニックス》は[[またしても>《センメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>》]][[五大王]]の中で唯一、敵サイドに堕ちたことになった。
--[[鬼レクスターズ]]の設定に鑑みるなら、鬼の歴史側でこのディスペクターが出現する→撃破後に[[《センメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>》]]になる、という時系列だと思われる。

-[[イラストレーター]]は鳥型クリーチャーに定評のある[[nablange]]氏。[[《センメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>》]]の[[イラスト]]も担当していた。

//**[[サイクル]] [#cycle]

**関連カード [#card]
-[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]

-[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]
-[[《クリスタル・ツヴァイランサー》]]

-[[《センメツ邪鬼 <ソルフェニ.鬼>》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM23-BD1]]&br;'''ふたつの崇高な魂が、相反して交わらない。'''

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]]
-illus.[[nablange]]
--[[DM23-BD1 「レジェンドスーパーデッキ 禁王創来」>DM23-BD1]](8/18)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference] 
-[[ディスペクター]]
-[[リキッド・ピープル]]
-[[フェニックス]]
-[[バウンス]]
-[[コスト軽減]]
-[[EXライフ]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[マッハファイター]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[ブロックされない]]

&tag(クリーチャー,水文明,火文明,自然文明,青赤緑,3色,多色,コスト7,ディスペクター,電融,リキッド・ピープル,フェニックス,パワー13000,召喚する時,召喚コスト,自己バウンス,自身コスト軽減,EXライフ,スピードアタッカー,マッハファイター,T・ブレイカー,ブロックされない,・,SR,スーパーレア,nablange);