#author("2023-05-21T12:34:21+09:00","","")
*《&ruby(スパイラルアクセル){疾封怒闘}; キューブリック》 [#k16dd217]

|疾封怒闘 キューブリック P 水/火文明 (7)|
|クリーチャー:アウトレイジ 6000|
|''W・ブレイカー''(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)|
|自分のマナゾーンに火のカードが3枚以上あれば、このクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。|
|このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれた時、自分のマナゾーンに水のカードが3枚以上あれば、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DMR-08S]]で登場した[[水]]/[[火]]の[[アウトレイジ]]。

[[《極楽!オンセン・ガロウズ》]]と似た条件を持ち、[[火]]の[[マナ]]が3枚以上ある場合は[[スピードアタッカー]]を得て、[[水]]の[[マナ]]が3枚以上ある場合は[[墓地]]に送られた時に[[バウンス]]を放つ。

余程偏った構築にしない限り、この[[クリーチャー]]を[[召喚]]する頃にはそれぞれ[[赤]]と[[青]]が3枚以上[[マナゾーン]]にあると思われるので、単純に[[バウンス]]の[[pig]]持ち[[スピードアタッカー]]として運用できる。

しかし、重要なのは「どこからでも」自分の[[墓地]]に置かれた時に[[バウンス]]が発動する点だろう。[[バトルゾーン]]での[[破壊]]はもちろん、[[手札]][[コスト]]や[[山札]]からの[[墓地肥やし]]からでも効果が適用されるため、極端なところで[[赤]]をまったく入れない構成で[[バウンス]]要員として活用することも可能。

[[《エマージェンシー・タイフーン》]]や[[《戦略のD・H アツト》]]などの手軽な[[手札交換]]から、無料で[[バウンス]]が放てると考えるとその強さが分かる。[[バウンス]]の消費[[コスト]]はおよそ2.5[[マナ]]分と言われているので、かなり[[コストパフォーマンス]]が良い。

**ルール [#z7604742]
-[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]は実際に[[墓地]]に置かれる直前に作用する[[常在型能力]]だが、こちらは実際に[[墓地]]に置かれた後に[[能力]]が[[解決]]される[[トリガー能力]]である。混同しないように注意。

-[[墓地]]への移動が完了しきった時点で[[能力]]が[[解決]]されるため、「[[バトルゾーン]]にいる[[クリーチャー]]」による[[バウンス]]ではない。よって[[《時空の喧嘩屋キル》]]/[[《巨人の覚醒者セツダン》]]の[[バウンス]]耐性を無視できる。

-[[マナゾーン]]の[[文明]]の確認は《キューブリック》の[[能力]]を[[解決]]する時に行う。[[マナゾーン]]の[[水]][[マナ]]が3枚の状態で《キューブリック》自身が[[ランデス]]された場合、[[墓地]]に行った時点で[[水]][[マナ]]が2枚以下になっているため、[[バウンス]]することはできない。

-以前は、《キューブリック》が[[進化元]]として[[進化クリーチャー]]と一緒に[[墓地]]に置かれた場合は、[[進化クリーチャー]]の下にあるカードは[[クリーチャー]]という扱いやテキスト効果のない「カード」として扱われ、[[墓地]]へ送られる際にも能力の無いまま置かれるため[[バウンス]]することができないという裁定であったが、[[《一なる部隊 イワシン》]]の登場に伴い、「墓地に置かれた時」と「墓地に置かれる時」の裁定が変更となり[[バウンス]]が可能となった。

-[[《ダークナイト クリストファー》]]の[[メテオバーン]]など、[[墓地]]に送られる前に[[進化クリーチャー]]から分離される場合は離れた瞬間に[[能力]]などが元に戻るため、[[墓地]]に置かれた時に問題なく能力が発動する。

-[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]や[[《「祝」の頂 ウェディング》]]など、[[置換効果]]による[[シールド焼却]]で[[墓地]]に送られた場合でも[[バウンス]]は可能。[[ブレイク]]の途中で《キューブリック》が[[墓地]]に送られて[[ブレイク]]の発生源を[[バウンス]]した場合、残りの[[シールド]]には[[シールド焼却]]の[[能力]]が適用されないため、普通に[[ブレイク]]される。
--[[2017年3月25日ルール改訂]]により複数枚の[[シールド]][[ブレイク]]は同時に行われるようになったため、ブレイクされたすべてのシールドが墓地に置かれるまで[[バウンス]]を行えなくなった。

-[[《不死帝 ブルース》]]などの能力でこのクリーチャーを[[墓地]]から[[召喚]]し、[[離れない]]効果や[[着地置換効果]]で[[墓地]]に再び置かれた場合も、「どこからでも墓地に置かれた時」の能力が[[誘発]]する。[[召喚]]宣言を行った時点でいったんこの[[カード]]が[[どこでもないゾーン]]に置かれるため。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41166]]
--ただし、このクリーチャーを[[出せない]]時はそもそも[[召喚]]宣言ができない上、[[離れない]]効果や[[着地置換効果]]を自分から生成する手段は限られているため、[[ループ]]手段として用いるのは難しいと思われる。

**環境において [#o99b1e1e]
エピソード3環境ではまず最初に[[【メルゲループワンショット】]]で大活躍。そちらが規制されて消滅した後も[[【墓地ソース】]]などの[[墓地肥やし]]と相性がいい[[デッキ]]で便利な[[除去]]手段として多用されたが、その[[汎用性]]が祟って2014年5月24日付けでアウトレイジからは初の[[殿堂入り]]となった。

その後永らく1枚制限のハンデが祟ってこれと云った活躍が無かったが、[[DMSP-02]]期には[[【ゾンビパルテノンループ】]]における無限バウンスの要として注目された。[[《神出鬼没 ピットデル》]]と[[ドロー]]を[[ループ]]すればで延々と[[ディスカード]]できるため、相手の盤面を荒らしたり自軍のクリーチャーを回収したりする手段として重宝するようになった。

2022年11月下旬から[[【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】>【超神星DOOM・ドラゲリオン】#h644ed23]]が[[オリジナル]]に急増すると、そちらのデッキのキーパーツである[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]での大量[[墓地肥やし]]のついでに[[除去]]を飛ばせるという事でそこそこ環境で見かけるようになった。

[[【絶望神サガループ】]]が発祥するとそちらに握った者勝ちの[[コスト踏み倒しメタ]]対策系スーパーサブとして就職。[[ループ]]しなくとも勢い良く山札を掘削できる[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]を採用した型が主流化すると、ほぼ確定と呼べる枠に昇格。ループの内いくつかのサブルートに直接関与するのも大きい。
**性質について [#u99d54b4]
-[[ニンジャ・ストライク]]対策の[[ハンデス]]など、相手が意図せずこの[[クリーチャー]]を[[墓地]]に送った場合でも[[バウンス]]は発動するため、この[[カード]]の存在自体が心理的[[ロック]]として重要な役割を果たしているといえる。

-以前は[[シールド焼却]]は確実に[[シールド]]を処理できる手段だったが、この[[カード]]の登場でそれが覆った。[[殿堂入り]]で1枚制限になったものの、この[[クリーチャー]]を[[墓地送り]]にしてしまうと[[バウンス]]を喰らってしまうので注意。

**メディアでの活躍 [#n018362a]
-公式サイトのDMデッキ開発部DASHでは[[《アクア・メルゲ》]]と[[《盗掘人形モールス》]]を利用した無限[[ドロー]]の[[ループ]]が紹介されており、[[《偽りの名 iFormulaX》]]での[[エクストラウィン]]へと繋がるとしている(>[[【フォーミュラエクストラウィン】]])。&br;増えた[[手札]]を利用し、[[《ルナ・コスモビュー》]]の[[G・ゼロ]]から[[《超電磁マクスウェル Z》]]を1[[コスト]]で[[召喚]]し、[[《百万超邪 クロスファイア》]]と一緒に[[進化速攻]]する戦略も考えられるだろう(>[[【メルゲループワンショット】]])。
--上記の[[ループ]]の要であったことも、[[殿堂入り]]の一因と考えられている。

-漫画「Duel Masters Rev.」にて、[[未来>虹矢 未来]]が那須霊禅戦で使用。[[《日曜日よりの使者 メーテル》]]の[[能力]]で捨てられ、相手の[[《ゼッコウチョ》]]を[[バウンス]]した。&br;また黒澤世観戦でも登場。[[《無限皇 ジャッキー》]]で一度[[墓地]]に置かれてから呼び出され、リンクした[[《戦攻右神マッシヴ・アタック》]]を[[バウンス]]。[[《進軍する巨砲 クロムウェル》]]で[[スピードアタッカー]]を得て、そのまま[[《神人類 ヨミ》]]に[[自爆特攻]]し、リンクしていた[[《聖霊左神ジャスティス》]]も[[バウンス]]した。

-アニメ「ビクトリーV3」第1話では銀行強盗犯がこのクリーチャーの武器を利用して警官を吹き飛ばした。その後のデュエマでも強盗犯が[[切札 勝太]]戦で使用。[[《フォース・アゲイン》]]との[[コンボ]]で[[バウンス]]しつつ再び[[バトルゾーン]]に出された。デュエマ後は、[[勝太>切札 勝太]]の仲間になった。

**その他 [#q41f64f2]
-名前の由来は日産自動車のミニバン「キューブキュービック」。或いは映画監督の「スタンリー・キューブリック」。「疾封怒闘」の部分は、四字熟語の「疾風怒濤」の捩りだろう。

-[[カードイラスト]]を見ると、[[水]]と[[火]]のふたつの[[文明]]を持つからかオッドアイとなっている。

-[[《盗掘人形モールス》]]と共に、[[DMX-22]]の[[《アクア・メルゲ》]]の[[フレーバーテキスト]]に登場したが、その内容はなんと[[「お前だけを先には行かせない」>【メルゲループワンショット】]]と言って《メルゲ》の[[殿堂解除]]を引き止めるという、衝撃的なものである。なおその際、[[カード名]]が《封怒闘 キューブリック》と誤植されている(”疾”の字が抜けている)。
--一足先に殿堂入りした《メルゲ》の後を追って2人が[[殿堂入り]]したという友情話とも取れるが、結局《メルゲ》は[[先>プレミアム殿堂]]に行ってしまった。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#ce6e3dc1]

|疾封怒闘 キューブリック R 水/火文明 (7)|
|クリーチャー:アウトレイジ 6000|
|''W・ブレイカー''|
|自分のマナゾーンに火のカードが3枚以上あれば、「スピードアタッカー」を得る。|
|このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時、自分のマナゾーンに水のカードが3枚以上あれば、相手のクリーチャー1体を手札に戻してもよい。(自分の《疾封怒闘 キューブリック》 のこの効果は、各ターン中1回のみ発動する)|

[[DMPP-20]]で実装。[[レアリティ]]は[[レア]]になった。

[[バウンス]]能力の対象は相手クリーチャーのみになり、[[各ターン中1回のみ発動>ターン1]]という制限がついた。

**関連カード [#o5aa4474]
-[[《怒爵電融 バロンブリック》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#e6db1d96]
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P59/Y12) &br;'''疾風怒濤!それが勝利の秘訣!'''
-[[DMPP-20]]&br;'''アクセル全開!疾風怒濤!さぁ、盛り上がってるか!?――疾封怒闘 キューブリック'''

**収録セット [#y04fdbe0]
***[[デュエル・マスターズ]] [#mdbc427b]
-illus.[[500siki]]
--[[DMR-08S 「エピソード2 グレイト・ミラクル 〜セブン・ヒーローVer.〜」>DMR-08S]](5/7)
--[[DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」>DMBD-02]](7/16)([[アルトアート]])
--[[DMBD-17 「20th クロニクルデッキ 熱血!! アウトレイジ・ビクトリー」>DMBD-17]](11/14)([[アルトアート]])
--[[プロモーション・カード]](P9/Y12)([[アルトアート]])
--[[プロモーション・カード]](P59/Y12)([[アルトアート]])

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#d1ad8b63]
-illus.[[500siki]]
--[[DMPP-20 「レイジ・オブ・インフィニティ -神人類光臨- 」>DMPP-20]]

**参考 [#ea884cca]
-[[アウトレイジ]]
-[[タップイン]]
-[[マナゾーン]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[墓地]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[バウンス]]

-[[殿堂入り]]

-[[【メルゲループワンショット】]]

----
[[公式Q&A]]

-3つ目の能力について

>Q.自分のマナゾーンに合計5枚のカードがあり、そのうち2枚が水のカードという状況です。&br;相手が自分を攻撃した時、自分は[[《怒流牙 佐助の超人》]]を「ニンジャ・ストライク」で召喚し、「出た時」の能力で''《疾封怒闘 キューブリック》''を捨てて、その''《疾封怒闘 キューブリック》''を墓地からマナゾーンに置きました。この《疾封怒闘 キューブリック》の「どこからでも墓地に置かれた時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。捨てた時点ではマナゾーンに水のカードが2枚しかなかったとしても、能力はトリガーします。&br;この場合、解決の時点で''《疾封怒闘 キューブリック》''を含めてマナゾーンに水のカードが3枚あるので、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻せます。
#region2(([[総合ルール]] [[603.4>総合ルール本文#rule603_4]])){{
:603.4. |誘発型能力が条件を持つ場合、その能力の解決の時点で条件を満たしていれば、効果が解決されます。誘発した時点で条件を満たしているかどうかは問いません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40025]](2021.8.6)

>Q.[[《あたりポンの助》]]の「出た時」の能力で''《疾封怒闘 キューブリック》''を選んでいる状況です。この状況でバトルゾーンにいる''《疾封怒闘 キューブリック》''が破壊された場合、「どこからでも墓地に置かれた時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。「どこからでも墓地に置かれた時」の能力は「破壊された時」とは異なり、元あったゾーンの状態に関わらず、墓地に置かれたタイミングでトリガーします。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40026]](2021.8.6)

>Q.相手の''《疾封怒闘 キューブリック》''の「このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時」の能力で、自分の[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]がバトルゾーンから手札に戻される際、「相手の呪文またはバトルゾーンにある相手のクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが離れる時」の能力で自分はゲームに勝ちますか?
A.いいえ、ゲームに勝ちません。「このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時」の能力は、「破壊された時」と異なり、墓地でトリガーする能力ですので、バトルゾーンにあるクリーチャーの能力として扱いません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40957]](2022.02.18)

&tag(クリーチャー,水文明,火文明,青赤,2色,多色,コスト7,アウトレイジ,パワー6000,W・ブレイカー,擬似マナ武装,擬似マナ武装3,擬似マナ武装火,擬似マナ武装火3,3枚以上,スピードアタッカー付与,どこからでも墓地に置かれた時,擬似マナ武装水,擬似マナ武装水3,除去,単体除去,確定除去,バウンス,自己バウンス,単体バウンス,P,レアリティなし,殿堂入り,500siki,クリーチャー (デュエプレ),水文明 (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),青赤 (デュエプレ),2色 (デュエプレ),多色 (デュエプレ),コスト7 (デュエプレ),アウトレイジ (デュエプレ),パワー6000 (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),擬似マナ武装 (デュエプレ),擬似マナ武装3 (デュエプレ),擬似マナ武装火 (デュエプレ),擬似マナ武装火3 (デュエプレ),3枚以上 (デュエプレ),スピードアタッカー付与 (デュエプレ),どこからでも墓地に置かれた時 (デュエプレ),擬似マナ武装水 (デュエプレ),擬似マナ武装水3 (デュエプレ),除去 (デュエプレ),単体除去 (デュエプレ),確定除去 (デュエプレ),バウンス (デュエプレ),自己バウンス (デュエプレ),単体バウンス (デュエプレ),ターン1 (デュエプレ),R (デュエプレ),レア (デュエプレ),500siki (デュエプレ));