#author("2021-09-14T13:33:21+09:00","","")
*《&ruby(かいおうるいじゃりゅうもく){界王類邪龍目}; ザ=デッドブラッキオ》 [#e6608dfd]

|界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ SR 自然文明 (8)|
|クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 9000|
|多色マナ武装 5:このカードが自分の手札にあり、自分のマナゾーンにカードが5枚以上あってすべての文明が揃っていれば、このクリーチャーに「スーパーS・バック」を与える。(カードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚する)|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。|
|相手のドラグハートは龍解できない。|

[[DMR-16極]]で登場した[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]。

[[多色マナ武装]]により[[スーパーS・バック]]を得、[[cip]]での[[《ナチュラル・トラップ》]]を内蔵、相手の[[ドラグハート]]の[[龍解]]を封じる[[常在型能力]]を持つ。

ついに登場した相手の[[龍解]]を封じる[[システムクリーチャー]]。[[ウエポン]]、[[フォートレス]]問わず[[龍解]]を封じる。汎用される[[《銀河大剣 ガイハート》]]や[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]の[[龍解]]を一方的に防げるのは大きい。高コストクリーチャーであるが5色デッキ、あるいは[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]主体のデッキなどでは、[[スーパーS・バック]]により早期[[召喚]]も可能である。[[コマンド・ドラゴン]]のサポートを用いてもよいだろう。

また[[スーパーS・バック]]により5色デッキでは[[【速攻】]][[メタ]]としての役割も担う。[[シールド]]1枚が[[《ナチュラル・トラップ》]]+[[ファッティ]]1体に化け、[[パワー]]9000で殴り返しができるため実質2体[[除去]]できる。
[[《ドンドン吸い込むナウ》]]で[[サーチ]]しつつ、相手をバウンスできる点も優秀。

ただ、[[【5色コントロール】]]系統では[[多色]][[事故]]を避けるために[[単色]][[カード]]を[[マナチャージ]]せざるを得ない場面があり、注意しないと[[手札]]に抱え続けることができなくなる。なるべく中盤までの手札消費を抑えるか、手札補充を利用するかしたいところ。

総じて優秀な[[システムクリーチャー]]であるが、[[破壊]]耐性は持たないため過信は禁物。

**ルール [#ra8bf015]
-[[スーパーS・バック]]は[[多色マナ武装]]によって得られる能力なので、シールドブレイクされた時点で5色揃っていない場合は[[スーパーS・バック]]を持っておらず[[使用宣言]]ができない。「[[W・ブレイク>W・ブレイカー]]中に[[S・トリガー]]の解決で5色が揃ったので、もう片方のカードで[[スーパーS・バック]]を使う」といったことは不可能。

-通常、[[S・バック]]は[[手札]]以外のゾーンからの召喚が何らかの能力([[《蛇手の親分ゴエモンキー!》]]など)で許可されていればそのゾーンから召喚が可能であるが、このカードは[[多色マナ武装]]において手札にあることが条件となっており、そのようなことはできない。

-「龍解できない」は裏返すだけではなく、龍解の効果節に書いてあることすべてを禁止する。例えば、[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]、[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]など裏返す前になんらかのコストを要求される場合、それを行うことも禁じられる。また[[《無敵剣 プロト・ギガハート》]]や[[《悪夢卍 ミガワリ》]]を装備しているクリーチャーが除去を受けた場合、龍解できないため除去を置換することができず、そのままバトルゾーンを離れてしまう。
--余談だが、登場当時は[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]、[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]の裏返す前の処理は暫定回答で行えた。2015/09/25現在は先述の通り行えないので注意が必要。

-あくまで[[常在型能力]]として龍解を行うことを禁じるだけで、龍解のトリガーそのものは許されている。龍解をトリガーさせた後、なんらかの効果でこのカードがバトルゾーンを離れると龍解は可能である。&br;例:[[《爆熱天守 バトライ閣》]]があるときに2体目のドラゴンとして[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]を出した場合、龍解より先に《ヴィルヘルム》のcipでこのクリーチャーを除去することで[[《爆熱DX バトライ武神》]]に龍解可能。
//-あくまで暫定だが、「龍解できない」が意味するところは[[龍解]]の効果節に書かれている「[[裏返す]]」という動作ができないという意味である。
//--「○○○するかわりに、このドラグハートを裏返してアンタップする」(例:[[《無敵剣 プロト・ギガハート》]]、[[《悪夢卍 ミガワリ》]])の場合は、「[[裏返す]]」という動作ができないということで、[[裏返す]]という処理に置換することもできないということになる。したがって[[置換効果]]は不発となり、そのまま○○○しなければならない。
//--「△△△してもよい。そうした場合、このドラグハートを裏返してアンタップする」(例:[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]、[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]])の場合は、「[[裏返す]]」という動作に関与しているのが「そうした場合」以降のみであるため、[[裏返す]]ことこそできないが、△△△するかしないかは自由に選ぶことができる。
//--このように、「[[龍解]]の効果節に書かれている」からといって、すべての処理が禁止されるわけではない。運用上気をつける必要がある。

-なお[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]の効果は「[[裏返す]]」であるため、このクリーチャーに阻止されずに擬似的な龍解を行うことができる。

**環境において [#t4a85519]
初登場時は5色構築ならなんでも入るというわけではなく、[[デッキ]]を選ぶという面が少なからず存在した。しかし、[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]登場後は扱われ方が一変。確実に場から離すための有効な[[メタ]][[カード]]として[[文明追加]]を除くほぼすべての5色構築[[デッキ]]の必須パーツとして扱われるようになる。とはいえ[[スーパーS・バック]]で出すということはあちらが[[アタックトリガー]]を使っているということでもあり、最大5マナのフリーズの仕事はされてしまうので過信はできない。[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]を抜きにしても、[[侵略者]]の台頭で全般的に[[ビートダウン]][[環境]]であることや[[《百族の長 プチョヘンザ》]]の[[革命チェンジ]]元となることから、必須パーツとしての地位を確立している。

[[新章デュエル・マスターズ]]環境で[[【ジョーカーズ】]]に[[《超特Q ダンガンオー》]]がテンプレパーツとして採用されていた頃は、初期[[シールド]]5枚をすべて《超特Q ダンガンオー》によって1度に[[ブレイク]]されるシチュエーションを、5枚のシールドの中から1枚好きなカードを[[墓地]]に落とすチャンスに昇華することができた。また、[[《アクアン・メルカトール》]]を獲得して以降の[[【5色ドギラゴン剣】]]は[[手札]]に困らないため、単色カードをマナチャージするために泣く泣くこのカードをマナゾーンに埋めるという事態が起こりにくくなった。

ただ、双極篇になると3ターンキルが横行するほど環境が高速化し、後攻ならそもそも[[《フェアリー・ミラクル》]]が間に合わないという身も蓋もない事態となった。そのため、カウンターで出てくる《百族の長 プチョヘンザ》への革命チェンジ元は[[ブレイク]]さえされればS・トリガーで出て来れる[[《青寂の精霊龍 カーネル》]]が優先されるようになり、[[【5色ドギラゴン剣】]]ですら不採用が目立つようになった。

それでも、[[DMBD-09]]・[[DMBD-10]]期あたりになると、[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]や[[《“罰怒”ブランド》]]などの[[スピードアタッカー]]を[[付与]]する[[フィニッシャー]]を止めて1ターンを凌げる札として再評価された。それも束の間、[[DMRP-11]]発売により[[ミッツァイル・マスターズ]]が到来するとビッグマナ自体の立場が極めて悪くなったため、このカードも評価を下げることになった。

後に2020年7月1日に[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]が[[殿堂入り]]に指定されてGRが環境を支配する構図が終焉したが、この頃になると[[防御札]]が[[カードプール]]上に十分存在するようになり、単体では1面しか止められないこのカードは不採用が目立っていった。[[《百族の長 プチョヘンザ》]]への[[革命チェンジ]]元としては、防御札として使える上に[[素出し>手打ち]]してもタイムラグなしに革命チェンジできる[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]が既に存在している。[[《フェアリー・ミラクル》]]基盤の[[【5色コントロール】]]が終焉したのも大きい。

ところが[[王来篇環境]]になると、[[EXライフ]]の登場、[[《フェアリー・ミラクル》]]基盤の[[【5色コントロール】]]の復権などから、防御札として需要を回復した。3枚ほど積む構築も珍しくなくなったが、[[全体除去]]は[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]で事足りるため[[《百族の長 プチョヘンザ》]]の同時採用は稀になった。
**他のカードとの関係 [#k5ed8dbf]
-場に何もいない状況でも、[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]を出して[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]から[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]を出して[[スーパーS・バック]]を使えば、7+5+8=20で[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]の[[龍解]]条件を即満たすことができる。

-2ターン目に[[《薫風妖精コートニー》]]を召喚して[[マナゾーン]]を5[[文明]]にし、3ターン目に[[《フェアリー・ミラクル》]]を唱えて2[[マナブースト]]、増えた2[[マナ]]で[[《福腹人形コダマンマ》]]や[[《斬斬人形コダマンマ》]]を召喚してシールドを手札に戻せば、わずか3ターン目にこの[[クリーチャー]]を[[召喚]]することができる。

**その他 [#l289a3b3]
-[[トッキュー8]]においては特に優秀。必然的に5色[[ジャンクデッキ]]同士の戦いにならざるをえないため、[[手札]]に抱えているプレイヤーは防御力を担保されたも同然になる。したがって、場の展開よりも[[《トロワ・チャージャー》]]や[[《ライフプラン・チャージャー》]]、[[《エマージェンシー・タイフーン》]]・[[《オタカラ・アッタカラ》]]と[[《再誕の聖地》]]の[[コンボ]]など、[[マナブースト]]等にリソースを投資しやすくなり、勝ちにも繋がりやすくなる。

-革命編、革命ファイナルに於ける一貫した高い需要を応えるためか、[[DMX-26]]にて再録された。

//-よく使われる略称は「『デ』ッドッ『ブラ』ッキオ」の頭を取って「デブラ」。ちなみにデブラは、ヘブライ語でミツバチを意味し、旧約聖書で「献身的な女性」として描かれていることから女性の名前としても一般的である。

-そのシーズンにフィーチャーされた[[能力]]を全否定する能力を持つことから[[《偽りの名 シャーロック》]]を彷彿とさせる。

-名前は[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]を彷彿とさせる。《デッドマン》の真の姿なのか、《デッドマン》が生み出したドラゴンなのかは[[フレーバーテキスト]]に書かれていないため不明。

-同じ「界王類」かつ「ブラッキオ」の[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]との関係も不明。

-アニメ「VS」第42話では[[ギョウ]]がデュエマ甲子園準決勝の[[勝太>切札 勝太]]戦で使用。[[《超爆デュエル・ファイアー》]]で破壊されそうになった[[《五邪王 ニガ=ヴェルムート》]]から[[龍回避]]した[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]の能力で[[多色マナ武装]]の条件を達成し、[[ルシファー]]から盗んだ[[《天命讃華 ネバーラスト》]]の[[エスケープ]]で[[スーパーS・バック]]を使う事で[[召喚]]された。[[勝太>切札 勝太]]の[[《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]を[[cip]]能力で[[除去]]し、更に[[《銀河大剣 ガイハート》]]の[[龍解]]を阻止する活躍を見せたが、[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]の[[龍マナ武装]]による[[2回攻撃]]だけは防ぐことができず敗北した。

-アニメ「キング」第34話の[[切札 ジョー]]と[[アン・ラッキー]]の対戦で、[[アン・ラッキー]]の[[マナゾーン]]に[[DMEX-12]]版のこのカードが置かれている。

-テキストが長すぎて枠がなかったせいか、[[DMEX-12]]にて再録された際ドラリンカードで唯一[[フレーバーテキスト]]が用意されなかった。

**関連カード [#rebfbf43]
-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]
-[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]


**収録セット [#fa092764]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DMR-16極 「ドラゴン・サーガ 第4章 超戦ガイネクスト×極」>DMR-16極]](S2/S2)
--[[DMX-26 「ファイナル・メモリアル・パック 〜DS・Rev・RevF編〜」>DMX-26]](S5/S5)([[アルトアート]])
--[[DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」>DMBD-01]](4/16)(フルフレームイラスト)
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]/[[otumami]]
--[[DMEX-12 「最強戦略!! ドラリンパック」>DMEX-12]](DR4/DR6)([[ドラリンカード]])

**参考 [#he4008f0]
-[[クリーチャー]]
-[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]
-[[多色マナ武装]]
-[[スーパーS・バック]]
-[[cip]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[マナ送り]]
-[[ドラグハート]]
-[[龍解]]
-[[ロック]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[メタ]]
-[[自然]]

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト8,ジュラシック・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,パワー9000,多色マナ武装,多色マナ武装5,マナ武装,スーパーS・バック付与,W・ブレイカー,cip,除去,確定除去,マナ送り,ドラグハートメタ,龍解メタ,ロック,SR,スーパーレア,ドラリンカード,MITSUAKI MATSUMOTO,otumami);