#author("2021-02-22T15:32:08+09:00","","")
#author("2021-03-13T11:37:38+09:00","","")
*《&ruby(かいおうるいぜったいもく){界王類絶対目}; ワルド・ブラッキオ》 [#c671d57c]

|界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ SR 自然文明 (11)|
|クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 27000|
|ワールド・ブレイカー|
|相手のクリーチャーがバトルゾーンに出て、そのクリーチャーの能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーをバトルゾーンに出した時」で始まる能力を使えない)|

[[DMR-13]]で登場した[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]。

相手[[クリーチャー]]の[[cip]]能力の誘発を封じる[[常在型能力]]を持つ。

「[[cip]][[能力]]無効化」という、相手によっては[[デッキ]]の動きそのものを封じてしまう強力な[[能力]]を持つ。加えて[[パワー]]27000の[[ワールド・ブレイカー]]という、凄まじい性能を誇るクリーチャーである。
問題は、やはり「[[コスト]]11」という圧倒的な巨大さをどうするかである。[[自然]]らしく純粋に[[マナブースト]]に頼るか、[[コマンド・ドラゴン]]であるという[[種族]]の優秀さを活かすのがメインとなるだろう。

[[《終末の時計 ザ・クロック》]]といった確実に止めてくる[[S・トリガー]][[クリーチャー]]をほぼ封殺することができるため、[[フィニッシャー]]として非常に優秀である。ただし、[[除去]]への耐性は持っておらず、[[pig]]や[[常在型能力]]は防ぐことができないので、過信は禁物。

**環境において [#o4df2be2]
[[ドラゴン・サーガ環境]]では、重さ故にそれほど活躍していなかった。

革命編から革命ファイナルにかけては、手軽に大型クリーチャーを出せる[[侵略]]や[[革命チェンジ]]と言ったギミックに押されて、ロマンカードという地位に甘んじていた。[[《ミステリー・キューブ》]]の殿堂入りも向かい風であった。

しかし[[《古代楽園モアイランド》]]の登場以降は評価が一変。それまでに研究が進んでいた[[【緑単ループ】]]に[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]や[[《古代楽園モアイランド》]]と共に[[フィニッシャー]]として組み込まれるに至り、「VANモアイワルド」という[[ロック]]体制が「[[大王>《龍世界 ドラゴ大王》]]VAN[[ナイン>《偽りの王 ナンバーナイン》]]」に取って代わった。カウンター札を封じて[[1ショットキル]]するだけならこのカードと[[《古代楽園モアイランド》]]だけで[[打点]]と[[ロック]]が十分足りることもあった。

それでも[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]が登場すると、10[[コスト]]で手軽に「大王VANナイン」を用意できる上に相手にオールランデスを加えることもできるため、詰めの性能が比較的甘いこちらの積極利用は終息した。
[[デッキ]]の性質上ほぼ[[自然]]1色にする必要があるため相性の良い[[【ゲイル・ヴェスパー】]]でも、デッキスペースを空費することで[[ライブラリアウト]]の危険性があるため、それを逆手にとった[[《水上第九院 シャコガイル》]]でのフィニッシュが主となった。

[[超天篇環境]]では[[【5色蒼龍】]]のフィニッシャーの1体として使われる場合も中にはあったが、自然単色であり[[マナブースト]]系のカードと色が被り枠を取りづらいことから、採用は稀であった。

**ルール [#sd878532]

後述するが、[[cip]]はもちろんのこと、それ以外の能力も封じることがある。「[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]」以外の能力も対象に入るので、[[《黒豆だんしゃく》>《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]などと混同しないよう注意。

-このバトルゾーンに出た時に能力を封じる能力は、[[トリガー能力]]ではなく、[[置換効果]]のある[[常在型能力]]である。よって、相手が[[ターンプレイヤー]]の時でも、問題なく能力を封殺できる。
-このバトルゾーンに出た時に能力を封じる能力は、[[トリガー能力]]ではなく、[[置換効果]]のある[[常在型能力]]である。よって、相手が[[ターン・プレイヤー]]の時でも、問題なく能力を封殺できる。

-無効化するのは出したクリーチャーが持つ「自身が出たことによってトリガーする能力」。クリーチャーではない[[カード]]は無効化できず、他のクリーチャーがバトルゾーンに出たことでトリガーする能力も無効化できない。
--[[《モエル 鬼スナイパー》]]自身が出たときの[[トリガー能力]]は無効化されるが、[[《モエル 鬼スナイパー》]]存在下でコスト7以上のクリーチャーを出した時の[[トリガー能力]]は無効化できない。
--[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]や[[《聖霊王イカズチ》]]等は、自身が出た時も[[トリガー]]するが無効化される。
--[[コスト踏み倒し]]で[[《早撃人形マグナム》]]がバトルゾーンに出た時、自身の能力で破壊されるが、これは無効化される。
--[[《ガイアール Re:》]]の[[アンタップキラー]]自己付与は、正確には[[cip]]ではない([[cip]]とは処理タイミングが異なり、[[常在型能力]]である)ので無効化できない。
--[[《勝利のガイアール・カイザー》]]は[[DMX-25]][[再録]]時に[[テキスト]]変更があり、[[《偽りの名 バザガジー・ラゴン》]]らと同様に[[cip]]に改められたため無効化される。

-「○○してバトルゾーンに出た時」の能力も無効になる。例として以下がある。
--[[ゼニス]]等の[[召喚]]時限定の[[cip]]能力
--[[マナ召喚]][[cip]]の[[《陰陽の舞》]]
--[[ドロン・ゴー]]限定[[cip]]の[[《神聖牙 UK パンク》]]
--[[革命チェンジ]]限定[[cip]]である[[ファイナル革命]]

-[[シールド・フォース]]や[[G・リンク]]はバトルゾーンに''出す''時(つまりまだバトルゾーンに出てない時)に使える能力であり、しかも[[トリガー能力]]ではなく[[常在型能力]]であるため、無効化できない。

-[[《SSS級天災 デッドダムド》]]の「クリーチャーを重ねた時」に誘発する能力も、バトルゾーンに出た時と同じタイミングで誘発するため、このクリーチャーの能力で無効化される。

-[[マッドネス]]で出た[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]の[[バウンス]]は、「出たこと」ではなく「[[置換効果]]の適用」が条件なので無効化できない。

-テキスト自体をなかったことにするわけではないので、「このクリーチャーをバトルゾーンに出したとき、またはこのクリーチャーが攻撃した時」など出したとき以外のタイミングでもトリガーする能力は、[[cip]]としてトリガーする場合のみ無効になり、そのほかのタイミングでトリガーする場合は無効にならない。

-バトルゾーンに出たことにトリガーする能力を無効にするので、バトルゾーンに出る際に適用される[[シールド・フォース]]や[[G・リンク]]を無効にすることはできない。また、[[cip]]とは違うため[[リンク]]時に誘発する能力も無効にならない。

-[[解決]]ではなく能力のトリガーを無効化する。したがってこのクリーチャーが出る前にトリガーしてストックされている[[cip]]能力は無効にならない。例として[[《獰猛なる大地》]]を唱えて先に自分の[[cip]]能力持ち、次に相手のこのカードという順番でバトルゾーンに出した場合、このカードが出る前に[[cip]]能力がトリガーしているので[[《獰猛なる大地》]]解決後にこのカードが残っていたとしても[[cip]]能力の解決ができる。

-強制効果のため、相手にとってデメリットとなる[[cip]]能力であっても無効にしてしまう。例えば相手が召喚以外の方法で[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]]を出したり、相手の[[マナ]]が9枚未満の時に[[《緑神龍ドラピ》]]を出しても[[cip]]能力がトリガーせず、バトルゾーンに留まる。

**その他 [#i0d7aa40]

-[[テキスト]]内で[[cip]]能力を参照する初のカード。相手[[クリーチャー]]の能力を無効にする能力は、体裁としては先に登場している呪文を無効化する[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]と違い置換効果となっている([[マーキュリー>《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]は呪文の効果を「失わせる」。)
--のちに類似カードとして[[《消王ケシカス》]]が登場。こちらは全体的に[[置換効果]]を排除した書式となっており、実質的に[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]と同質的である。

-[[《偽りの名 13》]]の存在意義を完全に奪ったカードの1つ。《ワルド・ブラッキオ》の登場を機に、[[《偽りの名 13》]]は格安ファッティとして何度か[[再録]]されている。

-「[[自然]]」で「[[退化]]」となると、[[《古代楽園モアイランド》]]と並んで退化先として引き合いに出されやすい。

-[[フレーバーテキスト]]では太古における[[パワー]]の重要性を説いている。恐らく[[cip]]無効ととてつもなく高い[[パワー]]で世界に君臨していた事が伺える。が、現実の[[デュエマ]]黎明期では[[パワー]]の低い[[水]][[文明]]が席巻していたというのがまた皮肉である。それ以前の[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]が跋扈していた時代のことを指しているのだろう。

-[[DMBD-05]]版では[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]と同様、新イラストで再録されたのだが、なぜか実際の[[カード]]から[[レアリティ]]が抜け落ちている。公式サイト、およびコロコロアニキなどの情報誌ではちゃんと[[スーパーレア]]のマークが入っているので印刷ミスと思われる。

-アニメ「デュエルマスターズ キング」7話でかつてのそれぞれの[[文明]]を代表する[[ドラゴン]]のイメージとして[[DMBD-05]]のこのカードが登場。
--しかし、実際のカードとは異なり、[[スーパーレア]]のマークは残っていた。

**関連カード [#y9d89087]
-[[《ブラキオ龍樹》]]
-[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]
-[[《地封龍 ギャイア》]]
-[[《消王ケシカス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#af36fd32]
-[[DMR-13]]
'''古き時代は、パワーがすべてだった。'''


**収録セット [#jfb26c8f]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」>DMR-13]]
-illus.[[boyaking]]
--[[DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」>DMBD-05]]

**参考 [#xeae00fe]
-[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]
-[[ワールド・ブレイカー]]
-[[クリーチャー]]
-[[cip]]
-[[ロック]]
-[[メタ]]
-[[打ち消し]]
----
公式Q&A
<Q.バトルゾーンに''《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》''がいます。自分のターンに相手の手札を捨てたら、[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]で、相手はバトルゾーンに出す事を選びました。相手はその[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]の手札に戻す効果を使う事はできますか?それとも、''《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》''がいるので、トリガーしなくなりますか?
A.[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]の能力は「相手のターン中に、手札から捨てられた時」に使えるので、バトルゾーンに出てトリガーしているわけではありません。そのため、''《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》''の能力を受けず、クリーチャーを手札に戻す事ができます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31589/]]

&tag(クリーチャー,自然文明,単色,コスト11,ジュラシック・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,パワー27000,ワールド・ブレイカー,cipメタ,・,SR,スーパーレア,RUI MARUYAMA,boyaking);