#author("2020-12-09T14:37:47+09:00","","")
*《&ruby(パーフェクト・ネイチャー){生命と大地と轟破の決断};》 [#af7cb745]

|生命と大地と轟破の決断 SR 自然文明 (5)|
|呪文|
|この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。|
|次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)|
|►自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。|
|►コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。|
|►このターン、自分のクリーチャー1体はパワー+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※2020年12月18日付で殿堂入り''|

[[DMRP-11]]に登場した[[自然]]の呪文。

[[マナゾーン]]から唱えることができる[[能力]]と、[[《知識と流転と時空の決断》]]に引き続き、3つの[[モード]]を2回を選べる能力を持つ。
マナゾーンから唱えられる能力のおかげで[[《フェアリー・ライフ》]]などでマナゾーンに落ちる心配も恐れず使える。あえてマナゾーンに置く事で[[ハンデス]]から免れることも可能。


それぞれの[[モード]]能力は、[[タップイン]]の1[[マナブースト]]、[[マナゾーン]]からコスト5以下のクリーチャーの[[コスト踏み倒し]]、自分のクリーチャー1体の+3000の[[パンプアップ]]に[[《ΔΔΣ シグマティス》]]と同質の疑似[[マッハファイター]]の[[付与]]。《知識と流転と時空の決断》同様、状況に応じて2回選べるので柔軟性が高い。

1つ目のモード能力である[[マナブースト]]は、劣化[[《フェアリー・ライフ》]]と一見地味。もちろん、この効果を2連打すれば、次のターンにはフィニッシャーの揃う8マナ圏までマナを伸ばす動きも可能だが、その場合は[[《アルティメット・フォース》]]の更に劣化になってしまう。そのため、2ブーストを目的とするなら、より強力なカードが存在する。
よって、2つ目3つ目の効果も活かせるデッキ構築を意識する必要がある。例えば、2つ目の[[コスト踏み倒し]]を行う時に[[《制御の翼 オリオティス》]]系統の[[メタ]]能力に対するケアになりうるため、意外と侮れない。

2つ目のモード能力の[[コスト踏み倒し]]が最も派手な目玉能力。特に[[文明]]指定もなければ「進化ではない」とも書かれていないため、コスト5以下とはいえ出せるクリーチャーはとても多い。そして、恐ろしいことにそれを2回行えてしまう。
単純に最高10コスト分のクリーチャーの踏み倒しができると考えれば、マナが2枚(この呪文をマナゾーンから唱えた場合は3枚)削られることを差し引いてもそのスペックは強力。踏み倒すクリーチャーによって様々なコンボを成立させることが可能である。

3つ目のモード能力の疑似[[マッハファイター]]付与は2つ目の[[コスト踏み倒し]]能力と噛み合っており、踏み倒したクリーチャーを即席で[[アタッカー]]にできる。[[侵略]]や[[革命チェンジ]]とも相性がいい。少々勿体無いが、重ね掛けしてパワー+6000という事も可能。

このように非常にコンボ性の高いカードだが、1度にマナを2〜3枚削るのは決して小さくない代償である。コンボが失敗に終われば一気に劣勢に陥る可能性が高い点には注意を払う必要がある。
**ルール [#z684bf24]

-この呪文でクリーチャーを出し終わってから[[cip]]を[[解決]]する。1体目に[[《バロン・ゴーヤマ》]]を出す→[[山札]]から好きなカードをマナ送り→2体目にそのクリーチャーを出すということはできない。

-予め[[《ブロッケン・ヴォーン》]]をバトルゾーンに立てておけば、マナゾーンから唱えても[[山札の下]]に置かれずにマナゾーンに戻せる。これは、同一のイベントを置き換える[[置換効果]]が2つ以上適用されており、すべて自分の[[カード]]が発生源である場合、好きな方を適用できるルールのため・・・というのは過去の話。実は、2020年2月時点では、呪文の置換効果が優先されるという正式回答が開発側から来ているため、それに従いこの呪文の置換効果が優先されて山札の下に置かれてしまう。
//ただし、《ブロッケン・ヴォーン》の唱えた呪文をマナゾーンに置く能力は、呪文を唱えた時点で発動する[[トリガー能力]]のため、この呪文で《ブロッケン・ヴォーン》を踏み倒しても、唱えた段階で《ブロッケン・ヴォーン》がバトルゾーンにいないのであれば、このカードをマナゾーンに置くことはできない。


**5コスト以下を2枚同時に出すことによるコンボ例 [#xe31d9aa]
//コンボの概要に記述は留めましょう。

-[[《幸運の精霊ファイブスター》]]→[[《音奏 ハイオリーダ》>《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》]]の順に踏み倒す。この時[[超GR]]が[[パワーの最後の三桁が「500」]]のクリーチャーで統一されていれば、一気に14体のクリーチャーが盤面に並ぶ。
--これら[[GRクリーチャー]]を[[《カエルB ジャック》]]で使うマナリソースにして[[《オールデリート》]]を唱えるというフィニッシュ方法もある。

-[[墓地進化]]か[[マナ進化]]クリーチャーと[[《ロイヤル・ドリアン》]]を出し、《ロイヤル・ドリアン》の[[能力]]で[[退化]]。

-[[《カラフル・ナスオ》]]と[[《侵革目 パラスラプト》]]を出し、一気に大量[[マナブースト]]。

-[[cip]]で[[サーチ]]できるクリーチャーと、cipで手札から進化クリーチャーを踏み倒しできるクリーチャーを出し、即座に[[進化]]または[[進化V]]する。
--[[《鳴動するギガ・ホーン》]]+[[《太陽の精霊龍 ルルフェンズ》]]を出し、《ギガ・ホーン》の能力で[[《聖獣王ペガサス》]]を[[サーチ]]して、《ルルフェンズ》の能力で《ギガ・ホーン》と《ルルフェンズ》を進化元にして《聖獣王ペガサス》を出す。
--[[《闘龍鬼ジャック・ライドウ》]]+[[《太陽の精霊龍 ルルフェンズ》]]にて[[《超聖竜シデン・ギャラクシー》]]を出す。

-[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]]とそれを進化元にコスト5以下の進化[[デーモン・コマンド]]を出し、[[墓地]]から予め用意しておいた[[《悪魔神ドルバロム》]]や[[《悪魔神バロム・クエイク》]]を《ヴィルジニア卿》の能力でバトルゾーンに出す((《ヴィルジニア卿》の[[cip]]を[[解決]]する前に《ヴィルジニア卿》が進化した場合、その進化先の種族が[[墓地回収]]、[[コスト踏み倒し]]対象となる。))。

-マナゾーンから[[《虹速 ザ・ヴェルデ》]]と、それを進化元に[[《愛の無限オーケストラ》]]を出す。
--5色レインボーの《オーケストラ》をマナゾーンに置きたくない場合なら、《オーケストラ》のかわりに《ルルフェンズ》を踏み倒し、《ルルフェンズ》の能力で手札から《オーケストラ》を踏み倒せば良い。

-[[《トップ・オブ・ロマネスク》]]を2体踏み倒し、次のターンで[[《母なる星域》]]を唱えて片方の《トップ・オブ・ロマネスク》をマナに置き、もう片方の《トップ・オブ・ロマネスク》を進化元に[[《超竜バジュラズテラ》]]を出して、大量[[ランデス]]を狙う。

-その他[[cip]]・[[pig]]・[[常在型能力]]・[[リンク]]を組み合わせたコンボが一瞬で完結する。
--[[《爆竜兵ドラグストライク》]]と[[《龍神ヘヴィ》]]を踏み倒し、《龍神ヘヴィ》の能力で《ドラグストライク》を破壊し、《ドラグストライク》の[[pig]]で[[ドラゴン]]を踏み倒す。

--[[《邪道神キキ》]]や[[《外道神カイカイ》]]といったゴッドを2体出して[[G・リンク]]。

--[[《天雷龍姫エリザベス》]]と[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]を出して、シールドの呪文を踏み倒す。
---予め[[《エメラル》]]などでシールドに呪文を仕込む必要がある。

--[[1ショットキル]]を決めに行く時に、[[《単騎連射 マグナム》]]または[[《呪紋のカルマ インカ》]]と[[《音精 ラフルル》]]を出す。
---《音精 ラフルル》の代わりに[[《イグゾースト・II・フォー》]]を出して、その能力で[[《ファイナル・ストップ》]]を唱えることも可能。


**環境において [#db9774ba]
効果判明当初から様々なコンボが発案され、取り分け[[GR召喚]]との組み合わせ、新たな[[【緑単ループ】]]の成立が危惧された。

案の定、「[[DMGP-9th>公認グランプリ]]」でベスト4に進出した[[【メルゲドッカンデイヤー】]]がこのカードの悪質さを示した。ベスト16には新たな[[【緑単ループ】]]である[[【ネイチャーループ】]]も残っており、大方の見立ては間違っていなかった。
//【ネイチャーループ】はプロプレイヤーの人がベスト64に残った件で有名ですが、公式デッキリストを見ると【ネイチャーループ】の最高成績はベスト16です。

2020年1月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂後は[[【ネイチャーループ】]]が環境落ちして勢いが衰えたが、次第に[[【ドッカンデイヤー】]]や[[【バーンメアジョーカーズ】]]が環境の主流になったことからそれらに刺さりの悪い[[《奇天烈 シャッフ》]]が減少し、[[DMEX-08]]発売前後にはその影響で[[【BUNBUN・ヴァイカー】]]や[[【白緑ファイブスター】]]などのこれを入れたデッキが環境に増加した。

この様に多くのプレイヤーが予測した通り様々な[[ループ]]デッキやコンボデッキで使用される結果となったため、[[殿堂入り]]も噂されるようになったものの[[【ドッカンデイヤー】]]や[[【ヨミジループ】]]を規制した事で様子見として、2020年6月の殿堂発表では規制を免れた。しかし、同時に同年9月にも再び殿堂発表が行われる事が告知されており、執行猶予を与えられているにすぎないこちらも相変わらず予断を許さない状況であった。その後、9月には殿堂発表が行われないことが告知されたが、殿堂入りの筆頭候補である状況は変わっておらず、最終的には2020年12月18日殿堂入りに指定された。[[《レインボー・ストーン》]]でサーチすれば十分リペアできるため、一部では[[《ヘブンズ・フォース》]]がプレミアム殿堂に指定された理由を引き合いにして「甘いのでは?」という指摘も為された。

**その他 [#g36988c2]
-手札がなくなってもマナゾーンから[[プレイ]]でき、マナゾーンからクリーチャーを踏み倒せるという性質から、[[《キング・シビレアシダケ》]]との相性は抜群。踏み倒したいクリーチャーと共にマナに置くと効果的。

-コスト5のため、[[《龍装艦 チェンジザ》>《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]で唱えられるのも嬉しい。《チェンジザ》に疑似マッハファイターを付与できるため、相性がいい。手札に[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]や[[《音精 ラフルル》]]があれば、すぐさま[[革命チェンジ]]ができるので、とても強力な組み合わせと言える。強いて難点を挙げるなら、この呪文で《龍装艦 チェンジザ》を踏み倒せないことか。

-[[山札]]をあらかじめこの[[カード]]だけにしておけば、[[《桜風妖精ステップル》]]などの[[マナブースト]]によってマナゾーンに[[埋める>埋まる]]ことで再利用可能。[[【緑単ループ】]]でこのような動きを取れるかもしれない。

-名前はそれぞれ生命(マナブースト)、大地(マナゾーンからの踏み倒し)、轟破(擬似マッハファイター付与)のどれかを選択することを『決断』することを指していると考えられる。

-「デュエル・マスターズ!!」では[[パーフェクト呪文]]で唯一誰も使用しなかった。上記の通り強すぎるためだろうか。
--後の「デュエル・マスターズ キング」7話で[[ボルツ]]と[[ザンコック]]のデュエマで[[ザンコック]]がこの呪文を唱えることによって
山札の上の[[《不死妖精ベラドアネ》]]と[[《死滅の大地ヴァイストン》]]を[[マナゾーン]]に置いた。

**関連カード [#s27857fe]
-[[パーフェクト呪文]]
--[[《神楯と天門と正義の決断》]]
--[[《知識と流転と時空の決断》]]
--[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]
--[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]

-[[《ΔΔΣ シグマティス》]]
-[[《轟壊!切札MAX》]]

**収録セット [#n8e1e98c]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Ittoku]]
--[[DMRP-11 「超天篇 第3弾 零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!」>DMRP-11]] (S12/S12)

**参考 [#h27d74ec]
-[[マナゾーン]]
-[[唱える]]
-[[山札の下]]
-[[マナブースト]]
-[[タップイン]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[マッハファイター]]
-[[モード]]
-[[マナ召喚]]

&tag(呪文,自然文明,単色,コスト5,モード,マナタップイン,マナブースト,コスト5以下,コスト踏み倒し,パンプアップ,+3000,疑似マッハファイター付与,・,SR,スーパーレア,lttoku,パーフェクト呪文);