#author("2021-01-31T13:30:44+09:00","","")
#author("2024-03-15T09:01:34+09:00","","")
*《&ruby(ししおう){獅子王};の&ruby(いせき){遺跡};》 [#g034b460]

|獅子王の遺跡 UC 自然文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|''S・トリガー''|
|自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|
|マナ武装4:自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、自分の山札の上からさらに2枚をマナゾーンに置く。|
|''マナ武装4'':自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば、自分の山札の上からさらに2枚をマナゾーンに置く。|

[[DMR-22]]で登場した[[自然]]の[[マナ武装]][[呪文]]。

[[山札の上]]から1枚を[[マナゾーン]]に置き、[[マナ武装]]条件を満たせばさらに2枚置ける。

平常時では[[《フェアリー・ライフ》]]の[[下位互換]]だが、[[マナ武装]]を達成すれば[[《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》]]と同等の[[マナブースト]][[効果]]を得られる。
平常時では4マナの[[《フェアリー・ライフ》]]という割に合わない性能だが、[[マナ武装]]を達成すれば[[《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》]]と同等の驚異的な[[マナブースト]]となる。
[[マナ武装]]の条件を速やかに整えて唱えることが運用の基本となるだろう。

たった[[コスト]]4で3[[マナ]]もブーストできるのは非常に魅力的であり、[[殿堂入り]]した[[《セブンス・タワー》]]と同じく過剰に[[マナ]]を貯める[[【カイザー「刃鬼」】]]などの[[ビッグマナ]]系[[デッキ]]でこそ真価を発揮する。
[[メタモーフ]]と比べると条件が少々厳しいものの、[[【5色コントロール】>【5色デッキ】]]を始め元々この手のデッキは[[多色]]カードを大量に投入する事が多いためあまり問題はないだろう。
たった[[コスト]]4で3[[マナ]]もブーストできるのは非常に魅力的であり、[[カードパワー]]の高い8マナ圏の[[カード]]にも素早くアクセスできるようになる。
一時は[[殿堂入り]]していた[[《セブンス・タワー》]]と同じく過剰に[[マナ]]を貯める[[【カイザー「刃鬼」】]]などの[[ビッグマナ]]でこそ真価を発揮する。
[[メタモーフ]]と比べると専用の構築を必要とするが、[[【5色コントロール】]]を始め元々この手のデッキは[[多色]]カードを大量に投入する事が多いためあまり問題はないだろう。

また[[自然]][[文明]]であるため、[[サイクル]]の中でも[[《薫風妖精コートニー》]]や[[《薫風の面 ニャス》]]との合わせやすさは抜群。条件を満たした際のブースト枚数は[[《フェアリー・ミラクル》]]や[[《奇跡の面 ボアロジー》]]を上回るため、[[【5色フェアリー・ミラクル】]]や[[【薫風武装】]]の新たな選択肢として期待が持てる。
とはいえ、この[[呪文]]の[[マナコスト]]が4にもかかわらず、[[マナゾーン]]に[[多色]]を4枚要求する点がクセモノである。
[[多色]]カードは[[タップイン]]するという都合上、ちょうど4マナ貯まるタイミングで唱えても最低1枚は[[単色]]があることになり[[マナ武装]]を達成できるかは基本的に運次第となる。

[[マナ武装]]を達成していない場合は4[[マナ]]で1ブーストと、今までの[[マナブースト]][[呪文]]の中でもかなり割に合わない[[スペック]]となってしまう。
単純に[[多色]]ばかりを[[マナ]]に置いていくと5[[ターン]]目以降にしか唱えられないので、高速かつ過剰な[[マナブースト]]の恩恵を受けたければ[[文明追加]]と合わせるのは必須だろう。
かといって単純に[[多色]]ばかりを[[マナ]]に置いていくと5[[ターン]]目以降にしか唱えられず、[[タップイン]]で動きが1ターン遅れてしまう。
高速かつ過剰な[[マナブースト]]の恩恵を受けたければ何らかの工夫が必要となる。

効率よく[[マナ武装]]を達成するには、[[《天災 デドダム》]][[《神秘の宝剣》>《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》]]などの[[多色]]を[[マナゾーン]]に引っ張ってこられる3マナの[[カード]]を使うとよい。
1ターン目と2ターン目に[[多色]]を[[チャージ]]し、3ターン目に[[単色]]を[[チャージ]]して[[能力]]で[[多色]]を[[マナゾーン]]に置く。すると4ターン目に[[多色]]を[[チャージ]]することで確実に[[マナ武装]]を達成した状態でこの[[呪文]]を撃てる。

特に[[《天災 デドダム》]]については、この[[呪文]]を[[手札]]に持ってくることも期待できる。

特定条件下で[[マナゾーン]]に置かれた時に[[アンタップ]]される[[伝説呪文サイクル]]の登場により、長らく不可能だった、4マナ貯まる段階で[[マナ武装]]を達成して唱える動きができるようになった。
その後登場した、[[《Volzeos-Balamord》]]を構成する[[キング・セル]]は、[[手札]]から[[マナゾーン]]に置かれた時に[[アンタップ]]されるので、上記より更に狙いやすくなった。

[[《Volzeos-Balamord》]]は[[マナゾーン]]からも[[キング・セル]]を[[合体]]させて出せるため、その点でも相性がいい。4ターン目あたりにこの[[呪文]]を唱えられれば5~6ターン目には9マナまで到達できる。

また、[[文明追加]]で[[マナゾーン]]の[[カード]]を[[多色]]にしてしまうのも手。[[自然]][[文明]]であるため、[[サイクル]]の中でも[[《薫風妖精コートニー》]]や[[《薫風の面 ニャス》]]との合わせやすさは抜群。条件を満たした際のブースト枚数は[[《フェアリー・ミラクル》]]や[[《奇跡の面 ボアロジー》]]を上回るため、[[【5色フェアリー・ミラクル】]]や[[【薫風武装】]]の選択肢として期待が持てる。

ただし特定の[[システムクリーチャー]]に依存するため、[[事故]]要因になる点、[[除去]]に対して脆くなる点には注意。

**ルール [#b9b038cf]
-[[マナゾーン]]に[[多色]]が3枚の状態でこの呪文を唱えた時、''ひとつ目の効果で[[多色]]が置かれればそのまま[[マナ武装]]4が達成でき''、さらに2[[マナブースト]]される。少々ギャンブル性が強いが、覚えておいて損はないので[[多色]]を多く積んでいるのなら思い切って唱えてみるのも悪くないだろう。
-[[マナゾーン]]に[[多色]]が3枚の状態でこの呪文を唱えた時、''ひとつ目の効果で[[多色]]が置かれればそのまま[[マナ武装]]4が達成でき''、さらに2[[マナブースト]]される。少々ギャンブル性が強いが、前述の通りマナゾーンになるべく多色を備え、かつ最速で唱えようとした場合は基本的にこのシチュエーションが発生する。[[多色]]を多く積んでいるのなら思い切って唱えてみるのも悪くないだろう。

**環境において [#xf7edfd6]
登場以来、[[多色]]の比率が高く大量に[[マナブースト]]することに意味のある[[ビッグマナ]]系のデッキでしばしば使われる。

[[革命ファイナル環境]]では、デッキ自体が環境の主流から外れかかっていたが[[【カイザー「刃鬼」】]]のパーツとして有名であった。

[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[【5色ジョリー】]]を中心に活躍。

登場から新章デュエル・マスターズ環境辺りまでは[[【オールデリート】]]でも度々その姿が見掛けられた。

ところが[[ビッグマナ]]の立場が悪くなった双極篇以降はあまり結果に恵まれなくなっていた。

[[超天篇環境]]前半は[[【5色蒼龍】]]を中心に使われたが、[[ミッツァイル・マスターズ]]の到来により斜陽化。
[[超天篇環境]]前半は[[【5色蒼龍】]]を中心に使われたが、[[GR・マスターズ]]の到来により斜陽化。

[[十王篇環境]]では偶に[[【5色蒼龍】]]で使用が確認される。
[[十王篇環境]]では偶に[[【5色蒼龍】]]で使用が確認される。ただ、[[4色]][[デッキ]]では[[《天災 デドダム》]]から続く手としてはこれではなく[[《“魔神轟怒”万軍投》]]が優先される。これでマナを伸ばさなくとも3→5と繋いで[[《“魔神轟怒”万軍投》]]唱えて十分[[重量級]][[マナドライブ]]で[[アドバンテージ]]を取れるためである。

また、[[【5色蒼龍】]]では[[ループ]][[デッキ]]対策に、[[無色]]の[[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]を投入しなければならず、[[マナ武装]]の達成が難しくなってしまった。

加えて[[王来篇]]では、新たな[[白黒赤]]の[[フィニッシャー]]である[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]が登場し、[[《最終龍覇 グレンモルト》]]と共に、[[《天災 デドダム》]]や[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]、[[《ドンドン水撒くナウ》]]と言った[[青緑]]のカードとの色補完が容易になったため、[[《フェアリー・ミラクル》]]に[[スロット]]を奪われるようになる。特に[[オリジナル]]の場合、この[[カード]]では相手の[[《奇天烈 シャッフ》]]が間に合ってしまうという難点が、[[【青黒緑デッドダムド】]]の隆盛や[[【鬼羅.Star】]]の台頭により目立ってしまっている。先攻であっても原則唱える先に[[《希望のジョー星》]]で多色マナ武装が封じられるのも大きい。

しかし[[DMRP-19]]の発売を機に[[【4色ロマノグリラ天門】]]などの[[5色]]に拘らない[[ビッグマナ]](主に[[赤]][[抜き4色]])が台頭し、5色揃わないと困る[[《フェアリー・ミラクル》]]は機能しない環境デッキも増え、こちらの需要が回復している。

やがて[[DMRP-20]]期あたりになるとその影響でこのカードの評価が5色系統でも見直されるようになり、再び5色系統に入るようになった。この頃には新たな就職先として[[【獅子王ヴォルゼオス】]]を見つけている。

だが[[DM23-BD1]]で強力なライバルである[[《Disコットン&Disケラサス》]]が登場。[[【5色バラモルド】>【獅子王ヴォルゼオス】]]や[[【4色ディスペクター】>【4色ロマノグリラ天門】]]でもそちらを採用する代わりにこちらの採用を見送るレシピが激増。
**その他 [#q4db1af2]
-[[マナブースト]]は[[タップイン]]ではないが、自身のコストが4という都合上、[[《セブンス・タワー》]]のように増えたマナで即2枚目の《獅子王の遺跡》を[[唱える]]、という戦法は不可能となっている。[[コスト軽減]]を用いる事で可能にはなるが、このカードを採用するデッキは多色の比率が高い筈なので結局そう狙えるものではない。

-[[マナブースト]]は[[タップイン]]ではないが、自身のコストが4という都合上、[[《セブンス・タワー》]]のように増えたマナで即2枚目の《獅子王の遺跡》を[[唱える]]、という戦法は不可能となっている。相性は悪いが一応[[コスト軽減]]を用いる事で可能にはなる。

-[[《フェアリー・ライフ》]]等から2→4と繋げたいところだが、前述の通り[[文明追加]]せずに4[[マナ]]の状態で[[マナ武装]]を達成するのはほぼ不可能である。3[[ターン]]目に[[マナ武装]]を達成しつつ[[唱える]]方法としては、[[《愛恋妖精ミルメル》]]→[[《薫風の面 ニャス》]]→この[[カード]]とつなげるか、[[《薫風妖精コートニー》]]を出して[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]を[[唱える]]という手がある。
--後に登場した[[伝説呪文サイクル]]や[[キング・セル]]を利用すれば、4[[マナ]]の状態で[[マナ武装]]を達成しつつ[[コスト]]4のこの[[カード]]を[[唱える]]事も現実的に行えるようになった。

-単純な[[マナブースト]]を持つ[[呪文]]で[[S・トリガー]]がつくのは比較的珍しい。[[S・トリガー]]抜きで[[コスト]]3だと上記のように連続で唱えられてしまうがゆえの[[コスト]]調整によるものだろう。[[サイクル]]の影響もあるのだろうが。といいつつ基本的かつ超単純な[[マナブースト]][[呪文]]で昔から使われてきている[[《フェアリー・ライフ》]]も[[S・トリガー]]が付いているのだが。
--対戦で採用される軽量GR呪文の多くに[[S・トリガー]]が付いていることから[[S・トリガー]]持ちの[[軽量>軽い]][[カード]]を評価する風潮のある[[超天篇環境]]では評価が高い。

-『デュエル・マスターズ 超全集 革命ファイナル』では色調整の観点から[[《ダーク・ライフ》]]との相性の良さに注目されているが、デッキスペースや入るデッキのコンセプトを考えるとやや淡白なスペックのあちらを採用するのは一長一短である。

-アニメ「デュエル・マスターズ キング」34話では[[アン・ラッキー]]が[[切札 ジョー]]戦で使用。[[《勝熱百覇 モモキングReVo》]]によってブレイクされたシールドから[[《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》]]と共に[[DMEX-09]]のこのカードが[[S・トリガー]]として捲れた。
-アニメ『[[キング>デュエル・マスターズ キング(アニメ)]]』では第34話で[[アン・ラッキー]]が[[切札 ジョー]]戦で使用。
[[《勝熱百覇 モモキングReVo》]]によってブレイクされたシールドから[[《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》]]と共に[[DMEX-09]]版のカードが[[S・トリガー]]として捲れた。

-アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では第32話で[[ジェンドル]]が[[切札 ジョー]]戦(4戦目)で使用。[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の能力で唱えた。

-漫画「キング」中盤ではアニメ『キング!』と同様に[[ジェンドル]]が[[切札 ジョー]]戦(初戦)で使用。[[《天災 デドダム》]]との同時使用でマナを伸ばし、[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]の召喚に貢献した。

**[[サイクル]] [#se1f5d0c]
[[DMR-13]]の[[マナ武装]]5呪文サイクルのリメイク。全て[[マナ武装]]4を持つ。
[[DMR-22]]の[[マナ武装]]4呪文サイクル。[[DMR-13]]の[[マナ武装]]5呪文サイクルのリメイク。
-[[《賢者の法聖堂》]]
-[[《謎帥の艦隊》]]
-[[《裏切りの魔狼月下城》]]
-[[《天守閣 龍帝武陣》]]
-''《獅子王の遺跡》''

**関連カード [#qdfa87eb]
-[[《古龍遺跡エウル=ブッカ》]]
-[[《爆裂遺跡シシオー・カイザー》]]

-[[《セブンス・タワー》]]
-かつて獅子王と呼ばれた存在
--[[《獅子王レオン・ディエス》]]
--[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]
--[[《「俺」の頂 ライオネル GS》]]
--[[《百族の長 プチョヘンザ》]]
**[[フレーバーテキスト]] [#ge6d90d8]
-[[DMBD-01]]&br;'''その勇猛な戦いぶりから、獅子王と呼ばれた[[キング・アルカディアス>《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]。その居城に[[闇道化>闇道化マルバス]]が訪れた。'''
-[[DMEX-16]]&br;'''[[ディスペクター]]は超巨大獣! [[ディスペクター]]を使いこなすには[[マナ加速]]しまくれ‼︎'''
-[[DM22-EX1]]&br;'''かつて獅子王と呼ばれた存在たちの思いが残された遺跡。'''


**収録セット [#i1c8e631]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[TUBAKI HALSAME]]
--[[DMR-22 「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」>DMR-22]]
--[[DMEX-09 「Wチームドッキングパック チーム切札&チームウェイブ」>DMEX-09]](23/42)
--[[DMR-22 「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」>DMR-22]](39/74)
--[[DMEX-09  「Wチームドッキングパック チーム切札&チームウェイブ」>DMEX-09]](23/42)
--[[DMEX-16 「20周超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」>DMEX-16]](75/100)
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](超39/超50)
-illus.[[kyo]]
--[[DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」>DMBD-01]]
--[[DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」>DMBD-01]](11/16)
-illus.[[Sansyu]]
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第16期〜第20期)]](P18/Y20)

**参考 [#ud7a3c0b]
-[[S・トリガー]]
-[[山札の上]]
-[[マナブースト]]
-[[マナ武装]]
-[[多色]]
-[[カード]]
-[[追加ブースト]]

&tag(呪文,自然文明,単色,コスト4,S・トリガー,マナブースト,マナ武装,マナ武装4,UC,アンコモン,TUBAKI HALSAME,kyo);
-[[【獅子王ヴォルゼオス】]]

&tag(呪文,自然文明,緑単,単色,コスト4,S・トリガー,マナブースト,マナ武装,マナ武装4,マナ武装多色,マナ武装多色4,追加ブースト,UC,アンコモン,TUBAKI HALSAME,kyo,Sansyu,十王篇ブロック);