#author("2021-08-09T09:57:24+09:00","","")
#author("2021-08-18T07:24:43+09:00","","")
*《&ruby(ねつかくれんけつ){熱核連結}; ガイアトム・シックス》 [#idf2612e]

|熱核連結 ガイアトム・シックス SR 光/闇/火文明 (7)|
|クリーチャー:ディスペクター/ガイアール・コマンド・ドラゴン/ゴッド 9500|
|EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手のパワー9000以下のクリーチャーを1体破壊する。|
|相手がこのクリーチャーを選んだ時、相手は自身の手札をすべて捨てる。|

[[DMRP-18]]で登場した[[光]]/[[闇]]/[[火]]の[[ディスペクター]]/[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]]/[[ゴッド]]。

[[スピードアタッカー]]と[[W・ブレイカー]]による最低限の[[打点]]と、[[cip]]と[[EXライフ]][[シールド]]が離れた時に放つ9000の[[火力]]、選ばれた際に[[オールハンデス]]を放つ[[能力]]を持つ。

[[ディスペクター]]共有の[[EXライフ]]という1度限りの完全[[耐性]]だけでなく、[[オールハンデス]]効果をちらつかせることによる擬似[[アンタッチャブル]]も持ち、二重の[[耐性]]を有している。

基本的に、疑似[[アンタッチャブル]]は正規の[[耐性]]と比べると強度や信頼性の面で劣るが、この[[クリーチャー]]の場合それが[[オールハンデス]]であるため、一度選ばれると相手の[[手札]]を全て叩き落し直近の後続を断つことが出来る。
他の[[除去]]札も全て手札から落とされる為、[[新式マッドネス>マッドネス#new]]でも握っていなければ、1[[ターン]]に単体[[除去]]でこの[[クリーチャー]]を排除するのは困難だろう。
また、[[アンタッチャブル]]にありがちな[[全体除去]]に弱いという弱点も、[[EXライフ]]とその消費時に放つ[[火力]]によって多少補うことが出来ている。
[[EXライフ]]の弱点として[[置換効果]]による[[破壊]]を行うタイプの[[除去]]があるが、そうした[[効果]]は多くの場合選んで[[除去]]するため、即座に退場してしまっても相手の[[手札]]を道連れにすることである程度損失を補うことが出来るのも特長。

『連結』[[3色]][[ディスペクター]]ということで、[[cip]]と[[EXライフ]][[シールド]]が離れた際に9000の[[火力]][[除去]]を放つ。
10000に満たない範囲であるためいささか心もとない数値ではあるものの、下は終盤に[[打点]]として参加しようとする[[ウィニー]]から、上は[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]等のよく見かけるアタッカーぐらいまでなら射程に収めているので、意外と何も[[除去]]できない場面というのは少ない。

[[オールハンデス]]を避けてこの[[クリーチャー]]を[[除去]]しようとすると、[[全体除去]]の連発という効率の悪い手段や[[殴り返し]]に頼らざるを得なくなり、しかも[[EXライフ]]で1度耐えた上9000の[[火力]]まで放ってくるため、淡白な性能ながら[[除去]]するには相応の手間と被害への覚悟を要求する厄介な[[クリーチャー]]といえる。
[[スピードアタッカー]][[W・ブレイカー]]の奇襲性も相まって屈指の突撃力の持ち主であり、こちらが使う分には多少の[[除去]]札も気にせずガンガン[[攻撃]]していくことが出来る。

[[コスト]]7で[[光]]/[[闇]]/[[火]]の[[コマンド・ドラゴン]]/[[ゴッド]]なので、対応する[[コスト踏み倒し]]札が多いのも利点。
特に目ぼしい組み合わせ先としては以下のような物がある
|~[[踏み倒し]]元の場所|~名前|~備考|
|[[手札]]|[[《ドラゴンズ・サイン》]]|[[S・トリガー]]。[[ブロッカー]]化できる|
|~|[[《「祝え!この物語の終幕を!」》]]|「出して戻す」ため、9000[[火力]]を2回撃てる|
|~|[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]|~|
|[[墓地]]|[[《襲来、鬼札王国!》]]|[[S・トリガー]]。[[火力]][[除去]]で防御札としても使える。|
|~|[[《灰燼と天門の儀式》]]|同上。こちらは更に[[効果バトル]]と[[ブロッカー]]化も付く。|
|[[山札]]|[[《ドラグシュート・チャージャー》]]|[[ターン]]終了時の[[自壊]]を[[火力]]に変換できる。|
|~|[[《黒月の古城 オリジナル・ハート》]]|[[スピードアタッカー]]なので自身も即座に[[アタックトリガー]]起動役になれる。|
-単体で[[能力]]が完結する[[スピードアタッカー]]持ちの[[ゴッド]]なので、[[【神王】]]や[[【連神】]]とは相性が良い。

また、『連結』[[3色]]の揃った[[ディスペクター]]なので幾つかの[[アタック・チャンス]][[呪文]]に対応しており、[[スピードアタッカー]]なので素早く[[唱える]]ことが可能。特に[[《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》]]は相性が良く、回収する[[シールド]]に[[EXライフ]][[シールド]]を選べば、[[火力]]を放ちながら[[コスト]]8以下の[[カード]]の[[暴発]]が狙え、場合によっては自己増殖も可能である。
-[[光]]/[[闇]]/[[火]]の[[コスト]]5以上の[[コマンド]]・[[ドラゴン]]なので、[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]と[[《森夢のイザナイ メイ様》]]を除いた全ての[[革命チェンジ]]のチェンジ元となれる。しかし、[[EXライフ]]があるため出してすぐにそのまま[[革命チェンジ]]は出来ない。
--前述の[[《ロストパラダイスワルツ》>《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》]]ならこの問題もクリアでき、[[文明]]・[[種族]]そして[[スピードアタッカー]]と[[火力]]というこの[[クリーチャー]]の[[能力]]を満遍なく発揮できる。

-相手[[シールド]]0枚からの[[防御札]]全般も、それを[[手札]]から消費する前に選ばせさえすれば叩き落とすことができる。ただ、[[革命0トリガー]][[クリーチャー]]は[[出す]]までが[[革命0トリガー]]なので、基本的には[[オールハンデス]]を放つタイミングの前にもう既に場に出ており[[手札]]を離れてしまっている。また、[[《一王二命三眼槍》]]など選ぶわけではない[[防御札]]にも無力。

総じて、[[打点]]や[[除去]]の規模こそ同[[色]]で1[[コスト]]上の[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]に劣るものの、ある種の強襲戦力として用いる分には堅実で扱いやすいスペックのアタッカーである。

**環境において [#b7549ga6]
[[DMEX-16]]期の[[オリジナル]]フォーマットにおいて、[[【5色グレンモルト】]]における[[《最終龍覇 グレンモルト》]]の枠の一部をこのクリーチャーに入れ換えた構築が公認[[チャンピオンシップ]]で準優勝を果たした。

**その他 [#b7519ar3]
[[超獣王来列伝>DMSP-02]]で予告されていた[[ディスペクター]]。
「[[熱血王>《熱血星龍 ガイギンガ GS》]]」[[《''熱''血星龍 ''ガイ''ギンガ》>《熱血星龍 ガイギンガ》]]と「6つの力を持つ神」[[起源神]]の『連結』[[ディスペクター]]。
#region2(合成元との関係){{
-《ガイギンガ》をベースに、左腕を[[《起源神プロトン》]]、左脚を[[《起源神レプトン》]]、右腕を[[《起源神クォーク》]]、右脚を[[《起源神エレクトロン》]]と、それぞれまるで[[G・リンク]]するかのように置き換える形で接合されている。《ガイギンガ》が持っていた装備は、左手の大剣は《プロトン》のドラゴン型の下半身と形状を混ぜるような形でジッパー無しに接合され、銀河を模した右手の手甲は巨大な光背として背中に背負われている。
--[[《神核アトム》]]は、まず胸部の十字型の紋章が《ガイギンガ》の胸部に貼り付けられ、翼が先端のみ背中に接合され、下半身を構成していた獅子の角と鬣が足の付け根から生えている。[[《起源神ニュートロン》]]の方は、尻尾の根元の方に下半身を構成していた蜘蛛の牙と下あごらしきものが確認できるほか、[[リンク]]時に見えるようになっていた3対の脚の内1対のみが、それぞれ《レプトン》《エレクトロン》とさながらこの[[クリーチャー]]の足であるかのように繋がっている。
---ほぼ原形を残した[[水]]/[[光]]の4神に対し、[[闇]]の2神はその原型を残していない。また、胸部の紋章と背中の翼を残し、上下の位置関係はそのままにほぼ全て《ガイギンガ》の下半身に追いやられており、まさに[[フレーバーテキスト]]の通り「本来あるべきものの代わりに神核に収まった」状態となっている。
---《ガイギンガ》の各所にあった、太陽を模した紋章は額の物を残して全て失われているが、代わりに紋章にあった炎を思わせる造形がジッパーの持ち手のデザインとして残っている。また、他の『連結』[[ディスペクター]]と異なり、ジッパーの色が真紅に染まっている。
--[[カード名]]でメインで採用されているのは《神''核''''アトム''》だろう。一方「シックス」はというと、他の[[リンク]]済み[[ゴッド]]を合体元とする[[ディスペクター]]達が「[[リンク]]後の通称から名前が付けられている」ということを考えると、おそらく[[起源神]]が他に「六(:''シックス''[six])体神」と呼ばれることがあったことに由来するのだろう。
--[[カード名]]でメインで採用されているのは《神''核''''アトム''》だろう。一方「シックス」はというと、他の[[リンク]]済み[[ゴッド]]を合成元とする[[ディスペクター]]達が「[[リンク]]後の通称から名前が付けられている」ということを考えると、おそらく[[起源神]]が他に「六(:''シックス''[six])体神」と呼ばれることがあったことに由来するのだろう。
//モチーフ的に見ると冠詞の「熱核連結」は文字通り核融合、クリーチャー的には銀河(ガイギンガ)+原子([[起源神]])という点からさながら原始の宇宙といったところか。
---その名に反し《アトム》が追いやられるような合体になっているのは中々に皮肉がきいている。
---その名に反し《アトム》が追いやられるように合成されているのは中々に皮肉がきいている。
---《ガイギンガ》の冠詞は「&ruby(ね''っ''けつ){熱血};星龍」だが、この[[クリーチャー]]は「&ruby(ね''つ''かく){熱核};連結」である(「つ」が促音でない大文字)。あまり大きく発音が変わる物でもないが、正しく覚えておいて損はないだろう。
-《アトム》《ニュートロン》という[[闇]]の2神をほぼ[[火]]の《ガイギンガ》で置き換えているにも関わらず、[[文明]]は『連結』[[3色]]である[[光]]/[[闇]]/[[火]]となっており、《クォーク》《エレクトロン》の[[水]]が削除されている。また、[[起源神]]は例によって[[特殊種族]]の[[オリジン]]を失っている。
--なお、所持する[[文明]]をパーツから素直に導けば[[光]]/[[水]]/[[火]]となるが、これは[[ディスペクター]]においては『混成』[[3色]]である。「呪文戦略」を謳うあちらの勢力に入れるには、《ガイギンガ》も[[起源神]]も[[能力]]上は[[呪文]]とは縁が無いため、致し方のない処置であるとも言える。
}}

[[背景ストーリー>王来篇背景ストーリー]]では、[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]による世界の滅亡が進むさなかに、[[《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》]]と共に[[火]]文明を襲撃し、[[ダイナボルト>《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》]]に重傷を負わせる。
***[[背景ストーリー>王来篇背景ストーリー]]での活躍 [#b0272ca4]
[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]による世界の滅亡が進むさなかに、[[《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》]]と共に[[火]]文明を襲撃し、[[ダイナボルト>《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》]]に重傷を負わせる。
その後、[[《ガイアール・カイザー》]]と共鳴し[[レクスターズ]]の力を手に入れた[[《“罰星怒”ブランド》]]と[[ジョバンセン>《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》]]が交戦する横で、神速の斬撃でもって意識の無い[[ダイナボルト>《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》]]を襲うが、[[ガイアール>《ガイアール・カイザー》]]の力を手に入れ[[《我我我ガイアール・ブランド》]]へと覚醒した[[ブランド>《我我我ガイアール・ブランド》]]に剣をはじかれ、さらに相方[[ジョバンセン>《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》]]を撃破されてしまう。その後単身[[ブランド>《我我我ガイアール・ブランド》]]と交戦するが、魂なきが故に[[ブランド>《我我我ガイアール・ブランド》]]の熱きハートに圧倒され、そして[[ガイアール>《ガイアール・カイザー》]]の魂の声が届き動きが止まる。
その隙を逃さず[[ブランド>《我我我ガイアール・ブランド》]]の一撃により体を貫かれ、[[再生>EXライフ]]することなく塵へと化した。
そして、「[[熱血王>《熱血星龍 ガイギンガ GS》]]」の魂もまた、[[超獣王来列伝>DMSP-02]]へと還っていったのだった。
-[[DMRP-18]]の[[フレーバーテキスト]]に登場し撃破された[[ディスペクター]]は[[再生>EXライフ]]せずに敗北しているものが多く、この[[クリーチャー]]もその1体である。この[[クリーチャー]]の場合、根源である[[ガイアール>《ガイアール・カイザー》]]の魂の声が、[[ディスペクター]]の肉体に幽閉されていた[[《ガイギンガ》>《熱血星龍 ガイギンガ》]]に届き、[[魂を取り戻し>《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》]]たことが勝因だったのだろう。

**関連カード [#idb2ab44]
-[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]
-[[《神核アトム》]]
-[[起源神]]

**[[フレーバーテキスト]] [#a4d422fa]
-[[DMRP-18]]&br;'''[[本来>起源神]]あるべきものの代わりに[[神核>《神核アトム》]]に収まったのは、[[冷たき熱血>《熱血星龍 ガイギンガ》]]だった。'''

**収録セット [#g2cb4cf6]
-illus.[[Hokuyu]]
--[[DMRP-18 「王来篇 第2弾 禁時王の凶来」>DMRP-18]](S8/S11)、(6A/20)、(6B/20)

**参考 [#wed9d834]
-[[ディスペクター]]
-[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]]
-[[ゴッド]]
-[[EXライフ]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[シールド]]
-[[離れた時]]
-[[火力]]
-[[オールハンデス]]
-[[白黒赤]]

&tag(クリーチャー,光文明,闇文明,火文明,白黒赤,多色,コスト7,ディスペクター,連結,ガイアール・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,ゴッド,パワー9500,パワーの最後の三桁が「500」,EXライフ,スピードアタッカー,W・ブレイカー,cip,「EXライフ」シールドが離れた時,火力,単体火力,パワー9000以下,除去,破壊,選んだ時,ハンデス,オールハンデス,ガイギンガ,・,SR,スーパーレア,Hokuyu);