#author("2020-12-22T09:28:52+09:00","","")
*《&ruby(キラゼオス){煌龍}; サッヴァーク》 [#b0067c80]

|煌龍 サッヴァーク MDG 光文明 (7)|
|クリーチャー:マスター・ドラゴン/メタリカ 11000|
|ドラゴン・W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする。各ブレイクの前に、自分の山札の上から1枚目を、裏向きのまま新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置くか、表向きにして自分のシールド1つの上に置く)|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある相手のカードを1枚選び、表向きにして持ち主のシールド1つの上に置く。|
|自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにいずれかのシールドゾーンにある表向きのカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。|

[[DMRP-04裁]]で登場した[[光]]の[[マスター・ドラゴン]]/[[メタリカ]]。

新[[能力]][[ドラゴン・W・ブレイカー]]と、[[cip]]で[[バトルゾーン]]にある相手の[[カード]]を1枚選び[[表向き]]にして持ち主の[[シールド]]1つの上に置く[[カード指定除去]]、さらに[[除去置換効果]]で自分の[[クリーチャー]]を、[[シールドゾーン]]にある[[表向き]]の[[カード]]1枚を墓地送りにして守る能力を持つ。

このクリーチャーが持つ[[ドラゴン・W・ブレイカー]]は、相手の[[シールド]]を2つ失わせると同時に自分のシールドを2つ回復させることができるため、相手との[[アドバンテージ]]を覆す性能を持つ。また、表向きにしてシールドに重ねることもできるので[[シールド・ゴー]]や[[裁きの紋章]]との相性は抜群。
[[cip]]の[[カード指定除去]]は[[クリーチャー]]だけでなく除去しにくい[[フィールド]]も対象にとれ、言うまでもなく強力。シールドの上という触れにくい場所に送るため[[ブレイク]]しない限り半永続的に除去しておけるだろう。[[S・トリガー]]効果を持つカードを選んだ場合、発揮させてしまうリスクもあるが、後述の[[置換効果]]で墓地に落とすことである程度補える。また相手の[[シールド]]がないと[[cip]]が不発になってしまう。

自分の[[クリーチャー]]に付与される[[置換効果]]の[[コスト]]となる[[シールドカード]]は持ち主を問わないため、かなりの耐性を持つ。前述の[[cip]]と合わされば出ただけでも耐性を持つことができる。ただし、そのシールドを先に回収あるいはブレイクされてしまうと通常のシールド以上に相手に手札を与えてしまう点には要注意。

真骨頂はやはりストーリー上の過去の姿である[[《サッヴァークDG》]]とそれがもたらす[[裁きの紋章]]との[[デザイナーズコンボ]]だろう。[[《サッヴァークDG》]]の効果でこのクリーチャーが[[バトルゾーン]]に出た時点で、場には最低3〜4枚の表向きのシールドが存在することになるため、すぐに強力な除去耐性を得ることができる。さらに[[裁きの紋章]]があるということは(ストーリー上でのさらに過去の姿でもある)[[《DG 〜ヒトノ造リシモノ〜》]]での使い回し体勢にもスムーズに入ることができる。これらのシナジーを利用した白零サッヴァーク・白緑サッヴァークと呼ばれるデッキタイプも存在する。>[[【サッヴァーク】]]

[[DMRP-04魔]]にて専用の[[アタック・チャンス]]呪文[[《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》]]を獲得。自前の[[ドラゴン・W・ブレイカー]]とも相まって強力なフィニッシュ手段となる。

**ルール [#q843bdc0]
-[[ドラゴン・W・ブレイカー]]のルールについては該当ページへ。

-「シールドゾーンにある表向きのカード」なので、[[置換効果]]で[[要塞化]]した[[城]]を剥がすこともできる。また[[ブレイク]]されるわけではないので[[《ハッスル・キャッスル》]]のような[[ブレイク置換効果]]も発動しない。

**環境において [#h0f281da]
[[《ドラゴンズ・サイン》]]に対応しており除去耐性が任意であるところから効果判明当初は[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]の新たなる[[革命チェンジ]]元として期待された。しかし、[[【ロージアミラダンテ】]]に関して言えば革命チェンジと[[ドラゴン・W・ブレイカー]]のアンチシナジーや召喚酔いによるタイムラグなど小回りの利かない点、何より既存のリストに入れる枠が殆どないことなどから結果的には1枚採用程度に留まっていた。さらに発売間もなく[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]の[[殿堂入り]]が発表されたため、一時はデッキタイプそのものが危うくなってしまったと見られていた。

だが、[[デュエル・マスターズ全国大会2017>公式大会]]で3位に入賞していた【ロージアミラダンテ】には3枚投入されており、【ロージアミラダンテ】リペアの新たな戦力として存在感を示した。

『[[DMGP-7th>公認グランプリ]]』([[DM・双マーク2ブロック構築>DM・双マーク2ブロック構築環境]])ではTop32進出者中8人が使用と、使用率2位タイを記録。

しかし[[超天篇]]あたりになると[[《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》]]の登場による[[GR召喚]]戦術や[[《煌メク聖戦 絶十》]]を絡めた[[《偽りの王 ナンバーナイン》>《偽りの王 ナンバーナイン/歓喜の歌》]]の早出しなどにデッキが寄せられるようになり、このカードは[[汎用>汎用性]][[除去]]として1枚から2枚差される程度になった。[[専用デッキ]]の名前が【サッヴァーク】というよりも【絶十】、【ハイオリーダ】と一般に呼ばれることからそれが分かるだろう。

[[十王篇環境]]では[[【ドロマーギャラクシールド】>【白青ギャラクシールド】]]に[[1枚積み]]されるケースが見られるようになった。また、[[【連ドラグナー】]]出も偶に見かけられる。

**他のカードとの関係 [#sa7e2ba0]
-[[《処罰の精霊ウラルス》]]と組んでも面白い。そちらの[[cip]]で自軍の数だけ[[シールド]]を[[表向き]]にできることから[[除去]][[耐性]]を大幅に強化できる上、この[[クリーチャー]]の[[cip]]等と違って[[シールド]]を直に[[表向き]]にするので、[[置換効果]]の発動がそのまま[[シールド焼却]]になる。自軍が多ければ多いほど[[耐性]]も上がるため、相手は手がつけられなくなるだろう。
--これにさらに[[《螺神兵ボロック》]]を組み合わせると、[[除去]]置換によって相手の[[表向き]]になった[[シールド]]を根こそぎ[[焼却>シールド焼却]]するというえげつない[[コンボ]]となる。ただし色は合わないため、よりコンボ専用の構築が必要になる。
--後に登場した[[《ゾンビポンの助》]]は[[無色]]かつ[[コスト]]が0のため、より簡単にコンボを成功させることができる。

-このカードの登場で[[《アクア・マスター》]]が強化された。邪魔な[[ブロッカー]]を《サッヴァーク》の[[cip]]で消し、《アクア・マスター》の[[シールド]]を[[表向き]]にする効果で除去耐性をあげることで完璧に[[シナジー]]している。苦節13年、ようやく《アクア・マスター》に希望が見えることとなった。しかし、自前の[[ドラゴン・W・ブレイカー]]で事足りたり、前述の[[《処罰の精霊ウラルス》]]で十分だったりするため実用的ではないが。

-[[コスト踏み倒しメタ]]を除去しつつ[[耐性]]で[[コスト踏み倒しメタ]]から自分のクリーチャーを守れるため、[[【7軸ガチロボ】]]での採用も考えられる。

-最大の欠点は[[ミラーマッチ]]に非常に弱いという事である。自分の[[ドラゴン・W・ブレイカー]]で増やした表向きのシールドが逆利用されてしまうばかりか、お互い除去しようにもなかなか除去できない泥仕合になってしまう。また[[ドラゴン・W・ブレイカー]]での[[シールド追加]]は強制であるため[[ライブラリアウト]]にも注意。

**背景ストーリーでの活躍 [#q8d579f3]
-[[背景ストーリー]]ではプランDGによって復活したドラゴンで、[[《サッヴァークDG》]]の真の姿。
--実際のゲームでも《サッヴァークDG》の効果によってこのクリーチャーを出すことができる。その際に[[裁きの紋章]]を含めた表向きのシールドが3枚以上あるので自身の能力を最大限発揮することができる。正に殻を破って出てくる真の姿といったところか。

-[[新章背景ストーリー>新章デュエル・マスターズ背景ストーリー]]の最後で[[ジョーカーズ]]と戦ったため新章のラスボス扱いであったものの、当時は公式の見解で正式にラスボスとされていた訳ではなかった為で安易に決めつけるべきではないという意見もあった。実際、[[DMRP-04魔]]では今シリーズの裏ボスともいうべき[[《卍 デ・スザーク 卍》]]が登場。ファンからもどちらをシリーズのラスボスと扱うのかは分かれていた。
--その後開発主任KのTwitterで催された企画上で、今シリーズは《サッヴァーク》をラスボスとして扱っていることが明かされた。
これにより主人公側に勝利したわけではないが、生き残ったラスボスという珍しいポジションとなった。

-[[双極篇]]においては正義を貫くための更なる力を手に入れる為、[[《煌世の剣 メシアカリバー》]]を手に入れた。[[闇のデュエルウォーリア>ゲジスキー]]との戦闘の最中、《メシアカリバー》と一体化し、[[新たなる姿へ進化した>《煌世主 サッヴァーク†》]]。

**アニメ・漫画での活躍 [#l15d5d41]

漫画・アニメ共に[[キラ]]の切り札として登場。
-アニメ版では、このカードの凄さを語るキラの独特の動きに併せて、一緒に同じ動きをするという、見た目に反してコミカルな様子を見せる。この時の一連の動きは「サッヴァーク体操」と呼ばれる事も。アニメにおいては前述の通り強力な除去耐性を誇るもののほぼ[[キラ]]が負ける回=このクリーチャーが破壊される回なので意外にも破壊されることが多かった。
「デュエル・マスターズ!」25話では[[《煌世の剣 メシアカリバー》]]を手に入れた[[キラ]]が《メシアカリバー》と共に使用。《メシアカリバー》とこのクリーチャーは破壊されてしまうが、スペシャルドローに引いたこのカードと墓地の《メシアカリバー》と一体化し、[[新たな姿に進化した>《煌世主 サッヴァーク†》]]。ちなみにこの回は[[《煌世の剣 メシアカリバー》]]をこのクリーチャーが[[装備品のように>クロスギア]]扱っていた。

-「デュエル・マスターズ!!」50話・51話では、なんと[[切札 ジョー]]が[[《ドラゴンズ・サイン》]][[《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》]]と共に使用。キラと会う前に、部屋に飾っていたサッヴァークの絵を使って生み出した。ただでさえ、主人公が他のライバルの切り札を使うのは非常に珍しい上に、ジョーはこれまでジョーカーズ以外のカード、及び光のカードを使ったことはなかったため、視聴者を大いに驚かせた。
**その他 [#i1dd709d]

-名前の由来は文字通り「裁く」からだが、「ザッハーク」(ペルシアの叙事詩「シャー・ナーメ」に登場する、両肩に蛇を生やした王。大蛇や龍と非常に関係性が深い)とのダブルミーニングではないかという考察もある。

-[[コロコロコミック]]12月号では[[DMRP-04裁]]発売に先駆けて、見る角度によってこの[[カード]]と[[《サッヴァークDG》]]が入れ替わる「チェンジング[[カード]]」が[[付録>プロモーション・カード]]として付いた。そちらはあくまでこれらの[[カード]]の強さを疑似体験する為のもので、''イベントや[[公式大会]]での[[使用は不可能>使用禁止カード]]''とされている。
--[[カジュアル]]で使う際もトラブルを避けるため、あらかじめ相手に了承を得ておき、これら2枚の[[プロキシ]]と割り切って使うのが望ましいだろう。

-細身な身体つきに常に猫背な姿勢、デュエル・マスターズ(2017)でのキラのドローバンク、誕生時の姿である[[《DG 〜ヒトノ造リシモノ〜》]]という名前から、裏モチーフは「新世紀エヴァンゲリオン」の可能性が高い。


**関連カード [#r82e0c95]
-''Prev''
--[[《サッヴァークDG》]]

-''Next''
--[[《煌世主 サッヴァーク†》]]

-[[《煌世の剣 メシアカリバー》]]
-[[《サッヴァーク 〜正義ノ裁キ〜》]]
-[[《A.Q.C》]]
-[[《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》]]
-[[《D2J2 ヴィスエンマ》]]

**関連カード [#ocbaadff]
***背景ストーリーのラスボス [#n670fe16]
-''PREV'':[[革命ファイナル>革命ファイナル背景ストーリー]]
--[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]/[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]

-''NEXT'':[[双極篇>双極篇背景ストーリー]]
--[[《始虹帝 ミノガミ》]]
--[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴聖》]]
--[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴氷》]]
--[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴冥》]]
--[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴炎》]]
--[[《天地命動 バラギアラ/天上天下輪廻独尊》]]

**収録セット [#hb468a11]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[NAKAMURA 8]]
--[[DMRP-04裁 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスタードラゴン!!〜正義ノ裁キ〜」>DMRP-04裁]]
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]](DK5/DK6)([[デュエキングカード]])

**参考 [#s84889a7]
-[[マスター・ドラゴン]]
-[[メタリカ]]
-[[ドラゴン・W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[バトルゾーン]]
-[[カード]]
-[[表向き]]
-[[シールド送り]]
-[[カード指定除去]]
-[[クリーチャー]]
-[[離れる]]
-[[置換効果]]
-[[除去置換効果]]
-[[シールド焼却]]
-[[耐性]]
-[[マスター・ドラゴンカード]]
-[[【サッヴァーク】]]
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公式Q&A
>Q.「鬼タイム」能力が発動している状態の[[《極悪!獄鬼夜城》]]が展開されている状況です。[[《煌メク聖戦 絶十》]]の「出た時」の能力や''《煌龍 サッヴァーク》''の「ドラゴン・W・ブレイカー」能力にある「自分のシールド1つの上に表向きにして置く。」は、どうなりますか?
A.まず山札の一番上のカードを表向きにしますが、シールドゾーンにカードが置けないのでそのまま裏向きに戻します。(総合ルール 606.2)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39098]]

>Q.自分の''《煌龍 サッヴァーク》''の「出た時」の能力で、相手の「鬼タイム」能力が発動している状態の[[《極悪!獄鬼夜城》]]や、[[《バリバリ・ケドケド》]]を選んだ場合、[[《極悪!獄鬼夜城》]]や[[《バリバリ・ケドケド》]]は、表向きでシールドゾーンに置かれますか?
A.いいえ、シールドゾーンにカードを置けないので、何も起こりません。(総合ルール 101.2)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39099]]

>Q.ターンの終わりに[[《サッヴァークDG》]]は自身を破壊して光のドラゴンを1体、手札からバトルゾーンに出す効果ですが、''《煌龍 サッヴァーク》''の置換効果で破壊を置き換えた場合、その光のドラゴンはバトルゾーンに出せますか?
A.はい、光のドラゴンを出せます。
クリーチャーを破壊するとは、それをバトルゾーンから墓地に置こうとすることです。
効果の発動に「~した場合」というような条件がある場合、その条件となる行為を試みたことで発動し、その行為が結果的にどうなったかを問いません。(総合ルール 701.6)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34415]]

&tag(クリーチャー,光文明,単色,コスト7,マスター・ドラゴン,メタリカ,パワー13000,ドラゴン・W・ブレイカー,cip,シールド送り,カード指定除去,置換効果,除去置換効果,耐性,ドラゴン,マスターカード,《サッヴァーク》,背景ストーリー:ラスボス,MDG,マスター・ドラゴンカード,デュエキングカード,NAKAMURA 8);