#author("2022-07-31T18:57:36+09:00","","")
#author("2024-03-06T05:59:53+09:00","","")
*《&ruby(はは){母};なる&ruby(だいち){大地};》 [#ka258dc2]
 
|母なる大地 R 自然文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。そうした場合、そのマナゾーンにあるカードの枚数とコストが同じかそれ以下の、進化クリーチャーではないクリーチャーを1体、そのマナゾーンから選ぶ。そのプレイヤーはそのクリーチャーをバトルゾーンに出す。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

[[DM-10]]で登場した[[自然]]の[[コスト踏み倒し]][[呪文]]。

自分か相手どちらかに対し、[[バトルゾーン]]と[[マナゾーン]]の[[クリーチャー]]を入れ替える[[呪文]]である。

[[デュエル・マスターズ]]という[[ゲーム]]では、[[手札]]から[[マナゾーン]]に[[カード]]を置いて[[ゲーム]]を進行させていく。
[[マナゾーン]]に置かれた[[カード]]は回収しない限り利用できなくなるが、[[マナゾーン]]に[[カード]]を置かないと[[手札]]から[[カード]]を使用することもできない、というトレードオフで成り立っている。

ところが''《母なる大地》''の本質は「''[[マナゾーン]]にある[[カード]]は[[マナ]]も生み出せるし、[[マナゾーン]]にある[[クリーチャー]]は(そのマナゾーンの枚数の最大キャパシティを超えない範囲で)手札にあるかのように呪文の詠唱コストである『3マナ』で利用できるようになる''」というもの。
つまり[[ゲーム]]システムに真っ向から反発する性能を持ってしまっている。

一部のクリーチャーだけが能力としても持つ、マナゾーンから本来のコストを支払ってカードをプレイできる[[マナ召喚]]ですら便利なのに、本来のコストより低く、あらゆるクリーチャーが呪文1枚でマナから引っ張り出せるとなるとその恐ろしさがわかるだろう。
一部のカードだけが能力としても持つ、マナゾーンから本来のコストを支払ってカードをプレイできる[[マナ召喚]]ですら便利なのに、呪文1枚と適当なクリーチャー1体があるだけで、[[マナ召喚]]を持たないクリーチャーが本来のコストより低くマナから引っ張り出せるとなるとその恐ろしさがわかるだろう。
ついでに出せる[[文明]]に縛りもないため、「[[マナ]]にある[[文明]]の[[カード]]しか利用できない」という[[ゲーム]]システムにも喧嘩を売っている。たとえ[[デッキ]]の[[色]]と一致しない[[1枚積み]]の[[クリーチャー]]でも、[[マナ]]に置いておけば出せてしまう。

指定ゾーンにカードが多くあるほど効果が強力になっていくという性質と、その多くなった指定ゾーンから任意に選べるという部分でもシナジーがある。
コストの重いクリーチャーはマナが溜まるまで[[マナチャージ]]に使うという定石と、マナが溜まってしまった後はコストの重いクリーチャーを多くの選択肢から使いたいという要求が完全にマッチしている。
クリーチャーをマナゾーンに置いた後、仮にそのプレイヤーのマナゾーンにカードが7枚あったとすれば、その7枚から出したいクリーチャーを選べる。同じサイクルの[[《緊急再誕》]]と比較したらマナゾーンにカードが7枚もある場合、手札のカードはせいぜい4枚以下ぐらいだろう。

マナゾーンのカードの数え方も、タップ・アンタップが考慮されないのも強すぎる原因である。マナを支払うにはアンタップ状態からタップ状態にする手順が必要となるが、《母なる大地》の効果処理の段階でマナを使い切ってしまったとしてもお構いなしに最大キャパシティを超えない範囲で1体出すことができる。

驚異的な自由度を誇る[[カード]]であり、その性質はゲーム性を無視しているといっても過言ではない。マナゾーンの枚数の絶対値こそは必要なものの、カード1枚の消費で達成できるリソース拡大と実質的な[[コスト軽減]]であることから、弾が進むにつれて出す[[クリーチャー]]の選択肢が増えるとその度にポテンシャルが高まっていく。[[カードパワー]]が[[インフレ]]した現在の視点から見ればいかに規格外の[[呪文]]であるかがよくわかるだろう。

主な用途は自分の[[クリーチャー]]の[[コスト踏み倒し]]である。
序盤は[[《青銅の鎧》]]や[[《解体人形ジェニー》]]を、[[《鳴動するギガ・ホーン》]]や[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]などに入れ替えたり、それらを[[《フォース・アゲイン》]]のように出し入れすることで[[コントロール]]を補助する。場合によっては[[《アクア・サーファー》]]や[[《ヘリオス・ティガ・ドラゴン》]]等の[[除去]]で盤面整理したりと、[[バトルゾーン]]・[[マナゾーン]]にある[[クリーチャー]]の[[cip]]を[[呪文]]感覚で行使できる。最悪[[《青銅の鎧》]]の出し入れ程度しかできなくともその場合は疑似[[《フェアリー・ライフ》]]になるので完全に無駄にはならない。
余談だが、マナゾーンに置いたカードは[[ランデス]]でしか墓地に落とされない。言い換えれば[[《スケルトン・バイス》]]などの[[ハンデス]]でキーカードが墓地に落とされない比較的安全なゾーンである。こういう事情も《母なる大地》の強さを後押ししている。

**運用 [#h872bd4f]
序盤は自分の[[《青銅の鎧》]]や[[《解体人形ジェニー》]]を、[[《鳴動するギガ・ホーン》]]や[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]などに入れ替えたり、それらを[[《フォース・アゲイン》]]のように出し入れすることで[[コントロール]]を補助する。場合によっては[[《アクア・サーファー》]]や[[《ヘリオス・ティガ・ドラゴン》]]等の[[除去]]で盤面整理したりと、[[バトルゾーン]]・[[マナゾーン]]にある[[クリーチャー]]の[[cip]]を[[呪文]]感覚で行使できる。最悪[[《青銅の鎧》]]の出し入れ程度しかできなくともその場合は疑似[[《フェアリー・ライフ》]]になるので完全に無駄にはならない。
後半は[[ウィニー]]を[[フィニッシャー]]に入れ替えてフィニッシュ用の盤面を作り上げればよい。軽さ故にその汎用性は留まることを知らず、低[[コスト]]で[[進化元]]を出して即[[進化]]を狙ったり、同じく即[[G・リンク]]を狙ったり、展開後に[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]]を出して猛攻を仕掛けたり、攻撃寸前に[[《呪紋の化身》]]や[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]を出して[[S・トリガー]]を封じたりとやりたい放題出来た。
序盤から終盤まで八面六臂の活躍を見せる驚異的な[[汎用性]]の高さを持ちながら、[[マナ]]がたまった後の《母なる大地》が絡んだムーブは高い密度を誇り、手軽かつ素早くゲームエンド級の盤面を作り上げることが可能だった。

[[クリーチャー]]の入れ替えは相手の[[クリーチャー]]にも使用可能で、出すクリーチャーの選択権は自分にあるため、相手の[[フィニッシャー]]を[[マナ送り]]にし[[《青銅の鎧》]]や[[《幻緑の双月》]]などの小型に変換して無力化するなど、手軽な[[確定除去]]としても使えた。
相手の[[マナゾーン]]に[[デメリット]]能力持ちの[[クリーチャー]]やキーカードがあればそれを引き摺り出すことも可能。相手の[[ハンデス]]能力もち[[クリーチャー]]を出させて自分の[[マッドネス]]の誘発させる、自分の[[クリーチャー]]がいない時に[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]を出させて自壊させる、逆に[[《無頼聖者スカイソード》]]などを出して[[ライブラリアウト]]を誘発するなど、相手のカードを利用したトリッキーなプレイで[[アドバンテージ]]を稼ぐことができた。

しかも[[S・トリガー]]まで付いており、防御札としての性質まで持っている。相手の[[クリーチャー]]を入れ替えれば、上記の[[確定除去]]の要素に加え[[召喚酔い]]でその[[ターン]]の打点を減らすことが出来る。自分の[[マナゾーン]]に[[ブロッカー]]や[[除去]]能力持ち[[クリーチャー]]がいれば、自分に使ってそれらを防御札として活用できる。自分の使った[[ニンジャ・ストライク]]を種にするというテクニカルなプレイも見られた。
勿論、普通に自分の[[フィニッシャー]]を引き出してもよい。相手ターン中に[[S・トリガー]]の形で[[フィニッシャー]]を出すことが出来たなら、そのままゲームセットである。

ここまで出来て[[コスト]]はたったの''3''。自分の単色[[クリーチャー]]に使うと[[アンタップ]]状態の[[カード]]が[[マナゾーン]]に置かれるので実質2である。
この軽さにより、ポテンシャルが無限に増加する中で、驚異的な汎用性・[[コストパフォーマンス]]を実現できてしまっている。
強弱を語る以前に、あまりにも使用者にとって好都合すぎる[[カード]]であり、[[プレミアム殿堂入り]]するのは必然だった。

調整版や派生版となる[[カード]]も数多登場し、そのうち[[《母なる紋章》]]は[[プレミアム殿堂入り]]、[[《獰猛なる大地》]]、[[《生命と大地と轟破の決断》]]は[[殿堂入り]]を果たした。他にも部分的に能力を再現した[[《母なる星域》]]や[[《父なる大地》]]、[[《蒼龍の大地》]]があったが、いずれも活躍した。
この[[カード]]が[[環境]]や後の[[カード]]デザインに与えた影響は非常に大きい。
数ある[[呪文]]の中でも、[[デュエル・マスターズ]]の歴史を語る上では外すことができない[[カード]]であることは間違いないだろう。

この[[カード]]が[[環境]]や後の[[カード]]デザインに与えた影響は非常に大きい。数ある[[呪文]]の中でも、[[デュエル・マスターズ]]の歴史を語る上では外すことができない[[カード]]であることは間違いないだろう。

**ルール [#j8fa2c40]
-[[マナゾーン]]で[[タップ]]している[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出す場合、[[アンタップ]]状態で出てくる。[[ゾーン]]を移動する際には[[タップ]]・[[アンタップ]]の状態は保存されないため。

-同様に、[[バトルゾーン]]で[[タップ]]されている[[単色]]の[[クリーチャー]]は[[アンタップ]]状態で[[マナゾーン]]に置かれる。
-同様に、[[バトルゾーン]]での[[タップ]]・[[アンタップ]]は記憶されず、[[《ナチュラル・トラップ》]]などと同様に置こうとしたクリーチャーが多色か非多色か、[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]などの効果が働いているかで置かれ方が決まる。

-「[[マナゾーン]]にある[[カード]]の枚数」を参照するので、[[マナ]]が0である[[5色レインボー]]もカウントする。
-「[[マナゾーン]]にあるカードの枚数」を参照するので、[[マナ]]が0である[[5色レインボー]]もカウントする。

-戻した[[カード]]も[[マナゾーン]]にある[[カード]]としてカウントするので、実際には使用時の[[マナ]]の数より高い[[コスト]]の[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出すことができる。そのため、例えば6[[マナ]]あれば7[[コスト]]の[[クリーチャー]]を出せるので、疑似的な[[コスト軽減]]のようにも働く。
-バトルゾーンから移動させたカードも[[マナゾーン]]にあるカードとしてカウントして出せるので、実際には使用時の[[マナ]]の数より高い[[コスト]]の[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出すことができる。そのため、例えば6[[マナ]]あれば7[[コスト]]の[[クリーチャー]]を出せるので、疑似的な[[コスト軽減]]のようにも働く。

**環境において [#obb4099a]
2004年6月26日に[[DM-10]]にて登場。[[自然]]の入る[[デッキ]]では積極的に採用された。
同弾では[[《無頼聖者スカイソード》]]と[[《無頼勇騎ウインドアックス》]]も登場。[[マナブースト]]しながらその他の[[アドバンテージ]]も稼げるので、大型に繋げるためによく使われた。

特に[[【ボルバル】]]では[[切り札]]の[[《無双竜機ボルバルザーク》]]を引っ張り出すために重宝された。
逆に[[ボルバル]]を[[マナゾーン]]から引きずり出して自滅させる光景もよく見られ、不用意に[[ボルバル]]を[[マナゾーン]]に置くのは禁物であった。

登場当初は[[カードプール]]上の[[S・トリガー]]全体が貧弱であったことから色さえ合えば[[【速攻】]]系統にさえも[[防御札]]兼[[ブロッカー除去]]札として投入された。後に調整版の[[《父なる大地》]]が[[【赤緑ギフト】>【ギフトミランダ】]]などで使われたことを考えると当然の話であった。

この[[カード]]のあまりの便利さによって[[《ナチュラル・トラップ》]]は[[環境]]から一時姿を消すこととなってしまった。
単に[[マナ送り]]としての性質がかぶるだけでなく、[[マナ送り]]にしてもすぐに出し直されてしまうためである。

当時は[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]もよく使われており、もっとも確実な[[除去]]は[[《魂と記憶の盾》]]による[[シールド送り]]とされていた。

[[転生編]]終了と共に[[【ボルバル】]]は消滅したが、[[不死鳥編]]には[[【サファイア】]]で利用された。
[[《大勇者「ふたつ牙」》]]で[[マナブースト]]した後に[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]を出す[[【牙サファイア】]]が生み出された。
そちらが[[プレミアム殿堂]]に指定された後は[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]を出す[[【牙デルフィン】]]など、引き続き様々な[[クリーチャー]]を出す手段として使われた。

[[極神編]]で[[《龍仙ロマネスク》]]が登場したことは事件であった。
[[cip]]で4枚もの[[マナブースト]]を行い、[[ターン]]終了時に[[マナゾーン]]の[[カード]]を1枚[[墓地]]に送るという[[能力]]は《母なる大地》と組み合わせてくださいといわんばかりのもの。[[《青銅の鎧》]]から繋げば次のターンに《母なる大地》か[[《母なる紋章》]]を使うことで[[《龍仙ロマネスク》]]が出せる。[[手札]]にもう1枚それらがあれば、今度は[[《龍仙ロマネスク》]]を[[マナゾーン]]に送ることで、[[デメリット]]を消しつつ大型を出すことができた。

この[[コンボ]]により、これまでと比較にならない速さで[[《光神龍スペル・デル・フィン》]][[《緑神龍ザールベルグ》]][[《血風聖霊ザーディア》]]などが出せてしまっていた。

こうして2007年11月15日、[[《龍仙ロマネスク》]]との組合せが[[プレミアム殿堂コンビ]]に指定され、これらの[[カード]]を一緒に[[デッキ]]に入れることができなくなった。[[【ターボロマネスク】]]が[[環境]]を荒らしまわる前に対策がとられた形となった。

2007年11月23日には[[スーパーデッキ・ゼロ]]の1つである[[DMC-39 「ビクトリー・ソウル」>DMC-39]]が発売。
《母なる大地》が4枚収録という大盤振る舞いであり、多くの[[プレイヤー]]を喜ばせた。

長らくは「《母なる大地》が存在するデュエマ」として容認されてきたが、2008年4月15日に[[殿堂入り]]を果たした。特に[[極神編]]では[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]などの[[DM-26]]の[[サイクル]]や、[[ゴッド]]をはじめとした強力な[[フィニッシャー]]達が登場したのも大きい。

2009年4月15日に[[プレミアム殿堂入り]]。[[インフレ]]に伴うこの[[カード]]の強さの増大はもはや看過できなくなったということだろう。

《母なる大地》は[[テキスト]]がややこしく、[[カードプール]]によって性能が左右されやすいため、低年齢層や初心者には直感的に強さがわかりにくかった。大人のプレイヤーと子供のプレイヤーの格差となっていたのは事実であり、それも[[プレミアム殿堂入り]]となった要因の1つだろう。
《母なる大地》は[[テキスト]]がややこしく、低年齢層や初心者には直感的に強さがわかりにくかった。大人のプレイヤーと子供のプレイヤーの格差となっていたのは事実であり、それも[[プレミアム殿堂入り]]となった要因の1つだろう。

同時に[[《母なる紋章》]]も[[殿堂入り]]。[[コンボ]]の安定性が大きく下がったため[[《龍仙ロマネスク》]]との[[プレミアム殿堂コンビ]]は解除された。

-[[プレミアム殿堂]]が発表された時、プレイヤーの間で長く話題になった。「最大級のプレミアム殿堂入り」という人もおり、未だにこのカードが人気であることが分かる。
--この[[カード]]の底なしな強さは多くのプレイヤーに認知されてこそいたものの、同時に《母なる大地》によって多岐な[[デッキ]]構築やプレイングが可能になっていた。プレイ時に差がつきやすい玄人好みの[[カード]]としても知られ、トリックプレイでの逆転劇など映えるゲームを演じることが出来た。前述の通り「《母なる大地》が存在するデュエマ」と認識されており特別ヘイトを集めるタイプのカードでもなかったため、別れを惜しむ声も多くみられた。
[[プレミアム殿堂]]が発表された時、プレイヤーの間で長く話題になった。
この[[カード]]の底なしな強さは多くのプレイヤーに認知されてこそいたものの、同時に《母なる大地》によって多岐な[[デッキ]]構築やプレイングが可能になっていた。プレイ時に差がつきやすい玄人好みの[[カード]]としても知られ、トリックプレイでの逆転劇など映えるゲームを演じることが出来た。前述の通り「《母なる大地》が存在するデュエマ」と認識されており特別ヘイトを集めるタイプのカードでもなかったため、別れを惜しむ声も多くみられた。一方、ゲーム性を破壊するその性質を考えれば、この速度でのプレミアム殿堂ですらも「生き延びた」という印象が強い。
//「最大級のプレミアム殿堂入り」という人もおり、未だにこのカードが人気であることが分かる。

***まとめ [#t1ccc3f5]
登場して以来、[[自然]][[文明]]の入った[[デッキ]]にはほとんどの場合で採用され、[[公式大会]]で入賞・日本一に至った[[自然]]入りの[[デッキ]]にはほぼ確実と言っていいほど投入されていた。
現役の頃は[[自然]]の入った[[デッキ]]の[[必須カード]]として扱われ、[[ビートダウン]]・[[コントロール]]問わず盛んに4枚積みされていた。
あらゆる非進化[[クリーチャー]]はこの[[呪文]]で踏み倒すことを前提として考察されていたといえる。

***[[殿堂ゼロデュエル]]では [#k1a4ffe5]
伝説の呪文と名高いこのカードは、[[殿堂ゼロデュエル]]でも活躍を続けている。
特に[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]とのシナジーを活かす[[【大地サイクリカ】]]は、登場当初から[[王来MAX]]期に至るまで常にトップメタとして君臨し続けている。[[《龍罠 エスカルデン》>《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》]]と組み合わせての無限マナブースト、[[《マーシャル・クロウラー》]]と組み合わせての[[ループ]]など、同デッキのあらゆるコンボの核となっている。
しかし、環境が進みカードプールが拡大すると、[[《正義の煌き オーリリア》]]や[[《とこしえの超人》]]で露骨にメタを張られることも増えている。

**他のカード・デッキとの相性 [#wdb19d93]
-[[クリーチャー]]を[[マナゾーン]]に置いた後、その[[マナゾーン]]にある全ての[[クリーチャー]]の[[コスト]]がその[[マナ]]の枚数より高い場合、何も[[バトルゾーン]]に出せなくなる。それを逆手に取って[[ランデス]][[デッキ]]相手に擬似的な[[《ガイアズ・ソング》]]として運用することもあった。
-[[クリーチャー]]を[[マナゾーン]]に置いた後、その[[マナゾーン]]にある全ての[[クリーチャー]]の[[コスト]]がその[[マナ]]の枚数より高い場合、何も[[バトルゾーン]]に出せなくなる。[[ランデス]][[デッキ]]が、すでに出てしまった相手のクリーチャーに撃って[[《ナチュラル・トラップ》]]として運用することもあった。

-[[コスト踏み倒し]]に目が行きがちであるが、[[cip]]を使いまわす[[能力]]も《母なる大地》の強力な点。極端な例であれば[[《緑神龍ザールベルグ》]]に使えば3~2[[マナ]]の2[[ランデス]][[呪文]]に化けた。それを存分に活かしたのが[[【ドラゴンランデス】]]であり、終盤に腐りやすい[[ランデス]][[呪文]]枠の削減に成功していた。

-「[[そうした場合>コスト]]」とあるので、指定した[[クリーチャー]]が[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]などの[[置換効果]]により[[マナゾーン]]に送られなかった場合でもコスト踏み倒しできる。現役時代は[[《母なる紋章》]]と合わせてそれらとの[[コンボ]]が多用された。[[シールド・フォース]]の張りなおしが出来る点も好相性だった。

**比較対象 [#j2652729]
-調整版や派生版となる[[カード]]も数多登場し、そのうち[[《母なる紋章》]]と[[《生命と大地と轟破の決断》]]は[[プレミアム殿堂入り]]、[[《獰猛なる大地》]]、[[《幻緑の双月/母なる星域》]]は[[殿堂入り]]を果たした(《獰猛なる大地》はその後[[殿堂解除]])。他にも部分的に能力を再現した[[《母なる星域》]]や[[《父なる大地》]]、[[《蒼龍の大地》]]があったが、いずれも活躍した。
--この[[カード]]の殿堂入りと同時に登場した[[《フォース・アゲイン》]]も[[cip]]再利用の面を部分的に再現した《母なる大地》の調整版とみることが出来るが、後に[[殿堂入り]]した。

-場の1体と引き換えに[[マナゾーン]]の枚数以下の[[コスト踏み倒し]]を行う[[呪文]]に[[《緊急再誕》]]が存在するが、あちらは[[殿堂入り]]すらしていない。
一見似ている[[呪文]]だが、[[マナゾーン]]から出せる点、[[cip]]を使いまわせる点、相手を対象に取れる点、それで相手の[[ディスアドバンテージ]]を引き出せる点、実質[[コスト]]2で使える点など、あまりに多くのものが失われているのがわかる。

-[[DM-24]]でこの[[カード]]の[[調整版]]である[[《母なる紋章》]]が登場したが、現在ではそちらも[[プレミアム殿堂]]している。縛りの緩いマナからの[[コスト踏み倒し]]が如何に強力で、調整の難しい存在かが窺える。&br;さらに[[DM-27]]で登場したこのカードのバリエーションのひとつである[[《獰猛なる大地》]]、時代を経て[[DMRP-11]]に登場した[[《生命と大地と轟破の決断》]]も[[殿堂入り]]。[[調整版]]、リメイク版の大半のカードに規制がかかるこのカードの凶悪さを物語っている。
--[[cip]]再利用の面を部分的に再現した[[《フォース・アゲイン》]]も《母なる大地》の調整版とみることが出来るが、後に[[殿堂入り]]した。
-踏み倒す対象はそれぞれ異なるものの、マナゾーンからのコスト踏み倒しができる他の[[殿堂入り]]・[[プレミアム殿堂]]カードとして、[[《邪神M・ロマノフ》]]、[[《マリゴルドIII》]]、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]、[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]、[[《バロン・ゴーヤマ》]]が挙げられる。

-カードプールが異なるので一概に比較はできないが、デュエプレ環境でコストが7に調整された際にもかなりの活躍を見せ、その後コスト8に[[ナーフ]]された。TCG版のコスト3がどれほど設定ミスであったかを推察するには十分だろう。

**メディアでの活躍 [#u255e0b3]
-漫画「FE」では[[切札 勝舞]]や[[切札 勝利]]、[[V (バベル)]]が使用。初登場時は勝利がスペインでの[[W(ホワイト)>白凰]]戦で使用。[[S・トリガー]]として自身の[[《青銅の鎧》]]を[[《バルキリー・ドラゴン》]]に入れ替えた。
Vは[[Dr.ルート]]戦で使用。1枚目は[[《青銅の鎧》]]を[[《緑神龍ジオブリード》]]と入れ替えて[[《腐敗電脳メルニア》]]を除去し、その直後に2枚目で《ジオブリード》同士を入れ替えて[[《死劇人形ピエール》]]を除去した。Vは[[《母なる紋章》]]も使用している。
勝舞は外伝での[[引小森 章太郎]]戦で使用。相手の場の[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]を[[《予言者マリエル》]]と入れ替え、[[《天使と悪魔の墳墓》]]による更なる[[除去]]に繋げた。
勝舞は外伝での[[引小森 章太郎]]戦で使用。相手の場に居た[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]を[[《予言者マリエル》]]と入れ替え、[[《天使と悪魔の墳墓》]]による更なる[[除去]]に繋げた。
勝舞は[[ザキラ]]戦でも使用。[[ヘヴィ・デス・メタル]]のワールドブレイクを受けた際に2枚目で[[S・トリガー]]として使用。場の[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]を[[《星龍パーフェクト・アース》]]と入れ替え、更に残りのシールド3枚を[[S・トリガー]]として逆転のチャンスを作り上げた。
--W戦や黒城戦で勝利が使用した時とザキラ戦で勝舞が使用した時は、[[S・トリガー]]として登場。どちらの回でも追い詰められた状態であり、相手が《母なる大地》を[[除去]]することに使わなかったことに驚く点、その後このカードの効果対象を味方[[クリーチャー]]に適用することによって追い詰められる点で共通している。
--逆転のチャンス作りやクリーチャー展開&除去など、作中でも大暴れした。[[手札]]や[[マナ]]さえ充実していればヒロイックな動きが出来るこの[[カード]]はストーリーを組み立てる上でもさぞかし便利な存在だっただろう。[[除去]]と[[コスト踏み倒し]]、その両方をこなせるこの呪文の万能さを表していると言える。

-アニメ「チャージ」では、[[黒城 凶死郎]]vs[[L (ラブ)]]戦で両者がマナに使っている。

-アニメ『デュエル・マスターズ キング!』では[[切札 勝舞]]VS[[切札ジョー]]戦で[[勝舞>切札 勝舞]]が[[S・トリガー]]として使用。1枚目は[[ジョー>切札ジョー]]の[[バトルゾーン]]の[[《バークアステカA》]]と[[マナゾーン]]の[[《キタカゼマンA》]]を入れ替えて同時に[[トリガー]]した[[《地獄スクラッパー》]]に繋げた。2枚目の時は[[《アルカディアス・モモキング》]]がいたため発動できなかった。
-アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では第27話で[[切札 勝舞]]が[[切札 ジョー]]戦で[[S・トリガー]]として2枚使用。1枚目はジョーの[[バトルゾーン]]の[[《バークアステカA》]]と[[マナゾーン]]の[[《キタカゼマンA》]]を入れ替えて同時に[[トリガー]]した[[《地獄スクラッパー》]]に繋げた。2枚目の時は[[《アルカディアス・モモキング》]]がいたため発動できなかった。

-[[ハイド]]VS[[切札ジョー]](2戦目)において[[ジョー>切札ジョー]]の最後のシールドから出て[[バトルゾーン]]の[[《武闘将軍 カツキング》]]と[[マナゾーン]]の[[《王来英雄 モモキングRX》]]を交換して[[cip]]を発動しモモキングを[[《燃える革命 ドギラゴン》]]へと進化させた。
--対戦の前に[[勝舞>切札 勝舞]]が[[ジョー>切札ジョー]]に[[デッキ]]への投入を勧めていたカードであり、[[ジョー>切札ジョー]]の勝利に貢献した活躍ぶりはまさに[[プレミアム殿堂]]にふさわしい強さと言えるだろう。
--現実では[[プレミアム殿堂]]入りしているカードだが、アニメでは使用しても咎められることは無く、[[ギニョール]]のようなリスクを伴うことも無かった。
-第29話では[[切札 ジョー]]が[[ハイド]]戦(2戦目)で使用し、ジョーの最後のシールドから唱えて[[バトルゾーン]]の[[《武闘将軍 カツキング》]]と[[マナゾーン]]の[[《王来英雄 モモキングRX》]]を交換して[[cip]]を発動しモモキングを[[《燃える革命 ドギラゴン》]]へと進化させた。
--対戦の前に[[勝舞>切札 勝舞]]が[[ジョー>切札ジョー]]に[[デッキ]]への投入を勧めていたカードであり、ジョーの勝利に貢献した活躍ぶりはまさに[[プレミアム殿堂]]にふさわしい強さと言えるだろう。
--現実では[[プレミアム殿堂]]入りしているカードだが、アニメでは使用しても咎められることは無く、『デュエル・マスターズ!!』の第25話の[[ギニョール]]戦のようなリスクを伴うことも無かった。

**その他 [#qf7538ae]
-[[S・トリガー]]付きなので、[[コスト論]]から考えると「クリーチャーの入れ替え能力はコスト2」ということになってしまう。確かに[[ハンドアドバンテージ]]1枚と[[フィールドアドバンテージ]]1体との交換で場のクリーチャーの総数が変わらないものと認識すると妥当かもしれないが、実際に得られるアドバンテージはコスト2では収まらない。

-古株プレイヤーから「最凶カード」として名を上げられることの多いカード。ゲーム性を変える、[[クリーチャー]]の[[インフレ]]に応じて無限に強化され続けるという観点では[[《無双竜機ボルバルザーク》]]すら凌駕する存在である。「[[殿堂解除]]から最も遠いカード」を挙げるとするならば《ボルバルザーク》と並んでその筆頭だろう。実際、[[DMPP-03]]では、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]は[[追加ターン]]の発動が10[[ターン]]目以降に[[召喚]]したときのみ、[[特殊敗北]]条件なしという調整を受けて登場した(それでも後に[[DP殿堂]]となった)が、《母なる大地》が登場することはなかった。
-古株プレイヤーから「最凶カード」として名を上げられることの多いカード。ゲーム性を変える、[[クリーチャー]]の[[インフレ]]に応じて無限に強化され続けるという観点では[[《無双竜機ボルバルザーク》]]すら凌駕する存在である。「[[殿堂解除]]から最も遠いカード」を挙げるとするならば《ボルバルザーク》と並んでその筆頭だろう。
--余談だが、[[デュエル・マスターズ プレイス]]においては「最凶カード」としての知名度のため、逆に実装が決まっていたと語られたのが[[《無双竜機ボルバルザーク》]]((https://www.youtube.com/watch?v=_n-GmkcCdhw&t=104s))である。同じく《母なる大地》も公式の[[開発者が選ぶヤバい呪文第1位>https://youtu.be/iSx1e7XHMOg?t=793]]であるが、そちらも調整が加えられて実装された。ゲーム性に公開ゾーンでの[[探索]]廃止が解禁された後の登場となり、かなりオリジナル版に近い性能で仕上がっている。

-デュエチューブで2022年11月22日に配信された「[[開発者が選ぶヤバい呪文ランキング>https://youtu.be/iSx1e7XHMOg]]」 では1位に選ばれた。
--デュエプレで調整された《母なる大地》が登場することが既に発表されていたので、TCG勢に向けてデュエプレの宣伝も兼ねていると思われる。

-イラストは[[《ブレス・ソード》]]と似ている。[[イラストレーター]]が同じなので、あちらのイラストを元にして描いたと思われる。

-あまりにも強すぎる上にゲーム性を激変させるため、昔のカードプールで対戦するデュエマクラシックでは禁止するローカルルールも多い。
**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#kfe8e27a]
***2023月10月26日メンテナンス前のテキスト [#q52231a4]
|母なる大地 VR 自然文明 (7)|
|呪文|
|S・トリガー|
|クリーチャー1体をその持ち主のマナゾーンに置いてもよい。そうした場合、そのマナゾーンから、その最大マナ以下のコストを持つ進化でないクリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。|
|BGCOLOR(white):※各プレイヤーの1ターン中、効果の適用を9回までとする。|

[[DMPP-17]]にて実装。[[コスト]]は7、[[レアリティ]]は[[ベリーレア]]に上がった。

コストは3から7へと大幅に上がった。この増加により、TCG版の強さの要因のうち、いくつかの動きが弱体化した。
+コスト4〜7帯のクリーチャーの早出し
+序盤から行うことができ、中盤からは同一ターンに複数回詠唱できる[[《フォース・アゲイン》]]運用
+[[手打ち]]で気軽に相手の戦力を削ぐ[[《父なる大地》]]運用
+中盤から終盤における、[[《幻緑の双月》]]等→《母なる大地》といった1ターンで種確保と詠唱する運用

しかし、「3という軽いコスト由来の強さ」以外の部分はそのままであり、[[色]]を問わず踏み倒せ、序盤にマナに置いたカードを自在に使いこなせ、[[防御札]]としても使える汎用性は一切変わっていない。
また、デュエプレではゲームテンポの都合上[[cip]]が強制化しているカードが多く、相手のそういったカードを逆用しやすくなっているという点では間接的な強化を受けているともいえる。
さらに、デュエプレではバトルゾーンに空き枠がないと非進化クリーチャーを出せなくなり、[[cip]]を使うこともできなくなるが、《大地》はいったんマナ送りにして空き枠を作ってから出すことができる。

発表時点の環境デッキで特に相性が良いものは、[[【Nエクス】>【Nエクス】 (デュエプレ)]]や【白青緑グレイトフル・ライフ】、[[【若頭 鬼流院 刃】 >【若頭 鬼流院 刃】 (デュエプレ)]]などだろう。
【Nエクス】なら[[マナゾーン]]の[[《サイバー・N・ワールド》]]や[[《ボルバルザーク・エクス》]]、[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]などを自在に踏み倒せる。
【白青緑グレイトフル・ライフ】なら、[[《大神砕グレイトフル・ライフ》]]をマナに置くことであちらの[[離れた時]][[効果]]を誘発しつつ状況に適した[[防御札]]を呼び出せる。(ただし《大地》の処理後に離れた時効果の処理が行われるためマナから出せるのは撃った時のマナ+《グレイトフル・ライフ》と進化元の枚数までのコストなのは注意)
【鬼流院 刃】であれば、[[《若頭 鬼流院 刃》]]をカウンターで踏み倒して多面防御を行いつつ、返しのターンに[[ダイレクトアタック]]を狙える。

このカードの登場により、[[《黒神龍ブライゼナーガ》]]のようなデメリットにもなりうる効果を持つカードはマナに置きづらくなった。初動に[[《ホッピ・ルッピ》]]を採用していた場合も、この呪文を疑似[[《ナチュラル・トラップ》]]として使われるリスクが発生した。

バトルゾーンやお互いのマナゾーンにある[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を好きに出し入れすることで1ターンを確実にしのぐこともできる。

-素のコストがTCGより4も重くなっているのは登場時で[[《ラッキー・ダーツ》]]と並び最も大きなコスト調整である([[《ラッキー・ダーツ》]]はS・トリガーが新たに付与されている)。

-2022年11月20日に、「ある伝説のカードがあった」と題して、正体不明の「伝説のカード」の実装予告があった。((https://twitter.com/dmps_info/status/1594302034206810112?t=r95Ddj9TvDJmaNg1z_hbhQ))
その後、翌21日のデュエチューブで、サプライズ的にこのカードの収録が告知された。
--なお、高[[レアリティ]]では[[自然]]単色の[[ベリーレア]]のみが未発表で、また告知文が緑色だったため、このカードの実装を予想する声はある程度上がっていた。
--丁度リメイク版の[[《父なる大地》]]が収録されていた時期のカードプールだったのも関係していると思われる。

-発動してクリーチャーを入れ替える際に、カードイラストのような魔法陣がクリーチャーの真下に一瞬現れるという効果演出が入る。

-2023年3月23日より、ループの対策として「一部カード能力の適用回数制限」の対応がされ、10回目以降は効果を発動させた場合でも適用されなくなった。
--《母なる大地》は実戦でもループコンボを組めるような性能をしているため、事実上の[[ナーフ]]といえる。
--《母なる大地》のコストクリーチャー選択は[[任意]]なので、無限の遅延行為を封じる措置とも考えられる。
#region2(無限遅延コンボの例){{

+[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]、[[《蒼の潮流スーパー・スペル・グレートブルー》]]、《母なる大地》が必要
+《キクチ師範代》で山札からの墓地の移動を封じる
+《スーパー・スペル》が[[タイタントリガー]]のどちらかで、山札の一番上から《母なる大地》を唱える
+《スーパー・スペル》を出し直し、唱え終わった《母なる大地》は墓地ではなく山札の一番上に戻る
+《スーパー・スペル》が[[cip]]として山札の一番上から《母なる大地》を唱え、4.からを繰り返す

}}

-[[ナーフ]]前の[[《眠りの森のメイ様》]]と非常に相性が良かった。あちらは[[マナ]]が伸び切った後は盤面制限によって邪魔になり、むしろ[[マナ加速]]が強制的であるため[[ライブラリアウト]]のリスクを招くが、《母なる大地》を使えば場から退かしつつ伸びた[[マナ]]から自在に[[ファッティ]]を呼び出せる。また、中盤以降に手札に加わった《メイ様》を1[[コスト]]で出して《大地》の種としても扱える。[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]でも同様のことが出来るが、《ザビ・ミラ》も[[《母なる大地》]]からの踏み倒し先として有力であるため、共存させることも多かった。

-このカードが実装されたパックに相当する時期にTCG版環境のトップメタであったはずの[[ゼニス]]は、この[[カード]]で[[cip]]を使うことが出来ないため若干評価を落としてしまっている。
--稀に、単に召喚時[[cip]]を度外視して[[《「祝」の頂 ウェディング》]]や[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]を出す。または、既に召喚したゼニスを《母なる大地》で[[マナ送り]]しようとし、[[エターナル・Ω]]で結果として手札に回収するなどのテクニックで役立つこともある。後者は[[《ボルバルザーク・エクス》]]で[[マナ回復]]したら手札回収したゼニスを同じターンに召喚できることも。
--ゼニスの召喚時cipとは相性がよくなくても、ゼニスが入る[[ビッグマナ]]のデッキとは相性がいい。そのために[[【ヴィルヘルムコントロール】>【ヴィルヘルムコントロール】 (デュエプレ)]]などでまちまちセット採用されている。


***環境において [#ya33fd26]
[[DMPP-17]]~[[DMPP-18]]期では[[【若頭 鬼流院 刃】 >【若頭 鬼流院 刃】 (デュエプレ)]]、[[【エンペラー・キリコ】>【エンペラー・キリコ】 (デュエプレ)]]、[[【Nエクス】>【Nエクス】 (デュエプレ)]]、[[【ディメンジョン・ホーン】>【ディメンジョン・ホーン】 (デュエプレ)]]【アナカラーザビミラ】といった、[[自然]]が入り、中・大型クリーチャーを使うデッキで採用された。
特に【若頭 鬼流院 刃】では必須級の位置を占め、[[DMPP-16]]期ではメジャーではなかった同デッキをDMPP-17期のトップメタの一角にまで強化。結果的に《鬼流院刃》を[[ナーフ]]まで導いた。

[[DMPP-19]]期には[[《眠りの森のメイ様》]]というベストパートナーの一人を獲得。
《眠り》でマナを大きく伸ばし、盤面に居座る《眠り》を《大地》でフィニッシャーに入れ替える、後引きした《眠り》を[[《お目覚めメイ様》]]として出し、計8コストで更地の盤面から《大地》を使うなどのプレイを可能とした。
この頃は[[【ヴィルヘルムコントロール】>【ヴィルヘルムコントロール】 (デュエプレ)]]や[[【アガサ天門】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)#we84f094]]、緑入り[[【ウェディング・ゲート】>【ウェディング・ゲート】 (デュエプレ)]]など、ほぼ全ての《メイ様》採用デッキで採用候補になっている。

[[DMPP-20]]では《大地》をフル活用する[[【トリガーミケランジェロ】>【トリガーミケランジェロ】 (デュエプレ)]]が成立。
様々な[[クリーチャー]]をマナから取り出し、[[コントロール]]を遂行しやすくなるのはもちろん、[[エグザイル・クリーチャー]]の[[出せない]]制限をこちらの入れ替え効果で克服出来るという点が非常に優秀である。
また[[【シューゲイザー】>【シューゲイザー】 (デュエプレ)]]でも採用候補になっている。
環境途中で[[《眠りの森のメイ様》]]がナーフされ、こちらと噛み合うカードが1枚減ることとなった。

[[DMPP-21]]では[[《無敵剣 カツキングMAX》]]が実装。そちらとは汎用性の高いマナ利用という点で若干役割が被っているが、《カツキングMAX》を[[《無敵 ドン・カツドン》]]面で[[召喚]]し、そちらに《大地》を当てて《カツキングMAX》にアクセス出来る……と相性自体は良好。このギミックを活かした[[【青赤緑ジャッキー】>【無限皇 ジャッキー】 (デュエプレ)#e3bd670e]]が成立したが、環境トップには至らなかった。
他にも[[【マーシャルアトランティス】>【マーシャル・クイーン】 (デュエプレ)#z8ccd120]]で、無限・半無限マナ加速から[[フィニッシャー]]を呼び出せる[[S・トリガー]]として[[必須カード]]となった。

[[DMPP-22]]では[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]と夢の共演を果たし、[[【大地サイクリカ】 (デュエプレ)]]を現実の物にさせた。
しかし、【大地サイクリカ】での活躍が祟り、2023年10月26日より更に1重いコスト8に[[ナーフ]]されることとなった。

コスト8にナーフされた後も相性のいい[[ビッグマナ]]系統のデッキでは一定数使われている。

//-TCG版からコストが4も重くなっても複数の環境デッキに入り、結果としてナーフされたあたり、TCG版のコスト3がいかに破格のコストパフォーマンスであったかが窺える。
//コスト8になってからは「複数の環境デッキ」は当てはまらない。《超次元リュウセイ・ホール》ビマナのくくりで見たら採用デッキは実質一択。

-コスト7時代は[[【若頭 鬼流院 刃】>【若頭 鬼流院 刃】 (デュエプレ)]]や[[【トリガーミケランジェロ】>【トリガーミケランジェロ】 (デュエプレ)]]を始めとした複数の環境デッキの出発点となり、コスト8になっても依然として終盤の詰め札兼受け札として使われるあたり、TCG版のコスト3がいかに破格のコストパフォーマンスであったかが窺える。

**[[フレーバーテキスト]] [#pca8455f]
-[[DMPP-17]]、[[DMPS-08]]&br;'''大いなる大地の力よ!今ここに奇跡を起こさん!'''

**[[サイクル]] [#s6a4fb7b]
[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]の3[[コスト]]の[[コスト踏み倒し]][[呪文]][[サイクル]]
-[[《緊急再誕》]]
-[[《転生プログラム》]]
-''《母なる大地》''

**関連カード [#e789aff4]
-[[《母なる紋章》]]
-[[《獰猛なる大地》]]
-[[《母なる星域》]]
-[[《幻緑の双月/母なる星域》]]
-[[《父なる大地》]]
-[[《偉大なる大地》]]
-[[《蒼龍の大地》]]
-[[《母なる緑鬼龍ダイチノカイザー》]]
-[[《母なるパック》]]
-[[《生命と大地と轟破の決断》]]
-[[《大地門ライフ・ゲート》]]
-[[《最強虫 ナゾまる》]]
-[[《むじゅうりょ君》]]
-[[《母なる聖地》]]
-[[《地龍仙ロマネアース/仙なる大地》]]
-[[《深淵なる大地》]]

-[[《無頼 ダイチ-3》]]
-[[《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》]]
-[[《インフェルノ・ゲート》]]

**収録セット [#v05a2f48]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
***[[デュエル・マスターズ]] [#ha3ab6be]
-illus.[[Kou1]]
--[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]](36/110)
--[[DMC-39 「ビクトリー・ソウル」>DMC-39]](25/33)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#fd6a01de]
-illus.[[kou1>Kou1]]
--[[DMPP-17 「ライジング・アライズ -希望の王女-」>DMPP-17]]
--[[DMPS-08 「燃えよ紅蓮のガイアール」>DMPS-08]]

**参考 [#j7506a24]
-[[S・トリガー]]
-[[クリーチャー]]
-[[マナゾーン]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[プレミアム殿堂コンビ]]
-[[殿堂入り]]→[[プレミアム殿堂]]
-[[【大地サイクリカ】]]
-[[【大地サイクリカ】 (デュエプレ)]]

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&tag(呪文,自然文明,緑単,単色,コスト3,S・トリガー,除去,単体除去,確定除去,マナ送り,自己マナ送り,単体マナ送り,マナゾーンのカードの枚数以下,非進化クリーチャーサポート,コスト踏み倒し,コスト踏み倒し (相手),R,レア,Kou1,プレミアム殿堂,呪文 (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),緑単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト8 (デュエプレ),S・トリガー (デュエプレ),除去 (デュエプレ),単体除去 (デュエプレ),確定除去 (デュエプレ),マナ送り (デュエプレ),自己マナ送り (デュエプレ),単体マナ送り (デュエプレ),最大マナ以下 (デュエプレ),非進化クリーチャーサポート (デュエプレ),コスト踏み倒し (デュエプレ),コスト踏み倒し (相手) (デュエプレ),VR (デュエプレ),ベリーレア (デュエプレ),Kou1 (デュエプレ));