#author("2020-01-24T13:31:15+09:00","","")
#author("2020-01-24T13:38:58+09:00","","")
*《&ruby(きじゅつし){機術士};ディール/「&ruby(ほんじつ){本日};のラッキーナンバー!」》 [#k77fbc06]

|機術士ディール VR 水文明 (6)|
|クリーチャー:マジック・コマンド 6000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|「本日のラッキーナンバー!」 VR 水文明 (3)|
|呪文|
|数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つクリーチャーと呪文を召喚したり唱えたりできない。|
|''※殿堂入り''|

[[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]で登場した[[水]]の[[マジック・コマンド]][[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]面、[[呪文]]面のどちらも数字を1つ宣言する[[能力]]を持つ。[[クリーチャー]]面なら選んだ数字の[[コスト]]を持つ相手の[[クリーチャー]]を全て[[バウンス]]し、[[呪文]]面なら次の自分の[[ターン]]のはじめまで選んだ数字を持つ[[クリーチャー]]と[[呪文]]の[[プレイ]]を[[ロック]]する。

[[クリーチャー]]面の[[バウンス]][[能力]]は[[《超奇天烈 ベガスダラー》]]に似ている。
こちらは確実に[[バウンス]]できる反面、[[コスト]]がバラバラな[[クリーチャー]]を並べられると処理しきれない。
《ベガスダラー》と比べて爆発力が落ちた代わりに堅実な能力となっている。
また[[侵略]][[能力]]も失われている。
どちらを採用するかは[[プレイヤー]]の好みによるだろう。

呪文の面では相手クリーチャーの[[召喚]]や[[呪文]]を[[ロック]]できる。
[[《オクトーパの相対性魔力講義》]]にも言えることだが、元の[[カード]]は[[クリーチャー]]故に継続して[[ロック]]が行える強みがあるので、この[[カード]]を使う場合は[[呪文]]、あるいは[[ツインパクト]]であることを生かしたい。

当然[[S・トリガー]]を封じることができるのも強力で、選んだ数字であればクリーチャーも呪文も封じることができるので、場合によっては[[単騎ラフルル>《音精 ラフルル》#b9e54acb]]に匹敵する活躍を見せることもある。

このように、相手の反撃手段を封じる攻撃面としての役割と、次の相手のターンに相手の決め手となるカードを封じる防御面としての役割の両方をこなすことができるため、上手く使いこなせば相手にとっては厄介な呪文になるだろう。

**環境において [#j98e707d]
[[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]で登場以降、青が入り打点が並ぶデッキなら高確率で採用され、[[1ショットキル]]の際に[[S・トリガー]]を封殺するためによく使われる。青が入るデッキに対しては[[《終末の時計 ザ・クロック》]]の3、[[【ジョーカーズ】]]に対しては[[《SMAPON》]]の7などが頻繁に宣言される。

[[双極篇環境]]の[[【チェンジザダンテ】]]では、
+[[《怒流牙 佐助の超人》]]の[[ニンジャ・ストライク]]で[[マナブースト]]しつつ[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]の[[マッドネス]]を起動
+ このカードのクリーチャー面で相手の[[コスト踏み倒しメタ]]をどかす
+《斬隠蒼頭龍バイケン》から[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]に[[革命チェンジ]]する

という強力な[[ゲーム]]運びが存在する。選んでいる訳ではないので[[《異端流し オニカマス》]]も怖くない。
[[【ジャバランガループ】]]が裁定変更により弱体化する前の時期の【チェンジザダンテ】では、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]と[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]のセットでケアできない[[《阿修羅サソリムカデ》]]の[[召喚]]を[[ロック]]する手段としての性質もあった。

ただ、[[双極篇]]ではオマケのように[[S・トリガー]]が付いた[[ツインパクト]]も少なくなく、[[公開ゾーン]]に見えている[[カード]]などから[[シールド]]に埋まっている[[S・トリガー]]の枚数を推測して止めるべきカードを絞る必要もあった。また、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]系列を始めとしてあらゆるデッキに入っていた[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]にはノータッチであったため、そうしたカードを使うデッキに対しては盤面をあらかじめ始末する必要もあった。

[[超天篇環境]]中期までは、環境でそれなりに活躍したものの、環境を壊すほどの強さではなかった。

しかし、[[DMRP-11>DMRP-11 「超天篇 第3弾 零誕! 魔神おこせジョルネード1059!!」]]期では、[[【青赤緑ミッツァイル】>【ミッツァイル】#r9a585b1]]でいきなり猛威を振るった。【青赤緑ミッツァイル】では[[1ショットキル]]の性能が高く、そこに《「本日のラッキーナンバー!」》で相手の[[S・トリガー]]を粗方封じるのは流石に脅威であった。さらに、相手の【青赤緑ミッツァイル】の対策としても使われ、「4」を宣言して重量級[[マナドライブ]][[GRクリーチャー]]の[[召喚]]を未然に防ぐ戦法も使われた。このことから、たちまち使用率は環境トップレベルに到達している。また、《「本日のラッキーナンバー!」》で相手の《「本日のラッキーナンバー!」》を封じる機会も多くみられるようになった。

登場初期では上級者向けのイメージが強かったカードだが、しばらく経ってからは[[殿堂入り]]候補と予想するプレイヤーも増えた。

[[ロック]]が[[S・トリガー]]や[[ニンジャ・ストライク]]などの逆転要素を否定すること、また[[手打ち]]すれば[[GR召喚]]も封殺できることがあり、[[GRクリーチャー]]や[[オレガ・オーラ]]を売り出す上での障害になりかねないなどが原因なのか、2020年1月1日付での殿堂入りが決定。数少ないGR召喚メタではあったものの、それでもなお規制を掛けざるを得なかったところから逆転要素を否定するこのカードの不健全さが伝わるだろう。

しかし、GR召喚メタになるこのカードの殿堂入りは手放して成功と言えるものではなく、同時期に殿堂入りした[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]に代わって[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]を[[4枚積み]]にした[[【ドッカンデイヤーミッツァイル】]]が殿堂入り後早々[[CS>チャンピオンシップ]]で優勝・上位入賞を果たし、環境で暴れる事態が続出した。

かくして、《ドッカンデイヤー》も《ミッツァイル》同様、GRクリーチャーを使った[[ソリティア]]を行うことになるが、このカードが殿堂入りしたことによってそれを阻止することがほぼ不可能になってしまった。そして、[[《ヨミジ 丁-二式》]]、[[《κβバライフ》]]、[[《斬罪 シ蔑ザンド》]]、[[《黒神龍ザルバ》]]を使ったループで相手を[[ライブラリアウト]]を狙う[[【4色ドッカンデイヤーミッツァイル】>【ドッカンデイヤーミッツァイル】#dokkan4c]]まで構築されてしまった。ループするのであれば《本日のラッキーナンバー!》で相手の[[S・トリガー]]などのカウンター札を封じる必要もなく、殿堂前の【ミッツァイル】のようにソリティアで《本日のラッキーナンバー!》を悪用されることもないため、むしろGR召喚をメタるこのカードの殿堂入りは失敗だという声が上がり出した。相手の逆転要素を封じるというマイナス面よりも、GRを利用したソリティアを防ぐというプラス面の方が強かったと言えるだろう。

//[[双・超マーク2ブロック構築環境]]には高速デッキが多く、[[オールタッパー>オールタップ]]の需要が高いため、1ターンを凌がれることを防ぐことができるこのカードがある意味で[[殿堂レギュレーション]]環境より重要であった。

//2ブロック構築で行われた全国大会2019エリア代表決定戦北海道大会で優勝を飾った[[【青黒オレガ・オーラ】]]にはこのカードが入っていなかった。開発主任Kはこれについて「中速より、遅いデッキで、しかもこの環境で水を使っているデッキなのにラッキーナンバーを抜いてる所。これは、多分普通はできない」と驚きを見せていた。[[参考>https://twitter.com/poxnoid_k/status/1201083867869765632]]


**その他 [#v09ad0ce]
-[[ツインパクト]]としては史上初の殿堂入りで、[[マジック・コマンド]]としては2例目。

-アニメでは「デュエル・マスターズ!!」40話で[[キャップ]]が[[《S級宇宙 アダムスキー》]]([[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]]版)によって攻撃されたとき、[[山札]]から2枚、このカードが[[墓地]]へと置かれた。

-当然[[【6軸ガチロボ】]]にも入る。[[《フェアリー・ギフト》]]の[[殿堂入り]]によってスピードを失ってしまった《ガチロボ》の時間稼ぎを[[呪文]]面で行え、クリーチャー面では見極めこそ必要だが大量[[除去]]を狙える。勿論、《ガチロボ》の[[能力]]で出しても十二分に強力な[[能力]]。さらにコマンドなので《ガチロボ》をはじめとする水の[[クリーチャー]]が[[封印]]された際の復帰の手助けも行えると正に至れり尽くせりなのである。
--一方、相手にこの[[カード]]を使われた場合は[[【ガチャンコ ガチロボ】]]の[[メタ]]として凶悪すぎる性能を発揮される。いわゆる、味方に付けたいが敵に回したくないカードの一つであろう。

-名前の由来は[[シャッフル]]の一種「ディールシャッフル」。[[カード]]ゲーム[[プレイヤー]]に広く採用され、[[デュエル・マスターズ]]においても使用者は多く見られる。

-名前の由来、カードイラスト、能力を見ればわかる通り、元ネタは[[《奇天烈 シャッフ》]]。あちらも強力なカードとして認知されている。

**関連カード [#jbe61983]
-[[《奇天烈 シャッフ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#icba6f83]
-[[DMRP-05>DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]&br;'''「キミにとってのラッキーナンバーだと、一言でも言ったかな?」'''

#fold(){{{{

**収録セット [#m0d80108]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」]]

**参考 [#e25b509a]
-[[マジック・コマンド]]
-[[呪文]]
-[[ツインパクト]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[バウンス]]
-[[ロック]]
-[[水]]
-[[ベリーレア]]
----
公式Q&A
>Q.''《「本日のラッキーナンバー!」》''で選んだ数字をコストに持つ呪文が片側にあるツインパクトカードのクリーチャー側を召喚することはできますか?
A.はい、召喚できます。その数字をコストに持つ呪文は唱えられず、その数字をコストに持つクリーチャーは召喚できないということですので、ツインパクトカード全体が禁じられているわけではありません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31716]]

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