#author("2022-05-09T01:20:10+09:00","","")
#author("2022-08-14T11:39:43+09:00","","")
*《&ruby(きじゅつし){機術士};ディール/「&ruby(ほんじつ){本日};のラッキーナンバー!」》 [#k77fbc06]

|機術士ディール VR 水文明 (6)|
|クリーチャー:マジック・コマンド 6000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|「本日のラッキーナンバー!」 VR 水文明 (3)|
|呪文|
|数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つクリーチャーと呪文を召喚したり唱えたりできない。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DMRP-05]]で登場した[[水]]の[[マジック・コマンド]][[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]面、[[呪文]]面のどちらも数字を1つ宣言する[[能力]]を持つ。[[クリーチャー]]面なら選んだ数字の[[コスト]]を持つ相手の[[クリーチャー]]を全て[[バウンス]]し、[[呪文]]面なら次の自分の[[ターン]]のはじめまで選んだ数字を持つ[[クリーチャー]]と[[呪文]]の[[プレイ]]を[[ロック]]する。

[[クリーチャー]]面の[[バウンス]][[能力]]は[[《超奇天烈 ベガスダラー》]]に似ている。
こちらは確実に[[バウンス]]できる反面、[[コスト]]がバラバラな[[クリーチャー]]を並べられると処理しきれないほか、[[侵略]]も行えない。
《ベガスダラー》と比べて爆発力が落ちた代わりに堅実な能力となっている。

呪文の面では相手クリーチャーの[[召喚]]や[[呪文]]を[[ロック]]できる。
[[《オクトーパの相対性魔力講義》]]にも言えることだが、元の[[カード]]は[[クリーチャー]]故に継続して[[ロック]]が行える強みがあるので、この[[カード]]を使う場合は[[呪文]]、あるいは[[ツインパクト]]であることを生かしたい。

当然[[S・トリガー]]を封じることができるのも強力で、選んだ数字であればクリーチャーも呪文も封じることができるので、場合によっては[[単騎ラフルル>《音精 ラフルル》#b9e54acb]]に匹敵する活躍を見せることもある。

このように、相手の反撃手段を封じる攻撃面としての役割と、次の相手のターンに相手の決め手となるカードを封じる防御面としての役割の両方をこなすことができるため、上手く使いこなせば相手の動きを大きく封じることが可能である。

**環境において [#j98e707d]
登場してから間もない頃は[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]のような繋ぎ役程度に認識されていた。

実際のところ、[[DMRP-05]]で登場以降、青が入り打点が並ぶデッキなら高確率で採用され、[[1ショットキル]]の際に[[S・トリガー]]を封殺するためによく使われる。青が入るデッキに対しては[[《終末の時計 ザ・クロック》]]の3、[[【ジョーカーズ】]]に対しては[[《SMAPON》]]の7などが頻繁に宣言される。

[[双極篇環境]]の[[【チェンジザダンテ】]]では、
+[[《怒流牙 佐助の超人》]]の[[ニンジャ・ストライク]]で[[マナブースト]]しつつ[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]の[[マッドネス]]を起動
+ このカードのクリーチャー面で相手の[[コスト踏み倒しメタ]]をどかす
+《斬隠蒼頭龍バイケン》から[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]に[[革命チェンジ]]する

という強力な[[ゲーム]]運びが存在する。選んでいる訳ではないので[[《異端流し オニカマス》]]も怖くない。
[[【ジャバランガループ】]]が裁定変更により弱体化する前の時期の【チェンジザダンテ】では、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]と[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]のセットでケアできない[[《阿修羅サソリムカデ》]]の[[召喚]]を[[ロック]]する手段としての性質もあった。

ただ、[[双極篇]]ではオマケのように[[S・トリガー]]が付いた[[ツインパクト]]も少なくなく、[[公開ゾーン]]に見えている[[カード]]などから[[シールド]]に埋まっている[[S・トリガー]]の枚数を推測して止めるべきカードを絞る必要もあった。また、[[【ドギラゴン剣】]]始めとしてあらゆるデッキに入っていた[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]にはノータッチであったため、そうしたカードを使うデッキに対しては盤面をあらかじめ始末する必要もあった。

[[超天篇環境]]中期までは、環境でそれなりに活躍したものの、環境を壊すほどの強さではなかった。そんな中でも[[【白青黒GRハンデス】]]において[[《Wave ウェイブ》]]によって再利用される動きを見せ、着実に実績を重ねていた。当時としても、6打点揃えてこの呪文を1ターンに3回唱えれば勝ち確定と言われていた。

しかし、[[DMRP-11]]期では、[[【青赤緑ミッツァイル】>【ミッツァイル】#r9a585b1]]でいきなり猛威を振るった。【青赤緑ミッツァイル】では[[1ショットキル]]の性能が高く、そこに《「本日のラッキーナンバー!」》で相手の[[S・トリガー]]を粗方封じるのは流石に脅威であった。さらに、相手の【青赤緑ミッツァイル】の対策としても使われ、「4」を宣言して重量級[[マナドライブ]][[GRクリーチャー]]の[[召喚]]を未然に防ぐ戦法も使われた。このことから、たちまち使用率は環境トップレベルに到達している。また、《「本日のラッキーナンバー!」》で相手の《「本日のラッキーナンバー!」》を封じる機会も多くみられるようになった。

[[ロック]]が[[S・トリガー]]や[[ニンジャ・ストライク]]などの逆転要素を否定すること、また[[手打ち]]すれば[[GR召喚]]も封殺できることがあり、[[GRクリーチャー]]や[[オレガ・オーラ]]を売り出す上での障害になりかねないなどが原因なのか、2020年1月1日付での殿堂入りが決定。数少ないGR召喚メタではあったものの、それでもなお規制を掛けざるを得なかったところから逆転要素を否定するこのカードの不健全さが伝わるだろう。

その反面、やはり[[GR召喚]][[メタ]]が減ったことは[[GR召喚]]を主軸とする[[デッキ]]を相対的に強化する結果となり、[[【ドッカンデイヤー】]]や[[【バーンメアジョーカーズ】]]、[[【ヨミジループ】]]が大流行。半年後の2020年7月1日よりそれらの軸であった[[《ヨミジ 丁-二式》]][[《マリゴルドIII》]]が[[プレミアム殿堂]]、[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]は[[殿堂入り]]した。

その後の[[十王篇環境]]では[[【赤青覇道】]]に採用される程度で、[[王来篇環境]]からしばらくした頃は[[【青赤緑ドギラゴン閃】]]に採用されたりされなかったりである。後者の環境においては、やはり[[【5色コントロール】]]という主要パーツのコスト域がバラけたデッキがこのカードにとって重い存在となる。

それが[[DMRP-20]]期になると、研究が進んだおかげで[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]でロックできない範囲の補完として十分使えるようになり、[[【5色コントロール】]]系統での利用が散見されるようになった。[[DMEX-18]]期には[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]軸の[[【5色コントロール】]]における主流パーツの1つとなった。
それが[[DMRP-20]]期になると、研究が進んだおかげで[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]でロックできない範囲の補完として十分使えるようになり、[[【5色コントロール】]]系統での利用が散見されるようになった。[[DMEX-18]]期には[[【5色ザーディクリカ】]]における主流パーツの1つとなった。
**その他 [#v09ad0ce]
-[[ツインパクト]]としては史上初の殿堂入りで、[[マジック・コマンド]]としては2例目。

-当然[[【6軸ガチロボ】]]にも入る。[[《フェアリー・ギフト》]]の[[殿堂入り]]によってスピードを失ってしまった《ガチロボ》の時間稼ぎを[[呪文]]面で行え、クリーチャー面では見極めこそ必要だが大量[[除去]]を狙える。勿論、《ガチロボ》の[[能力]]で出しても十二分に強力な[[能力]]。さらにコマンドなので《ガチロボ》をはじめとする水の[[クリーチャー]]が[[封印]]された際の復帰の手助けも行えると正に至れり尽くせりなのである。
--一方、相手にこの[[カード]]を使われた場合は[[【ガチャンコ ガチロボ】]]の[[メタ]]として凶悪すぎる性能を発揮される。いわゆる、味方に付けたいが敵に回したくないカードの一つであろう。

-名前の由来は[[シャッフル]]の一種「ディールシャッフル」。[[カード]]ゲーム[[プレイヤー]]に広く採用され、[[デュエル・マスターズ]]においても使用者は多く見られる。

-名前の由来、カードイラスト、能力を見ればわかる通り、元ネタは[[《奇天烈 シャッフ》]]。あちらも強力なカードとして認知されている。

//-[[フレーバーテキスト]]は、このカードの効果はあくまで唱える側の利益であって唱えられる側の利益ではないという意味である。

**関連カード [#jbe61983]
-[[《奇天烈 シャッフ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#icba6f83]
-[[DMRP-05]]&br;'''「キミにとってのラッキーナンバーだと、一言でも言ったかな?」'''

**収録セット [#m0d80108]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」>DMRP-05]](3/93)

**参考 [#e25b509a]
-[[マジック・コマンド]]
-[[呪文]]
-[[ツインパクト]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[バウンス]]
-[[ロック]]

-[[殿堂入り]]

----
[[公式Q&A]]

-呪文面について

>Q.''《「本日のラッキーナンバー!」》''で選んだ数字をコストに持つ呪文が片側にあるツインパクトカードのクリーチャー側を召喚することはできますか?
A.はい、召喚できます。その数字をコストに持つ呪文は唱えられず、その数字をコストに持つクリーチャーは召喚できないということですので、ツインパクトカード全体が禁じられているわけではありません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31716]](2019.7.2)

>Q.[[《神ナル機カイ「亜堕無」》]]の「このクリーチャーが召喚によって出た時」の能力で、∞(むげん)と言えますか?&br;類似例:[[《奇天烈 シャッフ》]]の「このクリーチャーが出た時または攻撃する時」の能力、''《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》''の呪文側
A.はい、言えます。デュエル・マスターズのゲームルール上、∞(むげん)は数字として扱います。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41180]](2022.4.22)

&tag(ツインパクト,クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト6,マジック・コマンド,コマンド,パワー6000,W・ブレイカー,cip,数字選択,除去,全体除去,バウンス,オールバウンス,呪文,コスト3,ロック,呪文メタ,唱えられない,召喚ロック,殿堂入り,VR,ベリーレア,RUI MARUYAMA);