#author("2022-08-04T10:09:56+09:00","","")
*《&ruby(グルメ・ジャイアント){樹食の超人};》 [#t4552578]

|樹食の超人 R 自然文明 (8)|
|クリーチャー:ジャイアント/不死樹王国 12000|
|このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンまたは手札から、好きな枚数の他のカードを選んでもよい。このようにして選んだカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、選んだカードを墓地に置く。|
|T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)|
|マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)|

[[DMEX-14]]で登場した[[自然]]の[[ジャイアント]]/[[不死樹王国]]。

[[コスト]]8で[[パワー]]12000の[[マッハファイター]]。
[[名目コスト]]が高く、さらに[[召喚]]時に[[マナゾーン]]と[[手札]]から好きな枚数[[墓地]]に送る予約をし、指定した枚数分[[召喚コスト]]が[[軽減>コスト軽減]]されるという特徴を持つ。

[[フシギバース]]のようなコストを参照するカードと組み合わせたり、手札およびマナを効率よく墓地に落とすことがメリットとなるデッキでの運用が考えられる。
とはいえ[[名目コスト]]だけが高く[[実質コスト]]は低いクリーチャーの候補は[[《八面の化身》]]など多数存在しているため、採用の主目的は後者の効果になるだろう。

手札を一気に墓地に置く手段は[[《怨念怪人ギャスカ》]]、[[《トツゲキ戦車 バクゲットー》]]、[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]を筆頭に闇や火に多く存在している。
マナゾーンのカードを一気に墓地に置く手段は[[《カラフル・ナスオ》]]などが存在している。
こちらはある程度融通を利かした選択ができることと、そのターンに使えるマナを多く残しつつ[[墓地肥やし]]できる((とは言ったものの、[[殿堂入り]]の[[《カラフル・ダンス》]]は5枚アンタップインしたら、逆に[[マナ回復]]しつつ[[墓地肥やし]]ができるのだが。))という点に着目したい。

墓地に置くことになるマナ枚数=タップするマナ枚数になる組み合わせは、(手札6枚、マナ1枚、1コスト)(手札4枚、マナ2枚、2コスト)(手札2枚、マナ3枚、3コスト)(手札0枚、マナ4枚、4コスト)の4つ。

元々が大型のため、少ない枚数を墓地に置きたい場合だと自身の能力であまりコスト軽減できず、マナを多く支払う必要がある。
しかし[[ジャイアント]]を軽減できる[[《西南の超人》]]と組み合わせると、小さな支払いで小回りの利く墓地送りができる。

#region2(後述の[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]型が確立される前の考察){{
**運用例 [#x73b809a]
単色で[[フシギバース]]9以下なら、先攻3ターン目にプレイできる。
+チャージエンド(手札4枚、マナ1枚)
+チャージ[[《フェアリー・ライフ》]]エンド(手札3枚、マナ3枚)
+チャージ(手札3枚、マナ4枚)手札2枚とマナ3枚を犠牲に《樹食の超人》を3マナで召喚し、残り1マナでフシギバースを使う。

《樹食の超人》を召喚するだけなら後攻2ターン目でも可能。(相手が[[《滅亡の起源 零無》]]を使っていた場合は先攻2ターン目も可。)
この時点で手札もマナもなくなるため、そのターン中にはフシギバースは使えないが、そのターンの終わりに[[《手札の儀》]]を達成し[[GR召喚]]しつつ、3ターン目に単色をチャージすることで単色[[フシギバース]]9以下をプレイすることができる。
ついでに、先攻2マナで出されたクリーチャーを[[マッハファイター]]で除去しておける。[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]を出されたら手詰まりだが。
+チャージエンド(手札5枚、マナ1枚)
+チャージ(手札5枚、マナ2枚)手札4枚とマナ2枚を犠牲に《樹食の超人》を2マナで召喚

先攻の場合《樹食の超人》の召喚には最速でも3ターンかかり、先攻よりも後攻が先に動ける珍しい現象である。

手札2枚とマナ3枚を犠牲にした場合は墓地にカードは5枚、手札4枚とマナ2枚を犠牲にした場合は墓地にカードは6枚。もう少しで[[《墓地の儀》]]を達成できる状態となる。
犠牲にしたカードに[[《一なる部隊 イワシン》]]があれば[[墓地肥やし]]を促進でき、先攻の場合2ターン目に[[《フェアリー・ライフ》]]などが使えるためさらに墓地のカード枚数は増える。

《樹食の超人》を召喚すれば、闇1マナで墓地から[[《不敵怪人アンダケイン》]]を召喚できる状況となる。爆発力に欠けるが[[墓地肥やし]]と[[フシギバース]]の種を作りながら、消費した[[マナ]]と[[手札]]を補充できる[[《ライマー・チャント》]]も悪くない。

マナを墓地に置くため4ターン目以降にはなるが、2マナで《樹食の超人》を種に[[フシギバース]]10のクリーチャーを召喚可能。
[[《マテン龍樹》]]は[[cip]]での[[墓地肥やし]]と、バトルに勝ったら墓地とマナゾーンのカードを入れ替える能力により一気にマナを増やせるので相性が良い。
}}

**ルール [#qa02dec6]
-これから[[召喚コスト]]の支払いのために[[タップ]]する[[マナゾーン]]のカードも選ぶことができる。
--この時、このクリーチャーの[[召喚コスト]]が支払えるようになる枚数のカードを必ず選ばなければならない。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39628]]
例えば残り使用可能マナが3枚であるとき、カードを5枚以上選ぶ必要がある。
--手札とマナゾーンにある他のカードを全て選んでも支払いが可能な[[召喚コスト]]に軽減できないような場合、[[召喚]]宣言自体ができない。よってカードを選ぶ能力も使えない。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31928]]

-[[召喚]]せずにバトルゾーンに出す時や、コストを支払わずに[[召喚]]する時は、コスト計算を行わないので、カードを選ぶ能力は使えない。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38774]]
-このクリーチャーを[[出せない]]時、[[召喚]]を行えないので、カードを選ぶ能力は使えない。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39624]]

-1つ目の能力[[テキスト]]は「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まってはいないため、[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]として扱わない。

-召喚時にカードを選び、[[召喚]]した後、[[着地置換効果]] (または召喚したゾーンから[[離れない]]効果)によって実際には[[バトルゾーン]]には出なかった場合、「バトルゾーンに出た時」の能力は[[誘発]]しない。よって召喚時に選んだカードは[[墓地]]には置かれない。

***不明な裁定 [#qa02dec6]
-「バトルゾーンに出た時」に[[誘発]]する能力の発生源が「バトルゾーン」なのか、「召喚宣言したゾーン」なのかはっきりしない。
--[[ニンジャ・ストライク]]の[[裁定>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34188]]を参考にするならば、[[《ブラキオ龍樹》]]や[[《あたりポンの助》]]の能力の影響を受けないと思われる。

**環境において [#oed66caf]
[[DMEX-17]]で[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]が登場すると、このカードを主軸としデッキのほとんどをコスト7以上のクリーチャーで固めたいわゆる[[【グルメ墓地ソース】]]が[[チャンピオンシップ]]で上位入賞するようになった。8枚積みの[[《巨大設計図》]]によって溜め込んだ[[手札]]をこのカードで一気に[[墓地]]に落とし、[[《大樹王 ギガンディダノス》]]や[[《ブラキオ龍樹》]]などの大型[[フシギバース]]で制圧する。
このカードやフシギバースは[[召喚]]であるためメジャーな[[コスト踏み倒しメタ]]をすり抜け、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]も不発になる。[[《ベイB セガーレ》]]はこのカードの1枚目で消費させてからすかさず2枚目を出すことで対処が可能。また、予め墓地を肥やしておく必要がほとんどないため、[[《お清めシャラップ》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]などの[[墓地]][[リセット]]の影響を受けにくいのも特徴。
従来の[[黒赤緑]]【墓地ソース】の[[墓地]]肥やしを担っていたのは[[《鬼札アバクと鬼札王国》]]であり、こちらは手札補充能力に難があることと、「《鬼札王国》を引けていないと動きが極端に鈍る」という大きな弱点を抱えていたが、この難点をカバーした形となる。
[[【速攻】]]対面では[[マッハファイター]]で干渉できる点と[[T・ブレイカー]]を持っていることを活かして[[《百万超邪 クロスファイア》]]と共に[[ビートダウン]]できる点が光る。

**その他 [#td5c0f26]
-[[ビッグマナ]]に到達した時に[[マナゾーン]]に落ちてしまったカードをピンポイントで墓地に落とせる[[パワー12000以上]]のクリーチャーとして使ったり、[[《蝕王の晩餐》]]でコスト9のクリーチャーを[[リアニメイト]]するために使ったりできる。

-[[《生命と霊力の変換》]]を唱えてからこのクリーチャーを召喚すれば、マナを墓地に置かずにコスト軽減できる。
選ぶためのカードも、マナゾーンにタップした5枚は確定であるはずなので、同時使用もそこまで苦労しないだろう。

-[[ジャイアント]]ではあるが、自分の手札を犠牲にする能力を持つことから、[[手札]]が命の[[【シノビドルゲーザ】]]との相性は最悪。

**関連カード [#n2a40b0c]
-[[《大喰の超人》]]

//**[[フレーバーテキスト]]

**収録セット [#d3c91cb6]
-illus.[[Furuya]]
--[[DMEX-14 「弩闘×十王 超ファイナルウォーズ!!!」>DMEX-14]](19/110)

**参考 [#x0bb0195]
-[[ジャイアント]]
-[[不死樹王国]]
-[[コスト軽減]]
-[[手札]]
-[[マナゾーン]]
-[[cip]]
-[[墓地送り]]
-[[ディスカード]]
-[[ランデス]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[マッハファイター]]
-[[【グルメ墓地ソース】]]

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[[公式Q&A]]

-1つ目の能力について

>Q.相手の[[《聖鎧亜キング・アルカディアスP'S》]]がバトルゾーンにいる状況です。自分は''《樹食の超人》''を召喚する際、手札から3枚、マナゾーンから3枚の合計6枚を選び、コスト2で召喚しました。[[《聖鎧亜キング・アルカディアスP'S》]]の置換効果によって結果的に''《樹食の超人》''はバトルゾーンに出ませんでしたが、選んだカード6枚は墓地に置きますか?
A.いいえ、墓地に置きません。選んだカードを墓地に置くには''《樹食の超人》''がバトルゾーンに出て、その「出た時」の能力がトリガーしなければいけません。
#region2((総合ルール 609.4)){{
:609.4. |イベントが置換された場合、それは決して起こったことにはなりません。置換されたイベントの代わりに変更後のイベントが発生し、それによる誘発型能力があれば誘発します。変更された後のイベントが実行できない場合、置換する事はできません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40781]](2022.1.14)

>Q.相手の[[《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》]]がバトルゾーンにいる状況です。自分が''《樹食の超人》''を召喚する時、コストを少なくできませんが、選んだカードを墓地に置けますか?
A.いいえ、コストを少なくする能力を無効にしますので、カードを選ぶこともできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41427]](2022.6.24)

>Q.カード名として''《樹食の超人》''を選んだ相手の[[《あたりポンの助》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は''《樹食の超人》''をコストを少なくして召喚できますか?&br;また、召喚できる場合、コストを少なくする際に選んだ手札とマナゾーンのカードは墓地に置かれますか?&br;類似例:[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]
A.はい、コストを少なくして召喚できます。出た時、選んだ手札とマナゾーンのカードは墓地に置かれます。&br;[[《あたりポンの助》]]などが持つ「クリーチャーの能力を無視する」能力は、バトルゾーンのクリーチャーの能力しか無視しません。ですので、手札の''《樹食の超人》''の能力は無視されません。&br;また、「クリーチャーの能力を無視する」能力は、すでに待機している遅延誘発型能力も無視しません。「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、選んだカードを墓地に置く。 」は、バトルゾーンに出る前に生成される遅延誘発型能力ですので、バトルゾーンに出た時、その能力は無視されず、選んだカードは墓地に置かれます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41662]](2022.7.28)

>Q.相手の[[《ブラキオ龍樹》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は''《樹食の超人》''をコストを少なくして召喚しました。自分はコストを少なくする際に選んだ手札とマナゾーンのカードを、墓地に置きますか?
A.いいえ、墓地に置きません。選んだカードを墓地に置くには''《樹食の超人》''がバトルゾーンに出て、その「出た時」の遅延誘発型能力がトリガーしなければいけません。[[《ブラキオ龍樹》]]の能力は、効果によって生成された遅延誘発型能力もトリガーさせません。
#region2((総合ルール 603.6. 609.4.)){{
:603.6. |効果によって、後で何かを行なう遅延誘発型能力が作成されることがあります。
::603.6a |遅延誘発型能力はカードの使用や他の能力によって、または置換効果の適用の結果として生成されます。実際に生成される前に、その誘発イベントが起こっていたとしても、過去にさかのぼって効果を発揮することはありません。&br;例:「このターンクリーチャーがはじめてタップするたびアンタップする。」という能力を持つ呪文を唱えたとき、実際に呪文を唱えた後で「このターンはじめてタップしたクリーチャー」に対してのみ誘発するのであり、呪文を唱える前にすでにタップしていたクリーチャーには誘発しません。
:609.4. |イベントが置換された場合、それは決して起こったことにはなりません。置換されたイベントの代わりに変更後のイベントが発生し、それによる誘発型能力があれば誘発します。変更された後のイベントが実行できない場合、置換する事はできません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41663]](2022.7.28)

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト8,ジャイアント,不死樹王国,パワー12000,T・ブレイカー,マッハファイター,コスト軽減,自身コスト軽減,自己ランデス,墓地肥やし,ディスカード,・,R,レア,Furuya,十王篇ブロック);