#author("2022-03-23T11:43:18+09:00","","")
*《&ruby(ごくらくちょう){極楽鳥};》 [#n6473eb2]

|極楽鳥 R 自然文明 (2)|
|クリーチャー:マナ・バード 1000|
|飛行(このクリーチャーは、「飛行」を持たないクリーチャーから攻撃もブロックもされない)|
|このクリーチャーはシールドをブレイクできない。|
|このクリーチャーを、自分のマナゾーンにあり、すべての文明を持つかのようにタップしてもよい。(この能力を、出たターンに使ってもよい)|

[[DMEX-18]]で登場した[[自然]]の[[マナ・バード]]。

2マナ支払って出す[[アンタップイン]]の[[5色レインボー]]の1[[マナ]]として使うことができる。
[[シールド]]を[[ブレイク]]できなくなった代わりに[[攻撃]]への耐性を獲得し、かつ生み出す色を自由に選択できるようになった[[《蛙跳び フロッグ》]]といったところ。

[[タップ]]した際に[[殴り返し]]を受けるのが[[《蛙跳び フロッグ》]]の大きな弱点だったが、[[飛行]]を獲得したことでほぼすべての[[殴り返し]]を受けなくなり、[[能力]]を使った際のリスクが大幅に小さくなっている。
とはいえ、カードの効果による除去耐性はないので場持ちは信頼しにくい。

5文明を持つ1マナとしての運用ばかり目が行きがちだが、[[アバレチェーン]]のような「自分のクリーチャーが攻撃した時」能力の誘発要因としても優秀。

[[シールド]]を[[ブレイク]]できないという一見[[デメリット]]に見える能力は、[[S・トリガー]]を踏んだり、相手に[[手札]]を与えたりすることなく、[[攻撃]]を行える。
しかも、飛行によりブロッカーで返り討ちに合うこともされないため、もちろん別のカードとの組み合わせが前提となるが、こちらの痛手のリスクほぼ0で攻撃を行えるのはメリットの側面が強い。
なおかつ、相手のシールドが0のときにプレイヤーに攻撃したら、ノーダメージではなく[[ダイレクトアタック]]になりゲームに勝利できる。参考:[[《はずれポンの助》]]

[[《至宝 オール・イエス》]]をクロスさせて手札を与えることなく[[ハンデス]]を行うのも一興。同じような役割を持つカードに1コスト軽い[[《CanCam》]]があるが、[[飛行]]であること、マナとしても使える汎用性で差別化は容易。[[文明]]の要求が厳しい点もこのクリーチャーの[[能力]]でカバーできる。

[[自然]][[単色]]の[[カード]]に偏りがちな[[【青赤緑ランデス】]]にも色マナ要員として役立つ。[[《竜脈噴火》]]で参照できる上に、フィニッシュの際に[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]の[[破壊]][[コスト]]に転用できる。

-バトルゾーンにこのカード、[[《蛙跳び フロッグ》]]が合計2体、[[《聖霊王イカズチ》]]が1体、[[《ヘームル・エンジオン》]]が1体、手札に[[《ヘームル・エンジオン》]]が1体あることで、無限GR召喚ができる。ループに[[《パラディソ・シエル》]]を加えれば[[自壊]]しないクリーチャーも無限GR召喚の対象にもなる。
--[[《クリスマIII》]]や[[《バルバルバルチュー》]]でパーツを集めてからフィニッシュに入る訳だが、マナクリーチャーが並ぶ数を考えれば[[《黒神龍ザルバ》]]ぐらいまでの[[コスト]]の[[フィニッシャー]]が無難なところか。

**ルール [#wda95a1f]
-[[《震空の鎖 メタルモグラ》]]などの[[ダイヤモンド状態]]と、[[飛行]]持ちには[[殴り返し]]を許す。特に《極楽鳥》ミラーでは《極楽鳥》が[[飛行]]なので相打ちにすることができる。

**環境において [#ve944991]
登場早々[[オリジナル]]の[[【青黒緑ゲンムエンペラー】>【青黒ゲンムエンペラー】#wec0d5d6]]に就職。単純な[[マナブースト]]付き[[ムゲンクライム]]元として考えるなら[[《桜風妖精ステップル》]]よりも遥かに[[耐性]]が優秀なため、そちらを5枚目以降に追いやるスペック。

**その他 [#w27bbea4]
-[[Magic:The Gathering]]の同名[[クリーチャー]]、[[《極楽鳥/Birds of Paradise》>http://mtgwiki.com/wiki/%E6%A5%B5%E6%A5%BD%E9%B3%A5/Birds_of_Paradise]]が元になった[[コラボカード]]。[[能力]]も細部は異なるが、元のカードを概ね再現している。
--MtGではパワー0/タフネス1のスタッツが設定されており、攻撃してもプレイヤーにダメージを与えられなかった。シールドをブレイクできない性質はMtGでのパワー0、デュエマのパワー1000はタフネス1を再現していると思われる。
--マナ・コストはMtGでは[緑(1)]だったが、流石にデュエマでコスト1による再現にはならなかった。[[《フェアリー・ライフ》]]よりも早く疑似ブーストができると2ターン目にコスト3のカードが使えてしまい、ゲームバランスが崩れてしまうだろう。
//「マナ・コスト」はMtG用語、「マナコスト」はデュエマ用語
---ちなみに、MtGではマナを生み出す能力は[[タップ能力>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%97%E8%83%BD%E5%8A%9B]]であり出したターンには使えなかったため、最速で出した場合の実質的にマナ加速になるターンはデュエマと同じ2ターン目となる。
--[[種族]]は[[マナ・バード]]であり、これもMtG版《極楽鳥/Birds of Paradise》に由来する。そちらには、[[第5版>http://mtgwiki.com/wiki/%E7%AC%AC%EF%BC%95%E7%89%88]]までデュエマでいうところの[[サブタイプ]]欄に「マナ・バードの召喚/Summon Mana Birds」と書かれていた。現在では[[鳥/Bird>http://mtgwiki.com/wiki/%E9%B3%A5]]に統合されているものの、この「マナバード」は同カードの愛称として定着している。
--[[レアリティ]]も本家と同じ[[レア]]。ただし、[[あちらのレアは第5版当時の最高レアリティであった>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A2]]ため、手に入りやすさには雲泥の差がある。

-日本語版カードが存在するためか、カード名が日本語になっている。[[《精神を刻む者、ジェイス》]]や[[《ニコル・ボーラス》]]などには公式日本語訳カードがあるが、[[《Black Lotus》]]や[[《Library of Alexandria》]]には公式日本語訳カードは存在しないという違いがある。

**関連カード [#q7c03136]
-[[《夢幻なる零龍》]]
-[[《蛙跳び フロッグ》]]

**収録セット [#od87daab]
-illus.[[Mark Poole]]
--[[DMEX-18 「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」>DMEX-18]](29/75)

**参考 [#uf8ae627]
-[[マナ・バード]]
-[[飛行]]
-[[ブレイク]]
-[[マナ]]
-[[コラボカード]]

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[[公式Q&A]]

>Q.自分の''《極楽鳥》''のみがバトルゾーンにいる状況で、自分が[[《邪悪の面 ナム=デッドマン》]]を出した場合、「出た時」の能力でマナゾーンに置けるカードは何枚ですか?
A.1枚です。バトルゾーンにある''《極楽鳥》''は、マナを生み出す目的でタップする際にのみ、すべての文明を持つカードとして扱われます。&br;他の効果などで参照される際は、自然文明のみを持つカードです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40871]](2022.02.18)

>Q.[[《希望のジョー星》]]がバトルゾーンにある状況で、自分の''《極楽鳥》''を3つ目の能力でタップした場合、どうなりますか?
A.どちらが後に出ていた場合でも、好きな文明の1マナが生み出されます。&br;[[《希望のジョー星》]]の効果で''《極楽鳥》''は無色のクリーチャーになっていますが、能力を使っている間はすべての文明を持っているものとして扱います。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40872]](2022.02.18)

>Q.''《極楽鳥》''の3つ目の能力は、どのような能力ですか?
A.バトルゾーンにある間、マナゾーンにあるカードのようにタップしてマナを出せる能力です。&br;マナゾーンに実際に置かれているわけではないので、[[《ボルバルザーク・エクス》]]の「出た時」の能力など、マナゾーンのカードを参照する能力では参照されません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40873]](2022.02.18)

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