#author("2020-01-19T13:54:21+09:00","","")
*《&ruby(じくう){時空};の&ruby(せいあつ){精圧};ドラヴィタ》 [#va49cbe0]

|時空の精圧ドラヴィタ SR 光文明 (7)|
|サイキック・クリーチャー:エンジェル・コマンド 5500|
|相手が呪文を唱えた時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。|
|このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップしてもよい。|
|覚醒−自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の、フレイム・コマンドまたは名前に《NEX》とあるクリーチャーが合わせて2体以上あれば、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。|
|BGCOLOR(white):[[覚醒]]後⇒[[《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》]]|

[[DM-37>DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」]]で登場した[[サイキック>サイキック・クリーチャー]][[エンジェル・コマンド]]。

相手が[[呪文]]を[[唱える]]と[[任意]]で相手の[[クリーチャー]]を1体[[タップ]]する[[能力]]に加えて、「[[バトル]]に勝ったら[[アンタップ]]」する、所謂[[《無限掌》]]を内蔵している。

[[覚醒]]すると[[《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》]]になる。

2つの[[能力]]は[[シナジー]]しており、相手が[[呪文]]を[[唱える]]ことによって[[クリーチャー]]が[[タップ]]し、それを[[《無限掌》]][[能力]]で一掃出来る。
存在しているだけで相手は迂闊に[[攻撃]]できなくなり、かといって[[除去]]しようと[[呪文]]を[[唱える]]と隙が生まれるという、[[超次元呪文]]で直接出てくる割にはかなり厄介な[[システムクリーチャー]]である。

また、[[超次元]][[呪文]]や[[《ヘブンズ・ゲート》]]など、相手が[[呪文]]の[[効果]]で[[クリーチャー]]を出してくる場合、相手の[[呪文]]の[[効果]]を全て[[解決]]してから《ドラヴィタ》の[[能力]]が[[解決]]されるため、出てきた[[クリーチャー]]をそのまま[[タップ]]出来る。
この特性はいわずもがな強力であり、出てくる[[サイキック・クリーチャー]]をことごとく[[タップ&デストロイ]]したり、不意に出てきた[[ブロッカー]]を横倒しに出来るのは勿論、[[超次元]][[呪文]]で手軽に出て来る[[《ガイアール・カイザー》]]や[[《勝利のガイアール・カイザー》]]などの[[スピードアタッカー]]を無力化出来る。[[デッキ]]によっては、それに伴った[[侵略]]や[[革命チェンジ]]をもメタることが出来てしまい、相手に致命的な[[ロック]]がかかってしまうことも。

[[覚醒]]前ながら強力な[[能力]]の代償か、[[覚醒]]条件は全体的に高[[コスト]]な[[フレイム・コマンド]]か[[NEX]]の[[クリーチャー]]を2体を並べるという、非常に難易度が高いもの。専用[[デッキ]]を組むか[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]でも使わなければ[[覚醒]]は不可能である。

[[NEX]]はともかく、[[フレイム・コマンド]]はこの[[クリーチャー]]の登場当時よりも手軽に出せるものが増えてきている。[[デッキ]]の色を縛らず、[[《超次元ライデン・ホール》]]で2体まとめて出せる[[《激相撲!ツッパリキシ》]]、2体目の[[フレイム・コマンド]]を[[光臨]]で[[リクルート]]できる[[《爆裂のイザナイ ダイダラ》]]、自分の[[火]]の[[ドラゴン]]が[[バトル]]に勝った時に[[手札]]から出せる[[《爆竜勝利 バトライオウ》]]等と組み合わせれば、手っ取り早く[[覚醒]]させられる。

とはいえ、[[覚醒]]条件が即効性がない上に、自分の場の[[クリーチャー]]に依存している関係で[[除去]]が非常に刺さりやすいため、[[フィニッシャー]]としての安定性には欠けるのが難点。逆に[[覚醒]]出来たのなら、条件が条件だけに硬い布陣が完成する。

[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]は強襲する形で比較的簡単に疑似[[覚醒]]出来る上に、[[覚醒]]前の《ドラヴィタ》と非常に相性が良い。[[覚醒]]後は[[呪文]][[ロック]]も相まって凶悪な布陣となる。運用性もよく専用[[デッキ]]とまで硬い構築をしなくて済むのも大きい。《ドラヴィタ》を出せてかつ[[デッキ]]に[[火]]が入っているなら狙う価値はあるだろう。

[[覚醒]]前から非常に優秀な[[サイキック・クリーチャー]]であり、[[光]]の[[超次元]][[呪文]]を使うなら是非一考して起きたい[[カード]]である。
[[フレイム・コマンド]]の[[種族デッキ]]なら是非[[覚醒]]を狙いたい。

-タップは[[任意]]なので、相手のクリーチャーがいない状態で相手が超次元呪文で[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]を出してもマナが吹き飛ぶ心配はない。

-[[《マスター・スパーク》]]や[[《DNA・スパーク》]]などの全体[[タップ]]、もしくは[[《超次元グリーンレッド・ホール》]]などの[[アンタップキラー]]付加と組み合わせることで、相手の[[ウィニー]]を根絶できる。
--[[《レッド・アグラフ》>《アカシシーマ/レッド・アグラフ》]]の登場で手軽に敵陣を切り崩せるようになった。コストも軽いので重ね掛けも簡単。

-何らかの方法で[[ブロッカー]]を付加すれば[[無限ブロッカー]]として扱える上、[[タップ]]した相手[[クリーチャー]]を攻撃しても即座に[[アンタップ]]するので相手のターンには[[ブロック]]を行うことができる。特に[[ブロッカー]]と[[アタックトリガー]]での[[ハンデス]]を付加する[[《至宝 オール・イエス》]]とは非常に相性が良い。[[《光牙忍ハヤブサマル》]]と組み合わせればその[[ターン]]中のみ[[無限ブロッカー]]となる。

-[[覚醒]]後は[[アンタップキラー]]を得、[[パワー]]も上がるが、[[アンタップ]][[能力]]は失われてしまう。相手が小型[[クリーチャー]]を展開する[[デッキ]]の場合はこちらの方が都合がいい場合もある。

-[[《大神砕グレイトフル・ライフ》]]や[[《悪魔神グレイトフル・デッド》]]の[[能力]]でも呼び出せるので、[[【フレイム・コマンド】]]で使う場合には必ずしも[[光]]の[[超次元]][[呪文]]を用意する必要はない。

-[[覚醒]]条件に[[XX]]は含まれない。このカードの登場時期を考えれば[[NEX]]が含まれて[[XX]]が含まれないのは不自然であるが、[[XX]]はほとんどが[[フレイム・コマンド]]を持っているので、大きな問題ではないかもしれない。軽い[[《チェン・アイニー XX》]]が対象になるのを避けるためかもしれない。また、[[《我牙の精霊 HEIKE・XX》]]が強力なサポーターとなっていたかもしれないため、やや悔やまれるところである。

-[[《激相撲!ツッパリキシ》]]とは非常に好相性。[[フレイム・コマンド]]であるのは勿論、[[パンプアップ]]効果が[[タップ&デストロイ]]の一掃範囲と圧力を広げてくれる。《ドラヴィタ》の[[覚醒]]後は[[多色]]化するため[[パンプアップ]]も幅も大きく、12000という微妙な[[パワー]]を補って[[アンタップキラー]]の制圧力を確固たるものにしてくれる。

-[[カード名]]の元ネタはインダス文明の担い手だったとされるドラヴィダ人(Dravida)から。現在でもインド南部などにこの流れをくむ言葉や文化を持つ人々がいており、彼らもドラヴィダ人と呼ばれることがある。

-その姿は、さながら「紅い[[《聖霊王アルカディアス》]]」。相手の[[呪文]]に対して牽制する[[能力]]も、それを意識しているのかもしれない。[[覚醒]]後はアルカディアスを越える[[呪文]]封殺[[能力]]を発揮する。

-[[イラストレーター]]の[[TUBAKI HALSAME]]氏繋がりで、[[カードイラスト]]には[[《巡霊騎ガスティン》]]と同じ帯のようなものが描かれている。ただし[[能力]]的な共通点はない。

-同じく[[イラストレーター]]の[[TUBAKI HALSAME]]氏繋がりで、[[《ザ・美食秘宝サイキック・イーター》]]に登場。[[カード]]名から予想できるが、案の定食べられてしまっている。[[イラストレーター]]以外の関連性はなく、[[背景ストーリー]]で実際起こった出来事なのかは不明。

**関連カード [#de7bf163]
-[[《超次元ドラヴィタ・ホール》]]
-[[《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》]]

**収録セット [#zaaae8c5]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[TUBAKI HALSAME]]
--[[DM-37 「覚醒編 第2弾 暗黒の野望(ダーク・エンペラー)」]]

**参考 [#pecd0487]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[サイキック・クリーチャー]]
-[[呪文]]
-[[唱える]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[タップ]]
-[[バトル]]
-[[アンタップ]]
-[[覚醒]]
-[[ターン]]
-[[フレイム・コマンド]]
-[[NEX]]
-[[裏返す]]