#author("2020-06-21T02:27:59+09:00","","")
#author("2020-08-02T07:03:18+09:00","","")
*《&ruby(きりがくれ){斬隠};オロチ》 [#z1b978af]

|斬隠オロチ VR 水文明 (6)|
|クリーチャー:サイバーロード/シノビ 3000|
|ニンジャ・ストライク7|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、他のクリーチャーを1体選び、持ち主の山札の一番下に置く。そのプレイヤーは、自身の山札の上から進化ではないクリーチャーが出るまでカードを表向きにし、出たクリーチャーをバトルゾーンに出して、残りのカードを好きな順序で山札の一番下に戻す。|
|''※殿堂入り''|

[[DM-29]]で登場した[[サイバーロード]]/[[シノビ]]。

[[ニンジャ・ストライク]]を持ち、疑似[[《転生プログラム》]]を内蔵している。

以下のような使い方ができる。
-普通に出して[[《転生プログラム》]]と同じ使い方をする。
-相手の[[攻撃]]に合わせてストライクした場合
--自分の[[クリーチャー]]を[[山札]]に送還。[[攻撃]]を空振りさせつつ代替[[クリーチャー]]1体を[[バトルゾーン]]に残す。
--または相手[[クリーチャー]]に[[能力]]を使い、別の[[クリーチャー]]にすり替える。
-自分の[[クリーチャー]]が[[ブロック]]された時にストライクした場合
--自分の[[クリーチャー]]を変更することで[[攻撃]]を強制停止。相手の[[クリーチャー]]を[[タップ]]済みにする(=[[ブロック]]行動を空振りさせる)。代替[[クリーチャー]]が[[スピードアタッカー]]ならばここに追撃が可能。
--[[ブロック]]した相手[[クリーチャー]]を別の[[クリーチャー]]に変更する。[[ブロック]]は成立するが、[[バトル]]は行われなくなる。
-既に[[ニンジャ・ストライク]][[能力]]で[[召喚]]した[[シノビ]]に使って、別の[[クリーチャー]]に変換する。

当然ながら相手に使用する場合は非常にギャンブル性が強いが、相手の[[クリーチャー]]の[[パワー]]にかかわらず使用可能で、[[《威牙の幻ハンゾウ》]]では届かない範囲の[[クリーチャー]]を[[除去]]できるのは強み。相手の[[デッキタイプ]]にも左右されるが、パワーが6000より高い[[クリーチャー]]に使えばそれより[[パワー]]が低い[[クリーチャー]]が出てくる可能性が高く、ハンゾウと持ち合せて相手の[[クリーチャー]]に応じて使い分けることもできた。

[[《転生プログラム》]]と違い[[山札]]の総数が減らないので、自分の[[クリーチャー]]に使用した際に[[山札]]が減らないのは本家にはない利点である。ただし[[破壊]]ではないので[[pig]][[能力]]を誘発させることができず、また相手に使って[[ライブラリアウト]]を狙うことはできない。

総合的に見て、非常にトリッキーな動きを見せる、いかにも[[水]][[文明]]らしい[[カード]]と言えるだろう。

-互いの[[山札]]に[[クリーチャー]]がない状態で、バトルゾーンにどちらかの[[《斬隠オロチ》]]に[[《斬隠オロチ》]]を[[能力]]を使用すると[[無限ループ]]に突入する。[[バトルゾーン]]に他に[[《斬隠オロチ》]]以外の[[クリーチャー]]がいればそれを選ばなければならないが、そうでない場合は、''ゲームをやり直す''。とはいえ、[[殿堂入り]]しているため大会などでこのようなことが起こることはまず無いだろう。
-互いの[[山札]]に[[クリーチャー]]がない状態で、バトルゾーンにどちらかの[[《斬隠オロチ》]]に[[《斬隠オロチ》]]を[[能力]]を使用すると[[無限ループ]]に突入する。[[バトルゾーン]]に他に[[《斬隠オロチ》]]以外の[[クリーチャー]]がいればそれを選ばなければならないが、そうでない場合は、''ゲームをやり直す''。[[【不滅オロチ】]]ではよく起きていたループだが、[[殿堂入り]]以降は大会などでこのようなことが起こることはまず無いだろう。

-[[cip]]能力の「他の[[クリーチャー]]」という条件を非常に忘れやすい。[[バトルゾーン]]に[[クリーチャー]]が1体もいない時に出しても無駄になるので注意。

-[[山札]]を大量に[[表向き]]にする可能性のある[[カード]]としては珍しく、[[表向き]]にされた[[カード]]は、残りの[[山札]]と一緒に[[シャッフル]]されることなく、[[表向き]]にした[[プレイヤー]]が好きな順で[[山札の下]]に送ることになっている。従って理論上、構築次第では、[[デッキ]]の内容を確定させることも可能ではある。しかし、[[クリーチャー]]であれば、[[激流連鎖]]など利用できる価値のある[[能力]]は多数あるのだが、それ以外の[[カード]]では確定させることの[[メリット]]は、相手への[[情報アドバンテージ]]も考慮すると意義が薄い。

-[[《エンペラー・キリコ》]]と相性がよい。この[[クリーチャー]]を[[進化元]]として使え、キリコの[[能力]]で出てきた気に入らない[[クリーチャー]]をすりかえることができる。だが、キリコは[[プレミアム殿堂]]に指定されているのであまり気にしなくてよい。

-[[《時空の不滅ギャラクシー》]]との相性が非常に良い。[[覚醒]]条件も満たせる上に、[[覚醒後>《撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー》]]の[[効果]]も利用できるため、かなりの[[ビートダウン]]への耐性を期待できる。(→[[【不滅オロチ】]])

-[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]や[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]と組み合わせれば[[デメリット]]を帳消しにできる。

-意外と盲点だが、[[《クリスタル・ランサー》]]や[[《クリスタル・アックス》]]など高[[パワー]]の[[ブロックされない]][[クリーチャー]]の[[攻撃]]を[[ニンジャ・ストライク]]で守れるのはこの[[カード]]だけである。
--後に[[cip]]でシールドを増やせる[[ニンジャ・ストライク]]持ちの[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]が登場。高[[パワー]]の[[ブロックされない]][[クリーチャー]]の[[攻撃]]を防ぐことはこのクリーチャーの専売特許でなくなった。

-[[【不滅オロチ】]]の規制のため、2011年7月23日を以て[[殿堂入り]]となった。[[ニンジャ・ストライク]]持ちの[[シノビ]]では3枚目の[[殿堂入り]][[カード]]となる。[[《転生プログラム》]]の例を考えると必然的であったかもしれない。
--[[新章デュエル・マスターズ]]以降、[[コスト踏み倒しメタ]]の普及によって大型[[クリーチャー]]の踏み倒しが軽視されるようになり、ニンジャ・ストライク7という条件も環境の高速化によって達成するのが厳しくなった。そして、2019年1月21日に[[《威牙の幻ハンゾウ》]]、[[《ミステリー・キューブ》]]が[[殿堂解除]]されたが、どちらも[[環境]]で猛威を振るうには至っていないため、[[超天篇]]になるとこのカードの殿堂解除も囁かれるようになった。
--ただ、[[【不滅オロチ】]]規制によって巻き添えでコンセプトが崩壊したデッキは無く、上記のように専用[[デッキ]]では意図しない形で[[無限ループ]]が発生してしまうという強さ以外の問題もあるため、[[殿堂解除]]を期待するのは難しいか。

-後に[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が登場すると、唯一対策になるシノビとして注目され始めている。「ドキンダムX」の[[攻撃]]にこの[[カード]]を[[ニンジャ・ストライク]]すれば[[除去]]でき[[ゲーム]]に勝てるからである。

-[[DM-29]]での登場以来一度も[[再録]]されていなかったが、[[DMX-12]]でようやく[[再録]]。[[コロコロコミック]]で怪盗ジョーカーを連載している[[たかはしひでやす]]氏によるイラストとなっており、イラストの手前には「ジョーカー」、オロチの上にはジョーカーの助手「ハチ」がいる。このようなコラボが実現したのはおそらく「ピンチの時に奇跡を起こしてくれる」というオロチとジョーカーの共通点があるからだろう。またフレーバーテキストはジョーカーのキメ台詞であり、フランス語で「さようなら」を意味する。
--小さな違いだが、[[DMX-12]]に収録されたものにはジョーカーの台詞が「オ・ルボワール」となっているものと「オ・ルヴォアール」となっているものがある。同様の違いは、同弾の[[《地獄門デス・ゲート》]]にも見られる。

-元ネタは自来也豪傑譚に登場する忍者「大蛇丸」

-漫画「SX」では[[白凰]]が[[勝舞>切札 勝舞]]戦で使用。ニンジャ・ストライクで出し、[[《光姫聖霊ガブリエラ》]]を出すことで、一斉攻撃をしのいだ。

-漫画「覇王伝ガチ!!」にて、[[大虎>赤星 大虎]]が[[ファレス>ファレス=バスカヴィル]]戦で使用。[[ニンジャ・ストライク]]によって登場し、[[攻撃]]中のファレスの[[《光器ノーブル・アデル》]]を[[除去]]するか、自分の[[《黒神龍デヴォリューション》]]を[[除去]]して[[コスト踏み倒し]]を狙うか迷ったが、[[効果]]を自分に使うことを決断し、[[《偽りの名 ドレッド・ブラッド》]]を呼び出した。

-漫画「Duel Masters Rev.」にて、[[未来>虹矢 未来]]が黒澤[[世観>《神人類 ヨミ》]]に憑依された[[愛実>白鳥 愛実]]戦で使用。[[ニンジャ・ストライク]]で登場し、自身の[[《アクア・スーパーエメラル》]]を[[除去]]して[[《セブ・コアクマン》]]に変え、[[手札]]を補充した。&br;世観本人との対戦でも登場。こちらも[[ニンジャ・ストライク]]で[[《アクア・サーファー》]]を[[《セブ・コアクマン》]]に変え、[[手札補充]]している。

**[[フレーバーテキスト]] [#pa400a3f]
-[[DMX-12]]&br;'''オ・ルボワール ――ジョーカー'''
-[[DMX-14]]&br;'''斬隠忍法!変化の術!'''
-[[DMBD-02>DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」]]&br;'''最後の戦いに最強のシノビが集結した。後にいう、怒流牙十勇士である。'''


**収録セット [#u1b05a71]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Okera]]
--[[DM-29 「戦国編 第2弾 戦国英雄伝(ロックオン・ヒーローズ)」>DM-29]]
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]]
--[[DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」]]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[たかはしひでやす]]
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]]

**参考 [#jfa74ad7]
-[[サイバーロード]]
-[[シノビ]]
-[[ニンジャ・ストライク]]
-[[cip]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[山札の下]]
-[[山札の上]]
-[[非進化]]
-[[見せる]]
-[[コスト踏み倒し]]

-[[殿堂入り]]

-[[【超次元オロチ】]]
-[[【不滅オロチ】]]

&tag(〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇);