#author("2020-09-03T03:20:29+09:00","","")
*《&ruby(ゆうきゅう){悠久};を&ruby(す){統};べる&ruby(もの){者}; フォーエバー・プリンセス》 [#w5762fc9]

|悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス P(VR) 火/自然文明 (8)|
|クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン 8000|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|
|相手がコストを支払わずにクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。|
|このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれる時、かわりにこのクリーチャーと自分の墓地を山札に加えてシャッフルする。|

[[週刊少年サンデー]]2012年39号[[付録>プロモーション・カード]]として登場した[[火]]/[[自然]]の[[レッド・コマンド・ドラゴン]]/[[ハンター]]/[[エイリアン]]。

3つの強力な[[能力]]を持つ。

[[スピードアタッカー]]で奇襲し、相手のみの[[コスト踏み倒し]]の抑制でプレッシャーをかけられる。これだけでも十分に強力だが、特筆すべきは[[山札]]を修復する[[置換効果]]。

この[[クリーチャー]]が、[[手札]]や[[バトルゾーン]]を問わずどこからでも[[墓地]]に置かれる時、その代わりにこの[[クリーチャー]]と[[墓地]]の[[カード]]を全て[[山札]]に戻す。

普通に使っても[[ライブラリアウト]]の防止になる他、悪名高き[[《ヴォルグ・サンダー》]]への[[メタ]]として非常に強力である。あからさまな[[メタ]][[カード]]であり、[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]が[[環境]]から退いたのはこの[[カード]]のせいだと言われるほど。

[[マナコスト]]自体は8と[[重い]]が、山札修復能力から、''[[バトルゾーン]]に出すことよりも、山札の中にあること自体が重要だと考えられる''ので、さほど気にしなくていい。もっとも、自分で能動的に墓地に送ることができるギミックを積んでおくのがベターである。

ほぼ強制的に自分の[[墓地]]のカードが無くなるので、[[墓地]]利用カードが使いにくくなる[[デメリット]]もあるが、[[墓地]]利用カードと併用しなければ、それほど痛手にはならない。

[[グッドスタッフ]]要員として使ってもいいが、このカードと同じ色である[[赤緑]]系の[[中速]]デッキに数枚入れておくと、意外な活躍をするかもしれない。

**ルール(2020年9月時点) [#zf8e541e]
-「どこからでも」なので、[[墓地]]以外の全ての[[ゾーン]]([[マナゾーン]]、[[手札]]、[[シールドゾーン]]、[[バトルゾーン]]、[[山札]]、[[封印]])から[[墓地]]に送られる場合に機能する。

-[[山札]]の最後の1枚がこの[[カード]]であり、この[[カード]]が[[山札]]から[[墓地]]に置かれる場合、[[墓地]]に置かれる直前に[[置換効果]]が適用されるので、[[ライブラリアウト]]は起こらない。

-山札修復能力の効果は[[置換効果]]である。[[《ヴォルグ・サンダー》]]の[[cip]]能力の効果の1体目としてめくれた場合、そこで割り込んで[[山札]]に戻して[[シャッフル]]する。その後、山札を墓地に置く手順を再開する。

-このクリーチャーと同時に自分の他のクリーチャーも破壊する場合、[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]と一緒に山札に戻らず、その他のクリーチャーは墓地に残る。それらのクリーチャーは一旦墓地に置かれているため、[[pig]]などはトリガーする。ハンデスも同様で、自分の他のカードと同時に手札に捨てられる場合は、その他のカードと一緒に山札に戻らず、[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]以外が墓地に残る。
--[[破壊置換効果]]、[[除去]][[置換効果]]とは効果の発生タイミングが異なる。これらの効果は、他のクリーチャーが破壊される前に発生する効果である。

-[[進化元]]として上の[[進化クリーチャー]]と一緒に墓地に置かれる場合は、進化クリーチャーの特性により能力が消失しているためこの効果は適用できない。
--ゾーンの移動を置き換える置換効果は、ゾーンを離れる直前に機能するので、移動イベントが起こる前に生成されている必要があるため。&br;詳しくは[[進化クリーチャーの下]]を参照。

-[[進化クリーチャーの下]]から[[メテオバーン]]、[[カード]]指定除去による単体での移動に対しては適用可能。(2018年4月6日付正式回答)この場合に置換効果が適用されるのは、墓地に置かれる直前の段階で進化元を離れており、特性を参照できるためであるという理屈からなる。(2019/1/21正式回答)&br;登場当初よりこの裁定であったが、「どこからでも墓地に置かれた時」の非[[置換効果]]である[[《一なる部隊 イワシン》]]等が[[進化クリーチャー]]の下にある場合の裁定の影響もあり、これらの場合にも適用されない暫定回答(2018年1月7日時点)が出されていた時期もあるので注意。
-[[封印]]から墓地に落ちる場合も置換効果は発生する。

-置換効果は連鎖しないルールから、[[置換効果]]によって[[墓地]]に置かれる場合、当然この効果は発生しない。&br;例:[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]の[[シールド焼却]]、[[《神羅スカル・ムーン》]]の[[破壊]]効果、[[《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》]]の[[メテオバーン]]による[[除去]]耐性、[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]の対[[クリーチャー]][[ロック]]、[[《剛勇王機フルメタル・レモン》]]の[[敗北回避能力]]など。

-[[山札]]から[[墓地]]に置かれる際に、この[[置換効果]]を適用した場合、適用の前後で[[山札]]にあることになるため、[[ゾーン]]を移動していない。そのため、[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]などの[[ゾーン]]を移動することに誘発する[[トリガー能力]]は誘発しない。

-[[置換効果]]の一部が実行できない場合全て実行できないルールが[[《宇宙 タコンチュ》]]のQ&Aで確定した。よってバトルゾーンに相手の[[《Q.Q.QX.》]]がいる状況で、自分のこのクリーチャーが墓地に置かれる時、置き換えができずに墓地に置かれる。
***過去の裁定 [#n198a930]
-[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]などで[[山札]]から一斉に複数の[[カード]]を[[墓地]]に置く際に、《フォーエバー・プリンセス》が1枚以上含まれる場合、一旦墓地に送ろうとしているカードはすべて中身を公開せず、かつすべて墓地に置かれずにこのクリーチャーと共に山札に戻る裁定だったが、現在では一旦《フォーエバー・プリンセス》以外のカードすべてが墓地に置かれてから、置換効果が発生する裁定になっており、中身もすべて公開される。

-《フォーエバー・プリンセス》と同時に自分の他のカードが墓地に送られる場合、それらのカードが全て墓地に置かれてから、《フォーエバー・プリンセス》の[[置換効果]]の処理に入る。決して、《フォーエバー・プリンセス》の置換効果の処理を終えてから、自分の他のカードが墓地に置かれるわけではない。つまり、結果的に墓地にカードは残らなくなる。例えば、手札が5枚ありそのうち1枚が《フォーエバー・プリンセス》である局面で、相手の[[《ロスト・ソウル》]]で手札が全て墓地に置かれるとした場合、4枚の手札が墓地に置かれてから、《フォーエバー・プリンセス》の[[置換効果]]が適用される。現在では、《フォーエバー・プリンセス》と一緒に捨てられた4枚のカードは墓地に残る。


**利用 [#j74776de]
-山札に[[キーカード]]が存在することが重要なデッキ、特に[[墓地]]利用が苦手な火自然系のデッキにとっては願ったり叶ったりの能力である。代表例としては[[マーシャル・タッチ]]を爆発的に展開する[[【シロガシラ・ジュカイ】]]デッキが挙げられる。&br;現在、[[マーシャル・タッチ]]を持つ[[クリーチャー]]の数は少なく、[[パワー]]も全体的に低いため、[[全体除去]]を食らうと立て直しが厳しかった。しかしこの[[カード]]により、[[墓地]]にある[[マーシャル・タッチ]]持ち[[クリーチャー]]を[[山札]]に戻せるため、再び[[《大地竜機シロガシラ・ジュカイ》]]により展開が可能となる。&br;[[《陰陽の舞》]]の[[マナ爆誕]]などにより、任意でこのカードを[[墓地]]に送るギミックを用意しておきたい。

-3つ目の[[置換効果]]は大量に[[山札]]を削る[[《偶発と弾幕の要塞》]]と非常に相性がよく、この二つを組み合わせた[[【悠久弾幕】]]という[[【除去コントロール】]]が組まれるようになった。たった5マナで[[パワー]]7500以下、もしくはさらに広い範囲の[[クリーチャー]]を全滅できるため非常に強力である。この理不尽ともいえる[[除去]]性能から[[エピソード2環境]]に一定の影響を与えている。

**その他 [#v6ce37bf]
-[[コスト]]を支払わずに出て来た相手の[[クリーチャー]]を[[マナ送り]]にしてしまうので、言うまでもなく[[サイキック]]を使うデッキや[[【連ドラ】]]、[[【ミステリー・キューブ】]]などに対する[[メタ]][[カード]]にもなれる。ただし、[[置換効果]]ではない点に注意。[[cip]]やバトルゾーンを離れたときにトリガーする[[能力]]の誘発は防げない。また、このカードは8マナと[[重い]]のであくまでおまけだと考えた方がいいだろう。

-[[コスト踏み倒し]]メタとしては、8マナという重さもあるが、その分[[パワー]]が8000もあるため[[確定除去]]でないと[[バトルゾーン]]から退かせることが難しく、またその際に[[破壊]]すると[[山札]]回復を誘発させるため、[[汎用性]]が非常に高いクリーチャ―である。1枚だけでも[[デッキ]]の中にあると、試合の動きを大きく変える可能性のある[[グッドスタッフ]]と言える。

-[[《黒神龍ザルバ》]]や[[《曲芸メイド・リン・ララバイ》]]など、墓地以外にカードを送る[[カード]]を使う[[ライブラリアウト]]デッキには無力。
--[[革命ファイナル環境]]で[[【緑単ループ】]]が流行して以降はこのカードをすり抜けるライブラリアウトが主流化したため、このカードがライブラリアウト対策としてそれほど重視されなくなった。
--さらに[[新章デュエル・マスターズ環境]]では前述のように「どこからでも〜」とありながら能力が適用できない状況も増えた。&br;さらに2017年11月20日に競技イベント運営ルールの更新によりループ中にランダム要素が関わる場合最も望む結果まで省略することが可能になったことで、墓地にカードを送る無限ループに対してもこのカードのみを山札に残しそれ以外をすべて墓地に送り、[[ドローステップ]]で引ききらせるという手段によりほぼ無力化された。これにより[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]が解除された[[【紅蓮ゾルゲ】]]への対抗策にならない逆転現象が発生している。

-「○○する者××」という[[カード名]]は[[リビング・デッド]]の命名ルールに当てはまるが、何ら関係は無いと思われる。

-名前やフレーバーテキストを見る限り、[[《オフコース・カイザー「龍」》]]と[[プリンプリン>《永遠のプリンプリン》]]が巡りあった様子。

-概して、雑誌の付録カードとは思えないほどの高[[スペック]]カードである。該当誌の発行終了以降は原価からは考えられないほどの高値で取引されており、早くも[[再録]]が望まれていた。
その後、[[DMR-08S]]にて[[再録]]された。しかし、1ボックス15パックに1枚しか封入されていないため、大量入手は依然として厳しかった。
[[DMD-20]]でも[[再録]]された。1枚収録ではあるが、以前よりも格段に入手しやすくなるだろう。

-[[DMBD-09]]で[[再録]]された際は「[[山札回復]]として役割が被る[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]が同弾に収録されている上に、既に[[メタ]]を張る先である[[《ヴォルグ・サンダー》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定されているのになぜ再録されたのか」という指摘もあった。

**関連カード [#eb2d8e07]
-''Prev''
--[[《オフコース・カイザー「龍」》]]

-''Next''
--[[《宿命のディスティニー・リュウセイ》]]
-[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]

-[[《永遠のプリンプリン》]]
--[[《勝利のプリンプリン》]]
--[[《好奇心 プリンセスプリン》]]
--[[《逆転王女プリン》]]
--[[《高飛車姫プリン》]]
--[[《閃光娘々プリン》]]
--[[《高貴心 プリン・プリンセス》]]
--[[《涙の卒業プリン》]]

-[[《永遠の少女 ワカメチャ》]]
-[[《緑知銀 グィムショウ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#o2d3a98d]
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P24/Y11)&br;'''プリン様!再び巡り合えた、デスティニー!'''


**収録セット [#je744789]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Tanru]]
--[[DMR-08S 「エピソード2 グレイト・ミラクル 〜セブン・ヒーローVer.〜」>DMR-08S]]
--[[DMD-20 「スーパーVデッキ 勝利の将龍剣ガイオウバーン」>DMD-20]]
--[[DMBD-09 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 必勝!! 闘将ブレードオーガ」>DMBD-09]]
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」>DMX-24]]
--[[プロモーション・カード]](P24/Y11)

**参考 [#qc41a02f]
-[[レッド・コマンド・ドラゴン]]
-[[ハンター]]
-[[エイリアン]]
-[[タップイン]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[クリーチャー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[マナ送り]]
-[[墓地]]
-[[置換効果]]
-[[山札回復]]
-[[シャッフル]]

-[[プリン]]

-[[【悠久弾幕】]]
-[[【悠久ハンデス】]]
-[[【エンド悠久】]]
-[[【悠久チェンジ】]]
-[[リュウセイ]]
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公式Q&A
>Q.[[《マテン龍樹》]]がバトルに勝った時、自分のマナゾーンにある''《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》''はどうなりますか?
A.その場合、''《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》''は山札に加えてシャッフルされ、他のカードは入れ替わります。
これらは全て、同時に行います。(総合ルール400.7)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33595]]

>Q.[[《龍世界 〜龍の降臨する地〜》]]の「自分のターンのはじめに」の能力で、山札の上から1枚目から''《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》''が墓地に置かれる場合、どうなりますか?
A.その場合、''《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》''は墓地に置くかわりに自分の墓地とともに山札に加えてシャッフルされます。
その後、[[《龍世界 〜龍の降臨する地〜》]]を墓地に置くことはできますが、山札に戻った''《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》''を出すことはできません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33801]]

&tag(クリーチャー,火文明,自然文明,多色,コスト8,レッド・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,ハンター,エイリアン,パワー8000,スピードアタッカー,W・ブレイカー,踏み倒しメタ,マナ送り,山札回復,・,プリン,P,レアリティなし,VR,ベリーレア,Tanru);