#author("2021-04-02T07:30:23+09:00","","")
#author("2021-04-04T16:39:52+09:00","","")
*《&ruby(どとう){弩闘};!&ruby(ももてんしゅかく){桃天守閣};》 [#u3d6a6e7]

|弩闘!桃天守閣 R 火/自然文明 (5)|
|D2フィールド:ジョーカーズ/チーム切札|
|<キリフダッシュ>[火/自然(2)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このD2フィールドを[火/自然(2)]支払って展開してもよい)|
|自分のクリーチャーがブロックされた時、そのクリーチャーは相手のシールドを1つブレイクする。|
|相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、自分のクリーチャーはタップされない。|
|自分のクリーチャーがタップしてバトルゾーンに出る時、かわりにアンタップして出る。|
|(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)|

[[DMEX-14]]にて登場した[[火]]/[[自然]]の[[ジョーカーズ]]/[[チーム切札]][[D2フィールド]]。

[[チーム切札]]らしく[[キリフダッシュ]]2、さらには[[ブロック貫通]]、タップされない、バトルゾーンへの[[アンタップイン]]と、3つの様々な状況に応じた能力を持つ。

1つ目の[[ブロック貫通]]は、自分の[[クリーチャー]]全員に適用することができ、シールドをブレイクすることが条件である[[キリフダッシュ]]能力のサポートにうってつけ。
まさに[[チーム切札]]のカードに相応しい能力であり、特に[[《勝熱百覇 モモキングReVo》]]による[[キリフダッシュ]]を付与すれば、連続召喚を行ったり、バトルを肩代わりできるクリーチャーでシールドブレイクを行わせるなど、コンボパーツとしても期待できる。
ただ、このカード自身がそのサポートして欲しい[[キリフダッシュ]]能力持ちであるのが、やや噛み合っていない。
[[十王篇環境]]では、1,2ターン目からブロッカーを立てられることはあまりないので、[[《ふくわラット》]]などで早めにシールドをブレイクして、さっさと[[キリフダッシュ]]で出したいところ。
ただ、[[D2フィールド]]なので、相手に[[張り替え]]られるリスクがあるため、相手によっては使うタイミングを考えたい。

2つ目の相手の[[呪文]]の[[効果]]や[[クリーチャー]]の[[能力]]で自分の[[クリーチャー]]が[[タップ]]されなくなる能力も有力になる場面は少なくなく、[[《閃光の守護者ホーリー》]]のような[[1ショットキル]]にも強い[[オールタップ]]系の[[S・トリガー]]を無力化できる。
しかし、[[ビートダウン]]寄りで、[[攻撃終了ステップ]]に[[キリフダッシュ]]でカードを使い、[[攻撃終了ステップ]]に[[アンタップ]]する[[《勝熱英雄 モモキング》]]のいる[[【赤緑キリフダッシュ】]]には、必要性が低い。
どうせなら[[S・トリガー]]を封じつつ、[[キリフダッシュ]]に繋げやすい[[《無双霊樹メサイダグラス》]]を採用するのも一考か。

そして、3つ目であるバトルゾーンへの[[タップイン]]が[[アンタップイン]]になるという[[《無修羅デジルムカデ》]]や[[《百族の長 プチョヘンザ》]]に悩まされることが多かったデッキには朗報のような能力も持つ。
そのようなカードが対策必須の環境なら[[【赤緑キリフダッシュ】]]はもちろんのこと、さまざまな[[ビートダウン]]、[[【クリーチャーコントロール】]]系のデッキに採用されるだろう。
そしてこの能力の恐ろしいところは、後述の通り自分のカードの効果によってタップインになる時もアンタップインになること。

さらに''このアンタップインは[[着地置換効果]]と同じタイミングで発動する''。[[置換効果]]連鎖できないルールのため、「かわりにアンタップして出る」が適応されたら、「かわりに○○に置かれる」は発動しない。
その為、侵略や革命チェンジを[[《獣軍隊 ヤドック》]]のような着地置換の[[コスト踏み倒しメタ]]から守る事ができる。
**[[アンタップイン]]の用途 [#k515abb6]

タップしたクリーチャーを進化元にした場合または「[[入れ替える]]」との組み合わせに関して、位相の引き継ぎにより発生するタップインでも、《弩闘!桃天守閣》でアンタップインに置換できる。

これによって先攻3ターンキルも起こりうる。
-1ターン目攻撃可能な火のクリーチャー([[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]、[[《ふくわラット》]]など)召喚。アンタップできない[[《ブルース・ガー》]]は不可。
-2ターン目1ブレイクし《弩闘!桃天守閣》を[[キリフダッシュ]]で展開。
-3ターン目火のクリーチャー攻撃時に[[《音速 ダビッドソン》]]に[[侵略]]。
桃天守閣の効果でアンタップで出て、アンタップのまま1ブレイク。
出したクリーチャーは[[進化]]で[[召喚酔い]]せずアンタップ状態なので攻撃できる。攻撃時に[[《超音速 ターボ3》]]などに[[侵略]]。こちらも同様にアンタップのままブレイク。
その後、[[《龍装者 バルチュリス》]]や[[《新導バット》]]など攻撃後に出せる追加打点確保、または[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]((攻撃中のクリーチャーと[[革命チェンジ]]でき、なおかつ[[召喚酔い]]しないクリーチャーという意味。この例では攻撃中革命チェンジできるのが、おそらく《レッドギラゾーン》しかいない。))あるいは[[侵略]]。1つか2つ残っているシールドをブレイク。
攻撃可能なクリーチャーが1体残るので[[ダイレクトアタック]]してジャストキルとなる。

難しいことを考えなくても、すべての[[侵略]]が疑似[[紫電効果]]を持っているように扱え、[[《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》]]や[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]のような[[スピードアタッカー]]と[[革命チェンジ]]を持ち合わせているクリーチャーが2枚あればそれをグルグル革命チェンジさせるだけで[[無限攻撃>無限アタッカー]]が可能になってしまう。

ただし、キリフダッシュ発動に必要なアタッカーと、このカード、さらに無限攻撃に必要となる[[侵略]]や[[革命チェンジ]]クリーチャーを手札に確保するのに要求値が高く、[[S・トリガー]]のケアもできない。[[D2フィールド]]であるがゆえに[[張り替え]]にも弱いなど、弱点も多い。
ただし、キリフダッシュ発動に必要なアタッカーと、このカード、さらに無限攻撃に必要となる[[侵略]]や[[革命チェンジ]]クリーチャーを手札に確保するのに要求値が高く、[[S・トリガー]]のケアもできない。[[D2フィールド]]であるがゆえに[[張り替え]]にも弱いなど、弱点も多い。このカードの登場から程無くして登場したシステムの[[G・ストライク]]も、このカードで簡単に[[ワンショット]]させないための対抗手段なのだろう。

[[侵略]]や[[革命チェンジ]]以外にも以下の用途がある。

-[[ケングレンオー]]が[[タップ能力]]により[[タップイン]]するかわりにアンタップインするため、[[《キリモミ・ヤマアラシ》]]と併用すれば3ターン目に[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]が登場する。この場合も《ケンゲキオージャ》でQブレイクすれば先行3ターンキルが成立する。
-[[《界王類七動目 ジュランネル》]]や[[《赤攻銀 カ・ダブラ》]]などの[[タップイン]]かつ[[アンタップ]]に重い条件が付く[[デメリット]]持ちの[[クリーチャー]]も[[アンタップ]]インするため、次の[[ターン]]にそれらで[[攻撃]]が可能となりそれらとは相性が良い。

ただし、[[アンタップ]]インは[[置換効果]]による[[強制]]であり、攻撃誘導能力を持つ[[《がんばれ!ガンバンジー》]]や[[《デカブタC》]]などとは相性が良くない。

**その他 [#nad89865]
-2枚目となる[[ジョーカーズ]][[D2フィールド]]。[[チーム切札]]としても、[[キリフダッシュ]]で[[展開]]可能な[[D2フィールド]]としても初。

-[[《爆衆聖者トップアイト》]]の[[フレーバーテキスト]]から、この[[D2フィールド]]の「D2」は「ディスカバー(Discover)&デベロップメント(Development)フィールド」だと思われる。

-2021年3月16日に[[エラッタ]]がかかるまでの2番目の能力は以下の通り。
|自分のクリーチャーがブロックされた時、相手のシールドを1つブレイクする。|
--このテキストでは《桃天守閣》自身がシールドをブレイクするようにも解釈でき、その場合[[キリフダッシュ]]は発動しない。キリフダッシュには「攻撃クリーチャーがシールドをブレイク」することが必要なためである。

**アニメにおいて [#dd47d783]
アニメ『デュエル・マスターズ キング』47話で[[切札 ジョー]]が使用。
[[《極悪!獄鬼夜城》]]が[[バトルゾーン]]に展開されている状態で出したことで、[[《極悪!獄鬼夜城》]]を墓地へ送った。
[[《爺モン&婆ファンクル》]]の[[cip]]で追加されたシールドを[[ブロック貫通]]させたり、[[アンタップイン]]で[[《「非道」の鬼 ゴウケン齋》]]の[[タップイン]]を封じるなど、ジョーの[[キリフダッシュ]]戦術を大きく支えた。
-演出上の話ではあるが、[[ブロック貫通]]の際にシールドをブレイクしたのは[[モモキング>《勝熱百覇 モモキングReVo》]]自身ではなく《桃天守閣》の砲弾だった。
**関連カード [#idb2ab44]
-[[《希望のジョー星》]]
-[[《獣達の挽歌》]]
-[[《獣軍隊 シュパック》]]
-[[《不屈のウレックス》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#a4d422fa]
//-[[]]&br;''''''

**収録セット [#g2cb4cf6]
-illus.[[YOICHI ITO]]
--[[DMEX-14 「弩闘×十王 超ファイナルウォーズ!!!」>DMEX-14]](40/110)
-illus.[[RUI MARUYAMA]]
--[[DMEX-14 「弩闘×十王 超ファイナルウォーズ!!!」>DMEX-14]](㊙11/㊙12)

**参考 [#wed9d834]
-[[D2フィールド]]
-[[ジョーカーズ]]
-[[チーム切札]]
-[[キリフダッシュ]]
-[[ブロック貫通]]
-[[タップ]]
-[[メタ]]
-[[タップイン]]
-[[アンタップ]]
-[[置換効果]]

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公式Q&A
>Q.自分の''《弩闘!桃天守閣》''がバトルゾーンにある状況です。「[[革命チェンジ]]」や「[[侵略]]」によってタップ状態でバトルゾーンに出る自分のクリーチャーは、かわりにアンタップ状態でバトルゾーンに出ますか?
A.はい、アンタップ状態でバトルゾーンに出ます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39414/]]

>Q.自分の''《弩闘!桃天守閣》''がバトルゾーンにある状況です。自分の[[《ケングレンオー ~出発~》>《ケングレンオー〜出発〜》]]のタップ能力を起動して、[[《ワンケングレンオー~全速前進~》>《ワンケングレンオー〜全速前進〜》]]に進化しました。この[[《ワンケングレンオー~全速前進~》>《ワンケングレンオー〜全速前進〜》]]はアンタップ状態で進化しますか?
A.はい、アンタップ状態で進化します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39412/]]

>Q.バトルゾーンに自分の''《弩闘!桃天守閣》'''があり、相手の[[《龍世界 ドラゴ大王》]]がいる状況です。自分が[[《眠りの森のメイ様》]]をバトルゾーンに出す時、どちらの置換効果が適用されますか?
A.そのターンがどちらのプレイヤーのターンかで結果が異なります。
自分のターン中であれば、''《弩闘!桃天守閣》''の置換効果により、[[《眠りの森のメイ様》]]はアンタップしてバトルゾーンに出ます。相手のターン中であれば、[[《龍世界 ドラゴ大王》]]の置換効果により、出るかわりに墓地に置かれます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39413/]]

>Q.自分の''《弩闘!桃天守閣》''と、相手の[[《無修羅デジルムカデ》]]がバトルゾーンにある状況です。相手のターン中に相手は[[《ゴースト・タッチ》]]を唱えて自分の手札を1枚選びました。選ばれたカードが[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]で、それを墓地に置くかわりにバトルゾーンに出す際、タップ状態とアンタップ状態、どちらで出ますか?
A.[[《無修羅デジルムカデ》]]の能力により、タップ状態でバトルゾーンに出ます。置換効果はひとつのイベントに対して1回のみ行います。捨てられるかわりにバトルゾーンに出る[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]は、置換効果が適用された状態でバトルゾーンに出ますので、''《弩闘!桃天守閣》''の置換効果は適用されません。
(総合ルール 101.5((101.5.同一のイベントにおいて適用される置換効果は1つだけです。イベントとは、ゲーム中に起こりうるすべての出来事を指します。あるイベントがすでに置換されている場合、それ以上置換することはできません。)))
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39415/]]


&tag(D2フィールド,フィールド,火文明,自然文明,多色,コスト5,ジョーカーズ,チーム切札,キリフダッシュ,キリフダッシュ2,ブロックされた時,ブロック貫通,ブレイク,タップされない,アンタップイン,R,レア,YOICHI ITO,RUI MARUYAMA);