#author("2020-04-12T09:44:36+09:00","","")
*《&ruby(じゅんれいしゃ){巡霊者};メスタポ》 [#m4119397]

|巡霊者メスタポ R 光文明 (3)|
|クリーチャー:コスモ・ウォーカー 1000|
|誰も山札を見ることはできない。|
|このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。|

[[DM-14]]で登場した[[コスモ・ウォーカー]]。
[[光]]には珍しい[[モヤシ]]。両者の[[山札]]を見られなくするという特殊な[[能力]]を持つ。

[[山札]]を見ることをできなくするのはかなり強力で、山札を見ることができないということは、それを起因として行う[[能力]]も施行できなくなる。例えば、[[《ディメンジョン・ゲート》]]のような[[サーチ]]は、山札を見ることができないので、手札に[[クリーチャー]]を加えることもできない。[[《ドンドン吸い込むナウ》]]や[[《フェアリー・シャワー》]]などの[[山札]]を部分的に見る[[カード]]も意味を為さなくなる。自分も対象になるため、[[デッキ]]構築が制限されることには注意。

また山札を[[表向き]]にする[[効果]]も「[[見る]]」扱いになるので、[[《アクアン》]]の能力や、[[デッキ進化]]や[[ガチンコ・ジャッジ]]も使えない。「[[山札の上]]から○枚を''すべての[[プレイヤー]]に見せる''」という[[テキスト]]は、「[[表向き]]にする」と同義という裁定が下っているため、[[《ホーガン・ブラスター》]]や[[《ミステリー・キューブ》]]なども無力化できてしまう。

刺さる相手はかなり多く、デッキによってはこのカード1枚で詰んでしまうことも十分ありうる。

相手がこの[[カード]]一枚で何も出来なくなるような[[デッキ]]だった場合、当然真っ先に[[除去]]の対象にされてしまうが、そこで[[モヤシ]]が活きる。
[[破壊]]されても[[手札]]に戻り、その軽さ故にすぐ[[バトルゾーン]]に戻すことができるため、然るべき手段で[[除去]]されない限り相手を妨害し続けることができる。
この[[クリーチャー]]に[[除去]][[カード]]を向けさせる事で、結果的に他の[[クリーチャー]]が生き残りやすくなる点も見逃せない。

対策としては、[[《魂と記憶の盾》]]や[[《父なる大地》]]など[[破壊]]以外の方法での[[除去]]や、[[《ローズ・キャッスル》]][[《希望の親衛隊ファンク》]]などの[[常在型能力]]の[[パワー低下]]などが挙げられる。
逆に自分が使う場合は、それらに備えて[[パンプアップ]]や[[アンタッチャブル]]などを付加できるとなお良い。

[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]の中では代表的なものの一つと言えるだろう。[[神化編環境]]においては[[【エンペラー・キリコ】]]への[[メタ]]として活躍した。[[エピソード2環境]]においても[[【ミラクルとミステリーの扉】]]や[[【ラムダビート】]]などに対して有効に働き、[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]としての価値を再浮上させた。
**ルール [#p7926f09]

[[山札]]のカードを「[[見る]]」ことができない能力は、「[[表向き]]」にする時にも適用される。
これは2019年2月14日の裁定変更によるものである(この変更以前には、「表向き」にする際には適用されていなかった)。

上述の変更は、極めて多くのカードの処理に関連するものであり、まだ暫定回答として保留されている箇所もある。

***制限対象になるもの [#c68572ea]
-[[《ディメンジョン・ゲート》]]など「''山札を見る。/見て、''その中から〜」で表される[[サーチ]]、[[リクルート]]全般。
--「その中からカードを○枚選び、○○する」といった処理は、そもそも[[山札]]を見れないので行われない。
--「山札から〜を」というテキストは「見る」とは書かれていないが、省略されているだけなので同様に対象内。
--例:[[《クリスタル・メモリー》]]、[[《ロジック・スパーク》]]、[[《進化の化身》]]、[[《クレスト・EVOチャージャー》]]、[[《鳴動するギガ・ホーン》]]、[[《躍動するジオ・ホーン》]]、[[《爆走鬼娘モエル・ゴー》]]、[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]、[[《ボルシャック・NEX》]]、[[《バロン・ゴーヤマ》]]、[[《神秘の宝箱》]]、[[《邪眼皇ロマノフI世》]]、[[《暗黒GUY・ゼロ・ロマノフ》]]など。
--[[山札]]は見れないが、COLOR(blue){その場合でも[[シャッフル]]はされる}。&br;また、[[《ラスト・バイオレンス》]]や[[《ダンディ・ナスオ》]]などの[[サーチ]][[効果]]も当然使えなくなるが、その他の[[能力]]は普通に処理される。

-[[連鎖]]や[[《シークレット・クロックタワー》]]などの「''山札の上から○枚を見る''」処理。
--例:[[《アクア・ジェスタールーペ》]]、[[《サイバー・G・ホーガン》]]、[[《ドンドン吸い込むナウ》]]、[[《邪帝類五龍目 ドミティウス》]]、[[《ライフプラン・チャージャー》]]、[[《フェアリーの火の子祭》]]、[[《スペース・クロウラー》]]、[[《ポジトロン・サイン》]]、[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]など。
-[[《時空の賢者ランブル》]]などの「''山札の下から○枚を見る''」処理。
-[[デッキ進化]]や[[《アクアン》]]などの「''[[表向き]]にする''」処理。
--[[《コアクアンのおつかい》]]などの「[[山札の上]]から○枚を''すべての[[プレイヤー]]に見せる''」という[[テキスト]]は、「[[表向き]]にする」と同義という裁定が下っているため、同じように制限される。
--例:[[提督]]、[[《進化設計図》]]、[[《巨大設計図》]]、[[《ミラクルとミステリーの扉》]]、[[《ザ・ユニバース・ゲート》]]、[[《ホーガン・ブラスター》]]、[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]、[[《偶発と弾幕の要塞》]]、[[《斬隠オロチ》]]、[[《死神の邪蹄ベル・ヘル・デ・ガウル》]]、[[《フォーチュン・スロット》]]など。

-[[ガチンコ・ジャッジ]]の「[[表向き]]にする」処理で、カードのゾーン変更を伴わないもの。
--テキストに書いてある通り、上記の「表向きにする」処理と同様、不発となる。
--[[カード]]を表向きにはできないが[[ガチンコ・ジャッジ]]自体は続行される。この場合両プレイヤーの[[コスト]]判定は「コスト0」として扱われる裁定。結果、ガチンコ・ジャッジの判定により''ガチンコ・ジャッジを使った側のプレイヤーが必ず勝つ''ようになる。

***暫定的に制限対象になっているもの [#n5999d49]
[[革命0トリガー]]([[《ミラクル・ミラダンテ》]]など)の「[[表向き]]にする」処理で、なおかつ表向きにしたカードのゾーン変更を伴うもの。
-テキストに書いてある通り、上記の「表向きにする」処理と同様、不発となる。
ただし[[革命0トリガー]]については、''暫定的な回答であり、今後変更される可能性がある''ことに注意されたい。

***制限対象にならないもの [#id94a27c]
-[[《エナジー・ライト》]]などの「[[カード]]を引く」といった[[ドロー]]処理。
-[[《フェアリー・ライフ》]]や[[《ヴォルグ・サンダー》]]などの「[[山札の上]]から○枚を、別の[[ゾーン]]に置く」処理。
-[[《テンペスト・ベビー》]]や[[《アクア・リアクター》]]などの、「[[山札の上]]に置く」「[[山札]]の○枚目に入れる」といった処理。複数枚を、好きな順番で置くことになっても制限されない。
-[[返霊]]や[[《大邪眼B・ロマノフ》]]などの「[[山札の下]]に置く」処理。

**その他 [#d689343a]

-[[【ラムダビート】]]や[[【ロマノフサイン】]]、[[【サイバー・G・ホーガン】]]などの[[サーチ]]や[[連鎖]]を行う[[デッキ]]に対しては非常に有効である。

-この[[カード]]の登場の背景には、[[《ヘル・スラッシュ》]]などの[[サーチ]]系の[[ライブラリアウト]][[呪文]]の存在があるだろう。しかし[[《魂と記憶の盾》]]で簡単に[[除去]]されてしまっていたため、それらへの抑止力としてはあまり機能していなかった。&br;最終的にそれらがこのカードに関係なく[[殿堂入り]]及び[[プレミアム殿堂]]によってシーンから消える事になったのは、いささか皮肉ではある。

-少々構図の分かりにくいイラストだが、どうやら逆立ちの状態で足から武器を出して攻撃するようである。最初期のコスモ・ウォーカーの1体でありながらかなり異彩を放つイラストで、どことなく漫画「FE」の[[S(シズカ)]]を髣髴とさせる。恐らく偶然だろうが、双方の登場時期も比較的近い。

-「デュエル・マスターズDASH TV」では、[[ユウ>デュエルヒーロー ユウ]]がこの[[クリーチャー]]及び[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]と[[《早撃人形マグナム》]]を併用した[[白赤]]で、[[アツト>デュエルヒーロー アツト]]操る[[【ミラクルとミステリーの扉】]]([[エピソード2環境]]の[[トップメタ]])を完全に封殺した。&br;本来特集されていたのは[[DMR-07]]の[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]なのだが、''実際に活躍していたのはどう考えてもこの[[クリーチャー]]だった''([[手打ち]]された[[《ポジトロン・サイン》]]と[[《ドンドン吸い込むナウ》]]を防いでいたのは言うまでも無くこの[[クリーチャー]]である)。&br;アツトのデッキのメイン呪文[[《ミラクルとミステリーの扉》]]の効果は[[表向き]]なので当時の裁定では規制の対象にならないためだろうか。(先述の通り[[表向き]]も規制の対象となった為、2019年以降であればメタカードとして機能する)
--放映当時、この[[クリーチャー]]は[[絶版]]であり、そのような[[カード]]を出すのは不適切という批判も一部では見られたが、直後に[[DMX-12]]で[[再録]]された。[[フレーバーテキスト]]では[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]としての有用性が示唆されている。&br;なお、この時期の「DASH TV」は[[《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》]]、[[《マーシャル・クイーン》]]、[[《恵みの大地ババン・バン・バン》]]といった過去のカードを取り上げており、これらがDMX-12に収録されることを承知していた上でのピックアップだったのかもしれない。

**関連カード [#jfcdb807]
-[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#i7cae4ce]
-[[DM-14]]&br;'''真理を鵜呑みにしてはいけない。まず疑い、納得しても心からは信じるな。'''
-[[DMX-12]]&br;'''忘れたころに大活躍。'''


**収録セット [#a67ab9f8]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Naoki Saito]]
--[[DM-14 「転生編(ジェネレート・ギア) 第1弾」>DM-14]]
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]]

**参考 [#r70d6c27]
-[[コスモ・ウォーカー]]
-[[山札]]
-[[見る]]
-[[ロック]]
-[[破壊置換効果]]
-[[手札]]
-[[モヤシ]]
-[[メタゲーム]]
-[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]
-[[【メタコントロール】]]
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公式Q&A
>Q.''《巡霊者メスタポ》''がバトルゾーンにいて、山札を見れなくなっています。この状態で「マジボンバー」を使うことはできますか?
A.はい、使えます。ただし、山札の一番上を見ることはできないので、手札からしかクリーチャーを出せません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33394]]

>Q.''《巡霊者メスタポ》''がバトルゾーンにいて、山札を見れなくなっています。更に、このターン、[[《悪臭怪人ゴキーン》]]の能力により、自分の墓地から山札の上にコスト3のクリーチャーが置かれています。
山札の上にコスト3のクリーチャーが置かれていることは全てのプレイヤーが知っていますが、この状態で「マジボンバー3」を使った場合、山札の上のクリーチャーもバトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、出せません。以前に使った効果で山札の上が分かっていたとしても、「マジボンバー」を使った時に参照できなければ、そこからクリーチャーを出すことはできません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33395]]

&tag(〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇,,,,);