#author("2024-01-19T03:12:10+09:00","","")
*《&ruby(パーフェクト・ディフェンス){完全防御革命};》 [#q36e6808]
#author("2024-05-01T19:04:38+09:00","","")
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|完全防御革命 UC 火文明 (3)|
|呪文|
|自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーがバトルに勝った時、アンタップする。|
|相手が、クリーチャーによる攻撃以外の方法でゲームに勝つ時、かわりに自分の手札にあるこのカードを捨ててもよい。|

[[DMR-20]]で登場した[[火]]の[[呪文]]。

[[《無限掌》]]と同じ[[能力]]に加え、[[置換効果]]で[[手札]]から[[捨てる]]ことでに[[ダイレクトアタック]]以外の敗北を回避する能力を持つ。
[[《無限掌》]]の[[能力]]に加えて、[[ダイレクトアタック]]以外の相手の勝利をこの[[カード]]の[[ディスカード]]に[[置換>置換効果]]する[[敗北回避能力]]を持つ。

と言っても、[[ライブラリアウト]]に関しては置換したところで[[山札回復]]は行われることはないため、結果的に敗北回避はできず、事実上防げるのは相手の[[エクストラウィン]]能力による敗北のみ。
同弾で登場した[[《夢の変形 デュエランド》]]や[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]の[[エクストラウィン]]に対する[[メタカード]]と見られ、《ギュウジン丸》に[[バトルゾーン]]を空にされても使える数少ない敗北回避カードである。

単純に使うと2[[コスト]][[重い]]だけの[[《無限掌》]]。使うなら、もっぱら2つ目の[[能力]]が主になるだろう。
一応、相手が[[エクストラウィン]]を使わないデッキでも[[《無限掌》]]の役割はあるので完全に腐ることはない。増えたコストもまだ許せる範囲。
[[コンバット・トリック]]のため相手に[[誘発]]を悟られにくいことが最大の[[メリット]]で、相手が[[エクストラウィン]]のために吐いた[[リソース]]を丸々無駄にさせられる。
勝負を焦って盤面のカードをすべて取り込んだ[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]の[[メガメテオバーン]]10を置換して、疑似[[全体除去]]を使いながら[[シールド]]から3枚[[手札補充]]する場面などはこのカードが最も輝く瞬間である。

[[環境]]にもよるが、[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]や[[《偽りの名 iFormulaX》]]等の比較的簡単に達成できる[[単発的効果]]の[[エクストラウィン]]が幅を利かせているなら、その対策として保険に1枚程度突っ込んでおくのがベターか。
[[手札]]から捨てるだけで良いので、デッキの[[文明]]を気にする必要もあまりない。
しかし、置換できるのはあくまで[[エクストラウィン]]の[[単発的効果]]のみで、それに付随して起こる現象には無力。[[《夢の変形 デュエランド》]]の[[召喚]]時限定[[cip]]で[[アドバンテージ]]を稼がれれば痛いことには変わりなく、先述した[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]のT・ブレイクも[[防御札]]が薄い状態で受ければ充分厳しい攻めになりかねない。

また、[[ライブラリアウト]]や[[《水上第九院 シャコガイル》]]にも弱く、歴代の[[環境]]でも[[コンボデッキ]]に対する完全無欠の[[メタカード]]とは考えられていない。
[[《一王二命三眼槍》]]の登場以後は、一見《完全防御革命》と相性が良さそうなデッキでも、[[デッキビルディング]]に縛りが追加されるかわりに対応できる範囲が広いそちらが採用されるケースが増えてきている。

なお、1つ目の能力と2つ目の能力は相性が非常に悪い。[[《無限掌》]]互換として[[唱え>唱える]]たらこのカードは[[墓地]]に置かれるため[[敗北回避能力]]は使えず、逆に敗北回避に使ったら[[《暗黒邪眼皇ロマノフ・シーザー》]]などの特殊な手段を用いない限り[[呪文]]としては再利用できない。
そのため1枚につき、一試合で使える能力はどちらか片方だけと考えておいた方がよい。

**[[ルール]] [#bfdbda7d]
**ルール [#rules]
***エクストラウィン自体のルール [#uaa0a5ab]
-[[カード]][[テキスト]]で「クリーチャーによる攻撃」と表現される敗北とは[[ダイレクトアタック]]の[[状況起因処理]]を指し、[[アタックトリガー]]での[[エクストラウィン]]は含まれない。
--かつてはアタックトリガーもこれに含まれていたが、[[《ジャッジCREWニー》]]の[[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33219/]]で[[裁定]]が変更された。

今までに登場した[[敗北回避能力]]持ちとは少しずつ異なっており、この[[カード]]は「カードの能力による[[エクストラウィン]]」を回避できる。
かつては[[《究極銀河ユニバース》]]などの[[アタックトリガー]]の[[エクストラウィン]]には使えなかったが、[[《ジャッジCREWニー》]]の[[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33219/]]により可能になった。
しかし、中には阻止できないエクストラウィン能力もある。
-[[特殊敗北]]は[[テキスト]]の書式が異なるだけで、[[エクストラウィン]]と同じものとして扱う。

//***対処可能なエクストラウィン [#bfdbds8d]
//-特定の条件が満たされた時に一度だけ発動するエクストラウィン
//--[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]
//--[[《ケロヨン・カルテット》]](''ただし[[《ケロヨン・カルテット》]]の数だけ[[トリガー]]するので、最大で4枚[[捨てる]]必要がある'')
//--[[《偽りの名 iFormulaX》]]
//--[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]
//--[[《夢の変形 デュエランド》]]
//--[[《D2P ヘビーポップ》]]
//--[[《P・P・P・P》]]
//--[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]
//--[[《ジョリー・ザ・ジョニー》]]
//--[[《「拳」の頂 デシブコ・グーチーパ》]]
//--[[《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]
//
//-[[攻撃時>アタックトリガー]]のエクストラウィン
//--[[《究極銀河ユニバース》]]
//--[[《お目覚めメイ様》]]
//--[[《聖霊龍王 ジーク・キャヴァリエ》]]
//--[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]
//
//相手が勝つ=自分が負ける裁定となり、Q.Q.QX.でも防ぐことが可能になった https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40620/
//-相手を敗北させる能力
//--[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]](『敗北させる』効果なので、『勝つ』ことを置換するこの[[呪文]]で対象にとれるかが曖昧)
***2つ目の能力について [#ib930898]
-[[誘発型能力]]による敗北回避であり、前例と同じく[[常在型能力]]の[[エクストラウィン]]には無力。何枚捨てても敗北してしまう。
--例:[[《光霊姫アレフティナ》]][[《サイバー・J・イレブン》]]

***対処できないエクストラウィン [#wdcbda7d]
-常に発生するので、何枚捨てても回避できない
--[[《光霊姫アレフティナ》]]
--[[《サイバー・J・イレブン》]]
--自分の[[ライブラリアウト]]
-[[ライブラリアウト]]に対しても捨てることができるが、[[山札回復]]にならないため結局敗北してしまう。

-敗北を勝利に置き換える[[エクストラウィン]]なので、[[置換効果]]の原則により、その敗北をさらに置き換えることができない
--[[《水上第九院 シャコガイル》]]
-相手の[[エクストラウィン]]が[[置換効果]]によるものだった場合、置換効果は連鎖しない原則により捨てることができない。
--例:[[《水上第九院 シャコガイル》]]

[[【ヘルゲート・ムーンライブラリアウト】]]や[[【緑単ループ】]]、[[【カリヤドネループ】]]など多くの特殊勝利戦術に対して無力となっている。
-[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]がいると[[効果]]が[[無視]]されるため捨てることができない。

**その実用性について [#y08c5afd]
-[[デュエル・マスターズ]]は基本的に[[ダイレクトアタック]]して勝利することが前提として作られていたゲームである。もし[[エクストラウィン]]の[[デッキ]]が[[トップメタ]]に入る様であればすぐに[[殿堂入り]]などの規制が行なわれる…………と、思われてきたが、[[【5色ジョリー】]]や[[【カリヤドネループ】]]のように、度々入賞報告を受けながら殿堂レギュレーション更新をすり抜け、未だ環境で現役のデッキも存在する。その為、''エクストラウィンのデッキがトップメタに入ると、すぐ規制が行われる''とはもはや言えなくなってしまった。
//そのため、このカードに活躍の機会があったとしても一時的なものでしかない。
//↑どんなカードの活躍も一時的なものだろJK。当然のこと言ってんなや。
--[[超天篇環境]]における多種多様なエクストラウィン、ライブラリアウト戦術が長らく放置されていた事実もそれを物語っている。
--しかし、上記の通り全ての[[エクストラウィン]]に対処できるわけではない。特に[[新章デュエル・マスターズ]]以降の環境で使用率の高い[[《水上第九院 シャコガイル》]]や、多くのデッキで採用されている[[ライブラリアウト]]に対処できないのは致命的。その為、使われる事は現在も少ない。
**環境において [#a5957f2b]
[[DMRP-21]]期の[[【白青赤ギャラクシールド】>【白青ギャラクシールド】]]に3枚採用され、[[CS>チャンピオンシップ]]3位入賞を果たした。
[[【白黒赤ライオネル.Star】>【ライオネル.Star】]]の[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]ピンポイント[[メタ]]で、本来[[シールド追加]]の天敵であるそちらに強制的に[[シールド]][[ブレイク]]させることができた。
[[手打ち]]して[[《MAX・ザ・ジョニー》]]の[[ブレイク]]を強引に通す[[コンボ]]も強力だった。

[[DMBD-19]]・[[DMBD-20]]期の非公認大会で優勝した[[【バグ丸くんコントロール】]]にも[[1枚積み]]されていた。


-かつては[[攻撃時>アタックトリガー]]の[[エクストラウィン]]も防げない裁定だった。なので、[[エクストラウィン]]能力としては、[[《水上第九院 シャコガイル》]]に次ぐ使用率の高さを誇っていた[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]の[[エクストラウィン]]すら防げず、「完全防御」が完全に名前負けしていた。

-かなり個性的な[[能力]]であるが、おそらくこれは同弾収録の[[《夢の変形 デュエランド》]]や[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]といった[[ラスボス>社長]]が使う[[カード]]に対して、(主に[[主人公>切札 勝太]]が)ピンポイントで対処できる[[カード]]としてデザインされているためだろう。[[フレーバーテキスト]]がそれを物語っている。
--似たような境遇の[[カード]]に[[《絶頂神話 カツムゲン》]]がある。あちらは[[ゴッド]](特に[[イズモ]])への徹底的な[[メタ]]であるが、[[ビクトリー]]ゆえか辛うじて単体でも使えるようにはなっている。しかし、採用率は登場時でもこちらと大差なかったのは言うまでもなく、総じて環境で活躍の機会が訪れにくい1枚である。

-後により汎用性の高い[[《一王二命三眼槍》]]が登場し、立場がかなり苦しくなった。今後は火または闇をあまり入れられないデッキで使うしかないだろう。
**その他 [#g62644a3]
-[[《剛勇王機フルメタル・レモン》]]とは敗北回避の対象が真逆である。あちらは[[攻撃時>アタックトリガー]]のエクストラウィンの回避は出来ないが、クリーチャーの攻撃による[[ダイレクトアタック]]は防ぐことが出来る。

-[[敗北回避能力]]持ちの中では初の[[呪文]]。

**アニメ・漫画において [#k9bbc060]
-アニメ「VSR」では第51話(最終話)で[[切札 勝太]]が[[邪藩 牛次郎]]戦で使用。
[[敗北回避能力]]で[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]の[[エクストラウィン]]を防いだ。

-アニメ「[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]」では第16話で[[斬札 ウィン]]が[[霞ヶ関 ファルゴ]]戦で「本日のスペシャルゲスト」として使用。
こちらも[[敗北回避能力]]で[[《十八番龍 エターナルグリーン ParLife》]]の[[エクストラウィン]]を防いだ。
--第33話では[[《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》]]がカードの状態で使用。宇宙ステーションの破片からマイハマを守った。

**その他 [#zde52acb]
-毎年恒例ラスボスの[[切り札]]へのピンポイント[[メタ]]となるカード。[[イラスト]]・[[フレーバーテキスト]]でも[[《燃える革命 ドギラゴン》]]と[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]の戦いについて触れられている。
--ラスボスメタはその性質上[[汎用性]]の低い[[能力]]が多いが、このカードのように[[環境]]と上手く噛み合えばそれでも使われることがある。

-[[敗北回避能力]]持ちの中では初の[[呪文]]。

-[[《剛勇王機フルメタル・レモン》]]とは敗北回避の対象が真逆である。あちらは[[アタックトリガー]]のエクストラウィンは回避できないが、[[ダイレクトアタック]]を防ぐことができる。

-[[革命編]]で一度収録されたきりの古いカードだが、別TCGのカードを混ぜて対戦する[[とある動画シリーズ>愛の戦士]]の影響で比較的知名度が高い。《エルフーンGX》+《封印されしエクゾディア》の特殊勝利を防ぐ%%一発ネタ%%動画が2024年5月現在、YouTubeとニコニコ動画で合わせて180万回以上再生されている。
--続編となる《ヴィジャ盤》vs《オリジンディアルガVSTAR》回でも出番を貰い、そちらも90万再生。
--遊戯王には特殊勝利は多いがそれらへのメタカードはOCGでは実現しておらず、ポケモンカードにはそもそも特殊勝利が数えるほどしか存在しない。他TCGのユーザーにとってはエクストラウィンメタ=《完全防御革命》という認識かもしれない。

**[[サイクル]] [#wa4c4845]
[[DMR-20]]のフルフレーム[[呪文]][[サイクル]]。
[[闇]]・[[自然]]には存在せず、代わりに[[火]]には2枚存在する。
-[[《ミラクルストップ》]]
-[[《イッツ・ショータイム》]]
-[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]
-''《完全防御革命》''

**関連カード [#j3ab7f95]
-[[《完全攻撃革命》]]
-[[《無限攻撃革命》]]
-[[《デュエマ革命》]]
-[[《無限掌》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
-イラストに描かれているクリーチャー
--[[《燃える革命 ドギラゴン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#d93ac277]
-[[DMR-20]]&br;'''[[ドギラゴン>《燃える革命 ドギラゴン》]]の「完全防御革命」は、[[ギュウジン丸>《伝説の正体 ギュウジン丸》]]の最終[[侵略]]ウイルスをも防ぐ最強の壁となった。'''


**収録セット [#a45884d8]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[boyaking]]
--[[DMR-20 「革命編 第4章 正体判明のギュウジン丸!!」>DMR-20]](38/70)

**参考 [#s2e573fb]
-[[呪文]]
-[[バトル]]
-[[アンタップ]]
-[[無限アタッカー]]
-[[置換効果]]
-[[捨てる]]
-[[敗北回避能力]]
-[[敗北回避]]

-[[フルフレーム]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]がバトルゾーンにいる状況です。相手が、クリーチャーによる攻撃以外の方法でゲームに勝つ時、かわりに自分は''《完全防御革命》''を捨てられますか?
A.いいえ、捨てられません。コスト5以下の呪文の効果が無視されている状況なので、''《完全防御革命》''の置換効果は使えません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40603]](2021.12.17)

&tag(呪文,火文明,赤単,単色,コスト3,無限アタッカー付与,敗北回避能力,・,UC,アンコモン,boyaking);