#author("2021-09-04T18:33:35+09:00","","")
#author("2021-09-07T14:07:14+09:00","","")
*《&ruby(ようせい){妖精}; アジサイ-&ruby(ツー){2};》 [#n311cabc]

|妖精 アジサイ-2 UC 水/自然文明 (4)|
|クリーチャー:スノーフェアリー/ディスタス 2000|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置き、もう1枚を手札に加える。|
|ササゲール2(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)|

[[DMSD-19]]で登場した[[水]]/[[自然]]の[[スノーフェアリー]]/[[ディスタス]]。

[[cip]]で[[《フェアリー・シャワー》]]と同等の能力を発揮し、[[ササゲール]]2が付いたスペック。

[[手打ち]]の[[《フェアリー・シャワー》]]と同じコストで同じ効果が使えて、かつ「''[[ササゲール]]を持つクリーチャー''」が残るというのはかなり嫌らしい公開情報となる。
オリジナルの[[《フェアリー・シャワー》]]が4コストであり、それに[[コスト軽減]]能力を持った[[クリーチャー]]が付いてくるので単体のコストパフォーマンス自体は良好。

相手視点では
「ただ単にリソース補充として《妖精 アジサイ-2》を使ったのか(《アジサイ-2》に除去札を使わなくても良いか)」
「次のターンに[[《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》]]や[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]などを出す目的で《妖精 アジサイ-2》を使ったのか(《アジサイ-2》に除去札を使わないといけないか)」
が、非公開ゾーンである対戦相手の手札に依存することになり、心理的負担が大きい。
単純に使おうとすれば同等の[[cip]]と[[バズレンダ]]、[[パンプアップ]]に[[パワード・ブレイカー]]のついた[[《ウマキン☆プロジェクト》]]が目の上のたんこぶとなるが、[[スノーフェアリー]]と[[ディスタス]]というサポートの多い[[種族]]を持つので差別化は容易と言える。

《アジサイ-2》に除去札が使われて[[ササゲール]]が使えなくなったとしても、こちらは[[cip]]でアドバンテージを確保できているのに対し、相手は[[除去]]を使う手間を挟んだことで[[テンポアドバンテージ]]をロスしていると捉えることができる。
特にこのクリーチャーが登場する3ターン目~5ターン目はリソース確保にしろ攻撃目的にしろ、大きなアクションを取りたい頃合いであり、それをこのカードの処理に割かせることが出来るのはテンポ的にかなり重要である。
《ウマキン》より優先して採用できるのは、やはり[[ササゲール]]を活用した[[ディスペクター]]デッキだろう。
相手のターンを生きのびて[[ササゲール]]を使えた場合のリターンはかなり大きく、単独でコスト7~8の[[ディスペクター]]に繋げることが出来る。これまでの[[ササゲール]]2はマナカーブ的に上手く高コスト[[ディスペクター]]に繋がらないカードが多かったため、この特徴は非常に希少。

[[除去]]されずに生き残った場合は普通に[[ササゲール]]を使って大型[[ディスペクター]]を呼び出せる。
一方で、このカードを放置するということは次のターンに強力な[[ディスペクター]]を呼び出されるということであり、相手に放置されるということは考えづらい。特に耐性を持たず、[[火力]]に非常に焼かれやすいのも生存性を更に下げている。
このカードの生存により[[ササゲール]]を使うのはあくまで上振れと捉え、基本は使い回しをしやすい[[《フェアリー・シャワー》]]と考えるのが良いだろう。

試合が継続して6マナ以上になってくると、[[バズレンダ]]の追加コストを支払え、[[パンプアップ]]と[[パワード・ブレイカー]]も馬鹿にはできない数値になっている[[《ウマキン☆プロジェクト》]]が目の上のたんこぶとなる。
一応、[[cip]]で[[《フェアリー・シャワー》]]を唱えた分のアドバンテージは既に確保してあり、[[除去]]を受けても損失は最低限に抑えられている。「単なるリソース確保呪文に相手の[[除去]]カードを切らせた」と考えることも出来るが、高コスト[[ディスペクター]]に繋がらなくなったのはこちらも同様なので、実際は痛み分けと言ったところか。

[[スノーフェアリー]]の[[マナブースト]]役として考えると4コストは少々重いか。同コストに優秀な[[置きドロー]]であるリメイク元の[[《恋愛妖精アジサイ》]]が存在しているのも向かい風。
とはいえ[[スノーフェアリー]]で[[水]]を複合する多色カードはあまり数が多くないので、デッキ内の[[水]]比率を上げたい場合には候補に挙がることもあるだろう。

[[ディスタス]]としては[[《賢樹 エルフィ-1》]]との相性が非常に良く、3コストで召喚できるだけでなく、生き残りさえすれば次のターンにコスト8の[[ディスペクター]]にアクセスできる。
展開の要である《エルフィ-1》から[[除去]]の目を逸らすデコイとしても有用。
展開の要である《エルフィ-1》から[[除去]]の目を逸らすデコイとしても有用。《エルフィ-1》が苦手とする[[コスト火力]]は3コスト以下を指定するものが多く、地味に射程から逃れている場合が多いのもポイント。

[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]や[[《ディスタス・ゲート》]]があるため[[cip]]の使い回しも比較的容易な部類に入る。

//汎用性こそ[[《ウマキン☆プロジェクト》]]に及ばないが、[[ディスペクター]]主軸のデッキでは活躍が見込めるだろう。
//この一文は以下の段落と内容重複

-スタートデッキ収録のため、[[《ウマキン☆プロジェクト》]]より入手が容易なので[[カード資産]]が足りない人はこちらで代用するのも手。
-スタートデッキ収録のため、[[《ウマキン☆プロジェクト》]]より入手が容易。[[バズレンダ]]でのアドバンテージ増加を狙わないデッキであれば、こちらの採用も視野に入ってくる。
--[[ディスペクター]]を使わない場合《ウマキン》の[[下位互換]]に思えるが、相手への[[ブラフ]]になり除去を使わせられるかもしれない。[[ブレイク]]を抑えたい場合など、[[パワード・ブレイカー]]もないほうがいい場合もある。
--[[スノーフェアリー]]と[[ディスタス]]というサポートの多い[[種族]]を持つので差別化は容易である。ゆえに、あえて《妖精 アジサイ-2》を使っているというブラフが成功しやすいとも考えられる。
//--[[スノーフェアリー]]と[[ディスタス]]というサポートの多い[[種族]]を持つので差別化は容易である。ゆえに、あえて《妖精 アジサイ-2》を使っているというブラフが成功しやすいとも考えられる。
//↑上項及び全体と大差無い内容なのでコメントアウト

-イラストでは、元の[[《恋愛妖精アジサイ》]]から眼鏡とリボンが陶器のようなものに置き換えられ、スカートの延長パーツが失われてミニスカートと化している。また、右腕には[[ササゲール]]クリーチャー独特のお札が腕章のように緩く付けられている。さらに[[《フェアリー・シャワー》]]で《アジサイ》が持っていたジョウロが放り捨てられているような構図になっている。

**関連カード [#s9095ed1]
-[[《恋愛妖精アジサイ》]]
-[[《フェアリー・シャワー》]]
-[[《ウマキン☆プロジェクト》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#y4a72cfd]
-[[DMSD-19]]&br;'''過去の強力な[[クリーチャー]]たちが無理矢理合体させられ、さらに強力になった存在。それが[[ディスペクター]]だ!'''

**収録セット [#f4a63529]
-illus.[[Tanru]]
--[[DMSD-19 「キングマスタースタートデッキ ハイドのディスペクターN・EXT」>DMSD-19]](11/15)

**参考 [#g60146b4]
-[[スノーフェアリー]]
-[[ディスタス]]
-[[cip]]
-[[ササゲール]]

&tag(クリーチャー,水文明,自然文明,青緑,多色,コスト4,スノーフェアリー,ディスタス,パワー2000,cip,マナブースト,ササゲール,ササゲール2,UC,アンコモン,Tanru);