#author("2020-02-11T22:51:43+09:00","","")
*《&ruby(きせき){奇石}; ミクセル/ジャミング・チャフ》 [#w19c1d44]

|奇石 ミクセル R 光文明 (2)|
|クリーチャー:メタリカ 2000|
|相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを相手がバトルゾーンに出した時、相手はそれを自身の山札の一番下に置く。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|ジャミング・チャフ R 光文明 (5)|
|呪文|
|次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。|
|カードを1枚引く。|

[[デュエマフェスパック Vol.5]]で交換景品として登場した光の[[メタリカ]][[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]面は相手が[[クリーチャー]]を出した際、その時に出した[[クリーチャー]]の[[コスト]]以上の[[カード]]が[[マナゾーン]]になければ[[山札]]の下へ強制送還する。[[ブロッカー]]が抜けて[[パワー]]が500下がった代わりに[[プレイヤー]]を[[攻撃]]可能になった[[《制御の翼 オリオティス》]]といった趣。

[[呪文]]面は次の自分の[[ターン]]のはじめまで相手の[[呪文]]を[[ロック]]する[[能力]]と[[キャントリップ]]を持つ。[[《ファイナル・ストップ》]]の[[効果]]の持続時間が[[《ミラクルストップ》]]と同じになり1[[コスト]]上がったデザインとなっている。[[コスト]]5という[[《ファイナル・ストップ》]]より重い点は[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]による[[コスト]][[踏み倒し]]範囲内であることを考えればそれほど[[デメリット]]にならない。

また呪文、[[クリーチャー]]のいずれかを参照する[[回収]]の手段であれば回収が利く点も強い。特に[[《ロジック・サークル》]]で[[山札の上]]に[[サーチ]]すれば、2[[ターン]]目に安定して[[コスト踏み倒しメタ]]を出すことができる。これまでの2[[コスト]]の[[コスト踏み倒しメタ]]は[[《トレジャー・マップ》]]に対応した[[《デスマッチ・ビートル》]]を除けば1[[コスト]]のサーチから流れるように[[召喚]]することができず素引きに頼らざるを得ない面が強かったが、これほど[[汎用性]]の高い[[カード]]となっている[[コスト踏み倒しメタ]]が手軽に[[サーチ]]できるというのは実はこれが初めてであろう。

[[《ロジック・サークル》]]との組み合わせは[[《ミラクル・ミラダンテ》]]の[[革命0トリガー]]を確実に成功させるための[[山札操作]]としても役に立つ。終盤に打っても腐りやすい傾向にある[[《ロジック・サークル》]]の汎用性を、実用性の高い[[ツインパクト]]であるこの[[カード]]が高めたともいえる。

強いて言えば[[クリーチャー]]面が[[《勇愛の天秤》]]や[[《爆撃男》]]によって1発で処理される[[パワー]]ラインであるところが欠点だが、こればかりは仕方がなかろう。

総合的には、これからの[[環境]][[デッキ]]を支える[[カード]]と評することができる。

**環境において [#yb7869dc]

登場以降文明に[[光]]の入る数多くの[[デッキ]]に採用され、とりわけ[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]系列、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]での活躍が目覚ましい。特に、カードパワー優先の構築が基本であり、終盤に腐るという理由で色の合う[[ブロッカー]]付きの[[コスト踏み倒しメタ]]である[[《制御の翼 オリオティス》]]ですらあまり好まなかった[[【ロージアミラダンテ】]]にとって、終盤の詰めに使える[[呪文]]面があるこの[[カード]]は願ったり叶ったりの存在であった。

[[呪文]]面が強力だが[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]系列ではそれほど[[呪文]]面が使用されていない。【トゥリオドギラゴン剣】では役割が被る上にロングゲームの末に1度引けばより緩い条件で出てきては同様の[[呪文]]封じを行う[[《音精 ラフルル》]]がおり、[[【白青赤ドギラゴン剣】]]では多くの場合で[[呪文]]面を唱えられる5[[マナ]]に達するまで殴り切ることができてそもそも使う機会に恵まれなかった。よって、それらの[[デッキ]]では単に[[シールド]]をブレイクできる[[コスト踏み倒しメタ]]としての性質が強い。

[[DMRP-07]]発売直前の[[チャンピオンシップ]]ではこれを3枚投入した[[【ブライゼシュート】]]がチーム戦ベスト4を記録している。[[ファッティ]]を大量投入した[[デッキ]]にすら積まれるあたりからも、この[[カード]]の[[汎用性]]の高さが分かるだろう。

『[[DMGP-7th>公認グランプリ]]』([[DM・双マーク2ブロック構築>DM・双マーク2ブロック構築環境]])ではTop32進出者中9人が使用と、使用率1位を記録。

DMRP-07期になると[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を[[S・トリガー]]で退かしてから[[サーチ]]で必要パーツを持ってくることができる[[《ドンドン吸い込むナウ》]]が流行。[[コスト踏み倒し]]によらない[[除去]]が増えたことでこのカードも動きづらくなっている。

それでも、特に[[【チェンジザダンテ】]]では両面をフルに活用できて隙が無い立ち回りを実現できるため、登場から1年以内の[[殿堂入り]]も予想された。2019年3月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂ではそのデッキの本体である[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]が[[殿堂入り]]を果たしたため、この[[カード]]は[[殿堂入り]]を免れた。

その後も需要を保っていたが、[[DMRP-11]]期に[[【青赤緑ミッツァイル】>【ミッツァイル】#r9a585b1]]や[[【赤青ジョーカーズミッツァイル】>【ミッツァイル】#x8e061e7]]が発祥したあたりから採用率が低下。ここに来てマナが伸びるデッキが環境を席巻したため、マナ枚数を上回るコストのクリーチャーを規制する能力の有効性が薄れたのである。そもそもマナが伸びる伸びない以前に[[《DROROOON・バックラスター》]]で簡単に除去されてしまう。

[[DMEX-07>DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」]]期には[[【赤青ジョーカーズミッツァイル】>【ミッツァイル】#x8e061e7]]が[[環境]]入り。そちらには[[《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》]]が確定で採用されるため、除去されやすい点が目立った。この時期になると[[【ドロマーGRハンデス】]]や[[【青赤緑ミッツァイル】>【ミッツァイル】#r9a585b1]]でもこのカードではなく[[《ファイナル・ストップ》]]が採用されるようになっており、このことからも需要の冷え込みようが分かるだろう。

2020年1月1日の殿堂レギュレーション改訂を機に[[《生命と大地と轟破の決断》]]採用型の高速デッキが急増したため、そちらに刺さるカードとして復権。主に[[【赤白GR】]]で使われることとなった。


**その他 [#c360da01]

-[[クリーチャー]]面の[[能力]]は[[強制]]。[[《龍仙ロマネスク》]]を[[コスト踏み倒し]]で[[バトルゾーン]]出した際に反応すると、図らずと[[ロマネキャンセル]]に加担してしまうことになる。

-[[マナ]]が貯まった終盤には[[効果]]が薄いため、[[《父なる大地》]]で[[マナ]]に埋まった相手のこの[[カード]]に[[ファッティ]]を変換すればそこそこの[[除去]]になる。[[双極篇環境]]における[[【チェンジザダンテ】]]ではそれを狙って1枚程度[[《父なる大地》]]が挿されるケースも。

-この[[カード]]が初登場した[[デュエマフェスパック Vol.5]]の解禁日は2018年3月15日であり、2018年3月1日に[[プレミアム殿堂]]に指定された[[《ベイB ジャック》]]、引いては[[【白緑メタリカ】]]と[[殿堂レギュレーション]]で共演した機会はない。[[【白緑メタリカ】]]が[[呪文]]封じをしながらの[[1ショットキル]]をサブルートとして身に付けたら手が付けられない強さになるため、言い換えると[[【白緑メタリカ】]]が消滅したからこそ生まれた[[カード]]であることは間違いない。

-[[呪文]]名はレーダ電波に対する妨害手段から取られている。ジャミング(jamming)は妨害音波などで相手の信号を受信できなくさせることであり、チャフ(chaff)はレーダーによる探知を妨害するための金属細片のことである。

-見た目が[[《紅蓮の守護者ラ・バル・プラトーン》]]とそっくり。

-アニメでは「デュエル・マスターズ!」7話で[[キラ]]が[[ラビット大佐]]戦で''《ジャミング・チャフ》''を唱え、[[《最高学府 インテリエイル》]]をベースとした[[呪文]]戦略を[[ロック]]させた。

-「デュエル・マスターズ!」49話で[[キラ]]が[[アンディ・モーンズ]]戦で[[DMBD-07-b>DMBD-07 「超誕!!ツインヒーローデッキ80 Jの超機兵 VS 聖剣神話†」]]のこの[[カード]]を使用。''《ジャミング・チャフ》''を唱え、[[《螺旋塔 モナイアス》]]をベースとした[[呪文]]戦略を[[ロック]]させた。

**関連カード [#o40bc0c0]
-[[《制御の翼 オリオティス》]]
-[[《絶対の畏れ 防鎧》]]
-[[《ファイナル・ストップ》]]
-[[《ミラクルストップ》]]
-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《爆殺!! 覇悪怒楽苦》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#p1c97058]
-[[DMRP-05]]&br;'''[[ツインパクト]]は、双つの力を極め、その力に選ばれし者に宿るという。'''
-[[DMBD-07>DMBD-07 「超誕!!ツインヒーローデッキ80 Jの超機兵 VS 聖剣神話†」]]&br;'''序盤の相手の動きを邪魔して、大型[[ブロッカー]]まで時間を稼ごう!'''
-[[デュエマフェスパック Vol.5]]交換景品(P3/Y17)&br;'''[[ツインパクト]]の力で、俺の正義は更に輝くぜ!'''
-[[プロモーション・カード>プロモーション・カード(第16期〜第20期)]](P15/Y17)&br;'''勝利の喜びと名誉! [[ツインパクト]]なら両方手に入る!'''


**収録セット [#va2a7e06]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[kou1]]
--[[DMRP-05 「双極篇 第1弾 轟快!! ジョラゴンGo Fight!!」>DMRP-05]]([[アルトアート]])
--[[デュエマフェスパック Vol.5]]交換景品(P3/Y17)
--[[プロモーション・カード]](P15/Y17)
-illus.[[douzen]]
--[[DMBD-07 「超誕!!ツインヒーローデッキ80 Jの超機兵 VS 聖剣神話†」]]

**参考 [#n5cf4dac]
-[[メタリカ]]
-[[呪文]]
-[[ツインパクト]]
-[[マナゾーン]]
-[[コスト]]
-[[クリーチャー]]
-[[山札の下]]
-[[コスト踏み倒しメタ]]
-[[ロック]]
-[[キャントリップ]]
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公式Q&A
>Q.相手のバトルゾーンに''《奇石 ミクセル》''がいます。自分のマナゾーンにカードが3枚の時に、[[《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》>《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》]]の呪文側の効果でこのカードをバトルゾーンに出しました。クリーチャーとして出したわけではなく、カードとして出したので、''《奇石 ミクセル》''の能力で山札の下に置かなくても大丈夫でしょうか。
A.いいえ、バトルゾーンに出た時はクリーチャーとして出ているので''《奇石 ミクセル》''の能力の対象になります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32355]]

>Q.自分のバトルゾーンに''《奇石 ミクセル》''がいます。相手が[[《堕魔 ドゥポイズ》]]を出して''《奇石 ミクセル》''の効果の対象になった場合に、相手が無月の門で[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を出してその[[《卍 デ・スザーク 卍》]]と[[《堕魔 ドゥポイズ》]]を破壊すると、墓地の[[《卍 デ・スザーク 卍》]]と[[《堕魔 ドゥポイズ》]]は山札の下に置きますか?
A.山札の下には行かず、[[《卍 デ・スザーク 卍》]]と[[《堕魔 ドゥポイズ》]]は墓地に置かれたままです。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32397]]

>Q.''《奇石 ミクセル》''と[[《異端流し オニカマス》]]がバトルゾーンにいます。相手が効果でマナゾーンよりコストの大きいクリーチャーを出した場合、両方の効果がトリガーしますが、山札の下に置いた後山札から手札に戻したり、逆に手札に戻した後に手札から山札の下に置いたりすることができますか?
A.同時にトリガーしている''《奇石 ミクセル》''か[[《異端流し オニカマス》]]の効果どちらかのみ選んで使えます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32404]]

&tag(〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇,,,,);