#author("2021-04-25T18:03:30+09:00","","")
#author("2021-06-15T19:27:09+09:00","","")
*《&ruby(きてれつ){奇天烈}; シャッフ》 [#qd06e2d8]

|奇天烈 シャッフ VR 水文明 (4)|
|クリーチャー:マジック・コマンド/グレートメカオー/侵略者 4000|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字をひとつ言う。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つ相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。|

[[DMR-19]]で登場した[[マジック・コマンド]]/[[グレートメカオー]]/[[侵略者]]。

[[cip]]と[[アタックトリガー]]で数字を1つ宣言し、同[[コスト]]の[[クリーチャー]]への[[プリン効果]]と[[呪文]][[ロック]]を掛ける[[能力]]を持つ。

[[マナコスト]]が偏っていたり、[[切札]]が[[呪文]]である[[デッキ]]には滅法強くなる。
例えば6[[コスト]]で固められた[[【ガチャンコ ガチロボ】]]だと、6を宣言することによって一切行動が出来なくなってしまう。
[[呪文]]だと[[【ヘブンズ・ゲート】]][[デッキ]]相手なら、6を宣言し続ければ安全に攻めることができる。
[[【ヘブンズ・ゲート】]]等、特定の[[呪文]]がプレイできるかが重要な[[デッキ]]は下手をするとこのカード一枚で完封されてしまうため、[[呪文]]以外の除去を搭載するか、除去呪文の[[コスト]]をキーカードとずらしたものにするといった工夫が求められる。([[【ヘブンズ・ゲート】]]における[[《生死の天秤》]]など。)そうすることで《奇天烈 シャッフ》側も、キーカードを防ぐか《シャッフ》に対する除去を防ぐかの二択を迫られることになる。

プリン効果はタップインを強制するクリーチャーへの返し手としても優秀。[[殴り返し]]要員を縛れば、次の[[ターン開始ステップ]]の[[アンタップ]]まで持ちこたえることもできる場合がある。[[《SSS級天災 デッドダムド》]]に侵略して[[除去]]を放てばタップイン持ちによるロックを解除することも可能。

[[種族]]は優秀であり、[[水]]の[[コマンド]]である[[マジック・コマンド]]に加え[[グレートメカオー]]まで持ち合わせている。
前者なら[[青単]][[侵略]]、後者ならメカオー[[デッキ]]で活躍することが出来るだろう。
[[単色]][[デッキ]]の弱点である[[《調和と繁栄の罠》]]を切り抜ける手段ができたのは大きい。

強力な能力ではあるが、100%の性能を引き出すには相手のデッキパターンと次の手を読みきる必要があるため、カードの知識が乏しい初心者が扱うのはかなり厳しい。

[[スピードアタッカー]]や[[S・トリガー]][[クリーチャー]]には宣言した数と同じコストであろうが一切無力なので気を付けよう。

**ルール・裁定 [#g4493bdf]
-[[呪文]]制限に関する記述は「プレイヤーを対象にする[[継続的効果]]」であり、[[クリーチャー]]の[[攻撃制限]]等に関する記述は「個々のカードを対象にする[[継続的効果]]」である。同一文章内の記述で対象が異なるのは極めて稀である。
--[[DMR-19]]発売直後は、[[呪文]]制限に関する記述も「個々のカードを対象にする[[継続的効果]]」だという暫定回答が出されていた。つまり、《シャッフ》でコストを宣言してから所定のゾーンを離れた[[呪文]]、例えば[[ドロー]]して来た呪文や[[S・トリガー]]を含む[[ブレイク]]された呪文等を制限するものではなかった。従って厳密にゲーム進行すると、《シャッフ》適用後に元々あった[[手札]]と新たに加えられた[[手札]]を分けなければならなかった。

-[[クリーチャー]]に対する[[ロック]]効果は、分かりやすく言うなら、宣言コストをXとしたとき、処理時点で[[バトルゾーン]]にいる相手の[[クリーチャー]]すべてに「この[[クリーチャー]]の[[コスト]]がXならこの[[クリーチャー]]は[[攻撃]]も[[ブロック]]もできない」状態にする。元々[[コスト]]Xでない[[クリーチャー]]が[[コスト]]Xになると[[ロック]]されたり、その逆が起こったりと[[《調和と繁栄の罠》]]に似た処理となる。
--一時期は処理時点で[[バトルゾーン]]にいる、選んだ[[コスト]]Xの[[クリーチャー]]に『この[[クリーチャー]]は[[攻撃]]も[[ブロック]]もできない』を[[付与]]するというもので、したがって、効果の対象となった[[クリーチャー]]が[[進化]]等でその[[コスト]]がX以外になっても効果は持続する。という裁定が出ていた。公式のルール変更ページにおいて変更の発表がなされたが、2017/1/20の総合ゲームルール改定で元に戻った。

-[[《原罪の悪魔龍 グルデムボウ》]]などの[[カード名]]の[[宣言]]に関する裁定に準拠すると、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]を採用していない相手に対して「999」を宣言するなど、[[デッキ]]に1枚も入っていないことが明白なカードしか持たないコストを指定することも可能だが、[[デュエル・マスターズ]]にその[[コスト]]を持つカードが存在しない数字は宣言できない。
**環境において [#pcf335d9]

[[革命編環境]]では[[【天門ループ】]]、[[【超次元デッドゾーン】]]への対策として広く使われた。

[[革命ファイナル環境]]では[[【ドレミ団】>【サザン・ルネッサンス】#doremi]]や[[青]]を[[タッチ]]した[[【赤黒ドギラゴン剣】]]を中心に使用された。

[[双極篇環境]]では[[【赤青ドギラゴン剣】]]や[[【白青赤ドギラゴン剣】]]での採用が中心で、[[【青単スコーラー】>【スコーラー】#blueonly]]対策として役に立ち、ウィニーをまとめて足止めするための要因としても重宝された。

[[超天篇環境]]でも[[【青黒緑デッドダムド】]]などで活躍していたが、この頃になると足止めされたクリーチャーを効果のかかっていないクリーチャーに変換する[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]が環境を席巻するなど絶対的な足止め手段ではなくなった。また、[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]による[[ブレイク]]で[[プリン効果]]をある程度ケアできる上に[[《卍 新世壊 卍》]]により[[呪文]][[ロック]]を無効にできる[[【青魔導具】]]など、このカードが[[腐る]]対面も目立っていった。それでも、デッキの回転を上げることを優先して[[S・トリガー]]等のカウンター札を4枚程度に抑える構築が珍しくなくなっており、これ1枚で安全に詰めることができる場面も増えている。

2020年1月1日の殿堂レギュレーション改訂を機に純粋な[[呪文メタ]]として[[【青赤緑バーンメアジョーカーズ】>【バーンメアジョーカーズ】#r44df9bf]]に4枚投入されることも多くなった。

***オリジナルにおいて [#t7edbd45]
純粋なカウンター封じというよりも足止めとしての性質が強い。[[メインデッキ]]以外の[[カード]]が使えない都合上、1[[ターン]]の内に6打点以上を並べることが[[アドバンス]]より難しく、相手が少しずつ[[クリーチャー]]を[[出し>出す]]ているとこのクリーチャーで止めることがしやすいのである。

[[王来篇環境 (オリジナル)]]における[[【ロマノフシャコガイル】]]も、[[ワンショット]]プランと[[【青黒緑デッドダムド】]]や[[【ドギラゴン閃】]]などが先置きするクリーチャーへの対策としてこのカードを搭載する場合が多い。DMRP-17期の[[環境]]を支配した[[【鬼羅.Star】]]でも実績を残した。

***まとめ [#nc28b3d7]
総じて、競技性の高い大会であればあるほど呪文のカウンター札が限られるため、このクリーチャー程度の[[呪文ロック]]で十分な場合が多い。
**その他 [#o228cb45]
-動画の撮影卓でプレイヤーの声が収録されない場合、動画の視聴者に対する配慮としてサイコロを使って宣言した数字を伝えるのも1つの手法である。競技イベント運営ルールの2.13「ゲームで使用できるもの」ではサイコロをカウンターとして使用することは認められないが、[[デュエマフェス]]などの娯楽性の高い大会の場合は使用されることもある。

-[[【速攻】]]の[[ウィニー]]にしろ小型[[ブロッカー]]にしろ、1マナクリーチャーしか採用しない[[デッキ]]は基本的に無いため、[[フレーバーテキスト]]とは裏腹に、1を選ぶ機会はあまり多くはない。[[【ジョバンニスコール】]]相手なら1コスト縛りが強力な[[メタ]]になっただろうが、あくまであちらの[[ロック]]前に出せればの話である。
--後に[[双極篇環境]]に[[コスト]]1の呪文を重用する[[【青単スコーラー】>【スコーラー】#blueonly]]が登場すると、1を選ぶ機会は対戦でも多くなった。

-名前は「[[シャッフル]]」からだろう。ただしこの[[クリーチャー]]の[[能力]]には[[シャッフル]]する[[能力]]は一切ない。指定[[コスト]]がめくるめく変わるシステムを[[シャッフル]]になぞらえているのだろうか。

**関連カード [#v16b1cf7]
-[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]
-[[《イニシャッフチブ》]]
-[[《数ー字ーQ》]]
-[[《オニカマス <シャッフ.Star>》]]

**フレーバーテキスト [#m9e16a04]
-[[DMR-19]]&br;'''別に1以外を選んでもいいんですよ? ---奇天烈 シャッフ'''
-[[DMBD-10]]&br;'''[[革命軍]]との最終決戦へ向けて、[[侵略者]]を強化する為に開発されたかに思われていたS級ウイルス。だが、その実態は[[レッドゾーン>《轟く侵略 レッドゾーン》]]を[[デッドゾーン>《S級不死 デッドゾーン》]]として復活させ、最終的に禁断を支配できる存在、「天災」の[[侵略者]]を生み出すことにあった。'''
-[[DMBD-15]]&br;'''先の展開を読む能力の高さ、[[ドギラゴン閃>《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]によるシャッフへの指示からはそれが伺えたと後世に語り継がれている。'''

**収録セット [#z23c90bc]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[akira actagawa]]
--[[DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」>DMR-19]]
--[[DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」>DMBD-10]](5/18)
-illus.[[Takaaki Sato]]
--[[DMBD-15 「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」>DMBD-15]](SE8/SE10)
-illus.[[椎名高志]]
--[[DMRP-18 「王来篇 第2弾 禁時王の凶来」>DMRP-18]](18A/20)(18B/20)

**参考 [#g359c919]
-[[マジック・コマンド]]
-[[グレートメカオー]]
-[[侵略者]]
-[[cip]]
-[[アタックトリガー]]
-[[数字選択]]
-[[ロック]]
-[[プリン効果]]

&tag(クリーチャー,水文明,単色,コスト4,マジック・コマンド,コマンド,グレートメカオー,侵略者,パワー4000,cip,アタックトリガー,数字選択,ターン開始時,相手,呪文メタ,プリン効果,VR,ベリーレア,akira actagawa,Takaaki Sato);
&tag(クリーチャー,水文明,単色,コスト4,マジック・コマンド,コマンド,グレートメカオー,侵略者,パワー4000,cip,アタックトリガー,数字選択,ターン開始時,相手,呪文メタ,プリン効果,VR,ベリーレア,akira actagawa,Takaaki Sato,椎名高志);