#author("2020-01-28T00:17:31+09:00","","")
#author("2020-02-10T18:31:48+09:00","","")
*《&ruby(きてれつ){奇天烈}; シャッフ》 [#qd06e2d8]

|奇天烈 シャッフ VR 水文明 (4)|
|クリーチャー:マジック・コマンド/グレートメカオー/侵略者 4000|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、数字をひとつ言う。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つ呪文を唱えられず、同じコストを持つ相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできない。|

[[DMR-19]]で登場した[[マジック・コマンド]]/[[グレートメカオー]]/[[侵略者]]。

[[cip]]と[[アタックトリガー]]で数字を1つ宣言し、同[[コスト]]の[[クリーチャー]]への[[プリン効果]]と[[呪文]][[ロック]]を掛ける[[能力]]を持つ。

[[マナコスト]]が偏っていたり、[[切札]]が[[呪文]]である[[デッキ]]には滅法強くなる。
例えば6[[コスト]]で固められた[[【ガチャンコ ガチロボ】]]だと、6を宣言することによって一切行動が出来なくなってしまう。
[[呪文]]だと[[【ヘブンズ・ゲート】]][[デッキ]]相手なら、6を宣言し続ければ安全に攻めることができる。
[[【ヘブンズ・ゲート】]]等、特定の[[呪文]]がプレイできるかが重要な[[デッキ]]は下手をするとこのカード一枚で完封されてしまうため、[[呪文]]以外の除去を搭載するか、除去呪文の[[コスト]]をキーカードとずらしたものにするといった工夫が求められる。([[【ヘブンズ・ゲート】]]における[[《生死の天秤》]]など。)そうすることで《奇天烈 シャッフ》側も、キーカードを防ぐか《シャッフ》に対する除去を防ぐかの二択を迫られることになる。

強力な効果ではあるが、100%の性能を引き出すには相手のデッキパターンと次の手を読みきる必要があるため、上級者向けのカードと言える。

[[種族]]も優秀であり、[[水]]の[[コマンド]]である[[マジック・コマンド]]に加え[[グレートメカオー]]まで持ち合わせている。
前者なら[[青単]][[侵略]]、後者ならメカオー[[デッキ]]で活躍することが出来るだろう。
[[単色]][[デッキ]]の弱点である[[《調和と繁栄の罠》]]を切り抜ける手段ができたのは大きい。

一見スキのない[[カード]]に見えるが、[[スピードアタッカー]]や[[S・トリガー]][[クリーチャー]]には宣言した数と同じコストであろうが一切無力なので気を付けよう。

**ルール・裁定 [#g4493bdf]
-[[呪文]]制限に関する記述は「プレイヤーを対象にする[[継続的効果]]」であり、[[クリーチャー]]の[[攻撃制限]]等に関する記述は「個々のカードを対象にする[[継続的効果]]」である。同一文章内の記述で対象が異なるのは極めて稀である。
--[[DMR-19]]発売直後は、[[呪文]]制限に関する記述も「個々のカードを対象にする[[継続的効果]]」だという暫定回答が出されていた。つまり、《シャッフ》でコストを宣言してから所定のゾーンを離れた[[呪文]]、例えば[[ドロー]]して来た呪文や[[S・トリガー]]を含む[[ブレイク]]された呪文等を制限するものではなかった。従って厳密にゲーム進行すると、《シャッフ》適用後に元々あった[[手札]]と新たに加えられた[[手札]]を分けなければならなかった。

-[[クリーチャー]]に対する[[ロック]]効果は、宣言コストをXとしたとき、処理時点で[[バトルゾーン]]にいる相手の[[クリーチャー]]すべてに「この[[クリーチャー]]の[[コスト]]がXならこの[[クリーチャー]]は[[攻撃]]も[[ブロック]]もできない」を[[付与]]する。元々[[コスト]]Xでない[[クリーチャー]]が[[コスト]]Xになると[[ロック]]されたり、その逆が起こったりと[[《調和と繁栄の罠》]]に似た処理となる。
--一時期は処理時点で[[バトルゾーン]]にいる、選んだ[[コスト]]Xの[[クリーチャー]]に『この[[クリーチャー]]は[[攻撃]]も[[ブロック]]もできない』を[[付与]]するというもので、したがって、効果の対象となった[[クリーチャー]]が[[進化]]等でその[[コスト]]がX以外になっても効果は持続する。という裁定が出ていた。公式のルール変更ページにおいて変更の発表がなされたが、2017/1/20の総合ゲームルール改定で元に戻った。
//-[[クリーチャー]]への[[ロック]]はその場にいた相手の[[クリーチャー]]のみが対象となり、この点が[[《調和と繁栄の罠》]]の[[攻撃できない]]と根本的に異なる。なお、宣言した[[コスト]]に関わらずその場の全ての[[クリーチャー]]が[[効果]]を受けるため、[[進化]]する等で[[マナコスト]]が変化すると規制の対象から外れたり規制される場合がある。これはあくまで[[マナコスト]]を対象としているためである(事務局確認2015/12/20)。この点は[[《調和と繁栄の罠》]]と性質は似通っている。&br;具体例)[[コスト]]5を宣言した場合
//--[[効果]]を受けた[[クリーチャー]]が[[進化]]や[[退化]]、[[覚醒]]や[[リンク]]等で[[コスト]]5ではない[[クリーチャー]]になった。この[[クリーチャー]]は《シャッフ》の[[効果]]を引き継いでいるが、[[コスト]]5ではないため規制されない。
//--[[効果]]を受けた[[クリーチャー]]が[[進化]]や[[退化]]、[[覚醒]]や[[リンク]]等で[[コスト]]5の[[クリーチャー]]になった。この[[クリーチャー]]は[[効果]]を引き継いでおり、[[コスト]]5であることにより規制される。
//--《シャッフ》の[[効果]]処理より後に出てきた、[[効果]]を受けていない[[コスト]]5の[[クリーチャー]]は規制されない。
//--[[クリーチャー]]ではないオブジェクトは《シャッフ》の[[効果]]を受けていないので、それらが[[龍解]]や[[禁断解放]]等で[[コスト]]5の[[クリーチャー]]になっても、その[[クリーチャー]]は規制されない。&br;[[クリーチャー]]が[[龍回避]]等で[[クリーチャー]]以外のオブジェクトに変化すると、その時点で受けていた[[効果]]がリセットされるため、再度[[コスト]]5の[[クリーチャー]]に変化したとしても規制されない。
//-一時期裁定がはっきりせず騒がれた時期もあったが上記の裁定で確定した。

**環境において [#pcf335d9]

[[革命編環境]]では[[【天門ループ】]]、[[【超次元デッドゾーン】]]への対策として広く使われた。

[[革命ファイナル環境]]では[[【ドレミ団】>【サザン・ルネッサンス】#doremi]]や[[青]]を[[タッチ]]した[[【赤黒ドギラゴン剣】]]を中心に使用された。

[[双極篇環境]]では[[【赤青ドギラゴン剣】]]や[[【白青赤ドギラゴン剣】]]での採用が中心で、[[【青単スコーラー】>【スコーラー】#blueonly]]対策として役に立ち、ウィニーをまとめて足止めするための要因としても重宝された。

[[超天篇環境]]でも[[【青黒緑デッドダムド】]]などで活躍しているが、この頃になると足止めされたクリーチャーを効果のかかっていないクリーチャーに変換する[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]が環境を席巻するなど絶対的な足止め手段ではなくなった。また、[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]による[[ブレイク]]で[[プリン効果]]をある程度ケアできる上に[[呪文]][[ロック]]が無効になる機構が存在する[[【新世壊ガ・リュミーズ】]]など、このカードが[[腐る]]対面も目立っていった。それでも、デッキの回転を上げることを優先して[[S・トリガー]]等のカウンター札を4枚程度に抑える構築が珍しくない中、これ1枚で安全に詰めることができる場面も増えている。

2020年1月1日の殿堂レギュレーション改訂を機に純粋な[[呪文メタ]]として[[【バーンメアジョーカーズ】]]に4枚投入されることも多くなった。

**その他 [#o228cb45]
-動画の撮影卓でプレイヤーの声が収録されない場合、動画の視聴者に対する配慮としてサイコロを使って宣言した数字を伝えるのも1つの手法である。競技イベント運営ルールの2.13「ゲームで使用できるもの」ではサイコロをカウンターとして使用することは認められないが、[[デュエマフェス]]などの娯楽性の高い大会の場合は使用されることもある。

-[[【速攻】]]の[[ウィニー]]にしろ小型[[ブロッカー]]にしろ、1マナクリーチャーしか採用しない[[デッキ]]は基本的に無いため、[[フレーバーテキスト]]とは裏腹に、1を選ぶ機会はあまり多くはない。[[【ジョバンニスコール】]]相手なら1コスト縛りが強力な[[メタ]]になっただろうが、あくまであちらの[[ロック]]前に出せればの話である。
--後に[[双極篇環境]]に[[コスト]]1の呪文を重用する[[【青単スコーラー】>【スコーラー】#blueonly]]が登場すると、1を選ぶ機会は対戦でも多くなった。

-名前は「[[シャッフル]]」からだろう。ただしこの[[クリーチャー]]の[[能力]]には[[シャッフル]]する[[能力]]は一切ない。指定[[コスト]]がめくるめく変わるシステムを[[シャッフル]]になぞらえているのだろうか。

**関連カード [#v16b1cf7]
-[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]
-[[《数ー字ーQ》]]

**フレーバーテキスト [#m9e16a04]
-[[DMR-19]]&br;'''別に1以外を選んでもいいんですよ? ---奇天烈 シャッフ'''
-[[DMBD-10>DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」]]&br;'''[[革命軍]]との最終決戦へ向けて、[[侵略者]]を強化する為に開発されたかに思われていたS級ウイルス。だが、その実態は[[レッドゾーン>《轟く侵略 レッドゾーン》]]を[[デッドゾーン>《S級不死 デッドゾーン》]]として復活させ、最終的に禁断を支配できる存在、「天災」の[[侵略者]]を生み出すことにあった。'''


**収録セット [#z23c90bc]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[akira actagawa]]
--[[DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」>DMR-19]]
--[[DMBD-10 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 SSS!! 侵略デッドディザスター」]](5/18)

**参考 [#g359c919]
-[[マジック・コマンド]]
-[[グレートメカオー]]
-[[侵略者]]
-[[cip]]
-[[アタックトリガー]]
-[[ロック]]
-[[プリン効果]]

&tag(〇〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇,,,,);