#author("2019-07-01T15:14:58+09:00","","")
#author("2024-01-20T15:46:33+09:00","","")
*《&ruby(はかもり){墓守};の&ruby(かね){鐘};ベルリン》 [#c1b32440]

|墓守の鐘ベルリン UC 光/闇文明 (2)|
|クリーチャー:イニシエート/ヘドリアン/ハンター 3000|
|ブロッカー|
|このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。|
|呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。|
|相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、自分の手札が捨てられた時、カードを2枚まで、自分の墓地から手札に戻してもよい。|

[[DMX-06>DMX-06 「大乱闘!ヒーローズ・ビクトリー・パック 燃えるド根性大作戦」]]で登場した[[イニシエート]]/[[ヘドリアン]]/[[ハンター]]。
[[DMX-06]]で登場した[[イニシエート]]/[[ヘドリアン]]/[[ハンター]]。

[[呪文]]限定の[[アンタッチャブル]]を持つ[[多色]][[ブロッカー]]。[[ハンデス]]された時に[[墓地回収]]できる[[能力]]を持つ。

相手側から見ると、[[ハンデス]]したら相手の[[手札]]が増えるという非常に困った[[カード]]。
これ1枚でも[[《ロスト・ソウル》]]や[[《解体人形ジェニー》]]を代表としたほとんどの[[ハンデス]]を無力化することができる。[[ハンデス]]に悩まされているのなら、とりあえずこれを投入して場に出すだけで相手は頭を抱えることになるだろう。
手札が複数枚同時に捨てられた時は、捨てられた枚数×2枚[[墓地回収]]でき、[[《ロスト・ソウル》]]などで複数枚の[[手札]]をまとめて捨てさせられた場合、捨てた枚数×2枚の[[カード]]を[[墓地]]から[[回収]]できる。[[ハンデス]]されても逆に[[手札]]が増えるため、[[ハンデス]]主体の相手には頭を悩ませる。

これ1枚でも[[《ロスト・ソウル》]]や[[《解体人形ジェニー》]]を代表としたほとんどの[[ハンデス]]を無力化することができる。色の合うデッキで[[ハンデス]]に悩まされているのなら、とりあえず真っ先に手が伸びるだろう。
[[ブロッカー]]でもあるため、[[《飛行男》]]や[[《卵胞虫ゼリー・ワーム》]]といった[[ハンデス]]持ち[[ウィニー]]は、この[[クリーチャー]]が立っているだけで機能不全に陥ってしまう。
[[《解体人形ジェニー》]]や[[《暗黒秘宝ザマル》]]は[[強制]]の[[ハンデス]]なので、それらの使用をためらわせる[[効果]]も期待できる。

さらに[[呪文]]限定ながら[[アンタッチャブル]]を持っているため、ある程度の[[除去]]にも耐性がある。[[《ガンヴィート・ブラスター》]]を完全に[[腐ら>腐る]]せるため[[コントロール]]に強くなる。
また、[[破壊]]されやすい[[ブロッカー]]であることを見事に補っているため、[[ビートダウン]]にも多少なりとも[[効果]]が見込める。[[《超次元シューティング・ホール》]]で狙われずに済むのは有り難いだろう。
相手が[[ハンデス]]をしてこないデッキでも、最悪[[ブロッカー]]としての役割が残っている。[[呪文]]限定ながら[[アンタッチャブル]]を持っているため、ある程度の[[除去]]にも耐性がある。[[ビートダウン]]にも多少なりとも[[効果]]が見込むことができ、[[《超次元シューティング・ホール》]]で狙われずに済むのは有り難いだろう。[[《ガンヴィート・ブラスター》]]もこのカード前では完全に[[腐る]]。

前述のように[[カードパワー]]は非常に高いが、どのような[[デッキ]]にでも入るわけではないことには注意。この[[カード]]自体は能動的に[[アドバンテージ]]を取るタイプではなく、[[光]]と[[闇]]の[[多色]]であるためである。[[【白黒緑コントロール】]]、[[【白青黒コントロール】]]、[[【オール・イエス】]]、[[闇]]入りの[[【ヘブンズ・ゲート】]]が主な居場所になるか。
除去のされにくさを利用して[[進化元]]として使うのもいいだろう。また、光/闇の多色であることから、後に登場した[[《剥楯!月光MAX》]]の[[スペック]]を最大化できる最軽量のクリーチャーという付加価値も生まれている。

-[[双極篇環境]]になると[[【デ・スザーク】]]が[[《卍 デ・スザーク 卍》]]と[[《追憶人形ラビリピト》]]のセットでこのカードをあっさり退かしてオールハンデスを放つようになった。そのため、環境での評価は比較的低くなった。
[[【白黒緑コントロール】]]、[[【白青黒コントロール】]]、[[【オール・イエス】]]、[[闇]]入りの[[【ヘブンズ・ゲート】]]、[[【白黒オシオキムーン】]]など、色が合えばとりあえず採用が検討できる。

-[[《ロスト・ソウル》]]などで複数枚の[[手札]]をまとめて捨てさせられた場合、捨てた枚数×2枚の[[カード]]を[[墓地]]から[[回収]]できる。
-地味に効果自体も枚数も「2枚まで」と任意のため、墓地肥やしを阻害せず、また1枚だけ手札に戻したりといったこと小回りも利くのもメリット。

-地味に効果自体も枚数も「2枚まで」と任意のため、墓地肥やしを阻害せず、また1枚だけ手札に戻したりといったこと小回りも効くのもメリット。
**環境において [#ne360193]
登場から[[【白黒緑コントロール】]]、[[【白青黒コントロール】]]、[[【オール・イエス】]]に採用される。当時は[[《超次元ライデン・ホール》]]の破壊コストにするという使い道もあった。
ただ、当時は後年のように[[メタ]][[クリーチャー]]が重視されていなかったため「これを使うぐらいなら[[リソース]]を稼ぎたい」「プレイヤーを攻撃できないのが気掛かり」と低く評価する声も一定数あった。また、[[《至宝 オール・イエス》]]という抜け道が存在していた他、[[《学校男》]]や[[《爆竜 GENJI・XX》]]といった除去に対してもノータッチで、メタ性能は完璧ではなかった。

[[エピソード2環境]]では[[《知識の精霊ロードリエス》]]軸の[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]に使われることがあった。

[[エピソード3環境]]では[[【ヒラメキドレーン】]]にしばしば採用され、手札の[[コンボパーツ]]を守ったり[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]の[[破壊]][[コスト]]になったりと活躍した。
[[《ダイヤモンド・ソード》]]を使えば呪文アンタッチャブルの打点に数えられるため、単なるメタカード以上の攻撃性能を発揮できた。

[[双極篇環境]]では[[【デ・スザーク】]]が[[《卍 デ・スザーク 卍》]]と[[《追憶人形ラビリピト》]]の[[コンボ]]でこのカードをあっさり退かしてオールハンデスを放つようになったため、環境での評価は下がった。

[[DMRP-12]]では[[《墓地の儀》]]が登場。このクリーチャーを容易に破壊できることからさらに評価を下げる要因になった。[[十王篇環境]]で環境トップだった[[【オカルトアンダケイン】]]対面などが当てはまるか。

**他のカード・デッキとの相性 [#q9de47f0]

-[[《至宝 オール・イエス》]][[《死神城 XENOM》]][[《凶乱の魔鎌 ディスカルド》]][[《龍魂宮殿 ブラックロ》]]など[[クロスギア]]・[[城]]・[[ウエポン]]・[[フォートレス]]による[[ハンデス]]、[[《大邪眼B・ロマノフ》]][[《パクリオ》]]などの[[墓地]]に捨てさせるタイプではない[[ハンデス]]には無力。とはいえ、後者のタイプの[[ハンデス]]には直接対策となる[[カード]]は現時点で存在しないため、この点はさすがに妥協するしかない。

-複数体並べているなら問題ないが、[[《腐敗勇騎ガレック》]]にも注意。[[ハンデス]]の前に[[破壊]]されてしまうため、[[墓地回収]]ができなくなる。

-[[《新世界 シューマッハ》]]相手には異常なまでの強さを発揮する。[[白黒緑]]で《墓守の鐘ベルリン》を採用し、[[《新世界 シューマッハ》]]が流行っているようであれば、[[《父なる大地》]]を同時に採用するのも悪くないかもしれない。

-地味に光の[[ハンター]]でもある為、[[《破滅の女神ジャンヌ・ダルク》]]で捨てさせる枚数を増やすことができる。

-戻せる[[カード]]の種類に制限がないのは[[サルベージ]]ではかなり珍しい。もっとも、[[相手依存]]なので狙ったタイミングで[[回収]]するのは難しい。

**比較対象 [#i00014b1]
-[[イニシエート]]であるため、[[多色]]という点を除けば、[[《鎮圧の使徒サリエス》]]は勿論、知名度こそ低いが[[《円舞の使徒ラストル》]]の立場が危うくなっている。

-[[DMR-14>DMR-14 「ドラゴン・サーガ 第2章 暴龍ガイグレン」]]で登場した[[《聖鐘の翼 ティグヌス》]]も同[[コスト]]同[[パワー]]で[[ハンデス]][[メタ]][[能力]]を持つが、[[光]][[単色]]となったことで[[アンタッチャブル]]と[[サルベージ]][[効果]]を失っている。[[スペック]]は落ちるが、[[闇]]を使わないか[[多色]]の比率を下げたい場合はそちらを投入することになるだろう。
-[[DMR-14]]で登場した[[《聖鐘の翼 ティグヌス》]]も同[[コスト]]同[[パワー]]で[[ハンデス]][[メタ]][[能力]]を持つが、[[光]][[単色]]となったことで[[アンタッチャブル]]と[[サルベージ]][[効果]]を失っている。[[スペック]]は落ちるが、[[闇]]を使わないか[[多色]]の比率を下げたい場合はそちらを投入することになるだろう。

**流通・再録について [#n3accd32]
-[[DMEX-13]]で再録。[[白黒]]カラーである[[月光王国]]の[[クリーチャー]]と同じ配[[色]]であり、メタカードとして手頃であるためであろう。

**カード名について [#v72cb876]
-[[《強欲ジェラシー・シャン》]]と同様に[[多種族]]の命名ルールを満たしていない。[[種族]]に[[ハンター]]が含まれているからだろうか。

-名前の元ネタはドイツ北東部に位置する都市ベルリンと英単語のbell,ringからだろう。

**その他 [#dfdafd85]
-戻せる[[カード]]の種類に制限がない[[サルベージ]]は珍しかった。もっとも、[[相手依存]]なので狙ったタイミングで[[回収]]するのは難しい。
--後年では墓地利用でも[[カードタイプ]]を問わない墓地回収はある程度登場していった。

-[[デュエル・マスターズ公式HP]]のこの[[クリーチャー]]に関するQ&Aのサムネイルが何故か[[《グローリー・ストーン》]]になっていた。現在は修正されている。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#dfdafd85]

|墓守の鐘ベルリン R 光/闇文明 (2)|
|クリーチャー:イニシエート/ヘドリアン/ハンター 3000|
|ブロッカー|
|相手プレイヤーを攻撃できない。|
|相手の呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。|
|相手のカードの能力または効果によって自分の手札が捨てられた時、自分の墓地からカードを2枚まで手札に戻す。|

[[DMPP-17]]で実装。[[レアリティ]]は[[レア]]に上がった。
[[ハンデス]][[メタ]]の[[墓地回収]]能力は[[クリーチャー]]と[[呪文]]以外のハンデスにも対応するよう強化された。また強制化しているが、2枚「まで」の部分は変わっていないので戻さない選択もできる。

//-「相手の呪文の能力によって」とあるが、[[呪文]]の能力は「効果」と表記されるのが普通。TCG版からテキストを書き換える際にミスがあったと思われる。
//Ver.3.2.2で表記修正。

***ルール [#w249d227]
-同時にカードを捨てられた場合、捨てた数×2の数まで墓地からカードを回収する。例えば自分が3枚捨てることになったら6枚まで回収できる。
--[[《ロスト・ソウル》]]といった[[オールハンデス]]は、1回ですべて捨てさせるのではなく、カードそれぞれに「それを捨てさせる」扱いのため。

-自分のカードの「かわりに捨てる」効果を使い、相手のカードの能力・効果を[[置換>置換効果]]して[[ディスカード]]を行った場合、このカードの[[墓地回収]]能力が発動する。自分の[[《豪遊!セイント・シャン・メリー》]]や[[《オンセン・無敵タイム》]]のコンボが有名。
--これは、「自分の[[《デーモン・ハンド》]]による破壊が相手の[[《神羅スカル・ムーン》]]に置換されて、自分の[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]が破壊された場合の裁定」((https://dmps.takaratomy.co.jp/faq-cardrule/no-320))に則り、「効果の発生源」が相手にあると見なされるためである。
---ルールによる破壊や自分のカードの効果(バトルでの敗北や、自分の[[《デッドリー・ラブ》]]での破壊など)で能動的には使えない。ほとんどの場合、[[《豪遊!セイント・シャン・メリー》]]や[[《ガロウズ・セブ・カイザー》]]などとのコンボは相手依存となる(([[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]で有名な[[《イモータル・ブレード》]]なら能動的に[[スレイヤー]]を利用できる。自分の《墓守の鐘ベルリン》がある状態で、[[ディスカード]]で自分のクリーチャーが破壊を置き換えると、「相手のクリーチャーの能力」が原因という扱いのため墓地回収が発動する。単純に自分の[[《邪魂創世》]]などで直接的に破壊するのではコンボにならない。))。
---マイナーだが[[《光器シャン・ベル》]]の破壊置換効果でも同様の裁定が使える。破壊以外は素通しの欠点はあるが[[《ヘブンズ・ゲート》]]で2体同時に用意できる点はシナジーがある。
同じデッキ入れるには工夫が必要だが、後に登場した[[《暴君の悪魔龍 デストロキール》]]でもコンボ可能。

**関連カード [#h2ded731]
-[[《聖鐘の翼 ティグヌス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#y6f1ac6b]
-[[DMEX-13]]&br;'''[[月光王国]]では満月の夜に、夜想曲(ノクターン)にのせてポエムを披露しあう。'''

-[[DMPP-17]]&br;'''とんでもなく口が悪いけど、なんだかんだ皆を守るいいやつなのだよ。――[[ミスター・アクア>《ミスター・アクア》]]'''

**収録セット [#xd0e0d77]
***[[デュエル・マスターズ]] [#mbcc45d2]
-illus.[[Katsuya]]
--[[DMX-06 「大乱闘!ヒーローズ・ビクトリー・パック 燃えるド根性大作戦」]]
--[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」]]
--[[DMX-06 「大乱闘!ヒーローズ・ビクトリー・パック 燃えるド根性大作戦」>DMX-06]](13/21)
--[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」>DMD-24]](27/37)
--[[DMEX-13 「四強集結→最強直結パック」 >DMEX-13]](49/84)
--[[アゲアゲ∞(クライ)マックスパック]](P88/Y12)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#k68e8a97]
-CV:[[城内由茄子]]
-illus.[[Katsuya]]
--[[DMPP-17 「ライジング・アライズ -希望の王女-」>DMPP-17]]

**参考 [#z8eb6347]
-[[イニシエート]]
-[[ヘドリアン]]
-[[ハンター]]
-[[タップイン]]
-[[ブロッカー]]
-[[攻撃できない]]
-[[呪文]]
-[[アンタッチャブル]]
-[[クリーチャー]]
-[[ハンデス]]
-[[カード]]
-[[墓地回収]]
-[[メタ]]

-[[MODE→CHANGE]]

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