#author("2020-06-21T02:27:59+09:00","","")
#author("2022-10-22T00:48:43+09:00","","")
*《&ruby(ダーマ){堕魔}; ヴァイプシュ》 [#jf2f47f2]

|堕魔 ヴァイプシュ C 闇文明 (5)|
|クリーチャー:マフィ・ギャング/魔導具 5000|
|自分が呪文を唱えた時、このクリーチャーを自分の墓地から手札に戻してもよい。|

[[DMRP-06]]で登場した[[マフィ・ギャング]]/[[魔導具]]。

自分が[[呪文]]を[[唱えた>唱える]]時に自身を[[墓地回収]]できる。

条件が[[相手依存]]なところがある[[《残酷の悪魔龍 ヴォチ・イデール》]]よりマシとはいえ、こちらも[[ブロッカー]]すら持たない[[準バニラ]]と、割に合わな過ぎる[[スペック]]を持つ。
何より、[[【デ・スザーク】]]はその大半を[[魔導具]][[クリーチャー]]で構築するのが主流であり、[[呪文]]がほとんど入らないであろう噛み合わせのなさも目立つ。
[[【デ・スザーク】]]を筆頭とした[[無月の門]]活用[[デッキ]]は、[[《堕魔 ヴォガイガ》]]などで[[墓地]]と場の数を揃えて[[無月の門]]の発動を目指すのが基本であり、[[呪文]]に反応して[[墓地]]から[[手札]]に戻るこの[[カード]]は、同じ[[墓地]]関連ではあるがむしろ対照的な[[スペック]]といえる。
単純ながら興味深い[[能力]]ではあるが、[[魔導具]][[クリーチャー]]が中心の従来の[[無月の門]]活用[[デッキ]]との[[シナジー]]は強くはない。
いざ[[回収]]して[[無月の門]]の起動に使おうにも、5[[コスト]]という[[《堕魔 ヴァイシング》]]に並ぶ[[重さ>重い]]がネック。

一応、[[DMRP-07]]に[[水]]の[[魔導具]][[呪文]]が収録されたが、そうまでしてできるのが[[サルベージ]]しかないのを考えると、やはり他の[[魔導具]][[クリーチャー]]より見劣りするのが現実である。
現状、[[【デ・スザーク】]]を筆頭とした[[無月の門]]活用[[デッキ]]での優先度は、かなり低いと言わざるをえない。
続く[[DMRP-07]]では[[水]]の[[魔導具]][[呪文]]が登場したが、それらを利用する[[デッキ]]の多くは[[闇]][[魔導具]][[デッキ]]ほどは[[墓地]]に依存せず、意外と併用する機会を見出しにくい。
また[[水]][[魔導具]]の中では最も相性が良さそうに見える[[《堕呪 バレッドゥ》]]とは、[[ルール]]の関係で少々噛み合わない部分もある(後述)。
このように[[魔導具]]の観点から見ると中々癖のある[[スペック]]なので、他の[[魔導具]]とは区別し目先を変えた使い道を考えた方が良いだろう。

どちらかというと[[種族]]には拘らず、[[《魔道凶獣バラムゲイナー》]]や[[《夜露死苦 キャロル》]]といった類似[[効果]]を持つ[[クリーチャー]]と同様に、[[《ドリル・スコール》]]や[[《エマージェンシー・タイフーン》]]などを大量搭載した[[デッキ]]の[[コンボパーツ]]兼[[ディスアドバンテージ]]軽減剤として使うなどすると良いだろう。
[[回収]]条件はただ[[呪文]]を[[唱える]]だけと、意図して作った[[デッキ]]なら全く苦労せずに達成できるものであり、前者2種のような[[文明]]の縛りも[[《凶鬼37号 グルル》]]の様な[[種族]]の縛りもないため、意外な[[カード]]や[[デッキ]]との組み合わせが[[コンボ]]に繋がる可能性が大いにある。
[[魔導具]][[種族]]に拘るよりも、[[《夜露死苦 キャロル》]]といった類似[[効果]]を持つ[[クリーチャー]]と同様に、[[《エマージェンシー・タイフーン》]]などを大量搭載した[[デッキ]]の[[コンボパーツ]]兼[[ディスアドバンテージ]]軽減剤として使うと良い。
[[回収]]条件は[[呪文]]を[[唱える]]だけと、意図して作った[[デッキ]]なら容易に達成できるものであり、《キャロル》のような[[文明]]の縛りも[[《凶鬼37号 グルル》]]の様な[[種族]]の縛りも無いため、意外な[[カード]]や[[デッキ]]との組み合わせが[[コンボ]]に繋がるだろう。

-なお、[[呪文]]の[[効果]]によってこの[[カード]]が[[墓地]]に置かれた場合、[[能力]]のトリガーのタイミングは過ぎているため、すぐさま[[回収]]することはできない。
[[回収]]にはさらに他の[[呪文]]が必要となる。
**ルール [#i5686219]
-この[[クリーチャー]]の[[能力]]は、[[呪文]]を[[唱える]]に際して行う処理([[コスト]]の支払いなど)が終了した時点で、この[[クリーチャー]]が[[墓地]]に存在していれば[[誘発]]する。唱えた[[呪文]]の[[効果]]によって[[墓地]]に置かれた場合、[[誘発]]タイミングが過ぎているため[[手札]]に戻すことはできない。(総合ルール 110.4g、601.1g、[[公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40383]])
--特に[[《堕呪 バレッドゥ》]]はこの[[カード]]を狙って[[墓地]]に落としやすい[[魔導具]][[呪文]]のため勘違いしそうになるが注意。

-[[呪文]]を[[唱える]]に際して行う処理によってこの[[クリーチャー]]が[[墓地]]に置かれた場合は、[[能力]]が[[誘発]]し、[[手札]]に戻すことができる。(総合ルール 601.1e、601.1f)
[[S・バック]]、[[《“必駆”蛮触礼亞》]]、[[《“魔神轟怒”万軍投》]]、[[《魔流毒》]]、[[《闇王ゼーロ》]]、[[《月下旋壊 ド・リュミーズ》]]など。

-他の類似[[効果]]と同じく、[[墓地回収]]は唱えた[[呪文]]の[[効果]]を全て[[解決]]してから行われる。
--このため[[《卍堕呪 ゾグジグス》]]を唱えて先にこの[[クリーチャー]]を[[回収]]し、そちらの[[呪文]][[ロック]][[効果]]の範囲を広げる…などといった動きは残念ながらできない。

**環境において [#yb6bb972]
当初は[[ブロッカー]]すら持たない[[準バニラ]]という本体スペックの低さが悪目立ちした。[[【デ・スザーク】]]ではその大半を[[魔導具]][[クリーチャー]]で構築するのが主流であるため、[[呪文]]がほとんど入らず噛み合わせが悪いという点でも評価が低かった。

ところが[[代替コスト]]でタダで唱えられる[[《月下旋壊 ド・リュミーズ》]]を軸とした[[【青タッチ黒スコーラー】>【スコーラー】#btbbm]]が[[DMEX-17]]期の[[オリジナル]]の[[チャンピオンシップ]]で優勝するとそちらのデッキに注目が集まり、[[代替コスト]]の2枚[[ディスカード]]を補助することから、次第に選択パーツの1つとして使われるようになった。

[[DMSD-20]]・[[DMSD-21]]期あたりからその[[【青タッチ黒魔導具スコーラー】>【スコーラー】#btbbm]]はトップメタの一角に立っており、こちらも確定レベルで採用されるようになった。

**その他 [#z4a4993b]
-モチーフは缶飲料の空き缶。さらに言えばキリンビバレッジから発売されている「キリンメッツ」の空き缶がモデルだと思われる。名前は缶を開ける擬音となっている。(ヴァイ''プシュ'')
--ちなみにアルミ缶である。[[デュエル・マスターズ]]世界にもアルミ缶があるのだろうか。

--特に[[福本伸行作品>《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]と関連はないが、[[魔導具]]数字の「5(ヴァイ)」で「倍プッシュ」とのダジャレにもなっている。
--炭酸飲料なのでアルミ缶である。[[デュエル・マスターズ]]世界にもアルミ缶があるのだろうか。
--顔に隠れてよく見えないが、「MADG」と魔導具を捩ったロゴが書かれている。
**関連カード [#e4e5212f]
-[[《魔道凶獣バラムゲイナー》]]
-[[《リュウセイ・イン・ザ・ダーク》]]
-[[《貝獣 ジミーシ》]]
-[[《凶鬼37号 グルル》]]
-[[《デミブラム・ストーカー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#v35d26d9]
-[[DMRP-06]]&br;'''[[闇]][[のマスター>ゼーロ]]は、他[[文明]]を浸食する黒き流星を落とす。空き缶を捨てるかのような気軽さで。'''


**収録セット [#b8f60c63]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMRP-06 「双極篇 第2弾 逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!」>DMRP-06]]

**参考 [#e28da520]
-[[マフィ・ギャング]]
-[[魔導具]]
-[[呪文]]
-[[唱える]]
-[[墓地回収]]

&tag(〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇);
&tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト5,マフィ・ギャング,ギャング,魔導具,パワー5000,唱えた時,墓地回収,C,コモン,MATSUMOTO EIGHT);