#author("2020-01-24T13:43:42+09:00","","")
*《卍 ギ・ルーギリン 卍/&ruby(ばんごく){卍獄};ブレイン》 [#ra59fe37]
#author("2023-12-30T19:39:47+09:00","","")
*《卍 ギ・ルーギリン 卍/&ruby(ばんごく){卍獄};ブレイン》 [#top]

|卍 ギ・ルーギリン 卍 SR 水文明 (8)|
|クリーチャー:ムートピア/ドルスザク 9000|
|虚無月の門:自分の魔導具呪文を唱えた時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から合計4枚選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。|
|ブロッカー|
|W・ブレイカー|
|''虚無月の門'':自分の魔導具呪文を唱えた時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から合計4枚選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。|
|''ブロッカー''|
|''W・ブレイカー''|
|自分のクリーチャーはブロックされない。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|卍獄ブレイン SR 水文明 (1)|
|呪文|
|カードを1枚引く。|

[[DMBD-08>DMBD-08 「超誕!!ツインヒーローデッキ80 自然大暴走 VS 卍獄の虚無月」]]で登場した[[水]]の[[ムートピア]]/[[ドルスザク]]の[[ツインパクト]]。
[[DMBD-08]]で登場した[[水]]の[[ムートピア]]/[[ドルスザク]]と[[水]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

新[[能力]][[虚無月の門]]を持つ。
[[クリーチャー]]側は自分の[[クリーチャー]]に[[ブロックされない]]を[[付与]]する[[ブロッカー]][[W・ブレイカー]]。新[[能力]][[虚無月の門]]も持つ。

[[クリーチャー]]面は[[ブロッカー]]を併せ持った[[W・ブレイカー]]。
自軍全てを[[アンブロッカブル]]にできる[[能力]]を持っており、これが役立つ場面も多いだろう。
付与に[[文明]]の制限がないため、従来の[[闇]]の[[ドルスザク]]や[[魔導具]][[クリーチャー]]もサポートできることが強み。
[[DMRP-08]]で登場した[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]とも相性が良く、[[ドルスザク]]を大量[[展開]]して[[リーサル]]の圧力をかけつつ、持ち前の高[[パワー]]と[[ブロッカー]]によって[[ワンショット]]失敗時の保険にもなる。

新[[能力]][[虚無月の門]]は、[[魔導具]][[呪文]]を唱えた時、という[[無月の門]]とは似て非なる性質を持つ。
また下にする[[魔導具]]を選ぶとき、あちらが[[バトルゾーン]]と[[墓地]]それぞれから2枚ずつと縛りがあるのに対して、こちらは[[バトルゾーン]]・[[墓地]]から自由に4枚選べる。
つまり[[無月の門・絶]]と同様、バトルゾーンにある[[魔導具]]を消費せずに呼び出すことが可能で、通常の[[無月の門]]より高い打点としても活用できる。
他に派手な[[能力]]を持たないため、ともすると似た性能の[[《ストロング・ゲドー 卍》]]と同程度の強さに思われてしまいがちだが、この辺りが明確な差別点。
ブロッカーと虚無月の門の相性も良く、[[S・トリガー]]の水の魔導具呪文からパワー9000の何度も蘇る大型ブロッカーが飛び出してくるのも相手からすれば中々脅威である。
万一[[チャンプブロック]]になっても[[魔導具]]呪文を唱えれば[[リアニメイト]]できるため、[[手札]]が潤沢なら[[破壊]][[耐性]]持ちのように扱える。

[[呪文]]面は[[《ガード・グリップ》]]と[[相互互換]]の関係。[[カード]]を1枚引くだけだが[[ツインパクト]]であるためこちらの方が応用力が高く、[[クリーチャー]]を1[[マナ]]で[[墓地]]に用意出来るのは非常にスピーディと言えよう。
特に[[無月の門]]を持つこの[[カード]]にとってこの[[呪文]]面は重要。
[[《卍 デ・ルパンサー 卍/葬爪》]]と同様、[[呪文]]側で自ら墓地に行くことで効率的に[[無月の門]]へ繋げることができる。
呪文側は1[[マナ]]で1[[ドロー]]する。[[能力]]自体は[[《ガード・グリップ》]]の[[相互互換]]だが、[[カード]]として複数の側を持ち[[ブレイン]]の[[名称カテゴリ]]にも属すため、実質[[上位互換]]にあたる。
[[魔導具]][[種族]]は持たず、クリーチャー側の[[コスト踏み倒し]]には利用できないことに注意。

総じて[[ツインパクト]]として綺麗にまとまっている[[カード]]だと言える。
環境では[[【新世壊ガ・リュミーズ】]]やビートダウン型[[【デ・スザーク】]]等、[[水]]魔導具を採用したデッキで活躍している。
[[《卍 デ・ルパンサー 卍/葬爪》]]同様、呪文側を[[唱えた>唱える]]後[[墓地]]に置かれる[[ツインパクト]]の性質と[[無月の門]]が噛み合っており、自然な[[プレイング]]の範疇で墓地にドルスザクを用意できる。
特にこの呪文の場合1[[マナ]]なので1[[ターン]]目から[[マナカーブ]]に干渉せずに[[《卍 新世壊 卍》]]を探すことができ、かつては[[【青魔導具】]]における最高の初手と呼ばれていた。
中盤以降余った[[マナ]]で唱えやすいことも評価の一因である。

-同じく[[呪文]][[魔導具]]だけでも[[召喚]]できる[[《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》]]とは展開のスピード・タイミングで差別化できる。例えば[[S・トリガー]]で[[《堕呪 カージグリ》]]を唱えると、[[S・トリガー]]付きの[[ブロッカー]]のようにも使える。
これは[[ターン]]の終わりにしか[[バトルゾーン]]に出せない《卍月 ガ・リュザーク 卍》では出来ない動き方である。
強いて欠点を挙げるなら、[[デッキ]]に[[闇]][[文明]]を増やしすぎると初動の[[手札交換]]としては安定性が落ちることだろう。

-名前に[[ブレイン]]とあるので[[《遣宮使 ネオンクス》>《遣宮使 ネオンクス/ネオ・ブレイン》]]の[[能力]]を誘発させることにも活用できる。
**ルール [#top]
-魔法陣にする[[魔導具]]は[[バトルゾーン]]と[[墓地]]から自由に選ぶことができ、4枚すべて[[クリーチャー]]にしてもよい。ただし、[[テキスト]]で明記されている通り、[[誘発]]するのは[[呪文]]を唱えた時だけである。

-また[[呪文]]面のコストが1と超軽量の[[ツインパクト]]なので[[《ロック“SPK”スピーカー》]]で[[コスト踏み倒し]]するのにも適しており、簡単に[[アンブロッカブル]]軍団を作ることができる。
-[[虚無月の門]]を[[誘発]]させた[[呪文]]自身も魔法陣に選べる。[[保留状態]]になっている呪文の[[呪文能力]]を[[解決]]した後に[[虚無月の門]]が解決される。

-下にする[[カード]]は[[魔導具]]であればもちろん[[クリーチャー]]でも構わない。
-[[《卍 新世壊 卍》]][[の下]]に置かれた[[呪文]]は選べない。これは[[ゾーン]]と[[カードタイプ]]が噛み合っていないからというより、カードの下にあるカードは[[特性]]が[[無視]]されるためである。

-名前と見た目のモチーフは「キル(kill)+麒麟」。麒麟は四神の中央の位置付けであり、[[不死鳥>《卍 デ・スザーク 卍》]]と関係づけられる鳳凰としばしば対に扱われる。
**他のカード・デッキとの相性 [#combo]
-[[S・トリガー]]を持つ[[魔導具]][[呪文]]と相性が良く、呪文自身の防御性能に加えて[[パワー]]9000の[[ブロッカー]]を[[召喚]]して[[カウンター]]できる。相手の[[ターン]]中かつ[[召喚]]扱いの[[コスト踏み倒し]]なので、[[コスト踏み倒しメタ]]の[[効果]]も受けづらい。
[[DMBD-08]]にもS・トリガー魔導具が多数収録されており、特に[[《堕呪 カージグリ》]]とは多くの[[アーキタイプ]]でセット採用された。

**関連カード [#naad7009]
-[[《ガード・グリップ》]]
-[[【ロック“SPK”スピーカー】]]にも採用される。[[呪文]]側と[[クリーチャー]]側で[[コスト]]のギャップが大きく、相性が良い。[[ブロックされない]]の[[付与]]も[[ビートダウン]]を基本戦術とするこの[[デッキ]]とマッチしている。
--ただし、[[白赤緑]]型だと[[色]]的に呪文側の[[手打ち]]は厳しく、[[タッチ]]同然になることも多い。[[手札交換]]としての運用が封じられるため、[[スペック]]を活かしきることを考えた場合、あまり相性が良くないという見方もできるだろう。

-[[《遣宮使 ネオンクス/ネオ・ブレイン》]]の[[専用デッキ]]では最[[軽量>軽い]]の[[ブレイン]]として重宝される。

-レアケースだが1[[マナ]]の[[墓地肥やし]][[呪文]]として採用される場合もある。[[種族デッキ]]以外だと[[虚無月の門]]の[[誘発]]は見込めないため、[[カードタイプ]]に[[クリーチャー]]を含むこと自体が[[メリット]]になる[[能力]]と組み合わせたい。
[[【絶望神サガループ】]]なら最序盤から[[墓地肥やし]]と[[手札交換]]をするメリットがあり、[[色]]も合う。

-[[【8軸ガチロボ】]]でも[[マナ基盤]]から[[手札交換]]、[[ワンショット]]失敗時の保険まで活躍する。

-[[《次元の嵐 スコーラー》]]を実戦レベルに押し上げた1枚である。[[《ガード・グリップ》]]や[[《セイレーン・コンチェルト》]]だけでは回しづらかったところににわかに追加された強化札であり、初期の[[【スコーラー】]]を支えた。
[[《ア・ストラ・センサー》]]や[[《イグゾースト・II・フォー》]]、[[《カエルB ジャック》]]などの登場で構築が変化すると不採用もざらになったが、[[クリーチャー]]側を活かせる[[【青タッチ黒魔導具スコーラー】>【スコーラー】#btbbm]]では最後まで使われていた。

**環境において [#metagame]
登場した[[DMBD-08]]期時点では[[魔導具]][[呪文]]の[[カードプール]]が少なく評価もマチマチだったが、[[DMRP-08]]期に[[【青魔導具】]]が成立するとそちらの[[必須カード]]入りを果たした。

この頃は[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]が4枚使えたため、[[アンブロッカブル]]の価値は比較的高かった。[[トップメタ]]の[[【デ・スザーク】]]に対しても、[[防御札]]の[[《堕魔 ドゥグラス》]][[《堕魔 グリギャン》]]を無力化して有利に立ち回れた。

[[青黒]][[【デ・スザーク】]]にも採用され、[[ビートダウン]]を中心に活躍した。[[DMRP-12]]で[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]が登場するとこの[[デッキタイプ]]は廃れたが、[[【青黒ガル・ラガンザーク】]]の成立によってまた細々と使われるようになった。

[[DMEX-17]]期の[[【青タッチ黒魔導具スコーラー】>【スコーラー】#btbbm]]では、[[1枚積み]]が半ばテンプレートになっていた。

[[DM22-EX1]]で[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]が登場すると、[[【青魔導具】]]でも最速[[無月の門99]]に拘る意義が薄くなり採用例が減った。

[[ゴッド・オブ・アビス]]期には[[【絶望神サガループ】]]の初動[[手札交換]]に採用される場合があった。

2023年3月20日に[[《ガル・ラガンザーク》]]が[[殿堂入り]]したため、貴重な[[ドルスザク]]の[[ブロッカー]]として若干評価が持ち直した。[[【速攻】]]対策の[[防御札]]を増やすために採用される場合がある。

[[DM23-EX2]]発売から2週間程度が経過すると、ブロッカー枠として1枚積みする型の[[【青魔導具】]]が散見されるように。
**その他 [#note]
-モチーフは空想上の生物である「麒麟」。[[カード名]]はデス(death)とキル(kill)で[[《卍 デ・スザーク 卍》]]と対になっている。
--五行思想では麒麟(または黄龍)は四神の中央に配置される。

-初めて[[構築済みデッキ]]に収録された[[ムートピア]]である。また、[[虚無月の門]]は初のムートピア固有の[[キーワード能力]]である。

**関連カード [#card]
-[[《ガル・ラガンザーク》]]

-[[《力持ちのジェロン/ガード・グリップ》]]

-[[《ユニバーサル・鮫・アンド・シー》]]

-[[ドルスザク]]四神
--青龍…[[[[《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》]]]]
--青龍…[[《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》]]
--朱雀…[[《卍 デ・スザーク 卍》]]
--白虎…[[《卍 デ・ルパンサー 卍/葬爪》]]
--玄武…[[《牙滅罪 ゲ邪ンブルグ》]]
--麒麟…''《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》''

**[[フレーバーテキスト]] [#l233c242]
-[[DMBD-08>DMBD-08 「超誕!!ツインヒーローデッキ80 自然大暴走 VS 卍獄の虚無月」]]
'''水面に落ちた無月の影が、青き魔凰を呼ぶ[[新たな門>虚無月の門]]となった。'''
**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMBD-08]]
'''水面に落ちた無月の影が、青き[[魔凰>ドルスザク]]を呼ぶ[[新たな門>虚無月の門]]となった。'''


**収録セット [#l23cfd25]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
**収録セット [#pack]
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMBD-08 「超誕!!ツインヒーローデッキ80 自然大暴走 VS 卍獄の虚無月」]]
--[[DMBD-08 「超誕!!ツインヒーローデッキ80 自然大暴走 VS 卍獄の虚無月」>DMBD-08]](1b/15)
--[[DMEX-19 「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」>DMEX-19]](S9/S20)

**参考 [#b9911090]
**参考 [#reference]
-[[ツインパクト]]
-[[ムートピア]]
-[[ドルスザク]]
-[[虚無月の門]]
-[[ブロッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[アンブロッカブル]]
-[[ブロックされない]]
-[[ドロー]]

-[[ブレイン]]
-[[ツインパクト]]
-[[【青単スコーラー】>【スコーラー】#blueonly]]

//&tag();
//タグを使う場合は上のコメントアウトを外してください。
-[[【青魔導具】]]
-[[【スコーラー】]]

&tag(ツインパクト,クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト8,ムートピア,ドルスザク,パワー9000,虚無月の門,無月の門,ブロッカー,W・ブレイカー,ブロックされない,呪文,コスト1,ドロー,・,終音「ん」,ブレイン,SR,スーパーレア,Yuukoo009);