#author("2023-01-05T11:39:47+09:00","","")
#author("2024-03-10T21:06:14+09:00","","")
*《&ruby(じゅうばんりゅう){十番龍}; オービーメイカー &ruby(パー){Par};&ruby(ハンドレッド){100};》 [#pf8c5589]

|十番龍 オービーメイカー Par100 SR 自然文明 (10)|
|クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン 19000|
|このターン出した自分の自然のクリーチャー1体または自然のタマシード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。|
|''マッハファイター''|
|''Q・ブレイカー''|
|''シビルカウント5'':自分の自然のクリーチャーまたは自然のタマシードが合計5つ以上あれば、相手のターン中、相手のクリーチャーまたはタマシードが出てその能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を使えない)|

[[DM22-RP1]]で登場した[[自然]]の[[ジャイアント・ドラゴン]]。

ターン中に[[自然]]の[[クリーチャー]]1体または[[自然]]の[[タマシード]]1枚を出すごとに召喚コストが3少なくなる大型[[マッハファイター]][[Q・ブレイカー]]。[[自然]][[シビルカウント]]5を達成すると[[cip]]を封殺する[[常在型能力]]を得る。

封殺能力は[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]や[[《ブラキオ龍樹》]]に似ているが、このクリーチャーは[[タマシード]]が出た時の能力も[[トリガー]]させない。
また、相手ターン中にしか能力が発動しないのが最大の相違点で、''[[《ワルド・ブラッキオ》>《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]と異なり、[[S・トリガー獣]]や[[S・トリガー]][[タマシード]]はすり抜ける''。

[[シビルカウント]]5はなかなか重く、維持も難しい条件。
[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]][[《ブラキオ龍樹》]]は自身が高[[コスト]]・高[[パワー]]のため[[除去]]されづらく単体で決定力が高い[[フィニッシャー]]だったが、こちらは周りが除去されることでも[[ロック]]効果を喪失してしまう。
小型[[マッハファイター]]や[[《メッチャ映えタタキ》]]で[[シビルカウント]]要員を削られると脆いので注意。

一方でそれらの対抗手段が無いデッキに対しては圧倒的に強い。
特に[[マッハファイター]]を持つのが大きく、1枚で[[除去]]と[[ロック]]が可能。すでに出ている相手のクリーチャーは除去、これから出てくるクリーチャーは封殺、と無駄なく立ち回れる。
[[シビルカウント]]を達成していれば[[打点]]も十分な場合が多く、相手が何の対処もしてこなければそのまま勝てる。
これだけ強力な効果を持ちながら最小1マナで召喚可能というのは非常に優秀。
総じて、早期に相手が返しにくい盤面を作る力に[[《ワルド・ブラッキオ》>《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]などと比べて長けており、結果環境レベルのデッキには早出しを狙ったものが多い。(環境においての項で後述。)

[[召喚]]する際には1コストのクリーチャーや[[《桜風妖精ステップル》]]などの実質1コストのクリーチャーを使ってコスト軽減を発動させよう。
[[《応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」》]]や[[《原始 サンナップ》]]は実質0コストとして扱えるので相性が良い。
[[《応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」》]]や[[《原始 サンナップ》]]は実質0コストとして扱えるので相性が良い。
[[《最強虫 ナゾまる》]]は手札を減らさずにマナから状況に応じたクリーチャーを呼び出せる。
他にも2コストで2体展開できる[[《ソイソイミー》]]や[[マナ爆誕]]0の[[《陰陽の舞》]]など相性の良いカードは多い。

[[DM22-RP1]]には条件を達成しやすくするための様々なカードが収録されている。《十番龍 オービーメイカー Par100》は同弾における[[自然]][[文明]]の戦略の中核を成していると言っても過言ではない。
-[[《ダイコン・リーガー》]]は事前にマナゾーンに用意しておくことで0コストで出てくる。
-[[《2番ウッドのタイガーくん》]]は[[《桜風妖精ステップル》]]などを連打する過程でマナに落ちると0コストで出てくる。
-[[《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》]]と[[《アヴェルショットのリスマン》]]は実質1コストで召喚できる。
-[[《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》]]と[[《アヴェルショットのリスマン》]]は実質1コストで召喚できる。
-[[《繁茂のコイン》]]は実質2コスト。[[S・トリガー]]で[[シビルカウント]]を補助し更に[[タマシード]]なので除去されづらい。
-[[《衝突型加速3番ブースト・ドライバー》]]は[[シビルカウント]]要員になる置き[[ドロソ>ドローソース]]。
-[[トレジャー]]枠にも1[[コスト]]の[[《ベイB セガーレ》]][[《とこしえの超人》]]、実質0コストの[[《原始 サンナップ》]]が収録されている。

**他のカード・デッキとの相性 [#l553758b]
[[ジャイアント]]であるため[[《西南の超人》]]の軽減を受けられる。
一例として
2ターン目 [[《フェアリー・ライフ》]]を唱える
3ターン目 《西南》Aを召喚
4ターン目 2コスト払って《西南》Bを召喚。3コスト払って《オービーメイカー》召喚
などが可能。[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]を[[G・ゼロ]]で出すことでも大幅なコスト軽減ができる。[[ジャイアント]]デッキなら積極的に狙っていきたい。

[[《天風のゲイル・ヴェスパー》]]の[[ダブル・シンパシー]]元になり、あちらのデッキに投入される1コストクリーチャーとも[[シナジー]]が大きい。
[[【ゲイル・ヴェスパー】]]においては詰めの[[ロック]]要員、ループパーツが揃わない際のサブフィニッシャー、[[マッハファイター]]を生かした除去要員などの役割を持てるだろう。

召喚したターンに[[攻撃]]できる[[ドラゴン]]であるため[[革命チェンジ]]と相性が良い。
特に[[《百族の長 プチョヘンザ》]]との相性が良好で、《オービーメイカー》が苦手とする[[速攻]]系にあちらのタップイン能力で蓋をすることができる。[[シビルカウント]]用に展開した味方を[[ファイナル革命]]で一気にマナに送り、大量マナブーストとタップイン能力の強化を行っても強力。

自己コスト軽減を利用せず[[グッドスタッフ]]的にデッキに採用する場合、[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]や[[《ブラキオ龍樹》]]にどうしても劣るように思える。
しかし【10軸ガチロボ】なら[[《龍月 ドラグ・スザーク/龍・獄・殺》]]とのコンボ狙いで採用できないこともない。
[[パワー]]19000[[マッハファイター]]という強みをどれだけ重く見るか次第だろう。

**環境において [#q3631638]
発売前の下馬評では[[【ゲイル・ヴェスパー】]]の強化カードという程度の認識が目立った。
しかし[[DM22-RP1]]発売日に開かれた[[CS>チャンピオンシップ]]で[[スノーフェアリー]]軸の[[【緑単オービーメイカー】]]がいきなり3位入賞という好成績を残し、注目を集める。
この時のデッキは[[《恋愛妖精アジサイ》]]の[[ドロー]]によって安定して先攻4ターン目に《オービーメイカー》を着地させることをコンセプトにしており、新環境の台風の目となることが予想された。

-実際使用者はその日の11試合中9試合で4ターン《オービーメイカー》を決めている。

2週間後の「[[DMGP2022>公認グランプリ]]」Day1([[アドバンス]])でもベスト32に[[【緑単オービーメイカー】]]が入賞している。
今度は3ターン《オービーメイカー》に特化した構築で、[[【アポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]と速度で渡りあうためのチューニングになっている。
ある意味[[コンボデッキ]]的な速度と一芸特化っぷりだが、これは《オービーメイカー》が早期に着地することで勝てる仮想敵がそれだけ多かったため。また[[アドバンス]]環境には[[《とこしえの超人》]][[《ベイB セガーレ》]]が刺さる相手が非常に多く、そのことも《オービーメイカー》の躍進を助けている。

[[DM22-BD1]]期には[[【青黒緑ゲンムエンペラー】>【青黒ゲンムエンペラー】#wec0d5d6]]にこのカードを入れた[[【青黒緑オービーメイカー】]]がCS入賞を果たす。
その後、[[DM22-RP2]]期になるとこの青黒緑型が環境に台頭。[[《キユリのASMラジオ》]]による展開と組み合わせ、盤面もリソースも増やしながら《オービーメイカー》を投げつける安定感のある動きができる利点があった。またこの頃になると、[[《キユリのASMラジオ》]]が[[【緑単オービーメイカー】]]に採用される事例も増加している。

『[[DMGP2023-1st>公認グランプリ]]』Day1([[アドバンス]])では予選通過者128人中1人が【オービーメイカー】を使用に留まるなど、実績に恵まれなかった。[[【絶望神サガループ】]]対策のメタカードに焦点を当てた軽量除去が刺さってしまったものと見られる。一方、Day2([[オリジナル]])では予選通過者128人中9人が[[【青黒緑オービーメイカー】]]を使用し、使用率4位タイを記録(同率に[[【青魔導具】]])。ベスト8にも1人残った。

**背景ストーリーにおいて [#ld5510e5]
[[剛流振]]の最終試験に用いられる、背が剛流振コースになった18体の[[ドラゴン]]「ラウンドナンバーズ」の10番目のコース。その背はあまりにも複雑にうねった難解すぎるコースで、OBを連発し規定打数の100打を超過してしまう(([[《ポッピン・マメスレー》]][[フレーバーテキスト]]))。
[[自然文明]]に侵攻した[[アビスロイヤル]]が放つ瘴気で倒れてしまったが(([[《死煙の霧》]][[フレーバーテキスト]]))、生命エネルギーを回転させる[[ゴルファンタジスタ>《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]の剛流振で他のラウンドナンバーズとともに活力を取り戻した(([[《バイン・トラップ》]][[フレーバーテキスト]]))。その後はゴルファンタジスタが敗れて拉致されたところまでの描写しかなく、ラウンドナンバーズたちの生存状況は不明である。
-《オービーメイカー》自身は、後の[[《十響!Drache&オービー》]]で生存が確認できる。

**アニメ・漫画において [#l96e7187]
-アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN]]』では[[霞ヶ関 ファルゴ]]が使用。また、第18話のミニコーナーである「今日のカード」としても紹介された。
本作におけるファルゴのデッキの実質的な切り札であり、彼曰く「こいつは危険!デンジャラス!」とのこと。

-第18話では[[《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》]]4体を連続召喚したことでコスト1で繰り出された。[[マッハファイター]]で[[《Drache der'Zen》]]を破壊し、[[イッサ>最上川 イッサ]]の行動を制限しようとした。 

-続編の『[[決闘学園編>デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』では最低3枚の所持が確定した。
ただ、真の切り札である[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]が登場しているため活躍は軽く流される程度である。
また、[[《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》]]や[[《チアスカーレット アカネ》]]の効果でバトルゾーンに展開している。
第38話から使用されたオープニングテーマ「戦いが消えた日」の映像ではファルゴ(ゾンビ化した状態)と[[マズキ]]のデュエマで見えにくいがファルゴのマナゾーンに置かれているのが確認できる。

**その他 [#y896fe30]
-名前を構成する単語はいずれもゴルフ用語に由来している。オービー(OB)はボールが再度打てないような場所へ飛んでいってしまったショットを指し、一打分のペナルティを受けた上で前の場所から打ち直しとなる大きなミスである。Parはボールをカップへ入れるまでに通常必要な打数を指す。
即ち、「ミスを乱発させ、クリアまでに(OBによるペナルティを含めて)100回も打たなければならない程に難易度の高い、10番目のコース」というのがこの[[クリーチャー]]の名前の意味になるか。イラストでも背中に巨大なゴルフ場が敷設されている。

-初の複合種族でない[[ジャイアント・ドラゴン]]。

-シークレットレア版には[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]が描かれている。[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]][[メタ]]繋がりだろう。
-[[シークレットレア]]版には[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]が描かれている。[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]][[メタ]]繋がりだろう。

-シークレットレア版の[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]とのサイズ差からもわかる通り、巨大なクリーチャーである。アニメCGでは[[《アビスベル=ジャシン帝》]]や[[《首領竜 ゴルファンタジスタ》]]と比較しても数倍大きく描かれており、3体出した「ファルゴvsケンドラ」ではバトルゾーンがかなり窮屈になった。

-[[イラストレーター]]の[[SENNSU]]氏によるとモデルはカモノハシ。[[参考>https://twitter.com/sennsu_/status/1715571757036511472]]

**関連カード [#a1085b36]
-[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]
-[[《ブラキオ龍樹》]]
-[[《ルナ・ゲリラライブ》]]

-[[《十響!Drache&オービー》]]
-[[《宙番龍 オービーメイカー Par001/奇跡の一打》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]([[シークレットレア]])

**収録セット [#b616b287]
-illus.[[SENNSU]]
--[[DM22-RP1 「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神」>DM22-RP1]](S7/S8)(7A/20)(10B/10)
--[[DM22-RP1 「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神」>DM22-RP1]](S7/S8)
--[[DM22-RP1 「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神」>DM22-RP1]](7A/20)(10B/10)(別イラスト)
--[[DM23-EX2 「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」>DM23-EX2]](超5/超38)

**参考 [#da4300e5]
-[[ジャイアント・ドラゴン]]
-[[自然]]
-[[クリーチャー]]
-[[タマシード]]
-[[召喚コスト]]
-[[コスト軽減]]
-[[マッハファイター]]
-[[Q・ブレイカー]]
-[[シビルカウント]]
-[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]
-[[置換効果]]
-[[メタ]]
-[[ロック]]

-[[【緑単オービーメイカー】]]
-[[【青黒緑オービーメイカー】]]

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