#author("2021-06-10T17:02:28+09:00","","")
#author("2021-10-03T18:25:51+09:00","","")
*《&ruby(きょうせいおう){凶星王};ダーク・ヒドラ》 [#v2d58ded]

|凶星王ダーク・ヒドラ SR 闇文明 (6)|
|クリーチャー:ダークロード 6000|
|自分のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーと同じ種族をひとつでも持つクリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。|
|W・ブレイカー|
|自分のクリーチャーが出た時、そのクリーチャーと同じ種族をひとつでも持つクリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻してもよい。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DMC-13]]で登場した[[ダークロード]]。

[[種族]]を参照する[[サルベージ]][[能力]]を持つ[[クリーチャー]]。

[[プレミアム殿堂]]入りするまで、[[闇]]入りの[[【クリーチャーコントロール】]]や[[種族デッキ]]においてその屋台骨を支え続けていた。

[[デッキ]]の[[クリーチャー]]を同じ[[種族]]で固め、延々と[[サルベージ]]し続けるのが主な使い方。[[種族デッキ]]ならば、この[[クリーチャー]]が立っているだけでほぼ全ての[[クリーチャー]]が[[cip]]の[[サルベージ]][[能力]]を得るような状況となる。

自身が[[バトルゾーン]]に出た時も[[墓地]]にある[[ダークロード]]を[[回収]]することができる。そのため1体目の《凶星王ダーク・ヒドラ》が[[破壊]]されても、2体目を出せれば簡単に[[手札]]に復帰することができる。

この[[効果]]のため、[[除去]]に対して異常に粘り強かった。2枚で[[墓地]]と[[バトルゾーン]]を回りつつ、出した次の[[ターン]]まで相手の[[除去]]をかいくぐることができれば、主力としている他の[[種族]]が芋づる式に復活してくる。数[[ターン]]放置しただけで[[クリーチャー]]数に圧倒的な差をつけられ、そのまま敗北へと直結することも少なくなかった。

その魅力的な[[能力]]ゆえ、この[[カード]]を軸とした[[デッキ]]も[[ファンデッキ]]レベルから[[ガチデッキ]]レベルまで数多く存在する。

-場に出たときに自身を[[破壊]]できる[[《銃神兵ディオライオス》]][[《魔龍バベルギヌス》]]などとの[[コンボ]]が非常に強力。[[《銃神兵ディオライオス》]]を例にすると《凶星王ダーク・ヒドラ》と[[《銃神兵ディオライオス》]]の[[能力]]が同時に[[トリガー]]し、[[《銃神兵ディオライオス》]]で自身を[[破壊]]→《凶星王ダーク・ヒドラ》で即[[回収]]といった動きとなる。このギミックは[[【アッシュランデス】]]や[[【ヘヴィループ】]]でメインエンジンとして使用されている。

-各種[[シノビ]]、特に[[《光牙忍ハヤブサマル》]]との[[シナジー]]は強力で、2枚あれば使い回して[[攻撃]]をシャットアウトできた。&br;他の[[カード]]についても、[[《百発人形マグナム》]]と組み合わせることで半永久的に[[ニンジャ・ストライク]]を使うことができた。

**ルール [#f2d07cc3]

-自分の《凶星王ダーク・ヒドラ》がいる時に自分のクリーチャーAが出た時、《凶星王ダーク・ヒドラ》の[[墓地回収]]能力を[[解決]]する前にそのクリーチャーAがバトルゾーンを離れても、[[解決]]時に[[過去の状態を見る]]ルールによってクリーチャーAの種族を参照して、クリーチャーAと同じ種族のクリーチャーを回収できる。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37294/]]
-自分の《凶星王ダーク・ヒドラ》がいる時に自分のクリーチャーAが出た時、《凶星王ダーク・ヒドラ》の[[墓地回収]]能力を[[解決]]する前にそのクリーチャーAをクリーチャーBに進化させた場合、[[引き継ぎ]]のルールによって、クリーチャーAが出た分も、クリーチャーBの種族が参照されて、クリーチャーBと同じ種族のクリーチャーを2体回収でき、クリーチャーAと同じ種族のクリーチャーは1体も回収できない。

**環境において [#bedc4b4c]

当然ながら[[種族サポート]]としては最高級の部類に入り、[[【アッシュランデス】]]や[[【ヘヴィループ】]]や[[【白黒緑ガーディアン】]]などの非常に多くの[[デッキ]]で使用された。
出されたら素早く[[《母なる大地》]]や[[《魂と記憶の盾》]]などで[[墓地]]以外の場所に[[除去]]するのがセオリーとされた。

2008年10月、ついに[[殿堂入り]]。強力な[[カード]]であることに変わりはないが、上記のように2枚でグルグル回す戦法が不可能になったため、以前に比べればかなり弱体化した。

その後2009年4月15日より、[[スーパーレア]]としては初の[[プレミアム殿堂]]に格上げ。これにより、[[【アッシュランデス】]]などのこの[[カード]]をキーにした[[デッキタイプ]]は構築の見直しを余儀なくされた。ただし、[[【ヘヴィループ】]]における[[《究極神アク》]]のように代替[[クリーチャー]]を見つけてしぶとく存続している[[デッキ]]もある。
-[[種族デッキ]]という[[コンセプト]]自体がこの[[カード]]を軸に成立していた側面もあり、一部の[[種族デッキ]]が弱体化し、[[【除去ガーディアン】]]などの[[デッキ]]は[[メタゲーム]]上から退く形となった。

2016年2月1日付で、''[[プレミアム殿堂]]から[[殿堂入り]]への降格が決定''。[[カードパワー]]の[[インフレ]]や環境の高速化により重めの[[システムクリーチャー]]の活躍は難しいと見ての解除なのだろう。それでも、元[[プレミアム殿堂]]であり、降格されても依然[[殿堂入り]]している強力な[[カード]]であることには変わりはない。

-[[《炎槍と水剣の裁》]]などと違い、この[[カード]]は[[DMX-22]]で[[再録]]されていなかったため、発表時にはあまたのプレイヤーを驚かせた(同じく[[DMX-22]]で[[再録]]されていない[[《アクア・ハルカス》]]は[[DMX-20]]で、[[《龍神ヘヴィ》]]は[[DMX-21]]で共に[[再録]]済み)。
また、殿堂入りに降格で再びデッキに入れるようになったのにも関わらずプレミアム殿堂指定以前に発売された[[DMC-38]]を最後に10年以上経った[[超天篇]]以降も[[再録]]はされていない。
また、殿堂入りに降格で再びデッキに入れるようになったのにも関わらずプレミアム殿堂指定以前に発売された[[DMC-38]]を最後に長らく[[再録]]されてこなかったが、降格から5年半後、[[DMEX-17]]にてようやく再録されることと相成った。前回の収録から約14年の年月であり、待望の再録であると言えよう。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、 [#kef4b835]
|凶星王ダーク・ヒドラ SR 闇文明 (6)|
|クリーチャー:ダークロード 6000|
|自分のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地からそのクリーチャーと同じ種族で、異なる名前のクリーチャーをランダムに1枚、手札に戻す。|
|W・ブレイカー|

-回収対象がランダムかつ、出したクリーチャーとは違うカード名しか回収できなくなった。
--具体的には、《凶星王ダーク・ヒドラ》が出た時に《凶星王ダーク・ヒドラ》は回収できない、[[《地獄の門番 デスモーリー》]]が出た時に[[《地獄の門番 デスモーリー》]]は回収できない。
--ランダムなので欲しいカードが回収できるかは基本的に運任せ。確実に回収したいならその種族のクリーチャーはデッキで2種類に絞る必要があり、デッキ構築を工夫する必要が生まれた。

-多種族クリーチャーを出した時、墓地からはそのいずれか1つの種族と合致するクリーチャーがランダムに回収される。

-同種族を墓地回収できる点はTCG版と同じだが、デッキ構築の制限が厳しいこと、自身で自身は回収できないこと、コスト6のシステムクリーチャーがやや遅めであることから、環境ではあまり活躍できていない。

-[[召喚]]時には画面全体に幾つもの星が存在する宇宙空間が浮かび上がるという演出が見られる。

**その他 [#mfd450ad]

-[[ドロン・ゴー]]を持つ[[エグザイル・クリーチャー]]と《凶星王ダーク・ヒドラ》、[[《百発人形マグナム》]]を配置した状態で、[[エグザイル・クリーチャー]]を[[破壊]]すると[[無限ループ]]して[[cip]]を使いまわせる[[コンボ]]ができる。この[[コンボ]]はE3期には《凶星王ダーク・ヒドラ》が[[プレミアム殿堂]]の為、公式大会等では使用することができなかった。しかし、《凶星王ダーク・ヒドラ》が2016年1月31日に[[殿堂入り]]へ降格した事により、公式大会等でこの[[コンボ]]ができるようになった。

-何度も使える[[墓地回収]]としては他に[[《覚醒のタンザナイト》]]や[[《死皇帝ハデス》]]などがあるが、この[[カード]]が一時[[プレミアム殿堂]]になるまでの使用率を考えるとその差は歴然であった。逆に言えばそれらの[[カード]]は《凶星王ダーク・ヒドラ》の反省を生かした調整がなされていたと言えるだろう。

-ザキラの[[切り札]]の一つだが、[[構築済みデッキ]]では[[ザキラ]]の[[DMC-40]]ではなく[[黒城>黒城 凶死郎]]の[[DMC-38]]で再録されている。

-後にこの[[クリーチャー]]の[[転生]]版として[[《爆裂マーズ・ギル・ヒドラ》]]と[[《凶星王ザビ・ヒドラ》]]が登場した。いずれも[[種族]]に[[エイリアン]]を含み、前者は[[文明]]が[[火]]で[[能力]]の誘発タイミングが[[スペース・チャージ]]になり、後者は[[エイリアン]]が[[バトルゾーン]]に出た時に[[墓地]]から[[エイリアン]]を[[回収]]する[[能力]]になっている。いずれも6[[コスト]]の[[パワー]]6000で[[墓地]]から[[クリーチャー]]を[[回収]]する[[能力]]を持つのは共通である。

-冥王星が冥界を司る神であるプルートーを象徴していることを考えると、元ネタは冥王星の衛星の一つであるヒドラの可能性が高い。名前に「星」の字が入っているのもそのためだろう。

-漫画「デュエル・マスターズ」では[[ザキラ]]が[[《暗黒王デス・フェニックス》]]より前に[[切札]]として使用していた。[[《災厄秘宝ゲジラ》]]の[[サイレントスキル]]により[[シールド]]を0にし、とどめの一撃に使われた。その時はマントや地面から氷柱が出るという攻撃法だった。&br;他には[[C (チャッピー)]]が使用し、[[《飛行男》]]の[[pig]]と組み合わせて[[勝舞>切札 勝舞]]を追い詰めた。その時は「こいつは死をあやつり、運命さえ変える[[クリーチャー]]」と語っていた。&br;また「FE」では[[黒城>黒城 凶死郎]]が[[勝利>切札 勝利]]戦で使用。[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]の[[cip]]を使い回そうとしたが、[[《母なる大地》]]で[[除去]]された。
-余談だが、上記の[[C (チャッピー)]]戦が[[コロコロコミック]]に掲載されたとき、同じ号の[[デュエル・ジャック!!]]にもこの[[クリーチャー]]が登場している。[[松本先生>Shigenobu Matsumoto]]のヒドラは[[クリーチャー]]らしい凶暴さが表れているのに対し、[[伊原先生>Shigekatsu Ihara]]のヒドラはかなりハンサムである。両氏の画風の違いが良く現れていたと言えるだろう。

**関連カード [#l4c82a5c]
-[[《爆裂マーズ・ギル・ヒドラ》]]
-[[《凶星王ザビ・ヒドラ》]]
-[[《凶忍連結 ヒドラサマル》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#kf29bb6b]
-[[DMC-13]]、[[DMPP-04]]、[[DMPD-04]]
'''その宇宙は冥界への入り口、死者しかくぐれない。'''
-[[DMC-38]]
'''生と死の差は紙一重。その運命を操った者だけが、[[魔城]]の主となれるのだ。 ――凶星王ダーク・ヒドラ'''

**収録セット [#t3555d6d]
***[[デュエル・マスターズ]] [#c17e9df8]
-illus.[[Masaki Hirooka]]
--[[DMC-13 「コロコロ・ニュージェネレーション・パック」>DMC-13]]
--[[DMC-38 「キャッスル・オブ・デーモン」>DMC-38]]

--[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](???/超40[???])
***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#cf9204df]
-CV:[[岡野友佑]]
-illus.[[Masaki Hirooka]]
--[[DMPP-04 第4弾 「混沌の軍勢 REBELLION SYMPATHY」>DMPP-04]]
--[[DMPD-04「天使と悪魔の鎮魂歌」>DMPD-04]]

**参考 [#g926dd0c]
-[[ダークロード]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[墓地回収]]
-[[殿堂入り]]
--[[プレミアム殿堂]]
--[[殿堂解除]]
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公式Q&A
>Q.自分の''《凶星王ダーク・ヒドラ》''がいる状況で、自分は[[《サイバー・G・ホーガン》]]を出し、「激流連鎖」能力で山札の上から2体クリーチャーをバトルゾーンに出しました。
''《凶星王ダーク・ヒドラ》''の能力は、何回誘発しますか?
A.3回です。クリーチャーをバトルゾーンに出すたびに''《凶星王ダーク・ヒドラ》''の能力は誘発しますので、出たクリーチャーと同じサブタイプを持つクリーチャーを1体ずつ、合計3体まで墓地から手札に戻せます。(総合ルール 603.2)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34407]]

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