#author("2019-07-01T22:35:10+09:00","","")
*《&ruby(おうしょうりゅうき){凰翔竜機};バルキリー・ルピア》 [#m4504822]

|凰翔竜機バルキリー・ルピア P 光/火文明 (5)|
|進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ファイアー・バード 5000|
|進化−自分のアーマード・ドラゴンまたはファイアー・バード1体の上に置く。|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。その中からドラゴンを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。|

[[DMC-62>DMC-62 「ウルトラ・NEX」]]で登場した[[進化>進化クリーチャー]][[アーマード・ドラゴン]]/[[ファイアー・バード]]。

[[cip]]で[[ドラゴン]]を1体[[サーチ]]できる能力と名前は[[《バルキリー・ドラゴン》]]を思い起こさせるが、こちらは[[ドラゴン]]ならばサーチ対象に制限がない。

[[多色]]かつ進化クリーチャーながらもコストの割に[[パワー]]が低く、一見似たような[[効果]]を持つ[[《闘龍鬼ジャック・ライドウ》]]の方が使い勝手が良いように見える。
しかし[[進化クリーチャー]]、[[ファイアー・バード]]、[[ルピア]]など、この[[クリーチャー]]が持つ様々な独特な特性を活かすことで十分な差別化が可能。

[[進化クリーチャー]]であるため[[究極進化]]の[[進化元]]にすることができる。
アーマード・ドラゴンでありファイアー・バードでもあるため、[[《神羅ライジング・NEX》]]にも繋げられる。
[[ルピア]]の名を持つため[[《ボルシャック・NEX》]]の[[能力]]にも対応しており、《NEX》自身をこのクリーチャーに[[進化]]させることもできる。
《ボルシャック・NEX》で呼び出す時、隣に立っている[[ファイアー・バード]]を進化元にすれば、[[《バルケリオス・ドラゴン》]]のサーチして[[G・ゼロ]]でそのまま出すことができる。[[W・ブレイカー]]が2体並ぶほか、[[DMC-62>DMC-62 「ウルトラ・NEX」]]限定収録の[[アーマード・ドラゴン]]/[[ファイアー・バード]]、[[《時空の翼マスター・ルピア》]]の[[覚醒]]条件を満たすことにも繋がる。

「[[《コッコ・ルピア》]]→《ボルシャック・NEX》から進化して究極進化をサーチ→《凰翔竜機バルキリー・ルピア》から究極進化」という流れは、以上の特性すべてを見事に活かしている。

[[革命編]]では[[《超竜キング・ボルシャック》]]が登場し、「上記の流れで究極進化の代わりにこれをサーチして《ボルシャック・NEX》から[[G・ゼロ]]で即進化」、という流れが可能になった。このカードも進化クリーチャーなのですぐさま攻撃でき一度に4打点を作ることが出来る。ただし、このコンボを使う際には、同様に[[《超竜キング・ボルシャック》]]を呼び込める[[《ボルシャック・ルピア》]]がやや優先される。

[[サーチ]]対象である[[ドラゴン]]がフィーチャーされるたびに汎用性が高まっていったものの、[[環境]]に食い込めるほどの魅力には欠いていたこの[[クリーチャー]]は、長らく[[《ボルシャック・NEX》]]をコンセプトとする[[ファンデッキ]]のサポート役に徹していた。
しかし[[革命ファイナル]]で状況が一転、[[革命チェンジ]]の登場によりこれまで特に[[メリット]]のなかった[[光]][[文明]]や、コスト5という中途半端な重さ、そして[[進化クリーチャー]]であるが故の[[召喚酔い]]なしで[[攻撃]]できるという点が見事なまでに噛み合っており、評価を急上昇させる。

[[《ボルシャック・NEX》]]からこの[[カード]]を経由して[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]・[[《百族の長 プチョヘンザ》]]・[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]などの強力な[[ドラゴン]]を[[サーチ]]し、即時にそれらの[[革命チェンジ]]を使うことでそのまま[[バトルゾーン]]に出せるようになった。おまけに革命チェンジ後は[[進化元]]の[[《ボルシャック・NEX》]]共々手札に戻るため、[[cip]]の使い回しが可能。
このギミックを取り入れた[[【NEXミラダンテ】]]は[[環境]]に躍り出るやいなや、様々な大会で実績を残すことになる。[[カードプール]]の拡大によりポテンシャルを存分に発揮するようになった様は、まさしく大器晩成と呼ぶにふさわしいだろう。

実際[[《ボルシャック・NEX》]]から踏み倒して、[[ドラゴン]]を[[サーチ]]しつつ[[攻撃]]を起点とするギミックを起動できるのは、特殊かつ強力な動きではある。

-[[DMC-62>DMC-62 「ウルトラ・NEX」]]には《コッコ・ルピア》→《ボルシャック・NEX》→《凰翔竜機バルキリー・ルピア》→[[《神羅ドラグ・ムーン》]]が収録されている。おそらくは[[デザイナーズコンボ]]だろう。
--ちなみに、この[[デザイナーズコンボ]]は紹介漫画では「(進化前より[[パワー]]及び打点が下がることから)これじゃ[[進化]]じゃなく''[[退化]]''だ」と揶揄されてしまった。見た目の打点や[[パワー]]だけで判断せず、[[カードタイプ]]や[[文明]]の違いにも目を向ける必要があるという好例だろう。特に[[文明]]の違いは[[革命チェンジ]]での[[汎用性]]に直結し、一見共存できなさそうな[[カード]]が一堂に会する事も可能にしている。尤も、デザイン当初はこのような運用は想定されていなかっただろうが…。

-漫画「SX」番外編にて、[[勝舞>切札 勝舞]]が[[ミカド>神月 ミカド]]戦で使用。[[《ピース・ルピア》]]から進化し、[[《ボルシャック・NEX》]]をサーチ、[[シールド]]を[[ブレイク]]したが、返しのターン、[[G・リンク]]した[[《神帝ムーラ》]]と[[《神帝マニ》]]に破壊された。

-《ボルシャック・NEX》によって[[リクルート]]されるという点と、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の革命チェンジ元になるという点を活かした上述のコンボは、[[切札 勝舞]]の象徴である[[ボルシャック]]と、[[切札 勝太]]の象徴であるドギラゴンを、ドラマチックかつ現実的に共演させるものである。さらにこの[[クリーチャー]]はこの兄弟のデッキをサポートし続けた[[ファイアー・バード]]でもある。漫画の2大主人公の共闘をイメージさせてくれる、非常に感慨深いコンボである。

-すでに絶版になって久しい[[DMC-62>DMC-62 「ウルトラ・NEX」]]の限定収録という事もあり、シングル価格はかなり高騰していた。そもそも絶対数が少なく、[[【NEXミラダンテ】]]を組むにあたっての大きなネックとなっていたが、[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]でようやく再録。[[《ボルメテウス・ホワイト・フレア》]]も[[DMX-24>DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]にて再録された事も在り、これで[[【NEXミラダンテ】]]の構築難易度は大きく下がったと言えよう。
--初出の[[DMC-62>DMC-62 「ウルトラ・NEX」]]は[[覚醒編]]期の[[スーパーデッキ]]だが、[[NEX]]が[[コンセプト]]であるためか[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]では[[神化編]]パックに封入された。

**関連カード [#u7eb81e2]
-[[《バルキリー・ドラゴン》]]
 
**収録セット [#a30dcd56]
-illus.[[MARUYAMA RUI]]
--[[DMC-62 「ウルトラ・NEX」]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]](新規イラスト)
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」]](48/98)(〃)

**参考 [#c63d015e]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[ファイアー・バード]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[cip]]
-[[ドラゴン]]
-[[サーチ]]
-[[ルピア]]
-[[【NEXミラダンテ】]]