#author("2020-06-14T00:45:10+09:00","","")
*《&ruby(ていたい){停滞};の&ruby(かげ){影};タイム・トリッパー》 [#x6b680c9]

|停滞の影タイム・トリッパー R 闇文明 (3)|
|クリーチャー:ゴースト 1000|
|相手はカードをマナゾーンに置く時、タップして置く。|

[[DM-14]]で登場した[[ゴースト]]。相手の[[マナ]]を[[タップイン]]させる[[能力]]を持つ。

相手の[[マナチャージ]]や[[マナブースト]]などがすべて[[タップイン]]するのはかなり強烈で、相手が使える[[マナ]]を1つ縛ることが可能。

この[[クリーチャー]]がいるだけで1枚[[ランデス]]しているような状態となるので、これだけで大きな[[テンポアドバンテージ]]を稼ぐことができる。
[[システムクリーチャー]]のお約束として[[火力]]に弱いが、[[マナ]]を縛ることによって結果的に生き残りやすい。

[[【黒単ヘルボロフ】]]や[[【白青黒コントロール】]]など[[マナブースト]]がしにくい[[デッキ]]で、相手との[[マナ]]差を埋めるためによく使用される。

[[軽い]][[システムクリーチャー]]としてはかなり優秀なので、[[ランデス]][[デッキ]]以外でも採用できることは多いだろう。

-全く同じ[[能力]]を持つ[[サイキック・クリーチャー]]に[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]が存在する。あちらの方が[[パワー]]も高く[[W・ブレイカー]]も持っているため打点が高いが、[[サイキック・クリーチャー]]であるため、一概にはどちらが上とは言えない。
--あちらも[[《フェアリー・ギフト》]]からの[[《カモン・ピッピー》]]で3[[コスト]]で呼び出せるが、[[《異端流し オニカマス》]]、[[《洗脳センノー》]]、[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]、[[《デスマッチ・ビートル》]]などの[[コスト踏み倒しメタ]]も数多く存在し、また[[《フェアリー・ギフト》]]、[[《カモン・ピッピー》]]は共に[[殿堂入り]]して[[コンボ]]の成立が困難なため、単体で仕事ができるこの[[カード]]に安定性で劣る。

-基本的に[[デュエル・マスターズ]]における行動のほとんどは[[マナ]]を必要とするため、[[腐る]]場面が非常に少なく、どんな[[デッキ]]相手でも刺さりやすいため、妨害手段としては上等な[[カード]]。[[フレーバーテキスト]]にある「相手よりこちらの方が素早く動けるならば、それは勝ったも同然」という言葉を実現させることはそう難しくはない。

**ルール [#ze0d7461]
-2体以上並んだときに[[タップイン]]効果が重複して[[アンタップ]]状態で置かれる、ということはない。

**環境において [#n55a1bce]
[[転生編]]で登場するなり[[【除去バジュラズ】]]を始めとした[[闇]]系の[[ボルバル]]系列で採用が検討されたが、実際は[[《炎槍と水剣の裁》]]に極めて弱いことからマイナーカード止まりだった。そちらが[[殿堂入り]]した[[不死鳥編環境]]では[[ランデス]]系統で細々と使われた。

初めて飛躍を迎えたのは[[極神編環境]]で[[【黒ランデス】]]の核として使われた時である。その【黒ランデス】は[[戦国編環境]]まで環境に居座った。

ただ、[[DM-30]]で[[《ローズ・キャッスル》]]が登場したため、対策自体は容易となった。

[[神化編環境]]から[[ドラゴン・サーガ環境]]にかけては[[【黒緑速攻】]]の選択肢に入っていた。ドラゴン・サーガ環境で流行していた[[【グレンモルト】]]には闇が入る場合は高確率で投入された。[[革命編環境]]では[[【黒単ヘルボロフ】]]の主力カードの1つとして有名であった。

[[革命ファイナル環境]]の[[【赤黒レッドゾーン】>【レッドゾーン】#RedBlack]]や[[【黒赤デッドゾーン】]]でも採用された。特にこの頃は4ターン目以降からビートダウンを開始する[[【赤黒ドギラゴン剣】]]の始動を遅らせることができるカードとして重宝された。

しかし[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]が登場すると、左上の[[封印]]外しで簡単に除去される面が目立った。

[[双極篇環境]]には[[【“轟轟轟”ブランド】]]などのように2ターンキルを目指すデッキが登場し、そちらはそこまで極端でなくとも2ターン目までにはある程度盤面が並ぶため、腐る場面が非常に目立つようになった。

[[超天篇環境]]も前半では【“轟轟轟”ブランド】系統が暴れたため刺さりが悪い状況が続いた。後半は多くのデッキが脇目も振らず2コストマナブースト連打で2→4→6と繋げる動きを取るようになったため、2コストマナブーストを使う2マナさえ起き上がっていればアクションが取れるということで需要があまりなかった。

特に双極篇環境から超天篇環境において大流行していた[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]も厄介。1回立ちさえすればこれで[[タップキル]]されてしまうため、ある意味でこのカードにとっては天敵であった。[[《ウォズレックの審問》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]が登場すると、そもそも引き抜かれて出てこられないという問題も現実的に起こるようになった。

[[十王篇環境]]では[[鬼タイム]]系統における色の合う妨害札として使われるようになった。2ターン目の[[《一撃奪取 トップギア》]]or[[《虹彩奪取 ブラッドギア》]]→3ターン目のこのカード→4ターン目の[[《「貪」の鬼 バクロ法師》]]は十王篇初期の[[環境]]でそこそこ見る[[ゲーム]]運びとなった。

**テキストについて [#dc2bd3fc]
-再録される度に以下のように[[テキスト]]が変わっている。
この[[能力]]は決まった[[カード]][[テキスト]]が明確に定められてないものと思われる。
#fold(){{{
close)
[[DM-14]]、[[DMC-42]]、[[プロモ>プロモーション・カード]](P20/Y12)
|相手のカードは、タップされた状態でマナゾーンに置かれる。|
[[DMX-01]]
|相手がマナゾーンにカードを置く時、そのカードはタップして置く。|
[[DMX-10>DMX-10 「デッキビルダー鬼DX キラリ!レオ編」]]、[[DMX-18>DMX-18 「三段変形!龍解オールスターズ」]]、[[DMD-24>DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」]]、[[DMX-24>DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]、[[DMEX-01]]
|相手はカードをマナゾーンに置く時、タップして置く。|
}}}

**その他 [#l93ff04d]
-[[フレーバーテキスト]]の「王が遺した遺産の一つ」とは、[[多色]][[カード]]の「[[マナゾーン]]に置く時、この[[カード]]は[[タップ]]して置く」のことを指しているのだろう。

-[[DMX-24>DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]で再録されたバージョンでは同パックの[[《解体人形ジェニー》]]と同じく、パック発売時期の都合上ハロウィンを意識したフレーバーテキストとカードイラストになっている。

-名前の元ネタは恐らく、[[Magic:The Gathering]]に登場するカード、[[《停滞》>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%81%9C%E6%BB%9E/Stasis]]だろう。あちらは両プレイヤーのアンタップ・ステップそのものを飛ばす効果を持っており、[[マナ]]の支払いに不都合が生じると考えると、このカードの能力と類似していると言える。だが''《停滞》''は[[クリーチャー]]の[[アンタップ]]すらもすっ飛ばす為、凶悪度は比較にならない。

**関連カード [#ta4138c1]
-[[《凶鬼02号 ドゴンギヨス》]]

-[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]
-[[《未知なる弾丸 リュウセイ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#z1702a89]
-[[DM-14]]、[[DMC-42]]&br;'''[[王が残した遺産の一つ>タップイン]]を、この[[影>ゴースト]]は密かに受け継いでいた。'''
-[[DMX-01]]&br;'''奴の狂おしい怨念の中では、体だけでなく[[言霊>マナ]]さえも縛られる。'''
-[[DMX-10>DMX-10 「デッキビルダー鬼DX キラリ!レオ編」]]&br;'''相手よりこちらの方が素早く動けるならば、それは勝ったも同然だろう。'''
-[[DMX-18>DMX-18 「三段変形!龍解オールスターズ」]]&br;'''[[グレンモルト>《龍覇 グレンモルト》]]の持つ2本の[[龍>《銀河大剣 ガイハート》]][[剣>《将龍剣 ガイアール》]]に壊滅されかけた[[闇]][[文明]]。しかし、不死の死神、[[デスシラズ>《魔壊王 デスシラズ》]]は更なる力と罪を得てレースへと舞い戻ってきた。'''
-[[DMD-24>DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」]]&br;'''[[ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン>《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]の両肩にある『BW-キャノン』。ここから発せられる億千度の炎が、相手の[[防壁>シールド]]を焼き尽くすのだ。'''
-[[DMX-24>DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]&br;'''トリック、オア、トリート!どっちにしろ[[マナ]]に[[イタズラ>タップイン]]しちゃうもんねー! ---停滞の影タイム・トリッパー'''
-[[DMEX-01]]&br;'''新たな力、[[クロスギア]]は、[[クリーチャー]]が装備できる武具。進化したその[[オーバーテクノロジー>進化クロスギア]]が超獣世界を崩壊に導く。'''
-[[DMEX-10]]&br;'''[[鬼タイム]]、それは夜になると凶暴・凶悪となる[[鬼札王国]]の力。時がたてば、体の鬼紋が妖しく輝き、鬼タイムがやってくる。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P20/Y12)&br;'''時間を稼ぐことが勝利につながるってことが実感できたかな?――停滞の影タイム・トリッパー'''


**収録セット [#v16ebcaf]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Ippei Soeda]]
--[[DM-14 「転生編(ジェネレート・ギア) 第1弾」>DM-14]]
--[[DMC-42 「コロコロ・ドリーム・パック3(エターナル・ギア)」>DMC-42]]
--[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」]]
--[[DMX-10 「デッキビルダー鬼DX キラリ!レオ編」]]
--[[DMX-18 「三段変形!龍解オールスターズ」]]
--[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」]]
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」]]([[アルトアート]])
--[[プロモーション・カード]](P20/Y12)([[アルトアート]])
-illus.[[Nekobayashi]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]]
--[[DMEX-10 「W王国ドッキングパック 鬼札王国&不死樹王国」>DMEX-10]](8/42)


**参考 [#w58dbf18]
-[[クリーチャー]]
-[[ゴースト]]
-[[カード]]
-[[タップイン]]
-[[マナゾーン]]

-[[【ドルマークスランデス】]]
-[[【白黒オール・イエス】]]

&tag(クリーチャー,闇文明,単色,コスト3,ゴースト,パワー1000,マナタップイン,・,R,レア,Ippei Soeda,Nekobayashi);