#author("2021-02-18T12:29:11+09:00","","")
*《&ruby(でんせつ){伝説};の&ruby(しょうたい){正体}; ギュウジン&ruby(まる){丸};》 [#l6f37bc3]

|伝説の正体 ギュウジン丸 LEG 水文明 (71)|
|クリーチャー:ジ・アンサー 71000|
|天才シンパシー:水のクリーチャー(このクリーチャーの召喚コストは、バトルゾーンにある自分の水のクリーチャー1体につき10少なくなる。ただしコストは0以下にならない)|
|ワールド・ブレイカー|
|このクリーチャーが召喚されてバトルゾーンに出た時、相手は自身のクリーチャーをすべて山札に加えてシャッフルする。相手がこうして6体以上山札に加えたなら、自分はゲームに勝つ。|

[[DMR-20]]で登場した[[水]]の[[ジ・アンサー]]。

[[水]][[文明]]初、また[[非進化]]としても初の[[レジェンドカード]]であり、[[《正体不明》]]の正体。

その[[能力]]は[[召喚]]されて場に出た時に相手の[[クリーチャー]]をすべて問答無用で[[山札送り]]にし、さらに巻き込んだ[[クリーチャー]]の数が6体以上なら即[[特殊勝利]]できるという強烈なもの。

[[能力]]の性質から[[【バニラビート】]]や[[【九極侵略】]]など、大量展開を勝ち筋とする[[デッキ]]相手に出せれば、それだけで勝負が決まってしまう事もありうる。この手の[[カード]]の天敵の一つである[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]などの勝利そのものを阻止できる[[クリーチャー]]も、[[能力]]発動前に[[山札送り]]にしてしまえる。

仮に[[エクストラウィン]]が発動せずとも、[[パワー]]71000の[[ワールド・ブレイカー]]という[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]をも超える[[サイズ]]も兼ね備えており、[[全体除去]][[効果]]も相まってエンドカードとして十分すぎる1体といえる。

強力な[[能力]]の代償としてか、''71''という[[サイキック・クリーチャー]]も真っ青の途方もない[[コスト]]を持っており、普通に[[プレイ]]していては出すことはまず不可能。目玉の[[cip]]は[[召喚]]でないと発動しないため、通常の[[コスト踏み倒し]]で出すと巨大な[[ワールド・ブレイカー]]持ちが出るだけで終わってしまう。

しかし、専用[[能力]]の[[天才シンパシー]]により[[水]][[クリーチャー]]1体につき[[コスト]]を10[[軽減>コスト軽減]]できる。単純に考えて[[水]][[クリーチャー]]が7体あればたったの1[[コスト]]で出す事ができ、6体でも[[コスト]]11と、依然高くはあるものの現実的な数値まで[[コスト]]を下げられる。

また、同[[エキスパンション]]の[[《イッツ・ショータイム》]]とは[[デザイナーズコンボ]]を形成しており、そちらの[[効果]]でほぼ確実に[[コスト踏み倒し]]で[[召喚]]できる。同時に相手にも大量の[[クリーチャー]]の[[コスト踏み倒し]]の機会を与えるため、相手の判断次第では[[エクストラウィン]]を決めることも夢ではない。

横に並ぶ[[GR召喚]]を多用する[[デッキ]]ならば刺さるかもしれない。ただ、そのような運用をする場合はより軽く運用性も高い[[《ア・ストラ・ゼーレ》]]の存在が気がかりか。

**ルール [#zc4a88c0]
-「バトルゾーンを[[離れない]]」効果や[[置換効果]]などで山札に送られなかったクリーチャーは、《ギュウジン丸》の[[特殊勝利]]の条件の頭数には含まれない。

-サイキック・クリーチャーやGRクリーチャーは、《ギュウジン丸》の効果で山札に送られた時、[[状況起因処理]]によってすぐに[[超次元ゾーン]]または[[超GRゾーン]]に置かれるが、一旦山札に送られているので[[特殊勝利]]の条件の頭数に含まれる。

***暫定回答 [#wc5f006f]
-相手のクリーチャーが6体以上いてそのうち1体が[[《ジャッジCREWニー》]]がいる、かつ自分が[[ライブラリアウト]]を起こしている時に、《ギュウジン丸》を召喚してその効果で相手のクリーチャーをすべて山札送りにした場合、《ギュウジン丸》の[[特殊勝利]]が発動する前にシャッフルの処理が割り込むため、ライブラリアウトによって自分が敗北する。


**環境において [#k5e577b6]
登場当初は[[青単]]でない限り召喚が困難であったこと、大量展開するデッキが主流ではなく[[エクストラウィン]]が達成しづらかったことなどから腐る場面が多く、オーバーキルなロマンカードの域を出なかった。
しかし[[《ベイB ジャック》]]が登場すると[[【バニラジャック】>【バニラビート】]]における全体除去を受けた後の保険たる打点と全体除去を担うカードとして注目された。実際のところ、最速3ターンで勝利できる【バニラジャック】は[[店舗大会>公認大会]]、[[チャンピオンシップ]]でもそこそこ活躍した。

「デュエル・マスターズグランプリ-5th」でベスト64に入賞したデッキに[[【星龍の記憶】]]のギミックを軸とした[[【オールデリート】]]があり、そのデッキに2枚投入されていた。このように大型大会でも採用実績を残すなど、登場当初より評価は確実に上がっている。

後に[[超天篇]]で[[GR召喚]]が登場すると[[超GR]]を[[水]]の[[GRクリーチャー]]で固めた[[ランデス]][[デッキ]]に挿されるケースも見られ、[[DMEX-07]]期にはこれを2枚投入した[[《Wave All ウェイボール》]]・[[《Wave ウェイブ》]]軸のランデスデッキがチャンピオンシップ4位入賞を果たしている。

**背景ストーリーにおいて [#kf785f9b]

[[革命編>革命編背景ストーリー]]の黒幕として登場。

革命編の中期から[[《正体不明》]]という存在が暗躍していたことが仄めかされていたが、その《正体不明》の正体こそがこの《伝説の正体 ギュウジン丸》その人である。

《ギュウジン丸》は天才科学者であるが、革命編が始まる遥か昔にその天才的な頭脳を危惧されて[[ランド大陸]]を追放された。その後、「天才が世界を支配する事は当たり前である」という考えを持つ彼は、海底都市で長年に渡り世界征服を企み、革命編に姿を表す。

革命編の序盤に侵略者に目覚めた者が表れたのは、彼がばら撒いたウイルスによるものである。[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の[[封印]]が解かれたのも彼が仕組んだことである。つまり、革命編の争いの元凶であり、侵略者たちも《ギュウジン丸》の犠牲者と言える。

[[《ミラクル・ミラダンテ》]]と[[革命軍]]の前に正体を明かした後は、すぐに戦線に立つことはせず、感染した者は無条件で革命軍を裏切るようになる最終侵略ウイルスをばら撒き、革命軍を同士討ちさせるという卑劣極まりない手段で革命軍を崩していった。その後、壁の雪山に行き、またしても最終侵略ウイルスをばら撒くも、《ドギラゴン》と《ミラダンテ》が発動した[[《完全防御革命》]]により、最終侵略ウイルスを防がれいよいよ追い詰められる。

そして、ついに自身が戦うことになり、いざ前線へ立ったその時、《ドキンダムX》の槍に貫かれ、絶命してしまった。長年に渡る計画を、自身が復活させた《ドキンダムX》に打ち砕かれるという自業自得以外のなにものでもない無様な最期を迎える。

黒幕である彼が死んだものの、[[革命ファイナル>革命ファイナル背景ストーリー]]でも《ドキンダムX》は暴走を続けたため、革命編のストーリーはバッドエンドで終わる。

革命編では、諸悪の根源とされていた彼だが、実はさらなる根源がいたことが[[革命ファイナル>革命ファイナル背景ストーリー]]にて判明した。

実は、彼が世界征服を企むようになったのは、初めて世界に飛来した《ドキンダムX》が世界に悪意をばら撒くことによって、才能に溺れてしまったことが原因だった。しかも、それは[[革命ファイナルのラスボス>《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]がそう仕向けたものであったため、彼もまた犠牲者だったのだ。

なお、革命ファイナルでは彼の使っていた研究室が禁断の力に触れ[[D2フィールド>《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]となった事が明かされた。そこでは第2の[[禁断]]として[[《禁断機関 VV-8》]]が復活している。これも[[やつ>《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]が仕組んだのかもしれない。

その後、[[《天災 デドダム》]]の[[フレーバーテキスト]]にて彼が最終計画として、「[[不死>《S級不死 デッドゾーン》]]」「[[原始>《S級原始 サンマッド》]]」「[[宇宙>《S級宇宙 アダムスキー》]]」の3つの[[S級侵略者]]を合体させて、[[最強のSSS級侵略者「天災」>《SSS級天災 デッドダムド》]]を生み出すことを企てていたことが判明した。

***余談 [#dba5c795]

-このクリーチャーは[[邪藩 牛次郎]]をモデルにしたクリーチャーである。人気投票で、票を入れる人物が本人以外いなかった不人気キャラをモデルにしたクリーチャーが背景ストーリーの黒幕を務めるなど誰が予想しただろうか。また、卑劣な作戦を行いながら[[慢心>Deadman]]から油断し、自行自得な結末を迎える様はまさにモデルそっくりである。

-自分が利用しようとしていたクリーチャーに不意打ちで倒されるという結末であったが、[[DMR-20]]のCMの牛次郎のナレーションでは手に持つ銃から放つビームで''惑星ごと消しされる''事が判明している。歴代の[[水]][[文明]][[クリーチャー]]内でも実力と科学力は非常に高く、決して弱い[[クリーチャー]]ではないのは間違いないようだ。ゲーム上でのパワーも71000とかなり高く、[[能力]]も相手のクリーチャーをすべて[[山札送り]]にするというラスボスに相応しい豪快なものである。弱くないどころか、背景ストーリーの歴代の悪の親玉の中でも強い部類に入ると思われる。それほどまでに《ドキンダムX》が強すぎたということだろう。
--とはいえ背景ストーリー上のラスボスとしては余りにも情けない結末だったのは間違いない。公式としても思うところがあったらしく、開発主任kのTwitter上で催されたラスボス総選挙でも[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]がエントリーしている。

-《ドキンダムX》の槍に貫かれたものは[[封印]]されるはずなのだが、彼はなぜか死亡している。

-本人が亡くなっているにも関わらず世界に未曾有の危機を齎し続ける辺りはどことなく[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]を彷彿とさせる。もっとも、与えた被害という点ではシーザーには遠く及ばない。

**その他 [#k04edf35]

-上記の[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]の他にも、類似[[能力]]を持つ[[《十弐制覇 鬼「王者」》]]や[[《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》]]も敗北阻止の前に[[除去]]できるが、[[cip]]で敗北を阻止できる[[《燃える革命 ドギラゴン》]]には唯一[[エクストラウィン]]を防がれてしまう。

-基本は上記の[[《イッツ・ショータイム》]]などで出す事になるだろうが、[[水]]中心かつ大量展開の可能な[[デッキ]]なら[[コスト踏み倒し]]に頼らず[[天才シンパシー]]で出す事も不可能ではない。[[リキッド・ピープル]]軸の[[【バニラビート】]]などに忍ばせてみるのも一興か。

-本来ならばノーコストで場に出せる[[G・ゼロ]]持ちのクリーチャーと相性が良いのだが水のG・ゼロ持ちは単色にしても多色にしても大量展開に向かない、あるいは専用デッキ向けのものばかりでその中でも条件がかなり緩い[[《パラダイス・アロマ》]]は[[殿堂入り]]していると、いずれにしてもこのクリーチャーと簡単には組めない事情を孕んでいるものが多い。ただし、[[《D2S 皇帝ワルスラ》]]に関してはあちらのG・ゼロの条件も含めて相性はかなり良い。
--後に[[ファンデッキ]]界隈では、デッキを水のクリーチャーに寄せた[[【青緑コントロール】]]に仕上げつつ[[《禁断機関 VV-8》]]、[[《ギガタック・ハイパー・トラップ》>《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》]]、[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]のセットを駆使し、十分なマナと天才シンパシー元を用意しつつ、エクストラウィンの条件となる相手のクリーチャーを引きずり出す【轟破天ギュウジン丸】が成立。

-自軍の低[[コスト]][[クリーチャー]]を起点とする[[ムゲンクライム]]ともシナジーがある。

-[[コスト]]がデュエル・マスターズにおける[[山札]]の枚数を上回る「71」という性質上、[[《制御の翼 オリオティス》]]には不正とみなされる。[[エクストラウィン]]できなければ[[山札]]の下に強制送還されてしまう。また、[[《獣軍隊 ヤドック》]]相手にも、無条件で[[バトルゾーン]]にすら出せず[[マナゾーン]]送りとなる。

-[[カードイラスト]]のポーズがガッツポーズのようでどことなく[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]のものに似ている。ひょっとしたら挑発しているのかもしれない。ちなみに[[《正体不明》]]に乗っていた為、わかりにくいがアニメやCMのCGだと[[《燃える革命 ドギラゴン》]]や[[《ミラクル・ミラダンテ》]]と同等のサイズで、[[《天才のビッグアンサー》]]の[[カードイラスト]]だとあの[[《夢の変形 デュエランド》]]と同サイズである。実はかなり大きかった。71000の超パワーも納得である。
--とはいえアニメ「VSR」では[[《正体不明》]]の搭乗時、[[《ボルバルザーク・エクス》]]以下の小ささ且つ[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]]と同等のサイズだったり、搭乗時でなくとも[[《夢の変形 デュエランド》]]の数分の一もの小ささであったりとよく分からない。
//[[《完全不明》]]搭乗時は[[《燃える革命 ドギラゴン》]]の倍以上もの大きさであったが。もしかしたら自分の体のサイズを変えれるのかもしれない。
--この[[クリーチャー]]の胴体に当たる部分は[[邪藩 牛次郎]]の顔を模した造りになっており、マントには[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]や[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]のように宇宙空間が広がっている。

-そのカラーリングやロボットのような外観から、[[カード名]]の元ネタは「魔神英雄伝ワタル」の「魔神龍神丸」であると思われる。またアニメVSRでは牛次郎がこの[[クリーチャー]]を[[召喚]]する際に終焉の魔神とも呼んでいる。
--彼の死後、[[龍神丸本人>《龍神丸》]]が[[コラボカード]]として[[デュエマ]]に登場するとは、この時誰も知る由もなかった。なお完全に余談ではあるが、龍神丸とバトルするとこちらが敗北する。元ネタには逆らえないといったところか。

-アニメ「VSR」では[[邪藩 牛次郎]]が使用。[[天才シンパシー]]で[[召喚]]され、[[デュエマウス]]の[[クリーチャー]]をすべて[[山札送り]]にし、[[エクストラウィン]]で勝利。&br;続く[[切札 勝太]]戦でも[[召喚]]されて[[クリーチャー]]を[[山札送り]]にするが、[[《完全防御革命》]]により[[エクストラウィン]]を防がれた。
--51話では[[シールド]]をワールド・ブレイクする時に放ったビームが広範囲に広がっており、近くにいた[[《燃える革命 ドギラゴン》]]も思わず逃げ出してしまうほどであった。
--因みに絵師の[[Yuukoo009]]氏のpixivによると、銃は元々宇宙船だったものを改造した物らしい。桁違いの威力のビームが出せるのも納得である。


**関連カード [#hf7daa66]
-''Prev''
--[[《正体不明》]]
//--[[《完全不明》]]

-[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]
-[[《No Data》]]
-[[《完全不明》]]

-[[《アクア・ベララー》]]
-[[《龍神丸》]]
-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《イッツ・ショータイム》]]
--[[《天才のビッグアンサー》]]

***背景ストーリーのラスボス的存在 [#d7b6ff76]
-''Prev'':[[ドラゴン・サーガ>ドラゴン・サーガ背景ストーリー]]
--[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]

-''Next'':[[革命ファイナル>革命ファイナル背景ストーリー]]
--[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]/[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#k35617c7]
-[[DMR-20]]&br;'''ワタシこそが真の天才だ! ---伝説の正体 ギュウジン丸'''


**収録セット [#g509c4e9]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMR-20 「革命編 第4章 正体判明のギュウジン丸!!」>DMR-20]]
--[[DMRP-10 「超天篇 第2弾 青きC.A.P.と漆黒の大卍罪」>DMRP-10]](G1/G7)([[ウルトラゴールデンカード]])

**参考 [#c957701a]
-[[クリーチャー]]
-[[ジ・アンサー]]
-[[天才シンパシー]]
-[[水]]
-[[コスト軽減]]
-[[ワールド・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[山札送り]]
-[[全体除去]]
-[[エクストラウィン]]
-[[レジェンドカード]]
-[[邪藩 牛次郎]]
-[[水]]
-[[【ムートピア】]]

&tag(クリーチャー,水文明,単色,コスト71,ジ・アンサー,パワー71000,天才シンパシー,天才シンパシー:水クリーチャー,シンパシー,ワールド・ブレイカー,召喚,cip,全体除去,確定除去,山札送り,シャッフル,6体以上,エクストラウィン,LEGEND,レジェンドカード,背景ストーリー:ラスボス,Yuukoo009);