#author("2020-01-25T00:14:06+09:00","","")
#author("2020-01-27T21:51:07+09:00","","")
*《&ruby(よげんしゃ){予言者};マリエル》 [#laad268b]

|予言者マリエル R 光文明 (4)|
|クリーチャー:ライトブリンガー 1000|
|パワー3000以上のクリーチャーは攻撃できない。(パワー3000未満のクリーチャーが、攻撃中にパワーが追加された場合、攻撃することができる)|
|''※殿堂入り''(2007年11月15日付)|

[[DM-08]]で登場した[[ライトブリンガー]]。

初期の代表的な[[ロック]][[カード]]。互いの[[パワー]]3000以上の[[クリーチャー]]は全て[[攻撃]]できなくなってしまう。

相手の[[攻撃]]を制限することで、大型[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]から擬似的に除外し、[[フィールドアドバンテージ]]を奪う。
その[[能力]]は[[マリエルロック]]とも呼ばれ、[[フィニッシャー]]として使われるような[[クリーチャー]]はほぼ全て止めることができる。また、それにより[[パワー]]3000以上の[[クリーチャー]]の[[アタックトリガー]]も阻止できる。

[[ブロッカー]]を中心に消極的に場を[[コントロール]]する[[デッキ]]と相性が良く、[[《ハイドロ・ハリケーン》]]や[[《ダイヤモンド・ソード》]]などで一方的に相手を追い詰められるほか、[[サイレントスキル]]を安全に使うこともできる。

下手をすればこの[[カード]]が出るだけで何もできなくなってしまうこともあるので、何らかの対策はしておきたい。一番簡単な対処方法は[[火力]][[呪文]]なり[[確定除去]]なりで[[破壊]]してしまうことである。幸いパワーは1000と低く[[除去]]はしやすい。

逆に、[[除去]]されやすい欠点を[[《ペトリアル・フレーム》]]で補われると一気に場持ちが良くなる。その場合は[[《ボルシャック・スーパーヒーロー》]]や[[《ローズ・キャッスル》]]などの[[全体除去]]で対処したい。かつては[[《龍神メタル》]]や[[《ドリル・ボウガン》]]などの[[クロスギア]][[除去]][[カード]]もよく使われていた。

**環境において [#u8e93f3f]
登場当時から、パワー1000しかないこの[[クリーチャー]]の除去手段はそれなりにあったものの、除去さえされなければ相手を完封できてしまうことは珍しく、多くのプレイヤーから強力な[[ロック]]性能を持つクリーチャーとして注目を集めていた。

[[《火炎流星弾》]]以外の[[除去]]カードを入れていないかつての[[【赤単速攻】]]はこのカード1枚で詰んでしまう事も。そのため、この[[クリーチャー]]を除去するためだけに[[《ボルカニック・アロー》]]や[[《クリムゾン・ハンマー》]]の投入が検討されることもあった。

しばらくの間、除去耐性の低さゆえにその評価はイマイチだったが、[[《光器ペトローバ》]]や後に登場した[[《ペトリアル・フレーム》]]でそれを補ったりすると、大半の[[デッキ]]は手がつけられなかった。

[[ライブラリアウト]]を狙う[[デッキ]]にも搭載され、相手に何もさせずにじわじわと追い込んでいく場面もそれなりにみられた。[[ミラーマッチ]]になったり、防御よりの[[デッキ]]と対面した時に、泥試合になることも多々あり、「遅延カード」とよばれることも。

そしてついに、2007年11月15日には、その強力なロック性能が祟り、[[光]][[文明]]としては、初の[[殿堂入り]][[カード]]に指定された。

その後、[[DM-30]]に[[《ローズ・キャッスル》]]という手頃な[[全体除去]]が登場し、少々評価を落とすことになる。しかし、環境が進むにつれ、パワーが軒並み高い[[クリーチャー]]が数を増やしていき、[[《ローズ・キャッスル》]]の採用率が低下していったため、再び評価を上げていく。

[[除去]]付き[[超次元]][[呪文]]と[[《ローズ・キャッスル》]]が大流行していた[[エピソード1環境]]では、比較的評価が低かった。

[[ドラゴン・サーガ]]の[[環境]]では軽量[[除去]]が飛び交うようになり、またしても評価を落としていくことに。

[[革命編]]以降では、[[【レッドゾーン】]]に対しては非常に強力なメタカードとなることで、急激に評価を上げる。デッキの性質上軽量の除去が入りにくく、デッキに入る[[ソニック・コマンド]]はパワー3000以上が多い為、デッキ次第では[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]を素出しするか[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の[[禁断解放]]を狙うしかなくなってしまう。

このように[[能力]]自体は強烈なので意外なところで使われて痛い目を見る可能性のあるカードであった。

左上の封印を外したついでにこのクリーチャーを除去できる[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]を主軸とした[[【ドルマゲドンX】]]が[[カードプール]]上全盛期であった[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]期、そもそも基本的に攻撃の必要が無い[[【白緑メタリカ】]]がトップメタ1強であった[[DMRP-03>DMRP-03 「デュエル・マスターズ 新3弾 気分J・O・E×2 メラ冒険(ベンチャー)!!」]]期から[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」>DMRP-04魔]]も若干不遇であった。
左上の封印を外したついでにこのクリーチャーを除去できる[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]を主軸とした[[【ドルマゲドンX】]]が[[カードプール]]上全盛期であった[[DMR-23]]期、そもそも基本的に攻撃の必要が無い[[【白緑メタリカ】]]がトップメタ1強であった[[DMRP-03>DMRP-03 「デュエル・マスターズ 新3弾 気分J・O・E×2 メラ冒険(ベンチャー)!!」]]期から[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」>DMRP-04魔]]も若干不遇であった。

[[双極篇]]以降は2ターンから3ターンで決着が付く極端な速度の[[【速攻】]]が環境で見かけられるようになり、如何にこのカードと言えども手に負えないケースがまま想定されるようになった。さらに[[タップイン]]や攻撃対象固定、[[シノビ]]による過剰な受けなど、相手を「詰み」に追い込む手段はこのカードの殿堂入り当初と比べて格段と増えた。そのため、「[[殿堂解除]]しても脅威にはならない」「これで相手を詰めてもゲーム性の崩壊に至るとは言えない」という意見も中には見られるようになった。

**その他 [#u8e93f3f]
-この[[カード]]と[[《ノーブル・エンフォーサー》]]が場に揃うと、[[パワー]]2500以外の[[クリーチャー]]は一切[[攻撃できない]]というさらに強力な[[ロック]]状態が発生する。&br;この[[コンボ]]を使った[[デッキ]]を一般に[[【マリエルエンフォーサー】]]と呼ぶ。

-[[注釈文]]にもある通り、[[攻撃]]を宣言した後で[[攻撃]]している[[クリーチャー]]の[[パワー]]が[[パワーアタッカー]]などによって3000以上になったとしても、''[[攻撃]]は続行される''。&br;[[デュエル・マスターズ]]の[[ルール]]上、このように[[攻撃]]の途中で[[攻撃]]に必要な条件が満たされなくなった場合でも、[[攻撃]]は中止されない。例えその数値が[[《アルティメット無法伝説》]]のような途方も無いものだったとしても、その点は変わらない。

-このクリーチャーの存在する状況下では、[[《熊姫の面 ベアコダッシュ》]]に対する[[《炎のたてがみ》]]など、パワーの劣る[[完全下位互換]]クリーチャーが有利となる逆転現象が起こる。しかし、デッキに1枚しか入らないカードの対策のためだけにそれらのカードを採用するのは得策ではない。


-[[《ノーブル・エンフォーサー》]]と違い、[[パワー]]3000以上の[[クリーチャー]]の[[ブロック]]までは禁止しない。

-強力なカードではあったが、意外にも一度しか[[再録]]されておらず、現在は[[絶版]]。なお[[DMC-17>DMC-17 「戦場の暗黒皇女(ダーク・ウォリアー)デッキ」]]再録版はカード下部の年数表示に誤植があり、他の同デッキ収録カードで「2004」と書かれているところにこのカードのみ「2003」と書かれている。

-[[イラスト]]でこの[[クリーチャー]]に[[攻撃]]されているのは[[《ガルカーゴ・ドラゴン》]]。&br;余談だが、[[イラストレーター]]の[[Atsushi Kawasaki]]氏がこの[[カード]]の[[イラスト]]に勝手に登場させて散々な目に遭わせている件について「すまん」と自身のサイト内で謝罪している。

-漫画「フラッシュ」では、ハヤテがこの[[クリーチャー]]に[[《ノーブル・エンフォーサー》]]・[[《ペトリアル・フレーム》]]・[[《クイーン・オブ・プロテクション》]]・[[《ロード・オブ・レジェンドソード》]]・[[《グランドクロス・カタストロフィー》]]を[[クロス]]するという芸当を見せている。
しかし、[[《ノーブル・エンフォーサー》]]を[[クロス]]させてしまっては[[【マリエルエンフォーサー】]]が成立しない。恐らくは漫画的表現だろう。
--当時はほぼ実現不可能に近い芸当だったが、現在では[[《聖装 ネビュラ・ウイング》]]が存在するので全く不可能とも言い切れない。

**関連カード [#j2dc1bc7]
-[[《ノーブル・エンフォーサー》]]
-[[《恐龍界樹 ジュダイオウ》]]
-[[《禁断》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#g672e9d4]
-[[DM-08]]&br;'''予言通りの復活。事態はまだ彼らの手の内にあった。'''
-[[DMC-17>DMC-17 「戦場の暗黒皇女(ダーク・ウォリアー)デッキ」]]&br;'''[[龍>ドラゴン]]が吐き出す炎でさえも、[[予言者>ライトブリンガー]]の言葉を止められない。'''


**収録セット [#s8effc56]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Atsushi Kawasaki]]
--[[DM-08 「闘魂編 第3弾 超神龍の復活(インビンシブル・レジェンド)」>DM-08]]
--[[DMC-17 「戦場の暗黒皇女(ダーク・ウォリアー)デッキ」]]([[アルトアート]])

**参考 [#k00983bc]
-[[ライトブリンガー]]
-[[攻撃できない]]
-[[攻撃制限]]
-[[ロック]]
-[[殿堂入り]]
-[[【クリーチャーコントロール】]]
-[[マリエルロック]]
-[[【マリエルエンフォーサー】]]

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