#author("2023-08-09T01:10:17+09:00","","")
#author("2023-08-11T11:33:57+09:00","","")
*《&ruby(せいきまつ){世紀末};ヘヴィ・デス・メタル》 [#w5ee8065]

|世紀末ヘヴィ・デス・メタル SR 闇/火文明 (13)|
|クリーチャー:クリエイター/ハンター 39000|
|スピードアタッカー|
|ワールド・ブレイカー|
|このクリーチャーが召喚されずにバトルゾーンに出た時、自分の山札に加えてシャッフルする。|

[[DMX-04]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[クリエイター]]/[[ハンター]]。
複数のカードだったものが1枚のカードになり、[[ハンター]]となって再登場した[[ヘヴィ・デス・メタル]]。

ぶっ飛んだ[[コスト]]と[[パワー]]へ真っ先に目が行くであろう[[クリーチャー]]である。

13[[マナ]]と重いため、[[コスト踏み倒し]]で[[バトルゾーン]]に出したいところだが、''[[召喚]]以外で[[バトルゾーン]]に出した場合、この[[クリーチャー]]は自分の[[山札]]に[[強制]]送還される''という非常に痛い[[デメリット]]を持っている。よって、ほとんどの[[コスト踏み倒し]]では[[バトルゾーン]]に残すことが出来ない。

しかし、[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]のように「[[バトルゾーン]]に出す」ではなく「[[コスト]]を支払わずに[[召喚]]する」タイプの[[コスト踏み倒し]]や、[[cip]]を誘発させない「[[《ロイヤル・ドリアン》]]で[[《邪神R・ロマノフ》]][[《死神術士デスマーチ》]]を剥がす」という手段など、可能な方法もある。

現在、[[【青黒退化】]]の退化先としては[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]と[[《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》]]の実質的な下位互換である。

とはいえいきなり現れて、圧倒的な[[パワー]]とともに[[シールド]]をすべて[[ブレイク]]していく様は、たしかに[[ヘヴィ・デス・メタル]]の名に恥じないインパクトがあるだろう。
[[クリエイター]]専用サポート呪文であり、相性良好なフィニッシャー呪文[[《滅亡の光》]]も登場した。
上記の[[コンボ]]を採用した[[デッキ]]で楽しみたいところである。

**ルール [#uc22b2f2]
-勘違いされやすいがあくまで[[召喚]]以外の方法で[[バトルゾーン]]に出すと[[山札]]に戻ってしまうだけであって、[[コスト踏み倒し]]自体は可能。[[S・トリガー]]は[[召喚]]に含まれるので[[《星龍パーフェクト・アース》]]などでS・トリガーを[[付与]]して[[バトルゾーン]]に出しても山札送りにされない。そのため、[[【星龍マーシャル】]]ならば早期[[召喚]]することも不可能ではないだろう。

-[[コスト踏み倒し]]で出した場合、一度[[バトルゾーン]]に出てから[[山札]]に戻るため、[[ウルトラ・セイバー]]があれば山札送りから免れることもできる。

**環境において [#ueb2ca74]
登場後、裁定変更によって[[バトルゾーン]]に登場した[[ターン]]で[[進化クリーチャー]]を[[退化]]させた場合、残された[[進化元]]が[[召喚酔い]]の影響を受ける様になったため、[[スピードアタッカー]]で[[召喚酔い]]せずに[[ワールド・ブレイカー]]を決められるこの[[クリーチャー]]の需要が上がった。
さらに[[《龍脈術 落城の計》]]というコスト3で進化クリーチャーを剥せるカードが登場した為、以前よりコンボを決めやすくなった。

後に超重量級の[[スピードアタッカー]]でありながら召喚制限がなく、[[ワールド・ブレイカー]]を持つ[[《侵略開始!!にゃんこ軍団/にゃんこ砲発射!》]]と、[[T・ブレイカー]]の三連続攻撃を行う[[《伝説の決闘者》]]が登場。一時はこのクリーチャーの存在意義も危ぶまれたが、[[闇]]文明を持つので墓地進化の退化戦術に使えるという違いから、それ以降も長期に渡り[[【青黒退化】]]の[[フィニッシャー]]として活躍した。[[文明]]一つで命拾いをした好例と言える。

しかし、[[2021年3月16日ルール改訂]]によって事態が一変。[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]が【青黒退化】のフィニッシャーとして採用されるようになり、退化先としてはそちらのほぼ[[下位互換]]となってしまうこのカードの地位は失墜することになった。

また、[[DMSP-02]]で[[種族]]こそ異なるものの、同じ能力を持つ上で[[G・ストライク]]を持つ[[《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》]]が登場。[[種族]]の違いを生かさない限りはあちらの[[下位互換]]になってしまうためかなり苦しい立場に追いやられる。

しかし[[DMEX-15]]でなんと[[アタック・チャンス]]:[[クリエイター]]を持つ[[《滅亡の光》]]を獲得。専用構築とはなるだろうが、上記2枚とは異なる強みを得たことで差別化に成功した。

**その他 [#b4f7c20a]
-[[マナゾーン]]に置くと[[《父なる大地》]]などで[[アドバンテージ]]を失うことになりかねないため、注意。

-メインデッキに入る[[非進化]][[クリーチャー]]の中では、[[コスト]]は[[《偽りの王 ルードヴィヒ》]]に抜かれるまで、[[パワー]]は[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]に抜かれるまでの間長らく1位であった。

-[[フレーバーテキスト]]には「滅亡の光」とある。この元ネタは漫画デュエル・マスターズ内のセリフおよび演出。[[ザキラ]]の[[ヘヴィ・デス・メタル>【ヘヴィ・デス・メタル】]]の3体[[リンク]]時に放たれた[[全体除去]]を表現したもの。
この「滅亡の光」を、全体除去のみならず[[ヘヴィ・デス・メタル>【ヘヴィ・デス・メタル】]]そのものを象徴するフレーズとして引用したのがこの[[クリーチャー]]の[[フレーバーテキスト]]なのだろう。
--これが後にカード化したものが[[《滅亡の光》]]である。

-[[クリエイター]](creator)は直訳で「創造者」のことだが、[[ヘヴィ・デス・メタル]]はどちらかといえば破壊者のイメージがあり真逆に思えるかもしれない。だが、「すべてを創りしもの=神」というニュアンスもあることを考えればむしろ適した種族でもある(([[「かみはバラバラになった」>《切り刻みの レザーフェイス》]]で知られる魔界塔士Sa・Gaのラスボスも、日本語版では「かみ」という名前が、英語版の敵名は「CREATOR」と名付けられている。))。
このカードが登場した頃は種族「[[ゴッド]]」はすべて[[G・リンク]]を持っており、単体の[[ゴッド]]は存在しなかった。そうした慣例を踏まえ、この[[クリーチャー]]同様リンク後の[[ゴッド]]をモチーフとした、[[《サガ》>《創造神サガ》]]が持っていた種族である[[クリエイター]]が代替的にあてがわれたのだろう。
--なおこれより後、[[G・リンク]]を持たない[[ゴッド]]が少しずつ登場していった。その中には、この[[クリーチャー]]の[[相互互換]]である[[《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》]]もいる。

-ちなみに[[冠詞]]の「世紀末」というのは、「世の終わり」という意味でつけられている。確かに、不意打ちで出てこられたら相手にとっては終わったようなものだろう。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#j0006430]

|世紀末ヘヴィ・デス・メタル SR 闇/火文明 (13)|
|クリーチャー:クリエイター/ハンター 39000|
|スピードアタッカー|
|ワールド・ブレイカー|
|このターン数だけ、召喚コストを1少なくする。ただし1より少なくならず、かつこのクリーチャーの持つ文明の数より少なくならない。|
|バトルゾーンに出た時、いずれかのプレイヤーの山札が13枚以下なら、ゴッドとクリエイター以外のクリーチャーをすべて破壊する。そうでないなら、自分の他のクリーチャーをすべて破壊する。|
|召喚されずにバトルゾーンに出た時、このクリーチャーを破壊する。|

[[DMPP-21]]で実装。

TCGでは[[退化]]など、いかにして「召喚以外の方法で」を回避するかに焦点を当てるカードだったが、デュエプレでは召喚はかなり簡単にできるようになったが逆に「バトルゾーンに出た時」のリスクをいかに回避するかに焦点を当てるカードへと変化した。

まず、ゲームの[[ターン数]]に応じた[[コスト軽減]]能力を獲得した。これは[[《無双竜機ボルバルザーク》]]などと同じく、両プレイヤーがそれぞれターンを終えて1ターン経過と数え、追加ターンはターン数に含めない。

続けて、お互いのプレイヤーの山札の枚数に応じて、全体もしくは自分だけの盤面を[[リセット]]するようになった。
これによる運用上の変化は後述する。

最後に、非召喚で登場した際には[[山札送り]]ではなく[[自壊]]になった。デュエプレの仕様で、先に[[解決]]されるのは「お互いのゴッドとクリエイター以外のクリーチャーをすべて破壊or自分の他のクリーチャーをすべて破壊」であるため、悪用することはかなり難しいが、特殊な方法で生き残らせることができる点ではわずかに強化されたといえる。

[[山札送り]]ではなくなった部分の欠点があるとすれば相手からの[[《父なる大地》]]が挙げられるか。チャージしておいたこのクリーチャーを引っ張り出されると、墓地に行ってしまう。このカードは[[リアニメイト]]と相性が最悪なので墓地にある意味が薄く、山札に送られたほうが引いて使う可能性があるのでありがたかっただろう。

#region2([[山札送り]]と[[自壊]]の違い){{

TCGでは、破壊以外の方法で離れてしまうため、破壊にしか反応しない「[[セイバー]]」はコンボにならない。
その上、[[セイバー]]の上位能力である[[ウルトラ・セイバー]]と組み合わせようにも、《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》を守れる「[[ウルトラ・セイバー]]:[[クリエイター]]」「[[ウルトラ・セイバー]]:[[ハンター]]」が1枚もない。[[DMEX-14]]にしてようやく「[[ウルトラ・セイバー]]:多色クリーチャー」の[[《暴打の番狸》]]が登場しただけである。

デュエプレでは、[[《邪脚護聖ブレイガー》]]や[[《サイチェン・ピッピー》]]などなら、一応は反応できる。ただし、ゴッドでもクリエイターでもない[[セイバー]]は[[リセット]]の[[cip]]で先に破壊されてしまう。したがって、上記2体を用意しておき、《ブレイガー》で[[全体除去]]から《サイチェン》を守り、《サイチェン》で[[自壊]]からこのクリーチャーを守る必要がある。

破壊に反応する[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]なども同じく事前に破壊されるため、《クズトレイン》を守る用のセイバーがいないと《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》の破壊で誘発できない。

}}

***運用 [#x90e8cf7]

+自分の他のクリーチャーがいなければデメリットはなくなるという部分で、序盤に[[リーサル]]にリーチをかける方法
+試合が長引いたとき、あるいは耐久して試合を長引かせ、コストが大幅に減少した《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》での全体除去とワールドブレイクによりフィニッシュする方法
[[【G・イズモ】>【G・イズモ】 (デュエプレ)]]などゴッドおよびクリエイターを使わない相手には、味方の一部は巻き込まれない[[《アポカリプス・デイ》]]内蔵クリーチャーとして使える

1.については、[[マナチャージステップ]]とターン数参照[[コスト軽減]]で、[[マナ加速]]を1回入れれば6ターン目に素召喚できる。
事前に[[《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》]]を出していれば、ワールド・ブレイク+[[パワー低下]]以外の除去耐性で[[リーサル]]となる。

2.については達成していても、自軍の大半を巻き込むことに変わりはないが、軽量ゴッドを採用していれば被害を減らすことができ、敵軍だけを一掃できる可能性もある。当然《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》自身はクリエイターなので破壊対象外である。

ゴッドのうち、[[《崇高神ケミカル》および《崇高極上神ケミカル・プロディジー》>《崇高極上神》]]は自然な流れで山札を削ることができる。

[[S・トリガー]]を大量に投入することでも耐久できる。かつて環境に存在した[[【カウンターHDM】>【カウンターHDM】 (デュエプレ)]]と似たデッキ構築ができるだろう。ダイレクトアタック要員には1.と共通で[[《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》]]、または他のゴッドを少量採用するのがよいか。山札13枚以下なら、2体目以降の《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》も巻き込みの対象外となるため、ターン数によっては《世紀末》を1ターンに2体以上出せる可能性もある。デッキについては[[【世紀末HDM】>【世紀末HDM】 (デュエプレ)]]を参照。

[[墓地肥やし]]や[[《スクランブル・タイフーン》]]といった[[手札交換]]で掘削していくのは、原則攻めにも受けにもならない[[墓地肥やし]]にそこまで手番を消費しているのなら[[【M・R・C・ロマノフ】>【M・R・C・ロマノフ】 (デュエプレ)]]や[[【アウトレイジ墓地ソース】>【アウトレイジ墓地ソース】 (デュエプレ)]]の立ち回りをしていたなら勝ってただろうということで非現実的。
やはり[[【カウンターHDM】>【カウンターHDM】 (デュエプレ)]]系のデッキのほうがまとまりは良い。

***その他 [#n8c696bf]
-[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]や[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]といった試合の進行を停滞させるカードと相性が良い。

-このカードの登場により、自分の山札を減らすことが[[ライブラリアウト]]に繋がる以外にも相手の《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》を強化してしまうデメリットとなる可能性が生まれた。無論、自分の《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》を強化できるというメリットにもなる。

-余談だが、[[《破壊神デス》/《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル》>《破壊龍神》]]のボイスは[[小島史裕]]氏が担当していたが、このカードは[[《龍神ヘヴィ》]]を担当した[[中西正樹]]氏が声をあてている。

**関連カード [#a8edc9b9]
-[[《龍神ヘヴィ》]]
-[[《龍神メタル》]]
-[[《破壊神デス》]]

-[[《破壊龍神》]]

-[[《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》]]
-[[《ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star>》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#h3764e5e]
-[[DMX-04]]&br;'''「[[滅亡の光>《滅亡の光》]]」が今蘇る!'''
-[[DMPP-21]]&br;'''その翼は絶対的な破壊の象徴。その光は滅亡の閃光。だが最強最悪の神でさえも、[[ドラゴ大王>《龍世界 ドラゴ大王》]]には敵わなかった。'''

**収録セット [#jc1624ec]
***[[デュエル・マスターズ]] [#nb279606]
-illus.[[Kazuo Matsushima]]
--[[DMX-04 「フルホイルパック リバイバル・ヒーロー ザ・ハンター」>DMX-04]](S4/S5)
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](52b/???)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#he1a0eb7]
-CV:[[中西正樹]]
-illus.[[Kazuo Matsushima]]
--[[DMPP-21 「ジ・オーバー・ロワイヤル -無法神聖紀-」>DMPP-21]]

**参考 [#z1643e78]
-[[クリエイター]]
-[[ハンター]]
-[[タップイン]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[ワールド・ブレイカー]]
-[[ヘヴィ・デス・メタル]]
-[[【世紀末HDM】 (デュエプレ)]]

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