#author("2020-10-16T03:19:13+09:00","","")
*《&ruby(バラド・ヴィ・ナ・シューラ){一王二命三眼槍};》 [#w952c889]

|一王二命三眼槍 SR 闇/火文明 (5)|
|クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 6000|
|自分がゲームに負ける時または相手がゲームに勝つ時、これが相手のターンで、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、かわりに自分の手札にあるこのカードを相手に見せ、山札の下に置いてもよい。|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|
|鬼エンド:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、自分の山札の一番下のカードを墓地に置く。それがコスト5以下のクリーチャーなら、バトルゾーンに出してもよい。|

[[DMRP-16]]で登場。

[[スピードアタッカー]]と[[W・ブレイカー]]に、相手のターン中に闇と火のマナがあれば、[[置換効果]]で手札から[[山札の下]]に置くことで[[敗北を回避する能力>敗北回避能力]]と、[[cip]]の[[鬼エンド]]で[[山札の下]]のコスト5以下のクリーチャーを墓地を介して踏み倒しを行う[[能力]]を持つ。

1つ目の能力と4つ目の能力がかみ合っており、1つ目の能力で山札の下に置いた《一王二命三眼槍》を、もう1体の《一王二命三眼槍》の4つ目の能力で出すことができる。上手くいけば一気にこのクリーチャー4体+他1体の、計5体並べる事も可能。ちなみに[[進化クリーチャー]]も出せる。

敗北回避能力は、相手ターン中であれば、[[ダイレクトアタック]]はもちろんのこと、大抵の[[エクストラウィン]]も防げてしまう。[[《姫様宣言プリンプリン》]]や[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]などを使う場合は、このカードに警戒する必要が生まれてしまった。
ただし、[[継続的効果]]のある[[《サイバー・J・イレブン》]]や、置換効果のある[[《水上第九院 シャコガイル》]]のエクストラウィンは防げないので注意。詳しい事については[[《完全防御革命》]]を参照。

[[鬼エンド]]も強力だが、捲れる枚数はたった1枚であるが故、狙ったクリーチャーを[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]にくい。
実の処、強いクリーチャーが捲れたらラッキー程度に留めて貰いたい。
より生かそうと思えば、[[《サイバー・ブック》]]や[[《*/弐幻サンドロニア/*》]]などで狙ったクリーチャーを[[山札の下]]に仕込みたいところだが、鬼エンドの発動条件を満たさないといけないことに加え、相手の[[《お清めシャラップ》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]や[[山札送り]]能力などで計算を狂わされる可能性も考えると、積極的に狙っていける戦術ではないだろう。

一方でバトルゾーンが更地でも、何度も[[ダイレクトアタック]]から身を守れる可能性があるのは[[《光牙忍ハヤブサマル》]]や[[《革命の鉄拳》]]、[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]を考えれば分かる通り。条件も非常に緩く、[[赤黒>黒赤]]で種族を気にしないデッキなら難なく防御札として投入出来るだろう。
特に[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の様に何度もダイレクトアタックを防げば、防いだ分だけ次のターンの[[鬼エンド]]が恐ろしい事になる。

そうでなくとも5マナで[[スピードアタッカー]]と[[W・ブレイカー]]を持ち合わせているため、単純なアタッカーとしても十分。

[[敗北回避能力]]のスキと、[[鬼エンド]]の不安定さはあるものの、多彩な能力を持つパワーカードには違いない。
総じて[[ビートダウン]]が流行する[[環境]]なら、このクリーチャーの使用機会も多くなるだろう。

**ルール [#cecbcc5d]
-このカードの[[敗北回避能力]]は[[ライブラリアウト]]戦術には無力。ライブラリアウトによる敗北を回避しても、山札にあるカードはこれ1枚になるので、次の自分の[[ドローステップ]]では当然そのカードを引いてライブラリアウトしてしまう。置換効果は1つのイベントに対して1回しか適用できないため、これを複数枚持っていても2枚以上[[山札の下]]に置くこともできない。
--相手のターン中しか敗北回避できないようにしたのは、そういう狙いもあるのだろう。

-このクリーチャーの敗北回避能力は[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]で無効化されない。これは[[ディスカード]]能力の為。詳しくは、[[《オンセン・無敵タイム》]]を参照してほしい。

**相性の良いカードについて [#b3c0c414]
-[[《百鬼の邪王門》]]から投げつければ相手のターン中の大展開も狙える。このクリーチャーで踏み倒せる範囲はコスト5以下なので、彼方のコスト6以下という範囲が少し勿体ない気もするが、コスト5以下に絞ってみても[[《鬼ヶ大王 ジャオウガ》]]や[[《ツルハシ童子》]]、[[《龍覇 スコッチ・フィディック》]]など中々便利なクリーチャーが揃う。5コストを主軸にした《邪王門》デッキにしても十分やっていけるだろう。

-[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]と共に投入するのもいい。[[革命0トリガー]]が失敗した時の保険になる上に、進化元になれるため[[革命0トリガー]]の不発要因とならない。ただ、ドラゴンでないため、[[【連ドラ】]]には向かない。[[《革命の鉄拳》]]が入るようなデッキであれば、[[《革命の鉄拳》]]の枠を奪って採用ができるだろう。

**その他 [#x3414f79]

-手札から発動する敗北回避能力を持ったカードは、[[《完全防御革命》]]以来。

**[[背景ストーリー]]では [#h5e2609b]
-[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]]の武器として登場。[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]を叩き切ってしまった。


**収録セット [#zc38d7f0]
-illus.[[HMK84]]
--[[DMRP-16]](S10/S11)

**参考 [#e19849c2]
-[[十王篇]]
-[[鬼エンド]]
-[[デモニオ]]
-[[鬼札王国]]